読切小説
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魔物娘と自衛隊員
俺、八雲飛鳥は自衛官だ。市ヶ谷駐屯地の通信部隊に属している。
魔物娘が世界中に溢れ、ごく当たり前の存在になり平和になった今の世の中でも、
地震や津波などと言った天災は尽きず、自衛隊の出番は相変わらずなくならない。
本当なら出番がないのが一番なんだが、そうも言っていられないのが現状だ。
「抜かずの剣こそ我が誇り」とはよく言ったもんである、自衛隊は魔物娘があふれる今の世の中でも変わらないのだ。
……自衛隊ではなく、自衛官や駐屯地は随分と変わってしまったが。

魔物娘が溢れてから先ず変わったことと言えば、寝具が変わった。
今までは使いまわしていたぼろい毛布や掛布団だったが、魔界や魔物娘の素材を利用した寝具が支給された。
先ずはお膝元からということで、中央業務支援隊からワーシープウールを使った寝具を支給された。

「隊長、この寝具って本当に大丈夫なんですかね……?」

「俺は大丈夫だと思うぞ、使ってみたけど疲れがスッキリ取れた以外は何も起こらなかったしな」

「そうなんですか、だったら大人しく使ってみます」

結果から言えば、短時間の睡眠でも疲労をしっかり取るこの寝具は俺たち隊員にすぐ受け入れられた。
隊長のいう通り、ちょっとだけしか寝なくても体力全快という感じで、肉体作業の俺たち自衛官にはピッタリだった。
特に、警衛業務などで3時間から4時間程度の仮眠しか出来ない時はとくにありがたいものだった。
この寝具を使用し続けて、精力や魔力を溜め込んだ隊員が外出先で襲われる事案が相次いだが……
帰隊遅延も起こらなかったしそれほどの大事には至らなかった……そう、ここまでは大事にならなかったのだ。

問題は隊員が魔物娘と恋人、もしくは夫婦関係になってから発生した。
正確に言えば関係そのものには問題はないのだ。隊員のインキュバス化が大きな問題になった。
俺が所属する部隊の先輩にも魔物娘と恋人になった人がいるが、その人もちょっとした騒ぎとなった。

「次、矢納3曹! 目標、70m!」

「目標70m!」

俺の2期上の先輩隊員、矢納3曹がソフトボールを思い切り投げる。
投げられたボールはぐんぐんと伸びていき、フェンスを優に飛び越え、近隣のビルの壁にぶつかりポトリと落ちた。

「や、矢納! お前、ドーピングでもしたんじゃないだろうな!?」

「し、してませんよ! 仮にしたとしてもここまでの記録にはならないでしょう!!」

「じゃあ、なんでこんなオリンピック記録も真っ青な記録が出たんだ!?」

「……あ、もしかしたら俺の彼女が魔物娘のオーガなんですけど……そのせいかもしれません」

「お前、そういう事は先に言えよ」

知ってるとは思うが、インキュバス化した人間というのは恋人や妻となった魔物娘の力を受け継ぐため、人間の限界をたやすく突破する者も多い。
具体的な例を挙げれば、ミノタウルスやオーガやグリズリーなど、力が強い魔物娘を恋人にした隊員は、他の隊員が数人がかりで重たい荷物を持つのを尻目に、100キロ近い荷物を片手で易々と持ち上げていた。
ワーウルフやケンタウロスなど、足の速い魔物娘を恋人にした隊員は、体力測定の際に三千メートル走や走り幅跳びなどで、世界記録を塗り替えたりした。
人狼や火鼠やクノイチなど、格闘技に優れた魔物娘を恋人にした隊員は、格闘検定の際に格闘指導官を勢い余ってぶっ飛ばしてしまった。

こんな事が次々と起きたため、各種検定の基準が見直されることになったのだ。
しかし、人間基準で考えるかインキュバス化した隊員基準で考えるかでもめており、色々と面倒なことになっている。
特に、体力検定に関しては純粋な身体能力がモノを言うために、基準を制定するのに苦労しているらしい。
仮にインキュバス化した隊員を基にしたとしても、パートナーの魔物娘によって能力はだいぶ変わるので、その辺りのすり合わせも大変だ。
いっそのこと、「人間とインキュバスの隊員の二つに分けて考えるか?」との意見も出ている。

次は、魔物娘が女性隊員として入隊してきたことによる問題だ。
この魔物娘達は日本人としての国籍を取得しており、万年隊員不足に悩まされる自衛隊にとって、魔物娘とはいえ自分から自衛隊員として志願してくれるのは大変ありがたい話だったのだ。
魔物娘の種類は『人型』であること、つまりケンタウロスのような下半身が馬になっているような魔物娘でなければ入隊できるのだ。
まぁ、そんな魔物娘でも変身魔法で下半身を人型に変えているのなら入隊できるのだが。
我が部隊にも今年は6名の魔物娘が入隊してきた、もちろん全員四肢は変身魔法で人と同じように変えているが。
ちなみに、魔物娘の入隊に当たり頭髪や装飾についての制限は無くなったそうだ。理由はよくわからない。

「グレムリンの暮夢凛(くれゆめりん)です、機械の扱いなら任せてください」

小柄でパッと見は中学生と見間違えてしまいそうな、生意気そうではあるが可愛らしい笑みを浮かべた暮夢。

「ハーピーの春日翼(かすがつばさ)です、高所作業ならお任せです!」

同じく、小柄だがどちらかといえばモデル体型の人懐こい笑みを浮かべた春日。

「人虎の神大河(じんたいが)です、格闘指導官を目指しています、よろしくお願いします」

筋肉質で背が高く、キリっと引き締まった表情がどことなく中性的な魅力を醸し出す神。

「刑部狸の京里舞(きょうさとまい)です〜、金勘定等の計算が得意です。よろしくお願いします〜」

話し方にちょっと京都弁が入っている、たれ目が色っぽいお姉さんな京里。

「ケンタウロスの馬野守(ばのまもり)です、射撃検定で新記録を狙っています。 よろしく、お願いします」

ポニーテールで髪をまとめ、真面目そうでクールな印象を受ける馬野。

「オークの武田桜(たけださくら)です。 力仕事が得意です、よろしくお願いします」

どことなく意地悪そうな顔を浮かべる、ぽっちゃりとした健康的な魅力を持つ武田。
全員、一列に並んで纏まり自己紹介をしてから一例をした。
……さて、彼女らの何が何が問題だったのかというと、入隊した目的だった。
彼女ら魔物娘の目的は、『国防』や『防災』などではなく、『男性自衛隊員』そのものだったのだ。
精力溢れる若い独身隊員など、魔物娘からしたら最高の獲物だろう。
実際、魔物娘が入隊してからは隊員同士の結婚が相次ぎ、結婚ラッシュからのベビーブームとなった。
それに伴い、三宿駐屯地の中央病院には非常に大規模な産婦人科棟が併設された。
国内でも有数レベルの大規模な産婦人科であり、その階層は5階建てと中央病院よりも大きい。
この産婦人科、中央病院と同じように紹介さえあれば外部の者でも自由に使えるのでいつでも盛況だ。
なお、三宿だけではなく、全国の駐屯地の医務室で産婦人科の窓口が開かれているが、どこも魔物娘で溢れているとの事だ。

他には、規律というか……訓練の方法が変わったことだろうか。
いわゆる体力錬成が、魔物娘とのコミュニケーション(意味深)に変わったのだ。
これは部隊事に違ってはいるが、少なくとも俺のいる部隊ではそうなった。
知っての通り、インキュバス化さえすれば隊員は人間の限界を越えることも多い。
そのお蔭か、隊員の身体能力向上を狙い『隊員同士に限り、稼業時間内の魔物娘との交流を認める』と防衛大臣直々の許可が下されたのだ。
この許可は全部隊共通、さっき言ったように俺のいる部隊も例外ではなかった。
その際に、部屋の配置転換がとても面倒くさいことになり、営内長が頭を抱えたのは……まあ、どうでもいいことか。

「先ぱ〜い♪」

俺と同部屋、それも二人きりになった桜がこれ幸いとばかりに抱き着き、頭に胸を押し付けてくる。
魔物娘とはいえ、年下の可愛い女の子……しかも肉付きのいいムチムチした爆乳の子に抱き着かれて、悪い気はしないのだ。
最初は軽く引っ付いてくる程度だったが、桜も魔物娘である。2、3日もすると肉体関係を迫ってきた。
俺も男だ。煩悩を断ち切ったお釈迦様でもあるまいし、可愛い女の子に迫られて欲を断てるわけもない。

「てめぇ、このアマ! 先輩にそんなことをして分かってんだろうな!」

「きゃ〜♥ ごめんなさ〜い♥」

口では謝っているが、イヤらしいニヤケ面を浮かべている桜をベッドの上に押し倒し、勢いのままその服を剥ぎ取る。
まったく抵抗されかったため、あっという間に裸にひん剥いてしまった。

「うへへ……♥」

目の中にハートを浮かべながら、唇の端から涎を垂らす桜。
これじゃどちらが攻めてるか分かったもんじゃないので、目の前でプルプルと震える爆乳を揉みしだく。

「ひゃっ♥」

まるでホルスタウルスのように育った爆乳をわしわしと揉みしだき、乳首を摘まんでぐにぐにとこね回す。

「ひっ♥ ち、乳首キモチいぃですぅっ♥ もっとこねくり回してぇっ♥♥」

十数秒もしないうちに桜の乳首は手ごたえが変わり、ぐねぐねからコリコリとした硬い感触に変わり、痛いほどに勃起している。
桜の爆乳はピッタリと手に吸い付き、水風船のように柔らかいクセに、揉みしだくとゴムのような強さで弾き返そうとしてくるのだ。
そんな桜の胸を堪能する事十数分。

「せ、先輩……おっぱいもいいけど、おマンコも気持ちよくしてくだしゃい……♥」

胸ばかり攻められる事をもどかしく思ったのか、唇を尖らせながら俺を媚びるように見上げ、可愛らしくおねだりをする桜。
そんな桜に対して悪戯心に火が付いた俺は、ちょっとだけ意地悪をしてみたくなった。

「してもいいけど……もっとちゃんとおねだり出来ないのか?」

「ぶひっ……♥ こ、このイヤらしいメス豚の豚マンコを、先輩の逞しいおチンポでズボズボ抉ってください♥♥♥」

寝ころびながら自分の足を抱える、所謂『まんぐり返し』になっておねだりをする桜、その卑猥な貝はヒクヒクとビクついており、既に洪水が起きたかのようにぐっちょぐちょに濡れている。

「よし、じゃあケツを向けろ」

ベルトを取り、パンツとズボンを脱ぎながら命令する。
桜は息を荒げながら態勢を変え、むっちりもちもちと肉付きのいい尻を突き上げながら、ねっとりとした動きで尻を振った。
こいつ、生意気にも挑発しているつもりか。

「ぴっ!?」

ピシャン、とちょっと赤くなる程度に桜の尻をはたく、驚いたのか桜は尻尾をピンと伸ばし身体を震わせた。

「……♥♥♥」

とろんと目を蕩けさせながら、桜は口角を上げて物欲しそうな視線をこちらに送ってくる。
既に準備は万端といった所か……生憎と、こちらも準備は既に完了している。
愚息は既に破裂寸前、収まるべき鞘に収まるのを待っている状態だ。
愚息を手に取り、桜の股間にあてがって一気に貫いた。

「ぶっひぃぃぃぃぃぃぃんっ♥♥♥」

処女膜を貫かれて痛みを感じているハズなのだが、それが激しい快楽になっているのか遠吠えの様な嬌声を上げる桜。
……これは、不味い。何が不味いって、気持ち良すぎる!

「ぬっ、おっ、これは……っ」

「ぶひっ♥ぶひっ♥♥」

豚を基調とした魔物娘のオーク……完全にメス豚と化したオークの桜は、パン、パンと肉と肉がぶつかりあう音に合わせて、豚のような喘ぎ声を出す。
その聞いているうちに俺もヒートアップ、腰を動かすスピードが速くなり、それに伴って快楽も上昇、またそれに伴って気分がノってくるわけで……

「オラッ、これがいいのかッ」

「ぶひぃっ♥キモチいいですっ♥♥もっとはたいてぇっ♥♥♥」

気分が高揚し、俺自身のサドっ毛が目覚めたのか尻をバシバシとはたいていく。
さっきのように優しくはない、叩いた所が赤くなる『スパンキング』だ。
桜はいつの間にかマゾの快楽に目覚めているため、痛みよりも快楽が遥かに勝っており、はたかれる度にいい声で鳴くのだ。
と、まぁそんなこんなで盛り上がってるうちに……

「うっ」

精液がせり上がり、射精管を駆け抜け、桜の子宮内に撃ちだされる。

「あっ、先輩に中出しされてる♥一杯種付けしてぇっ♥♥」

桜のおねだりに答えるべく、精液を漏らさないようにと腰をしっかりとホールド。
……いつもより遥かに長い射精は、桜を十二分に満足させたようだ。

「ぶひぃ……♥ とっても、気持ちよかったですぅ♥」

そう言いながら精液が漏れないようにと、手で蓋をする桜。
こうして、俺と桜の初めてのコミュニケーションは、パーフェクトコミュニケーションで終わったのだった。





ちなみに翌日。

「握力測ってみたら余裕で150キロ越えてたんだけど?」

「私とセックスしたからでインキュバス化したんですね、多分」

「こんな簡単になるもんか……」

「先輩と私の身体の相性がすごくよかったからですね♥」

「うるせえよ!」
19/04/21 02:06更新 /

■作者メッセージ
本来はエロシーンはちょろっとで終わらせるはずだったのに、思ったより書いてしまった。

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