連載小説
[TOP][目次]
ショゴスさん謹製オナホール
 「良いですか坊っちゃま、お一人で寂しいとき、退屈な時はこのオナホールをお使いくださいませ♥きっと坊っちゃまを楽しませることでしょう……」
そう言って我が家のメイドであるショゴスさんはボクに奇妙なピンク色の筒を渡して仕事に戻ってしまった。ボクはショゴスさんと一緒に遊びたかったのに……

 「コレ、どうやって使うんだろ」
試しに指を入れてみると筒は、びくんっ♪と跳ねた。そのまま指を動かして内部の形を調べようとすると中はとてもうねうねしていて触っているだけで気持ちがいい……
「へぇ……こうやって遊ぶのかな」
二本の指を入れると筒は大きく跳ねる。そして円を書くように激しく動かすと筒から液体が溢れでてきた。
「なんか出た!」
それが楽しくてボクは三本めの指を入れる。大きく抜いたり引いたりすると液はどんどん出てくる。少しだけざらざらしたところを押すと特に液が垂れる。楽しくて、何かいけないことをしているような気もして小一時間ほどそうして遊んでいた。

 ふと指を抜いてみるとヌルヌルがついている。試しに匂いを嗅いでみると甘い香りがした。勇気を出して舐めてみるととても甘くて美味しい……
思わず舌を筒の中に入れてみる
中はとても温かく、筒から溢れでるシロップをゴクゴクと飲んでも減ることはない。ざらざらしたところを重点的に舐めると、筒はひくひくと蠕動してどんどんシロップが出てくるのを見てボクは閃く。
「これの中に色々入れたら美味しくなるかも!」
そう思ってボクは貯蔵庫に走る。ちょうど黄色くて細長い果物があったハズだ。浸けて食べるのにもちょうどいい大きさだろう。シロップ漬けというわけである。

 貯蔵庫には思った通り果物がある。たしか『バナナ』という名前だっただろうか。一番大きくて太いバナナを選んで皮を剥く。やはり大きい方が美味しそうだから。そのまま食べても言いが、この奇妙な筒から溢れ出るシロップを浸けてみたいという思いに駆られていた。ボクは、おもいっきり深くまでバナナをねじ込む。すると、今まで以上にシロップが出てくる。同時に何かちょっとだけしょぱい透明な液体も噴き出てきた。
「甘いだけじゃなくてしょぱいのも出るんだ!」
と、感心していると筒の穴の上側に豆のような突起があることに気がついた。不思議に思ってそこをつまんでみると、またしょっぱい液体が勢いよく噴出した。
「すごい!こっちをつまむと塩味で、こっちを押すと…」
バナナで奥の方を押し込むと甘い液体がトロトロと溢れでる。
「お砂糖よりおいしい!」
豆を捻ったり弾いたりするとより勢いよく塩味が出ることに気づいたボクはより楽しい遊び方を覚えたのだった。
シロップと塩味で味付けされたバナナを頬張りながら、他に美味しくなりそうなものを探す。探しながらもボクは豆をいじるのが楽しくて特に意味もなく噴出させて遊ぶ。とてもいけないことをしている気がしてドキドキもしていた。

 ふと貯蔵庫を見渡すとアレを見付けてしまった。異国の野菜でとても苦い、正直に言って嫌いな食べ物。『ゴーヤ』と呼ばれていたそれを手に取る。心なしか、筒が跳ねてそれは入らない!とあばれているようにも見えるけれど気にしない。
「これで味つけしたら食べられるかなぁ……」
好き嫌いはいけないと言われているし、もしこの筒で食べられるようになったら嬉しい。
なによりこの筒にゴーヤを入れてしまったらどうなるのか?という興味を抑えきれなかった。
「ちょっと狭いかなぁ……」
筒の入口はゴーヤを入れるには少し狭く感じる。
「えいっ!えいっ!」
筒の入口を無理矢理開いて入れようとすると筒は大きく跳ねまわり、シロップが凄い勢いで出てくる。ヌルヌルしたシロップのお陰かゴーヤは、すぽんっ♪と入ってしまった。
「あっ……全部入っちゃった……!」
これでは豆をいじって遊ぶことしか出来なくなる。なんとかしてとらなきゃ……
穴を下に向けて筒を握って大きく振ると中のゴーヤは動くのだけれど抜けない。ゴーヤのイボイボが中のスイッチを押しているのかシロップがどんどん出てくるし、塩味も噴出が止まらない。
「ど、どうしよう……」
このままじゃ貯蔵庫がびしょびしょになってしまう……。困ったボクはショゴスさんを探しに走り出す。
「うわぁ!止まらないよぉ!」
走り出したことでなおもゴーヤのイボイボと筒は擦れあい、塩味とシロップが混ざったものが屋敷中に撒き散らされる。

 走り出してしばらくすると、花に水やりをしていたのかエプロンが水浸しになって座りこんでいるショゴスさんを見つける。
「ショ……ショゴスさん!これ!どうしよう!」
だが、ショゴスさんはとても辛そうにしている。
「坊っちゃま……!オナホールで一体何を……♥」
と、ボクの持っているオナホールと呼ばれた筒を見たショゴスさんは、顔を真っ赤にしていた。
「見てこれ!塩味と甘いのが止まらないの!!」
ボクはより噴出しているのを見せるべくショゴスさんの前で豆をいじりまわす。
「ひっ♥ぼ…坊っちゃま…♥わかりました!わかりましたのでお止めください♥」
そういってボクの手からショゴスさんはオナホールを取り上げると、
「んっ…んっ……♥」
少し苦しそうな顔をしてゴーヤを、ぬるっ♪
と取り出した。取り出した瞬間、ショゴスさんのエプロンがまた濡れたような気がする。

 夕食の席、ショゴスさんが作った料理としてゴーヤが出されたが、シロップと塩味のお陰かあの苦さは感じず、とても美味しかった。
「ごちそうさまでした!おいしかったよショゴスさん!」
ボクのお皿を片付けて、礼をしながらショゴスさんが囁く
「坊っちゃま……今夜、坊っちゃまのお部屋にお邪魔してよろしいでしょうか?」
ショゴスさんがボクの部屋に……?昼のあの筒の事で怒られるのだろうか。




 部屋に戻り、ショゴスさんを待つ。せっかくくれたものなのに乱暴に扱ってしまったのだ。怒られても仕方がない……と思っていたが部屋に入ってきたショゴスさんの言葉は意外なものだった。

「坊っちゃま……この筒は坊っちゃまの好きなようにお楽しみくださって結構です」
ですが……とショゴスさんは続ける。
「この筒は本来、坊っちゃまの体の一部を使って遊ぶモノなのです」
それって…
「指を入れたり舌を入れたりすること?」
ショゴスさんは少し困ったような顔をして
「坊っちゃまにこの筒は、少し早かったかもしれませんねぇ……。ですが坊っちゃま、この筒に指を入れてみてどのように感じました?」
うねうねしててあったかくて気持ちがよかった。素直にそう答えると。ショゴスさんの顔が少し赤くなった気がする。
「では、指よりもそうなったら気持ちいい場所に心当たりはございませんか?」
んーーー?ボクはますますわからなくなる、指よりも気持ちよくなれる場所…?
「では、…」
とショゴスさんが続けそうになるのを遮る。
「待って!ボクは自分でオナホールの遊び方見つけるよ!」
ショゴスさんは困ったような笑みを浮かべたあと、
「わかりました。では、これにて私は失礼します。坊っちゃま、こちらが今日の寝巻きとなります。良い夢を……」
と自室へと帰っていた。

 その夜、ボクは凄い夢を見ていた。ショゴスさんにペロペロと体を舐められる夢だ。この夢は最近よく見ているけれど今日はそれだけではなかった。ショゴスさんがだんだんお腹の下の方まで下がっていってペロペロしはじめたのだ。その先にあるのは…おちんちん。
ショゴスさんがそこをペロペロするのをボクは待ちわびていた。おちんちんをペロペロされるのははじめてだったけれど、なぜだかとっても楽しみだったのだ。ショゴスさんの舌がボクのおちんちんの先っぽに伸び……
そこでボクは目が覚めてしまった。


 朝、いつもならまだ寝ている時間にボクは起きてしまった。えっちな夢を見ていたので気分はえっちなままである。おちんちんをみるとビンビンに主張しているのを見て、ボクはため息をついた。もう少しで凄いことになりそうだったのに……
起きておしっこに行けばこのおちんちんはいつも通りに小さくなるのだけど今日は違った。ビンビンのままなのである。気持ちよくなりたい……ムラムラしているとあのオナホールと呼ばれていた奇妙な筒を見つける。
そこでボクは閃いた。これに挿れてみればペロペロしてもらうような感じになるのではないか。


 おそるおそる、穴の入口に勃起したおちんちんを擦り付けてみると、筒が跳ねて穴からぬるぬるが涌き出ててくる。早くおちんちんを入れてほしいのか筒の入口はひくひくしている。
その光景はとてもえっちだ……これはえっちな遊びをするものなのだとボクはようやく気づいた。おちんちんにまとわりつくぬるぬるをもっと出すために、ボクは一気におちんちんを、奥のざらざらしたところをめがけて打ち込む。筒が震えながらシロップを吐き出すのを見てボクは満足感を得ていた。本来の使い方をされて筒が嬉しがっているように見えたのだ。
ふと窓から外を見るとショゴスさんが庭の掃除をしているのが見えた。だが様子がおかしい、なんだかモジモジしているようにも見える。心配になったけれど気持ちがよくて筒を使っておちんちんを気持ちよくする手を止められない。豆を弄くると筒が締めつけながら震えて、よりおちんちんでオナホールを遊ぶのが楽しくなる。
「あっ♥ひぃ…♥おちんちんきもちー♥」
ショゴスさんの方を見ると立っているのもやっとなようだ。ショゴスさんの綺麗な顔を見ながら筒でおちんちんをシコシコしていると、不思議なことに気づいた。筒からおちんちんを抜いたり入れたりすると、それに合わせてショゴスさんがびくりと震える。それが楽しくてボクは何度も何度もおちんちんを奥まで押し込んだり豆を弾いたりして、反応するショゴスさんの奇妙な動きを眺めていた。
「かわいい……♥」
ショゴスさんの事は大好きだけれど、今のモジモジしているショゴスさんはとても可愛いい。そしてまるでおちんちんでショゴスさんをコントロールしているような奇妙な征服感があった。


 「はっ♥うん…♥」
ショゴスさんはどこかに行ってしまったが、ボクはショゴスさんの恥ずかしい姿を妄想しながら夢中になってオナホールで遊んでいた。ところが、おちんちんの奥からなにかがせりあがって来るのを感じる。おしっこ?流石に人から貰ったものをおしっこで汚す訳にはいかない。ボクはおもいっきり引き抜こうとして……
「あっ…♥」
ぴゅっぴゅっ♪
引き抜く時が気持ち良すぎておしっこを出してしまった。


コンコン


「おはようございます坊っちゃま……お目覚めが遅いようですがいかが致しました?」
ガチャリ、とこの時を待っていたかのようにドアを開けたのはもちろんショゴスさんだった。
「あら♥」
恥ずかしいことをしていた、というのはなんとなくわかるボクは、慌ててオナホールを隠そうとするがバレバレであった。
「ご、ごめんなさい!」
貰ったものにおしっこをかけたのだ、とにかくショゴスさんに謝らなければ…
「何も謝ることはございません坊っちゃま♥それはそういう風に”使用”するものでございます♥」
でも…おしっこが…
「これはおしっこではございません♥精液……と言うものでして、坊っちゃまが、たくましい男性になられたことの証なのですよ♥」
どこからともなく柔らかなタオルを取り出したショゴスさんは精液の説明をしながらボクのおちんちんのぬるぬるや汚れを拭き取ってくれる。
「オナホール……お楽しみ頂けましたでしょうか?」
うん…とても気持ち良かった……と答えると、ショゴスさんは本当に嬉しそうな顔で、
「いつでも、どこでも、何度でも、お好きなようにお使いくださいませ♥」
とボクの耳元で囁いた。


 「さぁ朝食の準備はできております。顔を洗って食堂へ行きましょう坊っちゃま」
ショゴスさんはボクの手を引いてドアを開けてくれる。怒られるかと思ったけれど、ボクはこれからもあのオナホールで遊べるのだと思うとウキウキした朝だった。
16/12/01 10:20更新 / 知覚過敏
戻る 次へ

■作者メッセージ
読んでいただきありがとうございます

ショゴスさんかわいいよショゴスさん

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33