読切小説
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おっパイロゥ
「はぁーやっぱりボク可愛すぎだな」
「可愛いからおっパイロゥ揉んでいい?」

ボクが鏡の前で決め顔をしていると、隣で漫画を読んでた幼馴染の彼は当たり前のようにセクハラをかましてきやがった。

「セクハラやめろ!! 有料だからな」
「おいくら万円で?」

いや、そういう事したこと無いから相場とか知らんし。ここは適当に答えておこう。

「……3万くらい?」
「お前、良いのか!?お前のおっパイロゥは3万の価値しかないのか!? 払うぞ!!」
「いや、胸揉むだけで3万って相当高額だと思うけど」
「ほら、3万だ。胸揉むからな!!」
「えっ!?はぁ!?ちょいまち、即決するような金額じゃないよね!!」

3万だぞ!? そんなに気軽にポンと払える金額じゃないだろ!?
それに、知らないけど絶対に相場よりか高いと思うんだけど!?

「うるせぇ、幼馴染おっぱいからしか取れない栄養素があるんだよ!!」
「そんな栄養素滅んじまえ!!!!」

大体そんな栄養素絶対にろくなものじゃないだろ!!

「俺は対価を払った、だから揉む権利がある」

彼が泣きそうな顔で自分の権利を主張してるのを見てるとなんだかこっちが悪い事をしている気分になってしまう。
即決で払った彼が悪い気もするんだけど。

「分かった、分かったから一回だけだぞ」

しょうがないから彼の手をボクの胸の上に当ててあげる。

「えっ服の上からなんですか????」
「当たり前だろ!!何いってんだお前」

えっこいつ直で揉もうとしてたの??

「……オプションで直揉みは何万上乗せすれば」
「オプションとか無いです」

そんな恥ずかしい事できるわけないだろ!!

「おっぱいを揉む権利を買った筈なのに服の上からとか詐欺では????」
「グダグダ言ってると権利ごと没収するぞ」

マジでぶん殴ってやろうかな、こいつ。

「服の上からでもそれはそれで良いよね!!」

現金なやつだな。まぁ、そんな所も可愛いんだけど。
あーでも好きな人に胸揉まれるって凄い緊張するな。

「めっちゃドキドキしてるのな」

言うなよ、ボクだってそんなこと分かってるんだから。

「んっ……手付きがイヤらしいぞお前」

這うように、時々くすぐるようにように、彼の手がボクの胸を凌辱する。

「そりゃイヤらしい目的でやってるからなぁ」

ねちっこく撫でまわしてくるなぁ。

「ぁっ……いつまで……揉んでんだょぉ」
「小ぶりだが手にジャストフィットするナイスなサイズ……やはり幼馴染おっパイロゥは善き哉」
「人の……っん……話を……聞けって!?――――ッ!!」

嘘……ボク、胸だけで軽くイっちゃった。

「……もうダメ!!禁止です!!」

もうこれ以上ドキドキしてたまるか。

「ナイスおっパイロゥでした、満足」
「もう絶対やらねえ」

本当にいい笑顔してんなコイツ。

「何故に?why?」
「うっせー、バーカ」
「俺はナイスなおっパイロゥを揉めないのか、二度と……もうちょい揉んどけばよかった」

そんなにボクの胸揉みたいのか。まぁボクが可愛すぎるのが悪いもんなぁ。

「……分かったよ、2億支払えたらボクの身体を好きにして良い権利売ってやる。無期限で」
「2億……分割は可なら一生をかければいけるか?」
「分割は可能だよ、どうする?」
「買う」
「即決だなぁ、ボクから離れなれなくなるんだぞ」
「オーケー、願ったり叶ったりだ」

代金は一生かけて払って貰うからな。
21/12/01 23:37更新 / アンノウン

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