連載小説
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天使と悪魔の宝探し!
「さてと、サバトに注文しておいた品も受け取った事だし、こんなものかな?まだ足りない物あるかな……」

隻影と共にジパングから帰って来てから数ヶ月が経過した。
あの時から今日までの間、私達は家でいくつかの宝の情報をいろんなところからかき集めながらも、ずっとセックス三昧な生活をしていた。
おかげさまで隻影はすぐにインキュバスになった事だし、私に至っては……

「おや?見掛けない子だね。どこから来たんだい?」
「え?やだなあ違いますよ。私ですよセレナです。ほら、サキュバスのモーリンのところに住んでるエンジェルだったセレナですよ」
「あーセレナちゃんか!あれまあ……しばらく見ないうちにすっかり黒くなっちゃってるわねえ」
「ええ。おかげさまで堕天しちゃいました!」

そう、度重なる性交の中で、私は隻影を気持ち良くするだけでなく自らが快楽を求めている事に気付かされ、あっという間に堕落神の僕であるダークエンジェルになってしまった。
今となっては自ら隻影を求め、自分から腰を振って快感を得る事だってある……セックスしてない時にオナニーしてる事だって日常茶飯事だし、前は恥ずかしくてとてもじゃないけどさせる事のなかった胸弄りだって気付けばモーリンとし合ってる程だ。
今の私は顔と身体つきにはかつての面影があると言ってもそれ以外の外見は違うので気付かない人はパッと見では気付かないだろう……頭上の金の輪だったものは今は紫色の輝きを放ち、純白の翼は漆黒に変化し、白かった肌も妖絶な蒼色になり、なによりあれだけ嫌っていた露出全開で、お腹と腕に刻んだ快楽のルーンが誰の目にもハッキリと見えるようになっていた。
どこぞの放浪学者が書いた一般に出回っている魔物図鑑のダークエンジェルの姿と比べても、鎖が無い以外はそんなに変わらない恰好をしているはずだ……今は外にいるので靴は履いてるけどね。

「しかしまあすっかり男を惑わす身体つきになっちゃって……旦那さんが来てから毎日ヤってるのかい?」
「はい!もう毎日毎晩大量の精液を口にも身体にも子宮にもビュービュー注いでもらってますからね。まあそれでも残念ながら私もモーリンも妊娠の兆しはありませんがね」
「はは……まあうちみたいにそう子供は出来るものではないよ。私みたいなラージマウスは群れから離れると群れを成す為に子を作る事しか考えなくなるから子沢山になるけど、普通魔物は子を成しにくいって話だしね」
「それなんですよね……今度から身体にぶっかけられてる分とか上の口で飲んでる分も下の口に入れてもらおうかな?」
「なんか……本当に変わっちゃったわねぇ。セレナちゃんの口から下ネタや隠語がそんなに出てくる日が来るなんて思わなかったよ」
「ははは……まあ堕ちたエンジェルはそんなものですよ。天使の形をした完全な悪魔みたいなものですからね」

そんな私が隻影とセックスせずに一人で何をしているのかと言うと……当然次の冒険の準備だった。
モーリンも隻影も、そして私もトレジャーハンターだ。それは堕ちた今でも変わらない。セックスと同等、あるいはそれ以上に冒険心も強いのだ。
だからこそ、こうして一日中セックス三昧しているのではなく、一日の半分程は冒険に必要な物の準備をしているのであった。
堕落神の僕としては出来が悪いのかもしれないが、元々信仰心なんてそんなになかったし、そもそも神より旦那優先だ。

「あ、それではそろそろ交代の時間なので私はもう行きます」
「交代?ああ、モーリンちゃんと入れ替わりで旦那さんとシてるのね」
「そういう事です。3人でする事ももちろんありますけどね。とりあえず今はサバトに依頼していたものを私が取りに行ったから、今度は市販の携帯食糧や飲み物をモーリンに買いに行ってもらわないと!」

だが、やはり魔物として……特に堕落神の僕としては性行為も大変重要である。
おそらくこれから3人でする冒険中にも、日を跨ぐものがあれば毎晩シてしまうだろう。それぐらい重要な事である。
という事で、私は自分のお金で購入した虜の果実を齧りながら、はやく隻影に抱いてもらおうと家路を急いだのだった……



…………



………



……







「ただいまー!」

「ほら、ボクのおっぱいに挟まれたまま射精しちゃえ!」
「うあっあっあああっ!」

「おーヤってるヤってる」

家に辿り着き、勢い良く開けた玄関の先では……隻影にパイズリをしているモーリンと、そんなモーリンのパイズリに耐えきれずモーリンの髪や背中に掛かる勢いで射精している隻影の姿があった。
モーリンの陰唇から白い物が垂れているのを見た感じ、既に何回かナカに出してもらっているのだろう……部屋に入ると同時に匂ってきた濃い性臭がそれを物語っている。
部屋に立ちこめる大好きなオスとメスの性臭に顔を綻ばせながらも、私は買ってきた物を机の上に置いて二人に近付いて行った。

「んっふっふ〜♪じゅうぅぅ〜♪」
「うはっ!?だ、出したばかりの時に吸うなぁ……あ、おかえり」
「じゅ〜……あ、おかえりセレナ。例の物は貰ってきた?」
「ええバッチリ。改良してもらった結界装置も『お湯入れて溶くだけスープ みそ』も貰ってきたわよ!」

目の前まできてモーリンの背に掛かった精液を舐め取ったところでようやく二人とも私が帰って来た事に気付いたらしい。
まあ二人でシてる時は私もすぐ近くまでモーリンが来ないと気付かない事が多いから仕方が無いが……ちょっぴり寂しくもなるし悔しくもなる。

「じゃあ次はボクが出掛けてくるよ。1時間経たないぐらいで戻ると思うから、それまではセレナ一人で相手しててね!」
「言われなくてもそのつもりだから。何発ヤったかは知らないけど、まだまだ出せるでしょ?」
「ああ、もちろんだ。お前達と暮らすようになってからは半日以上通しでまぐわっていても疲れ知らずの性欲衰え知らずだ。これがインキュバス化かと最近実感したよ」
「それは頼もしい事で。じゃあ私にもいっぱい出してね♪」
「わかってるさ。でもその前に……モーリン、行ってらっしゃい」
「そうだった……行ってらっしゃいモーリン!ちょっとは遠回りしてほしいけど、早く帰ってくるんだよ!」
「もちろんそのつもりだよ!行ってきます!」

私と交代で出掛けて行ったモーリンを見送ってから、私はベッドに座る隻影に向けて股を開いた。

「それじゃあモーリンも行った事だし……早速お願いね♪」
「まあすっかりエロくなったな……出会ったばかりの頃はここまで積極的じゃなかったぞ?」
「え?積極的な私は嫌い?」
「まさか。大好きさ!」
「ひゃうぅっ♪」

私の事を大好きと言いながら、私の大事な部分を最小限隠している布を剥ぎ取った隻影は、そのまま私の小さな乳首を弄り始めた。
私のおっぱいはモーリンと比べるまでも無く小さくペタンコだ……だからさっきモーリンがやっていたようにパイズリなんて到底出来るわけも無く、揉む事すらままならないが、膨らみが無い分私の胸を撫でる隻影の手の感触や温かさ、それにもたらしてくる快感をより敏感に感じ取ることが出来る。
そのうえ私は自ら快楽のルーンを身体に刻んである……だから隻影に胸を弄られたら、あっという間に秘所はびしょびしょだ。

「あんっ♪もう……隻影ったらどんだけおっぱいが好きなのよ。モーリンの時も凄く揉んでるじゃんか。モーリンと違って私のは揉む程ないのに」
「モーリンは揉むと押し返してくる弾力があるし、セレナは一見そうでもなさそうなのに触れるとプニプニと柔らかいし滑らかで俺はどっちも好きだぞ」
「んもう……♪そんな事言われたら濡れちゃうじゃない……ひうぅっ♪」
「言わなくてももうこんなに濡れてるじゃないか。ほら……こんなに糸も引いてる……」
「だってぇ……隻影があんなにぐにぐにするし、ずぽずぽするからぁ……」

そんな私のおまんこに指を二本入れ、出し入れしたりくちゅくちゅと掻き回す隻影。
ある程度私を喘がせた後、その指を私の目の前まで持ってきて広げる……言われた通り、指と指の間で私の陰唇から漏れ出した透明な液が糸を引いて垂れていく。
わかってはいるのだが、こうやって自分の淫乱具合を見せつけられるとどうしても恥ずかしくなってくる。
まあ……その羞恥心ですら性行為を盛り上げる為の燃料に過ぎないのだが。

「それに掻き回すなら〜……隻影のふっといグロテスクおちんちんで掻き回してほしいな〜」
「本当にセレナは淫乱だな。でもその前に、俺のも口で弄ってくれないか?」
「やぁん♪もう弄る必要ないぐらいガチガチじゃん。お口マンコに突っ込みたいのならそう言ってくれれば良いのに♪」

そう言いながら何の躊躇もせずに極太の肉棒を口に含む私。
思えば初めてセックスしたときも結果的に口で奉仕したんだっけ……なんて思いながら、私は手で竿を上下し、舌で亀頭を始め全体にたっぷり唾液を塗りたくる。

「んる、じゅぷ、じゅずずずっ」
「ぐっ、相変わらず口淫は激しいっなっ!」
「じゅる……らって隻影のおちんぽしゃぶると美味しいんだもん!」

裏筋に沿って舌を這わせ、ガマン汁を啜る度に強く感じる隻影の精の匂いに、私の頭はくらくらしてくる。
フェラと同時に片手で自分の陰唇も弄っているが……もう私の陰唇は弄らなくても涎が止まらない。ベッドのシーツに小さな水溜りが出来てきた程だ。

「じゅぶ、じゅぽ、早くらひて♪」
「ぐ、お望み、通り、も、出るっ!!」
「ん、んぐ……んん〜♪ぷあっ!」

じっくりねっぷりと舌を鈴口に巻きつかせ、口の中を圧迫しながら上下に動かし、何度もシてるうちに探り当てた敏感な場所を刺激し続けるうちに、口の中で陰茎が大きく痙攣し始めた。
これは射精の前触れ……そう思った私は、カリ首を唇でキュッとしてみた。
それがとどめとなったみたいで、隻影は私の口の中に勢いよく射精を始めた。
その勢いや量、おまけに質はインキュバスになってから増大している……到底口に含みきれるものでは無く、震えながら精液を放っている陰茎は私の口を飛び出して顔や身体中に降り注ぐ。
私の蒼色の肌に白いねっとりとした精液のコントラスト……より性的興奮を覚える。

「はむ……じゅる……にへぇ……」
「ふぅ……セレナは掛けられるのが好きだな」
「ちゅる……だって身体全部で隻影のおちんぽみるくを楽しみたいんだもん!」
「よくもまあそんな恥ずかしい事を堂々と言えるようになったものだな……まさにエンジェルの皮を被ったサキュバスだ」
「そんなに褒めないでよ♪」

身体中に飛び散っている精液を指で掬って口に運ぶ。
プニプニと弾力を持ったそれを口に入れると、ついうっとりしてしまい、更に水溜りを大きくしてしまう。

「身体やお口もいいけど〜……やっぱりココにいっぱい子種汁を注いでほしいな〜♪」

ここまで準備が出来ていては、もう私は我慢出来なかった。
指で大きく秘所を隻影に見せつけるかの如く開きねだる。糸を引きながら開くソコに、隻影は射精したばかりの股間の太い肉棒を反らせている。

「それを見せられてしまっては仕方ない。ほら、四つん這いになって」
「うん♪」

私は言われるがままに、栓が緩んだ蛇口よろしく愛液を垂れ流し続けている秘所を見せつけるように隻影にお尻を突き出し四つん這いになった。
基本的に私も隻影も、あとモーリンも攻めでも受けでもイケるのだが、二人きりでする時はモーリンは攻めでする事が多いため、私はこのように受けの事が多い。
特にバックは、あの優しくて気の利く隻影に無茶苦茶に犯されてる感じがして好きだった。

「ほら、挿れるからもっと自分でマンコ開いて」
「こ、こうでいいかな……ひゃああああおちんぽ挿入ってきたぁ♪」

言われるがままにめいいっぱい広げていたら、そこに熱くて太くて硬いモノがねじ込まれた。
ぶじゅっと音を出しながら割れ目を突き進むペニス……私の秘所からは膣内に収まりきれなくなった大量の愛液が噴き出している。

「にゃへぇ♪ぐりぐりっとさりぇたりゃすぐイッちゃぁぁ〜♪」
「ふっ、ふっ、どうだ、気持ちいいか?」
「うん、うんっ!きもちいいいいっ!!」

後背位で無遠慮に腰を打ちつけてくる隻影。陰茎が抜き差しされる度に私の膣内から愛液が掻き出される。
ぐにぐにとキモチいいところを攻めてくるので、私はあっという間に快楽の渦に飲み込まれた。
Gスポットをごりごりと擦ったり、子宮口をがつがつ突いてくる陰茎に、私は快感で身を振わせる。
私の狭い膣への心地良い圧迫感を感じながら、私自身も隻影の腰の動きに合わせ腰を動かし続ける。

「ひあっ、あっ、ああっ♪」
「ふ、く、あ、相変わらずキツく締め付けてくるなっ!モーリンのじわじわと搾りとろうとする動きとは大違いだ!」
「らって、らって気持ちいいんりゃもんっ!」

しばらくバックで犯されてるうちに、腰を強く打ちつけられる度に軽くイッてしまうようになった私。
早く射精してほしいと膣が勝手にギュッと閉まり、腕や足に力が入らず顔はベッドに沈み、腰を持ってもらっている形になっている。

「じゃあもっと気持ち良くしてやるよ!」
「ひあああっ!乳首ぎゅっとしたらいっちゃあああぁぁっ♪」

そのうえ隻影は手を私の腰から胸に持ってきて、私の乳首をつまんだ。
ビンビンに勃っていた乳首にそんな刺激を与えられた私は、陰唇から激しく潮を吹きながらイッてしまった。

「ぐぅっ!?そんなに締められたら……くっ!?」
「ふぁぁぁぁああああっ♪きたぁぁぁぁっ♪」

イッた事でひときわ強く陰茎を締め付ける私の膣に、とうとう隻影も限界が来たようだ。
子宮口にねじ込むかのように最奥まで打ちつけたと同時にドクドクと脈打ち始め、私の子宮内に精液を打ちつけ始めた。
子宮内が熱い隻影の精液で満たされていく感覚……とても幸せで、私の頭は真っ白になっていた。

「あへぇ♪りょくりょくいってりゅぅ♪」
「うっ……呂律が回って無いぞ?大丈夫か?」
「らいじょうぶ〜だかりゃもっとぉ♪」
「もちろんそのつもりだ!」
「あひぃっ♪」

イッている最中なのに再び激しく動き始めた隻影の的確な攻めに、私はイキ狂い喘ぎ声を出すしか出来なかった。
絶頂をさらに超えた絶頂……快感に身体は震え続け、秘所からは小刻みに潮を吹き出し続け、もう、気持ちいいという感覚だけが私を支配しているようなものだった。

「ふぁっ、あああああっ!ふぁああああ♪」

再び熱いモノが子宮内に注がれる感覚がした……もう私の目の前はずっとチカチカしっぱなしで、思考なんて働くはずもなかった。
かつての私が見たら全力で引いてしまうような恍惚とした表情を浮かべながら、私は天に昇って行くような快感に溺れていた……


「おーいセレナ、戻っておいで〜」
「あへ……あ……あ?」

相変わらず硬いままのペニスに膣内を犯されイかされ続ける……そんな中、私は気がついたら誰かに頬をぺちぺちと叩かれていた。
ぼやけてる視線を凝らし、叩いてる人物を見ると……群青色の翼と尻尾を持った人が見え……

「おかえり。そしてただいま」
「あ……ミョーリン……おきゃえりぃ……」
「あはは!まともに喋れない程イッてるのか!!」

少しだけ焦点があって、私の頬を叩く人物がモーリンだと認識出来た。

「あれぇ?帰ってくりゅの早くにゃい?」
「そんな事無いよ。出てってから1時間ちょっとは経ってるからね」
「えぇ?もうそんにゃに経ってた?」

1時間足らずで戻ってくると言ったわりにはほんの数十分程度で帰ってきた……と思ったら、なんとモーリンが出て行ってから1時間は経っていた。
絶頂の時間が続き過ぎて時間の感覚が狂っていたらしい……よく見たら私の足は膣内に収まりきらなかった精液でベトベトだった。それだけ出されていたのだろう。
その光景にうっとりしながらも、モーリンが帰ってきたので一旦勃起ペニスを引きぬく……抜けていく時の消失感に少し焦りを覚えるが、それ以上にこれからの期待感が高いので無事抜く事が出来た。

「にゅへぇ♪いっぱいでてりゅ〜♪」

栓が無くなった事で溢れ出てくる私の愛液とブレンドされた白くドロッとしたものを手で掬って口で啜る……ザーメンを飲んでいるだけなのに、また軽くイッてしまった。



「さてと、ボク達が一人ずつ相手しただけじゃまだ満足できてないよね?」
「だからぁ……次は3人でシよっ♪」

少し落ち着いた後、私達は3人で性交を楽しむ事にした。
まずはモーリンが裸でベッドの上に寝転び、私がそのモーリンの上に覆いかぶさる。
そして互いの秘所を重ね合わせ隻影を誘う……さっきまでシていた私は勿論、モーリンも興奮醒め止まぬうちに戻ってきたうえ部屋に立ち込める精の匂いに既に濡れており、少し動くだけで粘った水音が響く。

「ほら早く〜」
「遠慮せずにさ!」
「遠慮なんかしないさ……」
「「やんっ♪」」

私達の間に自身のペニスを差し入れる隻影。
膣内に入れるわけではない為少し物足りないかもしれないが、それでも陰唇と陰核を擦る陰茎に私とモーリンは歓喜の声をあげた。

「うっ、毎度思うが、これはこれで、気持ちいっ!」
「あぅ、む、胸がこすれ……♪」
「クリが、乳首が、擦れてぇぇぇっ♪」

熱いモノが激しく性器を攻め立てる。
それと、モーリンの上に乗っている形なので、互いの胸が隻影の動きに合わせ擦れる。
乳首と乳首が刺激し合い、下だけでなく上からも快感の波が広がる。

「くぅ、出すぞっ!!」

二人を一気に味わえるためか、それとも単に腰の動きが早いからか、はたまた私達の痴態に興奮が抑えきれないのか、絶頂に至るのも早いようだ。
自身の先走りと私達の愛液で滑りよく出入りするペニスは一段と大きくなって……

「あはぁ♪あったかぁい……♪」
「いっぱい射精してるね……お腹に臭いついたらどうしよ〜♪」

腰を振わせ、私達のお腹に沢山精液を漏らした。
全て出し終わった後、モーリンが私の身体を持ち上げると、私達のお腹にべったりと付いた精液が白い糸を引き……下にいるモーリンの臍やお腹に掛かる。

「はぁっ、こんなに出してるのにまだまだ硬い……♪」
「まだまだいっぱいシようね♪」
「もちろんだとも!」
「だよね!じゃあ次はボクのナカに注いでほしいから、横になってよ」
「モーリンは騎乗位が好きよね〜。じゃあ私は……さんざん出したおまんこを舐めて綺麗にもらおうかな?」
「セレナが攻めなんて珍しいね。まあいいや。ほ〜ら隻影、早く横になってよ♪」

お腹に精液をつけたまま、モーリンは騎乗位で挿入して、私は隻影の顔面に跨り秘所を口元に近付けた。
たしかに言われた通り私が顔面騎乗するのは珍しいが……そんな気分になる時だってあるのだ。

「んっ、ふっ、あっ、もっと隻影からも突き上げてよ!」
「ん、そう、吸って♪私のクリトリスを、んひっ、舌で突いてぇ♪」

激しくモーリンを突き上げながらも私のおまんこを舌で弄る隻影。
そこは何度も自分が射精した場所なので少しは嫌悪感も覚えているだろうに……私を悦ばせようと自分の精液交じりの愛液が垂れてこようがお構いなしに舌で犯してくる。
私自身も腰をくねらせ快感を貪る。少しざらつきつつも滑らかな舌がクリトリスに触れる度身体に快楽の震えが走る。

「んぐっ、ん……っ!!」
「い、イキそうなんだね!?ぼ、ボクもイキ、イックううぅぅぅぅぅ……!!」
「わ、私も〜〜〜っ!!」

私まで揺れる程激しく跳ねるモーリンだったが、その動きが急に激しくなった。
何かと思えばイキそうになっていたらしい……それは隻影も、そして私もだった。ラストスパートと言わんばかりに腰を不規則に打ちつけるモーリン、自ら腰を突き上げながら私の陰唇に舌を突き入れる隻影、そして自ら隻影の口に押し付ける私と、全員がそれぞれで快感を求め……

「んーっ!んんっ!!」
「ふあぁぁぁぁぁあああ♪」
「ひあぁぁぁきたぁぁぁぁああっ♪」

隻影がモーリンの膣内に射精するのと同時にモーリンは身体を弓なりに反らし、私は潮を吹いた。
3人とも同時に、絶頂に達したのだ……

「ひゅぅ……♪」
「あはぁ♪きもちいいのぉ♪」

3人同時にイけた幸せに浸りながらも、私達はまだまだ満足しない。

「ボクもある程度補給出来たし、次は2人で舐めてあげるね……♪」
「隻影は私達のおまんこ堪能していてね♪」
「はぁ……はぁ……二人ともホントに元気だな……」

流石に疲れが溜まって深夜に3人で寝沈むまで、私達の淫行は続いたのだった……



…………



………



……







「さて、そろそろどこに行く気か教えてもらいたいのだが……お前ら俺に内緒で色々集めてたようだが、結局決まったのか?」
「まあね」

次の日の昼。
目が覚めた私達は起きたばかりに1発ずつシてもらい、落ち着いた後に私特製の昼食を食べながら次の冒険の話をしていた。

「前言ってたのは砂漠に潜むケプリすら棲みつかない古代の遺跡に眠る宝か異界の一つである万魔殿にある古城に封印されている財宝、それか反魔物領のど真ん中にある火山の山頂にあると言われている幻の鉱石のどれかを探しに行くって言ってたよな?結局この中のどれかなのか?」
「そうだよ。結論から言うとパンデモニウムに行く事にしたんだ。そこへの転移なら転移が苦手な私でも連れていけるしね」
「まあ砂漠はその次に行く事にしようかと。折角セレナがダークエンジェルになって行きやすくなった事だし、堕落の果実の入手も兼ねて行こうって決めたんだ」
「まあ……人化の術は愚か普通のエンジェルに化ける事もままならないから、完全に身に付くまで火山はお預けって事で」
「なるほど。そういうことね」

後は食糧を用意して、明日か明後日にはパンデモニウムにある古城へ財宝を探しに行く予定だ。
永遠に同じ時を刻み続ける空間なので疲れ知らずでセックスも出来るだろうが、それは財宝を見つけ出した後でいい。
魔物でありながら本気でそう思えるのは、やはり3人とも宝探しが好きだからだろう。

「それで、俺に内緒にしていたのは何故だ?」
「いやあ……別に内緒にしてたわけじゃないよ。まだ隻影は街に慣れてないから案内がてら用意しようと思ってたんだけど……」
「私達とのセックスで疲れてるしと思ってね。最近はともかく最初の頃はすぐダウンしてたでしょ?だから準備は私達でしてたんだ」
「なるほどな……気を遣ってくれたのは嬉しいが、寂しくなるから今度からはきちんと言えよ」
「了解!」

少し拗ねている隻影とも話し合い、私達は旅の計画を練り続ける。

「それじゃあまずはセレナの転移でパンデモニウムに行って……その先どうしようか」
「パンデモニウムがどんなところかわからないからな〜。まずは地図でも探す?多分刑部狸やサバトが売ってるだろうし」
「かもしれないだから怪しいところだが、まあ他に何か役立つものが売ってるかもしれないし、おそらくまだ相手が居ないダークエンジェルやダークプリーストがいれば道ぐらいは聞けるからなんとかなりそうではあるな」
「そして堕落の果実があったら買ってみると……掛けられるのが好きなセレナはそのつもりなんだよね?」
「そうだけど……そういう言い方してモーリンはいらないの?」
「もちろんいるよ。もう出なくなるまで身体に掛けてもらうつもりだし」
「は、はは……お手柔らかに……」

次なる旅の予感に、私達はワクワクしながら計画を進めたのであった。



ひょんな事から始まった私の宝探し。

古代の遺跡で謎を解き崩れ落ちる中力をあわせて脱出した事をきっかけにトレジャーハンターになった。

海の洞窟に入る為海中に潜り罠やぶよぶよをくぐり抜け宝を護るスケルトンに遇い、疲れと悲しみと多量の宝を持ち帰った。

魔界にあるダンジョンに仕掛けられたいくつものエッチな罠や危険な罠を乗り越えて、最奥に住んでいた主のフィアさんとタメになるお話した。

反魔物領の森で自然を堪能し、森の魔物に協力してもらって見つけた黄金のお花畑の中で舞い、アルラウネと一晩中鬼ごっこをする破目になった。

大氷山で自然の脅威に襲われながらなんとか宝に辿り着くもそこはもうほとんど何もなく、あげく遭難し死にそうになった。


そして……ジパングの山で宝玉を見つけた私達は……かけがえのない宝……宝探しが好きな旦那を手に入れた。



でも、それで終わりじゃない。



「次はどんな冒険が待ってるんだろうね!」
「わからない。けど、だからこそ楽しいんだよ!」
「ああ。これからもずっといろんな場所に行くぞ!!」



天使と悪魔、それに侍の宝探しは……



そこに宝がある限り、ずっと終わらない!!
13/07/07 21:34更新 / マイクロミー
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■作者メッセージ
二人+一人の宝探しはこれからもずっと続くよエンド。
という事で、全9話になってしまった元読切であったこの物語はここで完結となります。しかし、三人の宝探しはこれからもずっと続いていきます。
時には……というか3分の1程はエロい事してますがねw

また違う話や現在続きを誠意作成中の幼き王女ときままな旅でお会いしましょう!

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