連載小説
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成熟期
それから段々と落ち着いてきて………

あの子も大人になってきたって感じかしら?

見た目もそうだけど言葉づかいや態度もちゃんと奴隷らしくなってきたし、街に行った時も私を立てて行動してくれる

昔のような初々しさはすっかり抜けてしまってきたが、かつてのように可愛い一面はまだまだ健在だ

だけどジン君とリサは私たちより先に式を挙げて新婚生活を謳歌しているのでちょっと遅れてしまった気分だわ

まぁ、私のアゼルに対する愛ならば負ける気はしないからいいけれど










さて、夕食の準備も終えましたしリビングでくつろいでいるご主人様を呼びに行きますか

………ご主人様には今まで育ててもらった恩と寵愛を受け、他にも多々迷惑を掛けてしまっていた訳ですので、奉仕することで恩返しになればと思うのですが

本人は「アゼルが私の隣にいて、私を好いていてくれればそれで十分だわ」と仰られていましたが、それでは物足りない気もするのです

確かに私もご主人様と共に生活し、彼女に奉仕する毎日はとても幸せだと思っています

そして心の底から彼女を愛し、もしも彼女が居なくなった時のことなど想像できないほど信頼しています

だからこそ彼女への感謝の気持ちを自分にも納得できる形で恩返しをしたいのです










月明かりの差す寝室で私とご主人様はベットの上で抱き合っていました

正確には私が自分の上にのしかかっているご主人様に奉仕しています

ご主人様は私の口に自らの乳房を押し付け、逃げられないように両手を使って私の頭をしっかりとロックしている

しかし私は彼女を拒むことなく、むしろ進んで彼女のたわわに実った果実へ舌を這わせています

どのように、どのぐらいの力で甘噛みし、舌を這わせれば彼女がもっとも感じるというのは、今までの人生のほとんどを彼女との交わりで過ごしている私にとっては当然のように身についています


 「アン♥んぅ♥……ふふふ……上手よ……アゼル♥……」


彼女への奉仕を続けていると次第に口の中に甘い母乳が広がってきました

物心がつく以前……というよりも赤子の頃から味わい続けているそれは私にとっては非常に甘美で、何物にも勝る好物です

元々ご主人様はこのような母乳体質はなかったそうですが、赤子だった私を育てるために知り合いのバフォメット様に頼んで母乳が出るようになる薬を調合してもらったそうです

本当に……ここまでしてもらえる私は幸せ者です……


 「もう、情事の時に余計なことは考えないの♥今あなたがすることはおっぱいだけで私をイかせることなんだから♥」


 「すいません、少々幸せを噛み締めていました」


思考を中断し再び彼女への奉仕に意識を向ける

口だけでは片乳にしか奉仕できないのでもう片方に手を伸ばし、そちら側への奉仕も開始する

まずは優しく掴み、全体を揉みほぐすように片手では収まりきらない大きな乳房を優しく揉む

いつまでも揉み続けたくなるほどの手触りと柔らかさですが、先端のピンク色の蕾から私の好物がしみだしてきたのを確認して手の動きを止める

代わりに人差し指と親指を痛くならない程度につまんでこねくり回す


 「んっ♥アッ♥いいわっ♥その調子でっ♥続けなさい♥」


彼女の快楽の度合いをみて段々と手と口の動きを激しくしていく

ちろちろと垂れてくるだけだった母乳も段々と分泌量が増えていき、次第にはぴゅぴゅっと噴出するぐらいの量になっていく

口からこぼれていた嬌声も段々と大きくなり、ご主人様の顔も快楽に塗れてくる


 「アッ♥んっ♥んっ♥ふっ♥」

 「あぁあぁぁぁぁあぁぁん♥…………ふぅ♥………ふぅ♥………良かったわよ………アゼル♥」


ビクビクと体を震わせてご主人様は絶頂に達しました

それと同時にぷしゃああと効果音でも付きそうなぐらいの勢いで墳乳しシーツの上に飛び散る

もちろん片乳を口にふくんでいたので私の口内にもご主人様の母乳が同じように流し込まれ、ごくごくと喉を鳴らして飲み込む

なんだかホルスタウルスを妻に持つ男性の気持ちが分かる気がしますね


 「それじゃあ……奉仕してもらった分の対価………ご褒美にたっぷりと気持ち良くしてあげるから覚悟なさい♥」


ご主人様は快楽の余韻から抜け出すと、私の頭から手を放しゆらりと立ち上がった

嗜虐的な笑みを浮かべつつも柔らかな雰囲気を纏わせている彼女は私のそそり勃っている愚息を優しく踏みつけた

普通の人間であれば踏まれることに抵抗や嫌悪感がある方が多いそうですが、ご主人様によって奴隷としての教育を受けて育った私にとってはご褒美でしかありません


 「もうこんなに固くしちゃって♥………そんなに私に踏まれたかったのかしら♥」


もちろんです、と答えたいところですが、自分が快楽を与えられるよりも主へ快楽を与えることを優先させるのは奴隷として当たり前のことですので口にはしません

ご主人様もそれをわかっているので私の返事を聞かないまま足コキを続けます


 「飢えた獣の涎みたいに我慢汁をだらだら流して………仕方の無い奴隷ね♥」


足の裏全体を使って扱き、次に指の間に亀頭を挟んでくちゅくちゅと擦る

私の好きな行為でじわじわと責め少ずつ快楽を与えて屈服させようとするご主人様の姿はまさにダークエルフと言える雰囲気を醸し出しています


 「ほらほら奴隷らしく情けない声を上げながら出しちゃいなさい♥」


グリグリと足で愚息を踏みにじられ、じわじわと快楽がこみあげてきます

私がご主人様にどのように奉仕すれば良いのかをわかっているのと同様にご主人様も私をどのように嫐ればいいのかも知っているので射精させられてしまうのも時間の問題でしょう


 「ふふふったっぷり出たわね♥大好きな私の足に踏まれて……足の裏をべとべとの真っ白にしちゃうくらい気持ち良かったのかしら♥」


ご主人様の足に踏まれながら射精している私にご主人様は追い打ちをかけるかのように強く踏みつけ、足の指を器用に使ってすべて出し切るように促します

やがて射精を終えると満足したような嬉しそうな笑みを浮かべ、まだビクビクと脈を打っている私の愚息の上から足をどけずに言いました










5度目の中出しを終えてもまだまだ萎える様子のない愚息を感じながら私の上でご主人様は微笑みました

普通の人間ならばこれほどの精力に驚いてしまうかもしれませんが、かなり若い時から既にインキュバスとなってる私にとっては別段驚くことでもありません

………まぁ長い時間ご主人様と交わることができるのはかなり嬉しいですが


 「まだまだイけそうね♥まぁ無理って言っても私が満足するまでは出してもらうけど♥」


私としても自分が限界に迎えようがご主人様に満足してもらうまでがまぐわいですので頑張るつもりですが

ご主人様が絶頂の余韻から抜け出したのを確認すると私は下から軽く突き上げます

まぁ合図のようなものですね


 「ぅん♥ふふふもう大丈夫なのね、元気なアゼルは好きよ♥」


ご主人様はそういうと腰をグラインドさせて私から搾り取ろうという動作を再開させました

あふれ出る精液にも構わず、むしろ潤滑油としてゆっくりと、まるでなじませるかのように腰を動かす

たぷたぷと震え、先から甘い母乳がしたたり落ちている乳房にはしゃぶりつきたいほどの魅力がありますが、ご主人様の許可なくしてはそれは許されません


 「そんなにおっぱいを見つめて…♥…でもダメよ、もっとあなたからも突いていっぱいイかせてくれないとあなたの大好きなおっぱいには触らせてあげないわ♥」


そう言って跳ねるようにして動き始めたご主人様に合わせて私も腰を突き上げます

回数を重ねるごとに相性と感度が良くなり、搾精に磨きがかかっていくご主人様の蜜壺は容赦なく私に快楽を与えてきます

それだけでなく成人したダークエルフとして、私の主としての技術を備えたご主人様は私の弱いところ等を確実に攻めてきます

しかし私もただ絞られるだけではありません

幾度となくご主人様を絶頂へと導いてきた技術だけでなく、ご主人様の膣の様に段々とご主人様専用に特化していく男性器があるのです

ただ搾り取られるだけでなく、ご主人様への奉仕もしっかりとこなしてみせましょう


 「ふふ……いいじゃないその調子よ♥……まだまだ頑張れるでしょ♥」


余裕そうな声で腰をグラインドさせているご主人様は声とは裏腹に少々感じてきている様子でもあります

なのでご主人様の弱い部分を重点的に責め、ご主人様にささやかな抵抗をします

奥まで腰を突出し、壁に擦らせるようにして腰を引きそれを繰り返す

単純なことですが、私とご主人様の双方がしっかりと快楽を得れるようになっています


 「アッ♥いいわっ♥そのままっ♥続けなさいっ♥」


しかし、既に何度かご主人様に中出ししてしまっている私の愚息は結構敏感になってしまっており、そろそろ限界を迎えようとしてしまっています

ギリギリまでは粘るつもりですが、どれほどご主人様を満足させることができるでしょうか


 「あっ♥………もうでちゃったのね♥………だけど私はまだ満足してないわよ♥」


しばらくは歯を食いしばり、私を絶頂に追いやろうとする快楽に耐えていましたがいくらインキュバスと言えども魔物に与えられる快楽を耐えきれるはずがありません

ご主人様の最奥に突き立てたと同時に射精し、彼女を孕ませるべく彼女の淫壺へと己の精を注ぎ込みます

しかし今回はそれだけではご主人様は絶頂へと至らなかったようで、物足らなそうな表情を浮かべています


 「ん♥アッ♥ちょっ♥そんなっ♥いきなりっ♥激しっ♥」
 「もうっ♥ダメっ♥きちゃうっ♥んんんんんんん♥♥♥」


奴隷である自分だけが射精してしまい、満足するわけにはいきません

そう判断した私は自分がまだ絶頂の影響で敏感になっているのにも構わず乱暴に腰を突き上げ、ご主人様へ快楽を与えます

もちろん私の愚息は敏感になっていますのであっという間に射精してしまいますが、ご主人様の中に精を注ぎ込みながら突き上げる

いつもなら私が射精した後、少しの間ご主人様と愛の言葉を交わすので油断していたのでしょう、私の不意打ちによってご主人様は自分から動けずに私になすがままにされていました

そしてすぐに体を反らせて絶頂に達し、膣内がキュウキュウと締め付けられます


 「ふぅ♥ふぅ♥………もう♥急に乱暴にするから驚いたじゃない♥………じゃあ次はもっとゆったりねっとりするわよ♥」


ご主人様の愛奴隷である私にその命令に背くことはできませんし、背くつもりもありません

私の夜はご主人様が満足するまで終わらないのです
12/07/01 23:08更新 / 錆鐚鎌足
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■作者メッセージ
アゼルくんは大人になってしまいましたが、あと1話だけ続くんじゃよ
ゲームにしろ、小説にしろ主人公やヒロインが精神的にも肉体的にも成長していくっていう作品は好きなのでっていうのもこの作品を執筆し始めた理由ですね

バフォ「そんなことよりずいぶんと執筆のペースが落ちたのじゃないかの」

最近リアルのほうが少し忙しくなってきてあまり時間が取れてないですからねぇ………申し訳ないです

サキュ「まぁ少しずつでも書いていくのが大事ですけど、内容はできるだけのものを完成させてほしいですね」

それに関しては……やれるだけのことはやるつもりですねぇ………

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