連載小説
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旅59 結んだ想いが実らせた形
「ベッドが一つ……だと……!?」
「大きいベッドだね……二人で寝られるぐらいにね」
「まあたしかにそうだけど……してやってくれたなアメリちゃんめ……」

サマリからの告白を受け、晴れて恋人となったその日の夜。
サマリに引きずられる形……というかもはや担がれた状態でドイコサルアのとある宿の泊まる部屋に入った俺とサマリ。
その部屋は少し広めで、鏡や衣装掛け、化粧台なんかがあり、トイレとシャワーも付いている……が、何故かベッドは大きいものが一つしかなかった。
まあ『テント』の物より大きいので二人一緒に寝られる大きさではあるが……いきなりサマリと二人くっついて寝ろと言われても焦らざるをえないだろう。

「さあユウロ、いきなりだけど……始める?」
「え、いや……出来ればもうちょっとだけ待ってほしいかなと……心の準備が出来てないというか……」
「もう……仕方ないなぁ……今ならあまりないけど私のおっぱい触り放題なのに……」
「え、あ、いやまあ……それはそれとしてな……」

たしかに俺はサマリの告白に応えた。そして、今俺達は恋人となった。
まあ……正直なところ本当に傷付けてしまわないかという不安は未だにある。
でも、サマリに大丈夫だって言われて落ち着いたし、それに、本当に大丈夫な気がしてきた。
それと、旅をしているうちに俺の方もサマリに惚れていたのは事実だ……初めはただ気が強くて家事が出来る女の子ぐらいにしか思っていなかったけど、旅を続けているうちにいつしかサマリという女に惹かれていた。
何時頃からサマリに惚れていたのかは自分でも思い出せないけど……特に最近はサマリと触れ合う度にドキリと鼓動が揺らいでいたほどだ。まあ変なプライドもあって表に出さないように頑張っていたが。
そんな感じに好意を寄せている女の子にあそこまで言われてしまっては断る事なんか出来なかった。

「まあ荷物は隅に置いておいて……じゃあとりあえずベッドに座ってお話でもしようよ」
「ああそうだな……よいしょっとうわっ!?」
「ふふ〜ん、捕まえた♪」

ただ現在そんなサマリが珍しく魔物の本性をむき出しにして俺を誘っている。
そういえばサマリの告白を受ける際に子供がほしいって強く強調して言ってたし、それにもう我慢できないなんて言ってた気もする。そりゃあそういう事が出来る仲になった今であれば誘惑もするだろう。
だがしかしいくらなんでも今からすぐ性行為をしようだなんて言われても俺の方の心の準備が出来ていない。
魔物だと人間と比べて極端に子供は出来にくいとは聞いたが、それでも出来ない事はないわけだ。
だから……正直言ってまだ抵抗はある……のだが、そんな事はお構いなしにサマリは普通に話しをする風に装って俺をベッドに座らせたと思ったら押し倒してきた。
よっぽど俺が暴力をふるったりしないという自信があるのか、それともただセックスしたいだけなのかは知らないが……顔を若干赤らめてにやけている様はまさに魔物のそれだった。

「お前、そんな事して良いと思ってるのか?」
「うん!だって私達恋人だからね。いずれは夫婦になるし、それに……」
「それに?」
「こうでもしないと絶対ユウロ逃げるもん」
「……否定できません……」

服を脱ぎ、ベッドの上に倒れた俺の上にのしかかってきたサマリ。
さほど重くはないが、ベッドが俺達の重みで少し沈み軋む音が部屋内に響く。

「むふふ〜♪ユウロの匂い〜♪」
「俺の匂いって……汗臭くないか?」
「まあちょっとはね。でも、それが私には愛するユウロの匂いを強く感じていい匂いだよ」
「そ、そうか……」

俺の胸元に顔を寄せ、大きく息を吸ってそんな事を言うサマリ。
今日は暑かったし、それにサマリの告白を受けてる時も冷や汗をかいてたりしてたので汗臭いんじゃないかと思っていたのだが……それはそれで良いらしい。
匂いでふと思ったが、そういうサマリもなんだかいい匂いがする……お日様の匂いというか、ふんわりとした牧草の匂いというか、どこか落ち着く匂いが漂う。
これもワーシープの特徴だったりするのかな〜なんて思いつつ、なんとなくそんなサマリの頭を撫でた。

「ん〜♪」
「なんだ?撫でられるのが良いのか?」
「うん。気持ちいいしなんだか落ち着く」

先程とは違いやんわりとした笑顔を浮かべるサマリ。頭を撫でられるのがそれほど心地良いのだろう。
そのまま撫でていると角に手が当たってしまったので、ついでに頭から生えている角を触ってみた。
今まで気にはなっていたけれど触るのを躊躇していたので、この機会に触ってみようと思ったのだ。

「んんっ、なんか不思議な感じ……」
「へぇ……角ってこんな感じなんだな……」

やはり見た目通り硬くごつい……事もなく、たしかに芯はしっかりしているが、意外と表面はすべすべしていて肌に吸いつくような感じだ。
羊らしくくるっと巻いている角の先端を触ってみると、結構尖っているので痛いかと思ったらそうでもなくどちらかと言えばプニッとして柔らかい感じだ。
見た目はどう考えても下手に触れば傷付きそうなのにそんな事はないという……これも魔物の魔力の効果と聞いた事はあったものの、実感してみると便利なものなんだなと感心する。

「ふにゅぅ……♪」
「なんだ?角撫でられると気持ちいいのか?」
「うん……頭撫でられるのと同じぐらい気持ちいいし落ち着く……」

そのまま角を撫で続けていたら、サマリのふわふわとした耳がピクリと動いている事に気付いた。
どうやら角を撫でられても気持ちはいいらしい……さっきからずっと俺の胸元に頬を擦りつけているが、その顔はずっととろんとしている。

「んふふ〜すりすり〜♪」
「ふぁ……ん〜なんだか……こう……ボーっとしてきたような……」

頬どころかさっきからマーキングでもするかのように全身を遣って俺の身体にすり寄っている。
そのため、さほど大きくないと自負しているサマリの胸が柔らかく俺の身体に当たっており、アソコがちょっと反応してしまっている。
それに……眠りの魔力が込められている毛皮を擦りつけられているせいで……なんだか頭がぼんやりとしてきた。

「このままボーっとしてても良いよ。でも、完全に寝ないでね」
「あ、ああ……」

そう言いながら起き上がって足の上に座り、俺の服に手を掛け、ゆっくりと脱がしていくサマリ。
そういえば……ワーシープはこんな感じで毛皮を男性に擦りつけて寝惚けさせてから襲うって事をロキリアで言ってた気がする……が、今更それを思い出してももう遅そうだ。
それにサマリの事を意識した今、眠たいのも相まって抵抗する気が一切起きなかった。

「ああ……ユウロの身体だ……♪」
「そんなに人の身体ジロジロ見るなよ恥ずかしい……」
「意外と筋肉しっかりしてるよね。着込んでるとわからないからつい忘れがちだよ」
「忘れがちって……ああ、そういえば以前一緒に風呂入った事もあったっけ……」
「そうそう……あの時は頭が勝手に意識しないようにしてたから間違いは起こらなかったけど……今はもういいもんね……♪」

1枚しか着てなかった事もあり、あっという間に上半身を裸にさせられた。
そのまま俺の身体を指でなぞったり、掌で腹筋辺りを撫でたりしている。なんだかくすぐったいが、それも心地良かった。
でもそんなに俺の身体を見られても恥ずかしいのだが……そういえば以前魔物が多く棲む森で『テント』を張った時も一緒に風呂に入ったから裸姿を見られた事もあった。
懐かしいなと思いながらも……俺はサマリに為すがままにされ続けていた。

「じゃあ……今度は下も脱がしちゃうよ」
「嫌だ……って言っても脱がすんだろ?」
「ううん……本当に嫌ならやめる……今ならギリギリ踏みとどまれるから……」

その手をズボンのベルトに持っていって、ベルトを外しながらそう言うサマリ。
一応まだ理性は残っているようで……本当にこの先までして良いか俺に尋ねている。

「いいよ。サマリとなら……いい」
「ホント?本当に、良いんだね?」
「ああ、俺も覚悟を決めた。サマリなら構わない」

もうここまできたら引き返す気は起きなかった。
たしかに不安はあるし、恐怖が消えたわけじゃない……でも、微笑んでいた顔を曇らせたサマリの顔は、それ以上に見たくなかった。
だから俺は。サマリとセックスする覚悟を決めた。
その結果子供ができたとしても……俺は父さんとは違う、絶対逃げるもんか、と。

「それじゃあ脱ぎ脱ぎしようね〜♪」

そうサマリに伝えたら嬉しそうににやけて……俺のズボンを下ろした。
いや、ズボンだけでなく……パンツまで一気に引き摺り下ろした。

「わ……なんか前に見た時よりおちんちん大きい……♪」
「そりゃお前……胸を押し付けられたら興奮もするさ……う……」

外気に晒された俺のペニスは、先程までの愛撫もあり既に半勃ち状態になっていた。
そんな俺のモノを顔を興奮で赤らめながらもすべすべとした手で触ってきたサマリ。おそらく触るのは初めてだろうから、弄るというよりは興味津々な感じで触っていた。

「なんか柔らかいけど、ちょっとずつ硬さが増してく……それになんか温かいな……」
「うぁ……」

くにくにと感触を確かめるように緩く握られているだけだが、それでもサマリに触られているという事実が俺を興奮させる。
もこもこの愛しい恋人に自分のモノを撫でられているという状況が、俺のペニスをより一層硬くさせる。
それに、この旅の間は精の臭いに敏感な魔物に囲まれているという環境だったため、いかなる状況でも一回も自分で抜いた事はなかった。そんな事して精の臭いを嗅ぎつけた興奮したサマリや他の魔物達に襲われでもしたらそれこそ取り返しがつかないと思っていたからだ。
そもそもこの世界に来てからはまず禁欲的な教団に居たわけだし、ここ数年自慰なんてしていなかった。
まあ、流石に思春期だしエッチな夢なんかを見て夢精は何度かしてたけど……それでも数ヶ月に1回だ。そのため、俺は今かなり溜まっている状態であった。

「ん〜何か透明な液体が出てきた……でもこれは精液じゃないよね?」
「う……そ、それは……尿道なんたら液って言って……まあ性的な興奮を感じた時に出る先走り液だ……つーか解説させんな……っ!」
「へぇ……じゃあユウロ、私の手で感じてくれてるんだね♪」

そのため緩い刺激でも簡単に反応してしまい、あっという間に硬く勃起して尿道口から透明な液が溢れ出てきてしまう。
垂れ落ちた先走り液をサマリは手に塗し、ただ触るだけでなく、竿に沿って上下に動かし始めた。
先走りが潤滑油の役割を果たしている為、にゅるにゅると扱かれる。

「ん、ふ、はぅ……!」
「んっ、おちんちん膨らんでピクピクしてきた……気持ちいい?」
「ああ……うっ、気を抜くと出ちまいそうだ……!」

最初は単純な上下運動だったが、コツを覚えたのか亀頭を円を描くようになぞったり、緩急つけて揉むように動かしたりとより強い刺激を与え始めた。
久しぶりに性器に与えられる刺激に、俺は興奮が高まり、恥ずかしい声が漏れていた。

「う、はぁ、ぐぅ……!!」
「わ、凄い……おちんちんが手の中で暴れて……」

充血しきっているペニスは自分の意志とは関係なく震え、射精感が込み上がってくる。
自分の手で俺を興奮させている事が楽しいのか、サマリの手の動きが段々と激しくなっていき、そして……

「ふぅ、うあああぁぁ……!!」
「きゃっ!?な、なに?あつっ……」

腰を震わせながら、サマリの手の中に射精してしまった。

「凄い……これが射精……精液ってこんなに熱いんだ……♪」

久しぶりの射精という事もあり勢いや量は凄まじく、サマリの掌だけでは収まりきらなかった。
もこもことした腕のクリーム色の毛皮を、俺のペニスから射出された白濁液が穢していく。
その様子をサマリはうっとりとした笑顔を浮かべ、手を止めず目を輝かせながら見つめている……

「はぁ……ふぅ〜……」
「熱くて、ねばねばしてて……いい匂い……♪」

久々の射精もようやく治まり、射精後の気だるさが俺を覆った。
大きく呼吸をしながらサマリの様子を見ると、最後の一滴まで搾りだした後自分の手に溜まっている半固形状になっている俺の精液を握ってみたり、指で突いたり、臭いを嗅いだりしていた。

「味はっと……ん、じゅるる……」

初めて見たそれを色々と確かめた後、手を口元まで持ってきて、音を立てながら飲み始めたサマリ。
舌まで使い一滴も逃さまいと啜るサマリの痴態に、俺の性欲は再び鎌首を上げ始めていた。

「んふっ♪んん〜ごくっ……ぷはっ♪何これぇ♪」
「ど、どうした?」
「ぷりぷりっとしてて、どこか青臭いけど、凄く甘美だし、舌に乗っけても噛んでも飲んでもおいしい〜♪」
「そ、そうなのか?」
「うんっ!リンゴとかスズに聞いた時は信じられなかったけど、愛する男性の精液以上の物は無いって言えちゃうよ……あ、喉をゆっくりと落ちてくのがまた……♪」

夢中に、嬉しそうにそう言いながら俺の精液を味わうサマリ。
自分で食べた事はない……というか、そんな考えが思い浮かばないし浮かんだとしても嫌な気分になる俺としてはおいしいと言いながら食べている事が不思議でしょうがない。

「んっ……あ、また硬くなってる」
「まあそりゃあ……射精自体久々だし溜まってるからな……」

夢中で俺の精を舐め取るサマリに若干引きつつも、それ以上に自分の体液を舐めるサマリに俺の身体は強く興奮していた。
一旦萎んでいた陰茎もまた硬く反り立ち始める……それを見つけたサマリは、またペニスを手に取り……

「今度は直接舐めてあげる……♪」
「え?うわっ!」

ベッドから降りて、顔を股間に近付け、少しの間ジッと見ていたと思ったら、口から舌を出して舐め始めた。
少しこびり付いていた精液を舐め取り、そのまま裏筋に這わせてきた。
少しざらついた舌の感触は当然さっきの手の感触とは違う……ぬめりを帯びたそれの感触に、俺の陰茎は先程の硬度を取り戻していた。

「はむ、むぐぅ……じゅる……」
「はぅ!?そ、それは……!!」

しばらくは舌を這わせていただけだったのだが、やがて何かしらの我慢が出来なくなったようで、大きく口を開けて亀頭を咥え、すっぽりと口に含んでいった。
少し皮が被っている俺のペニスを舌で剥がそうとするサマリ……普段外気に晒されてない為か、かなり敏感になっており、強く反応してしまう。

「んん、じゅず、れる……ん〜……」
「ふぁ、な、なんだ?」

ある程度剥がし終え、なおもフェラチオを続けるサマリの動きに変化が起きた。
左手でペニスを支え、口で亀頭や尿道口を舐めたりちょっと吸ったりしている時に右手は自分の股間に伸びていた。
おそらく俺を攻め立てるうちに自分も強く発情し始めたのだろう……口で立てている音に混じって粘性のある水をかき混ぜる音が微かにしていたし、その音でより興奮していた。
しかし、突然自慰をするのをやめ、何か考え事を始めたようだ……とは言っても口淫はまったく弱めてないので、暴発しないように気は抜けない。

「ぷあ……ユウロも私のお股触って〜」
「へ?おわっ!?」

そして考えがまとまったのか、ペニスを口から吐き出しそう言ってきた。サマリの唾液と先走りで濡れたそれは外気に晒されて少しひんやりしている。
サマリはベッドから降りてしゃがんでいた状態からまた上に乗ってきて、俺の顔の前にお尻を突き出して……やはり下着は脱いでいたようで、サマリの無毛のアソコが、俺の目の前に堂々と晒された。
そこは既に濡れており、下の口という表現通りパクパクと誘うように開閉させている。
俺が中学の時に寮に居たそういった経験のある兄さん達に意外と臭いとか聞いた事もあったけど……サマリの秘裂からは自然な甘い臭いが立ち込めていた。

「ごく……あれ……?お前、股の毛は?」
「ふぇ?ん〜……消えちゃった♪」

初めて生のものを見た女性器にくぎ付けになり生唾を飲み込み……違和感に気付いた。
普段ならある筈のサマリの腰回りの毛皮が、綺麗さっぱり無くなっていた。
尻尾は普通にあるし、他の毛はそのままなので人化の術というわけではなさそう……というか、そもそもサマリは魔術の類を使えないはずだ。

「いっぱい触ってね♪んる、じゅぷ……」
「ぐぅ、わ、わかったよ……」

まあ多分だけど魔物の魔力が都合よく働いているのだろう……けど、あれこれと考える事は出来無さそうだ。
気にするなと言わんばかりに陰唇を俺の顔の前に持ってきて、自身は俺の陰茎を再び口に含んだ。
股間に再び加わる刺激に顔をゆがめながらも、サマリの望み通り俺は目の前の肉花を指で刺激し始めた……舌こそ使う気はないが、所謂シックスナインというやつだ。

「じゅぷっ、じゅぽっ、んんっ!」
「ど、どうだ?」
「ん〜♪ひもひいい……じゅるるっ」
「あふっ、うあぁ……」

綺麗でつるつるとしたお尻を掴み、陰唇に沿って指で擦る。
少しだけ膨らんでいるところの周辺をなぞったり、指先に力を入れて少しだけ割れ目の中に入れてみたりもした。
勿論俺もシた事はないため、きちんと感じさせられているか自信がなかったが……サマリの悶える様子やこんこんと湧き出てくる愛液を見る限り感じてくれているのだろう。
舌を使って……というのは好奇心はあるものの些か抵抗があるのでやらず、俺はひたすら指で膣内を掻き乱した。
そんなサマリもカリ首に舌を這わせたり、顔を揺すったり、ちょっと強めに吸ったりするものだから、情けない声が漏れてしまうしびくりと身体が跳ねてしまいそうになる。

「じゅる、んる、れる、じゅうぅぅ……!!」
「うあ、も、やば……っ、そうだ……!」

しかしやはり同じ素人でも魔物と人間では差が出るのか、こちらがもうすぐイキそうになっていてもサマリは感じてこそいるが余裕そうだ。
なんだか悔しいがこればかりはどうしようもないかもしれない。しかし男として一矢報いたい。
その時目に入ったのはふりふりと揺れ動くふわふわとした尻尾だった。
たしか以前に尻尾は性感帯みたいな事を言っていたはずだ……快感であまり働かない頭でそれを思い出した俺は、お尻を掴んでいた手を離して尻尾の付け根をギュッと握ってみた。

「んんんんっ!?んん〜!!」
「ふぉっ!?う、うおおおっ!!」

やはり尻尾は弱点だったようで、握った途端に身体を大きく震わして、秘所から愛液が溢れ出てきた。
だが、その思わぬ刺激によってサマリは少し口を閉じてしまった。
口内に入れられた俺のモノを噛み千切られる事はなかったが、ただでさえ神経がむき出しになったように敏感になっているアソコに甘噛みという強い刺激を受けて、俺はサマリの口の中に射精してしまっていた。

「んっ、んく、んぐ……ん〜♪」

俺が腰を振わせ射精するのに合わせ、喉を鳴らすサマリ。
こっちからだと顔がよく見えない為いったいどんな顔をしているかまではわからないが、喉が動いているのでどうやら俺が出している精液を飲んでいるようだ。

「うぁ、ぁ、うふぅ……」
「ん〜ちゅぱっ。んふふ、いっぱい出したね♪」

俺の逸物から顔を離し、ようやく身体を動かしてこちらを向いたサマリ。その顔は今まで見た事無いもの……恍惚の笑みを浮かべていた。
それに、口を大きく開けているが、その中には俺の出したはずの物はなかった……全部飲みほしたみたいだ。

「でもいきなり尻尾は触らないでよ〜……ちょっとイッちゃったじゃない」
「ああ……ごめん……」

一方、俺は2度の射精による疲労や一旦離れていたサマリが再び密着してきたのもあって、まどろむような眠気に再度襲われていた。
一応受け答えぐらいなら出来るけど……ふわふわとして、意識が定まらなくなってきた。

「まだ出来る……よね?」
「うぁ……」

そんな中でサマリは三度俺のペニスに手を伸ばし、胸を押しつけながら擦ってきた。
胸の毛でハッキリとは見えないが、乳首だと思う何かが硬く勃っており、その硬さを肌に直で感じている。
素直に反応してしまう愚息に、サマリは顔を綻ばせ悦ぶ。

「もう我慢できないから……挿れちゃうね」
「ああ……いい、ぞ……」

勃起したのを確認したサマリはそう言って少し腰を浮かせた。
そのまま身体の位置を調節して……自身の秘所を俺のペニスの上に持ってきた。
握っている手で微調整をしながら腰を下ろしてきて……ぴとっと入口に先端が触れた。
粘膜同士が触れているだけなのに相当気持ちが良い……先に射精していなければ暴発していたかもしれないぐらいだ。

「ん、あ、ああああぁぁ……♪ユウロのおちんちん入ってきたぁ……♪」
「はあぁぁ……」

そのままゆっくりと、俺のペニスが亀頭の先からサマリの膣内へ埋もれていく。
膣内は少し熱い……じんわりとした熱を持った柔らかな肉感がペニスを包む。

「ん……はぅっ!」
「ん?な、なあ……今のって……」

サマリのお尻が俺の身体に当たる前に、ペニスの先に何か引っかかるものを感じた。
これはおそらくサマリの処女……なんて思う間もなく、サマリは深く腰を落としていき、膜を突き破ってしまった。
寝惚け眼を結合部に向けると……そこから愛液に混じって一筋の赤い液体が流れ出ていた。

「私の初めて……ユウロにあげちゃった……♪」
「い、痛くない……のか?」
「痛いよ。でも……そんなの気にならないぐらい気持ちいいの♪ユウロと一つになれたんだって思うと、嬉しくて痛みなんてどこかいっちゃう♪」

血も流れているし、痛くないのか……そう聞いたら、うっすら涙を浮かべてそう言ったサマリ。

「でも、やっぱりちょっと痛いから……それに、ユウロの温もりも感じていたいから……少しの間このままでいさせて……」

深く呼吸をしながら、もこもこの身体を震わすサマリ。
俺の上に乗っているサマリの重みが、どこか温かかった。

「ん……」
「ひぁっ!?」
「あふぅん……ユウロのおちんちん、私の中でピクピクしてる……♪」

しばらくは互いの息継ぎしか聞こえなかったが、痛みが無くなったのか少しだけ膣内を脈動させた。
突然の不意打ちに変な声が出てしまった……痙攣したペニスにうっとりとしながら、そのままゆさゆさと密着したまま腰を揺らしてきた。
小さな動きとはいえ、柔らかな膣肉は精液を搾り取ろうと動き、また細かい襞が亀頭を攻めてくる。
それだけでも快感は俺の身体を蝕み、気持ち良くなろうとする事以外考えられなくなる。
というより……眠気のせいか頭がふわふわして何も考えられなくなってきた。

「んっ……ふぁっ……あんっ……ふああっ……♪」

ゆっさゆっさと振られる腰の動き……頭の中が真っ白になっていく……
ふわふわとした快感が高ぶり、爆発しそうになっている……

「ふあん……あああぁ……んんっ♪」

蕩けた顔をして俺を見つめながら腰を振り続けるサマリ……愛おしく感じるその顔に、俺は自然と手を伸ばし、頬に触れた。
その手に手を添え、より蕩けた笑みを浮かべながら顔が近付いて来て……唇と唇が重なった。

「んん〜♪じゅぷ、じゅる……♪」

唇が触れ合うだけでなく、サマリの舌が口の中に入ってきた。
柔らかな舌が俺の口内を犯す……俺も舌を伸ばすと、サマリの舌が絡め取ってくる。
俺の唾液が舐め取られてる……と同時に、口の中にほんのり甘い液体が流れ込んできた……サマリの唾液だろうか……

「ぷはぁ……んんんっ!おちんちんの先が、子宮にぃ……♪」
「ふぁ、サマリ……俺、もぅ……!」
「私も……イッちゃぁ……!!」

ディープキスをしていると、ペニスの先端に膣肉とは違う弾力を感じた。
サマリの言葉通りならばそこはサマリの子宮口だろう……ディープキスによって極限まで高められていた俺のペニスは、とうとう爆発した。

「ふあ、あ、あ、うっ……!!」
「ふあああああっ♪あついのがあああぁぁ……♪」

腰を跳ね上げながら、俺はサマリの膣の奥へ……子宮内へ射精した。
それとほぼ同時にぎゅうっと締まるサマリの膣……どうやらサマリも同時にイッたようで、俺と同じように腰を震わせている。
搾り出すような膣の動きのせいか……3回目だというのに一番多く射精した気がした。
どくっどくっと、サマリの子宮を満たすかのように、一滴も漏れ出てくる事無くサマリの中に精を放った。

「あふ……あったかい……ふみゅ……」
「はぁ……ふぁ……ふぅ……」

射精が止まり、荒い息を出しながらどうにか落ち着こうとしていたら……脱力感と、強い眠気が襲ってきた。
そんな中、上に乗っているサマリが力無く俺の上でぐったりしていた。
女性が絶頂したらこんなに力が抜けるものなのかな……と思いつつ、サマリの顔を見ると……

「みゅぅ……すぅ……」

気持ちよさそうな顔を浮かべながら……寝息を立てていた。
どうやら、俺と同じように眠気に襲われたらしい……まあ、眠くなる毛皮を身に着けているんだし……そうなってしまうのだろう……

「すぅ……むにゃむにゃ……」
「はは……おやす……み……サマ……リ…………」

とても可愛い顔を浮かべながら眠る恋人の頭を撫でながら……俺も眠りの世界に旅立つのだった……



=======[サマリ視点]=======



「むにゅ……ふぁ〜……ふぅ……」

現在……何時だろう?
窓から射し込む光で朝だという事はわかるのだが……半分しか開いていない目線の先には時計が無かった。

「ん〜……ん?」

時間を確認しようと辺りを見渡した……のだが、自分の股辺り……というか、下腹部に違和感を感じた。
なんというか……圧迫感を感じる。しかもまったく不快感はない。

「なんだろ……あ……♪」

何だろうと思い下を見ると……そこには、気持ちよさそうに寝息を立てているユウロが居た。
それだけじゃなくて……お互いの性器が繋がったままであった。
私の下腹部に感じた圧迫感は、私の膣内でガチガチに勃起したユウロのペニスだった。
そういえば昨日の夜にユウロとセックスして、イッた時に一気に襲ってきた眠気に身を任せてユウロにくっついて寝たのだった。

「んん〜♪」

その事を認識した私は、子宮が次第に疼いて来て、結合部から愛液が漏れ始めた。
ユウロのペニスの形を覚えるかのように膣内を動かすと、ジワリとした快感が全身に広がる。

「ん〜、ユウロぉ……♪」

身体を倒した態勢そのままで、私はユウロの身体や匂いを堪能する。
それだけでなく、ユウロの耳や首筋を舐めたりもする。
昨日も散々やったが、ユウロの匂いはいついかなる時に嗅いでも心地良いし、舐めてもおいしく感じる。
ユウロは寝ているという状況は一緒だが、私達は恋人なのでちょっと前までと違って堂々と出来る。

「あん……おちんちんが、ビクビクってぇ……♪」

繋がったまま揺れ動いたからか、寝ているのにもかかわらずユウロのペニスが小さく痙攣した。
そんな動きでも、興奮している私には気持ち良く感じる。

「あふ……んんっ♪」

しかし、そのままジッとし続けるのは物足りなくなってきたので、私はゆっくりと腰を揺らし始めた。
激しく動かさずに膣肉を蠢かせて、絡みつくように肉棒を攻める。
もはや私のおまんこはユウロのペニス専用だ……中をかき混ぜられるだけで快感が全身を駆け回る。
ゆっくりと動くほうが……激しく動くよりこのほうがふわふわして気持ちいい……そんな気がするから、私はゆっくりと腰を揺らす。

「ユウロぉ……んぅ……あうぅ……ユウ、ロぉ♪」
「ぁっ……はぁ……ぅっ……」

私の膣肉を擦る感覚が、私の脳を蕩けさせる。
ユウロは相変わらず寝ているようだけど、気持ちよさそうな声を漏らしている……私と同じように、蕩ける快感が全身を包んでいるのだろう。

「んん…………さ、サマリ……?」
「ふぅん……あ、おはよ、ユウロぉ……♪」

ゆっさゆっさと腰を前後に動かし、子宮の入り口にユウロの先端を押し付けたりしていたら、ユウロが刺激で目を覚ましたようだ。
とは言ってもまだ半分寝ているような感じだ……目は虚ろで何されているのかイマイチわかって無い様子だ。

「うぁ……はぅ……っ!」
「ひゅぅうん……♪」

それでも快感は高まり、絶頂は近付いてくる。
小さく震え始めるおちんちん……昨日も何度か感じた、射精直前の印だ。
腰を少しだけ強く動かし、より深く受け入れる……が、甘い痺れでなかなかうまく身体が動かせない。
背中を電流のように駆け抜ける快感が、脳をトロトロにしてしまい、ユウロを感じる事以外考えられなくしてしまう。

「ぅ、うあ、あああっ……!!」
「ふああぁぁぁ……♪」

そして貫くように深く突き入れられた時、熱く濃厚な精液が奥に注がれ始めた。


昨日も何度か射精したのに、変わらない量が子宮に入ってくる。
ビュルビュルと吐き出される塊を感じる度、私の身体にとてつもない快感が走り……身体が震える。

「すごいぃぃ♪ユウロの精液、いっぱいぃ♪」

極上な精を沢山注ぐユウロのペニスに犯され、私も絶頂に達して、目の前が真っ白になる。
甘美な精が子宮を、膣を満たして、私は蕩けた顔しか浮かばせられなくなる。

「んん……ユウロぉ……ちゅうっ……♪」

やがて射精の勢いが治まってくると、私は自然と唇をユウロのそれとくっつけた。
子宮内を泳ぐ精液を感じながら、私はユウロの唇に吸いつく。
上も下も交わっているという幸せに、私はふわふわと夢見心地になり……

「ん〜……ん……ひゅぅ……♪」

そのまま、まどろんで……再び……夢の……世界……へ…………




…………



………



……







「むにゅ……ふぁ〜……ふぅ……」

現在……何時だろう?
窓から射し込む太陽の光の感じからしてお昼ぐらいだという事はわかるのだが……半分しか開いていない目線の先には時計が無かった。

「ん〜……ん?」

時間を確認しようと辺りを見渡した……のだが、自分の股辺り……というか、下腹部に違和感を感じた。
なんというか……心地良い圧迫感を感じる。

「なんだろ……あ……♪」

何だろうと思って下を見ると……そこには、気持ちよさそうに寝息を立てているユウロが居た。
それだけじゃなくて……お互いの性器が繋がったままであった。
私の下腹部に感じた圧迫感は、私の膣内で勃起しているユウロのペニスだった。
そういえば朝もこんな感じになっていて、そのままユウロとセックスして、イッた時に襲ってきた眠気に身を任せてユウロにくっついて再び寝たのだった。

「んん〜♪」

その事を認識した私は、子宮が次第に疼いて来て、結合部から愛液が漏れ始めた。
ユウロのペニスの形を覚えるかのように膣内を動かすと、ジワリとした快感が全身に広がる。

「ん〜、ユウロぉ……♪」

身体を倒した態勢そのままで、私はユウロの身体や匂いを堪能する。
昨日も散々やったが、ユウロの匂いはいついかなる時に嗅いでも心地良い。
ユウロは寝ているという状況は一緒だが、私達は恋人なのでちょっと前までと違って堂々と……

「……ってこのままじゃずっとシちゃう事になるわね……んんっ♪」

このまままたユウロとセックスしてしまいそうになったところでハッとなったので、少し発情した気持ちを何とか抑えつつ私は腰を持ち上げユウロとの結合を解いた。
硬さを保ったままのおちんちんがゆっくりと抜けていき、カリ首が愛液を掻きだし肉をそぐ感覚に、思わず声が漏れてしまった。
外に出しきった後も私の愛液とユウロの精液がこびり付いたユウロのペニスにしゃぶりつきたい衝動が湧き出たが、それもなんとか抑えて服を着て時間を確認すると……現在11時半だった。

「ユウロ、起きて。もうお昼だよ」
「んん……おはよう、サマリ……」
「おはようっ!もうお昼だから起きようね」

身体を揺らして、まだぐっすりと寝ていたユウロを起こす。
寝惚け眼でこちらを見つめるユウロに飛び掛かりたい衝動を抑えつつ、おはようと挨拶をした。

「ふぁ〜……なんか朝も起きたような気はするんだけど……」
「えへへ……また出してもらったら寝ちゃった」
「やっぱあれは夢じゃなかったか……」
「うん。まだ私の中にユウロのいっぱい出した精液が残ってるもん♪」
「お、おう……」

服を着替え、荷物を纏める私達。
たしかシーツとか布団は畳んで入口に置いとくんだったなと思いながら、身支度をちゃちゃっと済ませていた。

「さて、こんなもんでいいかな。シャワーも浴びたいところだけど、これ以上アメリちゃんを待たせても悪いからな」
「そうだね。一応濡れタオルで体も拭いたし、荷物も纏まったし……それじゃあ行こうか」

朝ご飯は一応出るみたいだったけど、もうお昼だしもしかしたらアメリちゃんが一人お腹を好かせながら寂しく待っているかもしれない。
そう思って、私達は急いで部屋を出てロビーへと向かった。

「あれ?いないな……」
「そうだね……どこか行ったのかな……まあとりあえず鍵を返そうか。すみませーん!」
「はい……あらあなた達は。昨日はお楽しみでしたね♪」
「え……まさか聞こえて……」
「いいえ。あんな態度してたらそうなって当たり前でしょ?違う?」
「いやまあ……その通りですが……」

ロビーに着いた私達は早速アメリちゃんがいるかを確認したけど、どこにも見当たらなかった。
流石にもう起きているだろうし、一人でジッと部屋に待っているとは考え辛いのでどこかに行ったのかなと思いつつ、私は部屋の鍵を返した。
その時に宿番のサキュバスさんにからかわれた……たしかにその通りだけど、他人に言われると少し恥ずかしい。

「ところで、アメリちゃん……えっと、リリムの女の子がどこに行ったか知りませんか?」
「ああ、あの子ね。もう4時間も前にはここを出て行ったわよ?」
「え……?」

恥ずかしさを誤魔化しつつも、私はアメリちゃんがどこに行ったか知らないかをサキュバスさんに聞いてみた。
すると、4時間前にこの宿を出発しているという、予想外の答えが返ってきた。

「どこに向かったかは流石にわからないけど……あの子からあなた達への荷物を色々と預かっているわよ?」
「え、そうなんですか?」
「ええ。はい、これがそうよ」

そんなアメリちゃんから預かり物があると言われ、渡された物は……

「……なあサマリ、これって……」
「私達の……荷物だよね……しかも『テント』の中に置いてあったはずの……」

『テント』の中に置いてあったはずの、私達の着替えや私物などが詰められた鞄だった。
多少無いものもあるが、ほとんど全てのものがそこにはあった。
勿論私のもユウロのもある……が、アメリちゃんのは何一つ存在しなかった。

「これ……どういう事だ?」
「さあ……」

どうも嫌な予感がする……
ユウロも同じようで、若干冷や汗を掻いている……

「あ、そうだ。その子から手紙も預かってたわ。そこに行き先とか書いてあるかもね」
「え……ちょっと見せて下さい!!」

いったいこれはどういう事なんだと考えていたら、サキュバスさんが白い封筒を差し出してきた。
どうやらアメリちゃんが私達宛てに手紙を書いていたようで、私は奪うようにその手紙を取り中を確認した。

「……なっ!?」
「アメリちゃん……何考えてんだよ……!!」

その手紙には……とんでもない事が書かれていた。

「急いで追いかけるぞサマリ!!4時間ならそう遠くに行ってないはずだ!!」
「ちょっと待ってユウロ!闇雲に探してもダメだよ!!」

だからこそ早く探しに行かなくてはいけないが……手掛かりが全く無い。

「すみません!アメリちゃんがどこに向かったか本当に全く心当たりはありませんか?」
「え、ええ……流石に……いやちょっと待って」
「どうしたんです?何か思い当たる事でも?」
「ええ。今朝聞かれたのよ。この近くにリリムは住んでたりしないかって。だからここからずっと北へ進んだところにある町より更に向こうの城下町に住んでいるって噂は聞いた事あるわよって言ったのよ」
「それだ!アメリちゃんはその町に向かってるんだ!!」

何か手がかりはないかとサキュバスさんに聞いたところ……どうやらお姉さんの情報を持っていたらしく、それをアメリちゃんに伝えたという事。

「そうとわかれば北だな!行くぞサマリ!!」
「うん!急いで追いかけよう!!」

きっとそこに向かったと思い、私達は荷物を持って急いで北へ向かった。

「まったく……何を考えてるんだアメリちゃんは……!!」
「そういえば様子がどこかおかしかった気がする……それに、今までもアメリちゃんの性格からこうなりそうだってわかってたのに……」
「ええい、とやかく言うのは後だ!急いで追うぞ!」
「そうだね!」

こうして、急いでアメリちゃんを追い掛ける私達。
このような状況になった原因……アメリちゃんの手紙には、こう書かれていた。






『サマリお姉ちゃん、ユウロお兄ちゃん、二人ともおめでとー!!
 いつまでも、本当に末永く二人でラブラブしてね!
 それでね、ちょっと前からずっと考えてたんだけど
 やっぱりアメリ一人でお姉ちゃん探しの旅に行くことにする。
 お姉ちゃんに会いたいっていうのはアメリの都合だし
 それに二人の仲をじゃましちゃいけないって思ったからね。
 だからちょっとさみしいけどここでお姉ちゃんとお兄ちゃんとはお別れだよ。
 アメリのことは忘れないでくれているとうれしいな。
 たぶんお姉ちゃんたちもこれから世界中を旅をするだろうから
 いつまでも二人仲良くいろんなところを旅してね!
 それじゃあバイバイ!!
                                          アメリ 』
13/08/24 16:07更新 / マイクロミー
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■作者メッセージ
エロがあまりエロくない?いつもの事です。

という事で今回は、前回ようやく恋人になったサマリとユウロのエロ回でした。
1話の大半をエロで埋めるのは難しいです……が、二人の愛の深さを考えるとこんなもんになっちゃいますねw

そして、やはりアメリは一人先に行ってしまいました。
サマリとユウロはそんなアメリを追いかけます。
という事で次回は……旅の終わり……一人先に行ってしまったアメリはどうしているのか、そして、それぞれの旅の行きつく先は……の予定。

残り2話。

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