連載小説
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そんなに嘘は言ってなかった後編
『あー、研究員全員に連絡をする。幹部殿はお帰りになられた。なので各自緊張を解いて自分の愛しの妻たちと好きにしてていいぞー!』

放送室についた俺は早速館内アナウンスで幹部殿が帰ったことを皆に伝えた。
俺も嫁さんを待たせると機嫌が悪くなるので早く戻る事にする。

さて、この放送を聞いた皆はどうするのかな……


========[ケース1]========


所長のアナウンスであの幹部が帰ったという事を知った。
ちゃんと妻にも所長の声が聞こえたのだろう。
ガラス板の向こうで作業を中断し、すごく不機嫌な顔をしている妻の顔が見えた。
早く行かないと余計に不機嫌になってしまうので急いで目に見えない扉から妻の元へ向かう事にした。



「なあ、今度あのムカつくブタ野郎がきたときにこれわざと暴走させて本当に蒸し焼きにしていいか?」
「…確かにムカついたけどそれだけはやめて。確実に目をつけられちゃうから…」

部屋の中に入った瞬間、やはり不機嫌だった妻からなんとも物騒な発言がとんできた。
本当に蒸し焼きになんかしたら所長のこの作戦が一瞬でパーになる。
そうしたら俺達はこの反魔物領のど真ん中からどこか遠くまで逃げ出さなければならない。
はっきりいって不可能に近いので我慢してもらわなければ。

「だってよー、アタイの旦那の事を生きている価値無いなんて言いやがったんだぞ!しかも本人の前で!」
「まああの幹部は俺がその旦那だって気付いてないからな…」

あのときは目の前で生きる価値なしと言われてムカついたので殴りにかかろうかと思った。
何とかこらえて話を続けたけど少し怒りが言葉に出てしまった。気付かれなかったので良かったが。

「しっかしまあ『旦那はもう捕虜じゃない』ねぇ…くくっ、確かに間違っちゃあいないけどな!」
「報告で嘘はついちゃだめでしょ。まあほんの少しだけ嘘は混ざってはいたけど」

実際に俺は捕虜じゃなくてここの研究員だ。嘘は一切ついていない。
どうやら上手く勘違いしてくれたようであの幹部は気持ち悪い笑みを浮かべていた。

ちなみに、少しの嘘も報告そのものには関わらない事だけだ。

「そうだな、このガラス板、外側からの声は聞こえるようになってるのに音を通さないなんて言ったもんな!」
「しかし本当にお前の技術は凄いな。こんなガラス板までつくっちまうなんて!」
「えっへん!」

褒めたら嬉しそうに腰に手を当ててのけ反った。その姿は反則的なまでにかわいい。

「ところで、これはいつ出来あがるの?」
「ん?この『魔力回路式可動サウナマシーン』のことか?」
「うん、なんのために可動かはよく分からないけどその『魔力回路式可動サウナマシーン』のこと」
「そうだな…あと少しで完成ってところだが、その前に栄養補給しなくちゃな!」

妻の顔がにまっとした。

「えっ!?うわあ!!」

そしてその体型に似合わない強い力で俺は押し倒された。
そのまま俺の上に乗っかり、ズボンに手を掛けてきた。

「栄養補給って…ただヤりたいだけだろ?」
「む…なんだ、嫌なのか?」
「いや、そうじゃないけど…素直に言えばいいのに…」

指摘されて恥ずかしいのか、妻の顔が赤くなっていった。

それと同時に表情が悪戯でも思いついたかの様な笑顔になった。
これはちょっとまずいかも…

「ふんっ…そう言う事を言うんだったら手加減はしないからな!」
「な!?ちょっ!?…うあっ!!」

その笑顔を浮かべたままズボンを下着ごと一気にずり下ろして、その小さな手で俺のペニスをくにくにと握ってきた。
ドワーフならではの繊細な指使いがもたらす気持ちよさによって、あっという間に俺のペニスは数倍に膨れ上がった。

「ほぉ〜、いつもよりも早く大きくなったじゃないか。そんなに気持ちいいか?」
「うっ…すごくね…ああっ!」
「ははっ!嬉しい事言ってくれるねえ♪じゃあこのままアタイの手の中に出しちまいな!」

そう言うとペニスを握っている手を激しく上下に、感じるところを刺激しながら動かしてきた。
もう一方の手は溢れ出る我慢汁を亀頭全体に塗りたくっている。
その容赦ない攻めに俺は耐えられなかった。

「あっ、もっ、でる!あ、うああ!」

限界が来た俺は、ペニスから精液を妻の手の中に勢いよく噴射した。
妻はそれを小さな手で溢さないように溜めている。

「お、いつもよりも量が多いじゃないか!そんなに良かったのか?」
「お、おう…は、激しすぎ…」
「はは、どれ、味の方はっと…ちゅる…んく…こくん!」

手のひらから溢れんばかりの精液をちゅるちゅると音を立てながらおいしそうに飲み始めた。
舌も使って手の中の精液を一滴も残さないようにしている。
見た感じでは幼い少女が自分の精液を舐めているように見え、俺は背徳感とともにさらに興奮してきた。

「ペロッ…ふぅ、相変わらずアタイの旦那の精は濃くておいしいな…おやあ!?もう硬くなってるじゃないか♪」

そんな妻の淫らな行動をみていたら、射精したばかりだと言うのにもう俺のペニスは硬化し始めていた。
硬くなったペニスを見て、妻の目はよりいっそう輝いたように見えた。

「じゃあ次はおいしい精をこっちに出してくれよ!」

そう言った妻は自分の性器を俺のペニスにあてがった。
俺の精液を飲んで興奮したのか、もうすでに妻の性器からは愛液が漏れていた。

「激しくいきたいから…ちゃんと突き上げてくれよ!」
「お、おう…うを!くぁ…!」

妻が一気に腰を下ろして、ペニスを下の口で根元まで飲み込んた。
相変わらずキツイ膣内だ。妻のおなかにくっきりと俺のペニスの形が浮かび上がっている。
こんだけ大きさに差があるのに毎回どうして最後まで入るのか不思議である。
そんなキツキツの状態の中、妻は俺の上で跳ねるように動き始めた。

「ほらほら、アンタももっと動いてくれよ!」
「お、あ、わ、わかった!」
「わかったなrうにゃ!い、いきなり激しす、ひゃ!」

自分だけが動いているのが不満らしく、妻からもっと動いてくれとの要望がきた。
なので俺は妻の動きに合わせて下からいつも以上に大きく何度も腰を突きだした。
その激しさが予想以上だったのか一瞬だけ驚きの表情が表れていた。
だがその表情も、瞬く間に蕩け、淫らなものに変わっていた。

「ふあっ、いいっ!あたっ、奥に!子宮にあたって!あっ!」
「ふっ、はぁっ、はっ!ああっ!」

あまりにも激しく動いているため、何度もペニスの先端が妻の子宮口を突いている。
毎度壊れてしまわないか心配になるが、快楽に満ちた表情を見る限り大丈夫そうではある。
先程から結合部からずっと愛液が溢れて止まらないのでそれだけ気持ちいいのであろう。
俺も妻のキツくものすごい圧力を掛けてきて、なおかつペニスを的確に刺激してくる膣によって、出したばかりだと言うのにもう射精しそうだった。

「ああっ!も、もう、でる!」
「お、おく!だすならあ、アタイの一番奥でだしてくれ!」

妻がそう言ったと同時に膣がさらにギュッとペニスを圧迫してきた。
新たな刺激に俺の限界寸前なペニスは耐えきれるわけがなく…

「でるっ!う、うああああああっ!」
「ああっ!おくに!あついのが当たって!っ〜〜!」

妻の子宮口を貫くかのようにペニスを打ちつけた瞬間、俺はどくどくと勢いよく射精した。
子宮の中を真っ白に染め上げるかのような量が出続けている。
妻もイったのか、しまりのない顔をして声にならない叫びをあげている。


「ふぅ…ふぅ…」
「はぁっ…少しこぼれちまった…もったいない…」

長かった射精もようやく止まり、妻も意識が戻ってきたようだ。
やはり量が多すぎたのか、結合部から精液と愛液が混じり合ったものが零れていた。

「はぁっ、でもよ、よかったぞ。いつもこれぐらいやってくれよ!」
「ふぅ…でも、これ凄く疲れる…」
「おいおい…これ位で疲れてるんじゃないよ。まだまだシ足りないからな!」
「えっ…!?」

そう言いつつにやっとした妻は繋がったまま俺の睾丸をその器用な手で揉んできた。
その手がもたらす快感に、再度俺のペニスは硬さを取り戻した。

(これは当分続きそうだな……まあいいか…)

そう思いつつ、俺達はまたお互いを求め始めていった……



========[ケース2]========


所長のアナウンスが流れてきた。
スライムを根絶やしにしろとかムカつく事を言った、あのいかにもウザそうな幹部が帰ったらしい。
とりあえず協力な精力剤を飲みほし、早速マイハニー達と話せる状態にするべく、装置を停止した。

ひゅぅぅぅぅぅん…

「「ふにゅ〜〜〜〜…」」
「…どうだった?」
「ふにゃ〜〜」
「むにゅ〜〜〜」
「もうとろとろ〜〜」
「すっごくきもちよかった〜〜〜〜!」
「そうか!そりゃあよかった!」

一応人型に戻りはしたが、知性的なマイハニー達が単純な事しか話せなくなるほど気持ち良かったらしい。
こんな蕩けたマイハニー達の姿を見られるとは、あのドワーフはとてもいい仕事をしたと言わざるを得ない。
改めてこの『スライム種専用電動マッサージルーム』の凄さを思い知った。

「でも〜〜〜…にょーーん!」
「ん?うわっ!?」
「いちばんいいのは、アナタといっしょにきもちよくなっているとき〜〜」
「だからシよ〜〜!」

凄さを思い知っているときにいきなりマイハニー達が俺の身体にくっついてきて、そのまま器用に服を脱がしてきた。
そして俺の全身をその弾力性がある青い身体で包んで、全身を愛撫してきた。
左右の手にそれぞれ一人ずつ、顔を覆って来たのが一人、胸を包んでいるのが二人、そして『女王』が俺のペニスを自身の股に作った膣で包んでいた。
そのあまりもの快感に俺のペニスはすでに爆発寸前だった。

「ねえ〜〜きもちいい?」
「うん…もう出そう…」
「はやいよ〜、でもだして〜〜!」
「ああ、だすよ!」
「うわあ〜〜、おいしいのきたあ〜♪」

もともときちんとした処理、つまり俺の精液をトロトロに蕩けきったマイハニー達に注ぐために強力な精力剤を飲んだ事もあり、瞬く間に大量の精液をナカに注ぎ込んだ。
透き通っている青いマイハニーの身体が白く濁っていった。
と思ったら濁りが無くなってきた。どうやら早速分解して吸収しているらしい。

「♪〜〜……はっ!わたくしはいったいなにを!」
「あ、元に戻った」

俺の精を吸収したからか、マイハニーの知性が戻ってきたようだ。

「あ、あなた、これは…その…」
「いやあ、いつもは見れないマイハニーの蕩けきった姿はとても新鮮だったよ!」
「い、いやあ…はずかしいですわ…//」

きっとマイハニーがスライム種じゃなかったら全身真っ赤になっているんだろうな…。
恥ずかしいのか顔を手で必死に隠そうとしている。透けて見えるので意味ないけど。
そのおどおどとした表情も普段は見れないので得した気分だ。

「それでどうする?まだする?」
「あ、あたりまえです!み、皆さんもマイダーリンをもっと気持ちよくさせるのですよ!」
「「「「「はい、女王さま!」」」」」
「みなさんって…全部マイハニーだろ?」
「そうではありますが、皆さんちゃんと意思を持っていますので…」
「わかってるよ。皆個性豊かだもんね!」
「はい」「そうね」「うん!」「ふんっ!」「そうです」

さっきの報告にはウソがある。
沢山のスライムが入っていると言ったが、実はマイハニーである『クイーンスライム』が入っていただけである。
本体の一人と分体が5人で合計6人なので一応数は間違ってない。うん。

本体である女王の命令を聞いた皆は早速俺を気持ち良くするために動きだした。

「では、私は引き続き右腕を揉んであげますね」
「じゃあ私は左腕をこのおっぱいでモミモミしてあげるー!」

右腕を大人の女性タイプの子が、左腕を16歳位の女の子タイプの子が、それぞれ形の良い胸や粘性を持った腕で揉んできた。

「わたしはまたおにいちゃんにキスしてあげるね♪」

幼女タイプの子が俺の唇に自らの唇をくっつけ、ねっとりとした舌で俺の口内を貪り始めた。

「ふんっ!しかたがないからアンタの乳首をアタシが舐めてあげるわ!」
「またそんな事を言って…素直になってはどうですか?」
「う、うっさい!こ、これは女王様の命で仕方なくやっているのよ!」
「じゃあワタシが両乳首を弄ってよろしいのですか?」
「そ、それはだめ!!」
「ふふっ冗談ですよ。では旦那様、ワタシは左、この子は右の乳首を弄って差し上げます」
「うう…」

所謂ツンデレタイプの子が右の乳首を粘液を帯びた舌で弄りまわしてきて、メイドタイプの子が左の乳首に彼女の乳房を押しつけて捏ね繰りまわしてきた。

「どうですかあなた?興奮してきましたか?」
「んんっ!」
「ふふふっ、キスされてますから上手く喋れないようですね。でもあなたの肉棒が徐々に硬くなってきているのがわたくしのナカで感じますわ♪」

その全身に及ぶ攻めに俺は抗う手段を持っていなかった。
背中は彼女達のスライム溜まりが触れているので、そこからも快感が襲ってくる。
なので女王であるマイハニーの身体に作った膣のナカに入りっぱなしのペニスは、すぐにでも精を吐きだすかと思うぐらいに膨らんでいた。

「では、そろそろわたくしも攻めさせてもらいますわ♪」
「んん!んんんっ!」

マイハニーは一切動いていないのにペニスにまとわりついている部分がぐにぐにとうごきはじめた。
器用にも股の粘度を調整しつつ動かしているようだ。さすがスライム。
その人ではありえない擬似的な膣の動きに俺はなす術が無かった。

「んんんっ!!んんっ!」
「まぁ♪ピクピクと震え続けていますね。もう出そうなのですね♪」
「んん!!」
「いいですわ…たくさん注いでくださいね♪それこそわたくし達全員を真っ白に染め上げるように!!」
「んんっ!!んんんんんんっ!!!」

マイハニーが注いで下さいと言ったとたん、ペニスにまとわりついていた壁がきゅっと締まった。
いきなりの、しかも不思議な感触の攻めに、俺は耐えきれず精液をビュクビュクと出してしまった。

「ああ♪あなたの温かみを感じますわ♪」
「きもちよかったんだね、おにいちゃん♪」
「感じてくれて嬉しいです!」
「私のおっぱいも気持ちよかった?」
「一生懸命奉仕したかいがありました。」
「ふんっ!もっとだしなさいよ!これじゃあ足りないわよ!」

更に続く攻めによって俺の射精はなかなか止まらない…
いや、止まってもまだまだ続くのだろう。それこそ分体がもう一人増えるくらいまでは。

「ふふっ…ナカに出してもらってからでなんですが、今度は口のナカに出してもらいますね♪」
「う、うん…んぶ!」
「へへっ!次は私がキスしてあげる!」
「あっ!ずるい!!」
「ワタシがしてあげようと思っていましたのに…」
「じゃあわたしはおまたを左手で弄ってもらうー!」
「べ、べつにアタシがキスしたかったとかじゃないんだからね!!」

(はは…まあいいや…ずっとこうして生活しているわけだし…)

こうして俺はマイハニー達がもたらす快感の中に溺れていった……


========[ケース3]========


所長の放送によるとどうやら人の嫁を蛇の化け物と言ったあのムカつく幹部は帰ったようだ。

(所長も急に慌てるなよ…バレると思ったじゃないか。まあ俺もムカついて思わず壁にボードを叩きつけちゃったから人の事は言えないか…)

実際あの扉の向こう、つまり俺達夫婦の寝室では俺の嫁のラミアが安らかにスースーと寝息を立てながら気持ちよさそうに寝ている。

がちゃっ!

「ふぁ〜〜…おはようアナタ…もう幹部帰った?」
「やあおはよう。今ちょうど帰ったところだよ」

訂正。扉の向こうで寝ていた妻が起きてこっちにきた。

「一応聞くけど、幹部さんに鼻の下をのばしたりして無いでしょうね?」
「…オマエは俺をガチホモとでも思っているのか!?」
「あ、今回は男だったのね。ごめんなさい」

確かに前回来たのは女性の幹部、というかシスターだった。
なので嫉妬深い嫁がそう聞いてくるのはわかる。だから冗談を含めつつ質問を返した。

「ところでアナタ…帰ったってことはもう良いんでしょ?」
「もう良いって…なんのことだい?」
「もう…わかってるくせに♪」

そう言いつつ嫁は俺の身体に自身の蛇体を巻きつけてきた。
しかもペニスを刺激しながら、さらにそこそこ豊満な胸を身体に押しつけながらというおまけ付きだ。

この装置の中に入っている嫁の皮膚、実は2日前に脱皮したものである。
なので今の嫁は好色な魔物そのもの、俺と繋がりたくてうずうずしているのだ。

ちなみにこの装置は只の保管場所である。通称メモリアルボックス。
魔力によって傷つかないようにずっと置いておく事が出来る優れものだ。
夫婦になってから初めての脱皮だ。思い出は大切にとっておきたいだろ?

もちろんラミアの脱皮したものから高濃度の魔力なんか放出してはいない。あの報告に限っては嘘の方が多いのだ。

「あら?もう準備出来てるみたいね♪」
「おかげさまでな…っていつの間に脱がせたんだよ!ちゃっかり自分も脱いでるし!」
「うふふ…もう我慢できないんですもの!」

いつの間にか俺の下半身は露出していた。先程の刺激もあり、言葉通りすでに勃起していた。
それだけでなく嫁の普段から最低限しか隠していない布も取り外され、隠してある胸のピンクの突起や蛇の身体と人間の胴体の繋ぎ目辺りにある秘所が露わになっていた。

「でも、最初はキスからするね…ちゅ♪」
「んっ、ちゅぷ…ん!」

キスをすると言ったとおり、嫁はその綺麗な唇を俺の唇に重ねてきた。
もちろん重ねただけで終わらず、ラミア種特有の細く長い舌を俺の口内にねじ込んできた。
器用に動くその舌で俺の舌を巻きつけて、まるでペニスにするかのように舌を前後に滑らしてきた。
そのたびに互いの唾液が混じり合う。相変わらず嫁の唾液は何故か甘く感じる。

「ちゅぱっ……ふふ、蕩けた顔になってる…そんなに気持ちいい?」
「ああ、でもお互い様だろ?」
「ふふ〜ん、だってアナタの唾液、ものすっごくおいしいですもの♪」

嬉しい事を言ってくれる。

「でもぉ…そろそろせーえきが欲しいなぁ♪」

そう言って自分の秘所を2本の指でくぱぁと広げた。
それにあわせて秘所から愛液がとろとろと溢れ出てきた。
そんな嫁の淫らな姿に俺は興奮し、ペニスは最高潮に勃って、先端からは我慢汁が同じように溢れ出ていた。

「うふっ♪入れてあげるね!……はぁあ♪」
「うお!あいかわらず凄い…!!」

嫁がもう一方の手で俺のペニスを秘所の入口まで導き、俺の腰を自分の方に押しつけて一気に膣内へ入れた。
何度も肉棒が出入りしているはずの膣内は、初めてのときとさほど変わらない締め付けを感じさせる。

「今日はアナタは楽にしてていいからね♪」
「えっ?…ってうお!!」

楽にしてていいとか言いだすので何事かと思ったら、自分の意志とは関係なく腰が前後に激しく動き始めた。
どうやら巻きつけてある嫁の蛇体で動かしているようだ。
自分の意思じゃないからか、なんか変な気分だ。

「ちょ、ちょっとまて!ストーップ!!」
「やぁ♪」
「やぁ♪じゃなくて止まれって!」
「もう…なによぉ…」

必死に叫んだので何とか止まってくれた。

「なに?気持ち良くなかった?」
「いや、気持ちはよかったけど……なんかディルド扱いされてるみたいで嫌だ」
「あっ…」

俺を使ってオナニーするのは止めてほしかったのでそう言った。
でも、俺が言った瞬間、嫁はしゅんとしてしまった。

「ごめんなさい……はやく出してほしくてつい…」
「いやいいさ。わかってくれたからね。じゃあ続きしよっか」
「はい……あっ♪」

嫁の悲しい顔は見たくないので早々にこの話を切り上げて、俺は自分の意思で腰を激しく打ちつけはじめた。
やはり快感が襲って来たのか、嫁の顔は徐々に悲しみが消えて淫猥なものへと変化していった。

「ああ!そこ!そこすっごくかんじるの〜〜!」
「ふっ、こ、ここか?」
「そう!ああ♪イク!イっちゃう!!」

コリコリとしている部分をペニスで擦ると大きく反応を示した。
どうやら敏感な場所らしい。今まで気がつかなかった。
そして言葉通りイキそうなのか、膣の締め付けがより強くなって精液を搾りだそうとしてきた。

「お、俺ももうイキそう…!」
「じゃあ、いっしょに、イって!」

とどめとばかりに膣内がきゅっと絞まった。
そうされてはもう我慢できない。

「ああ!!…もう、もう…ああっ!!」
「あ、ああ!イく!イッ〜〜〜〜〜〜〜♪」

最高の快感によって俺は精液を嫁のナカに放出した。
嫁も上体を反らし俺を締め上げてきているので同時にイったようだ。
その締め上げによって更なる射精を促されてなかなか止まらない。
なのでしばらくの間、快感に身を任せることにした…



「ふぅ……」
「ああ…しきゅうのナカ、あなたのせーえきでいっぱいなの…♪」

ようやく射精も止まり、嫁も絶頂から帰ってきたようだ。
かなりの量射精したはずなのに一滴も漏れ出してこないのは不思議である。

「じゃあ抜くぞ…」

大量に射精したので、少し休憩するために抜こうとした。

「え〜、いやぁ♪」
「えっ!?ちょっ!!」

が、嫁の蛇体が締め付けてきて俺の腰を動かせなくした。結果抜く事が出来ない。

「このままもっとするの〜♪」

そういって嫁は膣をぐにぐにと動かし俺のペニスを揉みしだいてきた。
その魔性の膣の動きで俺のペニスはまた元気になった。

「もっとがんばってねアナタ♪」

壮絶な笑顔で嫁が頑張ってと言った。

(やれやれ、しょうがないなぁ…)
「あんっ!も〜いきなりおっぱいを揉まないでよ〜♪」

確かにまだ俺の性欲も萎えていないので、嫁の希望通りこのまま第二ラウンドに突入することにした……


========[ケースEX]========


「ただいまー」
「おっそーい!!」

放送を終えて早足で嫁さんのところに戻ったが、それでも遅かったらしい。
ベッドの上に座りながらその可愛いらしい顔の頬を膨らまして文句を言ってきた。

「これでも結構早かったと思うんだけど…」
「ワタシにとっては遅かったの!!待ってる間にオナニーまでしちゃったじゃない!」

湿り気を帯びている指を俺に指してそう言ってきた。
確かに今の嫁さんは服装が乱れており、秘所にいたってはまるだしであった。
しかもかなり濡れている。本当にしていたのだろう。ベッドのシーツもビショビショである。
さっき別れてから20分も経過していないのに…そこまで我慢が出来ないのか…

「そうは言っても、片付けとかしてたらこれ位の時間は流石に掛かるよ」
「片付けって何よ?そんなにあったっけ?」
「最後あの幹部にいろいろと見せてたんだよ。その片付け」
「なるほど…だから『室温調整快適マシーン』持ってきてるのね…」
「そう!今からこれ片付けるのも面倒だから持ってきた」

そう、今俺はある物を手に持っている。
それはあの幹部もかなり気にいっていたものだ。
その名も『室温調整快適マシーン』である。

これは部屋の温度によって中に仕込まれている魔石が反応して、段階的に熱風または冷風を放出して快適な室温にしてくれるというまさに快適マシーンなのだ!しかも持ち運び可能!(※運べる全自動エアコンみたいなものです。)
これさえあれば寒い冬や暑い夏でも快適な部屋で嫁さんとイチャイチャし続けられるのだ!!
あまりにも快適過ぎてその部屋から動けなくなってしまうから報告で嘘はついていないぞ。

「まあいいよ…それより早くシよ♪もうワタシもあなたも準備出来てるようだしね!」

そう言って嫁さんは俺の膨らんでいる股間を凝視しながら、自分の秘所を俺に見せつけるように指で広げ始めた。
白い顔はほんのり紅く染まって、目も潤んでいる。興奮しているのだろう。
……もう我慢出来そうもないが、いつまでも『白い』嫁さんに一言言っておこうと思う。

「いいけど…いつまで『エンジェル殿』でいるんだい?」
「あっ、いっけね!…ん〜えいっ!」パチンッ!

嫁さんが指を鳴らした瞬間、白かった嫁さんが黒くなった。
もう少し細かく言うと、エンジェル特有の白い羽は闇の様な黒い羽に変化し、金色の輪や髪の毛は紫色の輪や月の光を想わせる銀色になり、透き通るような白い肌は魔性を帯びた蒼色になりルーンが浮かび上がる。そして青空のような色の瞳は不気味に光る紅色に変わった。

そう、俺の嫁さんは本当はダークエンジェルである。
今回のように教団のおえらいさんが来るときは魔法で光の波長を変えてエンジェルに見えるようにしているとのこと。
このように繊細な魔法を使えるので、本当に研究所内の魔力が簡単には漏れ出さないようにしているのだ。
…まあ暴走して吹き飛ぶ事は嘘だが。あれは万が一にもこの『エンジェル殿』になる魔法が解けてしまわないようにする為である。

「えへっ、これでいい?」
「うん、元に戻ってるよ」
「じゃあ早速…ね?」
「ああ…いいよ」

ダークエンジェルに戻った嫁さんが上目遣いで求めてきたので、その希望に応える事にした。

俺は自分のズボンから既に勃起している肉棒を取り出して、先程と同じく指で広げている秘所にあてがった。

「挿れるぞ…」
「うん……あっ、きたぁ♪」

そのまま俺は嫁さんの腰を引きよせて、ずぶずぶと肉棒を膣内へと挿入した。
待ち遠しかったのか、挿れたとたん嬉しそうに顔を綻ばせ肉棒を膣でぎゅむぎゅむと扱いてきた。
きもちいい。しかし、ただじっとしているのはお互いにあまり好きではないので腰を動かすことにする。

「はっ、ふっ、はっ、ど、どうだ?」
「あっ、あっ、きっ、きもち、い、いぃいっ!」

嫁さんの少し小柄な身体を持ちあげて一心不乱に腰を打ちつける。
互いが完全に密着する度に亀頭が子宮に当たっている。
嫁さんは相当いいのか、うまく言葉を出す事が出来ないようで蕩けた表情をしている。

「んっ、あっ、あな、た、きっ、キス…んんっ……♪」

今度はキスをして欲しそうだったので、その可愛らしくも美しい唇に吸いついた。

「んんっ……ちゅぱ…れる……」

そのまま嫁さんの唇を舌で割って口内に侵入させ、嫁さんの歯や舌を舐めまわした。
そのうち嫁さんも舌を動かし俺の舌に絡めてきた。
流石に魔物なだけあって、最初は俺が攻めていたのにいつの間にかその舌技に為されるがままになっていた。

「んんっ……ぷはぁ!」

息苦しくなったので、名残惜しいが互いに唇を離した。
二人の唇の間には互いの唾液でできたアーチが掛っている。

「ああっ!あなた、ナカで、さらに大きくなって、もう、で、出そうなのねっ!」
「あ、ああ、嫁さんのキスがあまりにも良すぎて…」
「う、うれしいっ!じゃあ奥に出してね♪」

そう、嫁さんの巧みなキスによって俺の肉棒は欲望を爆発する寸前だった。

「ぅぁぁあ…」
「ぁっ…な、なんで抜こうとするの…?」

嫁さんが奥に出せと言ってきたので、肉棒が抜けるぎりぎりまで大きく腰を引いて…

「はあっ!!っああああ!!」
「ひゃあああ!!あついのがしきゅうにぃぃぁぁぁあ!!!!」

一気に根元まで引き入れた!
そのまま子宮口に抉り入れたと同時に俺は勢いよく射精した。
ナカに出されているのがわかるのか、嫁さんは淫らに叫び声をあげながらイッていた。

「ああぁぁあ♪もっと、もっとぉ♪」
「くぅあ…!それキツ…!!」

完全にイッた嫁さんが精液を搾りとるかの様に膣内を圧迫してきた。
予想外の攻めに俺の肉棒は更なる射精を行っていた。
流れ出る精液が止まらない…!!

「いいのぉ♪しゅごくいいのぉ♪」
「ぅくっ…はぁ…まだ…!」

更に嫁さんが足を俺の腰に絡めてきて、まだ出ている最中なのに自分からも腰を動かし始めた。
激しく動くため結合部からは精液と愛液が混じったこの世で最も卑猥な液体が溢れだしていた。




「ハァッ…ハアッ……ふぅ♪きもちよかった♪」
「ははっ………ふぅ……」

実際はわからないが、体感時間では約1時間は出し続けていたんじゃないだろうか?
ようやく嫁さんは満足し、落ち着いたようだ。
俺は疲れ切ってベットの上でだらんと寝転がっている。

「あーあ、万魔殿に行けばずっとヤリ続けていられるんだけどな〜…」

訂正。満足まではしていなかったようだ。
そういいながら体力切れして倒れている俺をじと目で見てきた。

「そう言うなって。もう決めた事だろ?」
「うん…ならもうちょっとでいいから体力つけてよね!」
「…善処します」

そう、俺達はこの先当分の間は万魔殿に行くことは無い。
なぜなら、この研究所の事があるからだ。

この研究所は、人類の敵である魔物を捕獲し、魔物自身やその魔力について研究・実験を行い、様々な魔物を地上から排除出来るように道具や兵器を製造している、教団が管理している施設だと表向きにはなっている。
だが実態は、この反魔物領の中で魔物と結ばれた者達の為の生活場所兼より良い生活を送れるように便利グッズを開発している施設となっている。

もちろんそんなこと教団の人間は知らない。知ったら研究費用を止めるどころか、俺達は全員処刑されるだろう。
俺達研究員は勇者と違い戦闘訓練などしていない。インキュバスになっている者も中にはいるが、所詮只の研究員。教団の兵士や勇者には敵うはずが無い。つまりバレたら親魔物領まで逃げ切るという事も困難なのだ。
かといって愛している嫁さんと離れて暮らすなんてことはできない。
この仕事を辞めるという方法は無理だ。よほどの事が無い限り辞める事が出来ない制度なので不可能なのだ。

なので俺達は教団の偉い人達を虚実を混ぜつつ騙し続け生活することにした。
バレるリスクもあるが、今日来た幹部みたいに簡単に信じる者が多いので当分は問題ないだろう。

このような生活が出来るのも嫁さんのおかげである。
この研究所に配属されてからすぐ俺に恋心を抱き、そのまま結ばれて堕ちた嫁さん。
もちろん最初は万魔殿に行こうとした。
だけど、当時からこの研究所には俺達以外にも魔物と夫婦になっている組が多かったのだ。
所長である俺がいなくなった場合、代わりの者が所長になるだろう。
だが俺達は一見すると原因不明の蒸発をしたわけだ。教団が(真実ではあるが)魔物が原因だと考える可能性が高い。
そうすると代わりに所長になるものは勇者のように強く、反魔物思考が強いものになるだろう。
すると、ここにいる皆はどうなるのか…容易に想像がつく。
その事を嫁さんに言ったらここに残る事をすんなりと承諾してくれた。
曰く「あなたが居れば別にどこでどんな生活しててもいいし…それにワタシ達だけが幸せになって他の皆が不幸になるなんて堪えられないよ…だから皆がここで幸せに暮らせるためにも協力するよ!」とのこと。
このときは皆の幸せも考えられるなんて堕ちてもエンジェルなんだなと思ったもんだ。

「なあ…本当に後悔してないか?」
「何度も言わせないで…あなたと一緒に居られるのなら別にどんな生活でも良いって言ってるでしょ!」

後悔してないかと聞いたら、とびっきりの笑顔でこう答えてくれた。
この笑顔があるから、この笑顔を守るために、俺達は今後もこうやって生活していくだろう。

(まぁ…この研究所内で大体のものは手に入るし、生活をより良くする為の研究をしているんだ。全員辛い思いは実際あんまりしていなさそうだし、今ある幸せを堪能しますか…)

そう思いながら、嫁さんの可愛い唇にそっと触れるだけのキスをした…
嫁さんは嬉しそうに微笑んだ……

12/01/31 21:41更新 / マイクロミー
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■作者メッセージ
いろいろとやりたいことを入れてる内に長くなってしまった後編、いかがでしたか?
いろいろとやってみた結果、同じようなものが4パターン出来ただけな気もしますが…
あと、前編ももうちょっとイラッとくるように出来たらよかったのですが…どうも上手くいきません。

ここまで読んで下さりありがとうございます!
ここはおかしいぞ!!という場所がありましたら指摘してください。

さて、狐憑きさんを愛でに行こう。

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