連載小説
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最終話
「んん……やった。上手くいったよ」

「あ、ああ」

ゆーくんに馬乗りになった私はネグリジェの裾を捲って、おちんちんを膣口にセットする。
魔物娘ならできて当然の事だけど、私は位置を合わせるのに苦労して、何度もクリトリスに擦りつけちゃった。
その度に変な声まで出ちゃうし。もう、恥ずかしいなあ。

「ごめん、サキ。正直長く保ちそうにない」

「私だってそうだもん。気にしないでいっぱい出してね」

その方が嬉しいから、と耳元で囁くとおちんちんがピクンと跳ねる。
何度も焦らしちゃったせいか、それは先走りのお汁をダラダラと流して悶えていた。

ごめんね。もうすぐ楽にしてあげるからね。

私だって、もう入り口からは膣分泌液が溢れてきてて、肉棒に愛のシャワーをぽたりぽたりと浴びせていた。

お互い、もう我慢の限界なんだ。

「それじゃあ、いくよ」

「頼む」

くちゅりと、先っぽが膣口に接触する。
立派なカサを広げたそこは一番太いポイントで、少しずつ力を込めていっても中々入ってくれない。
ここさえ。ここさえ入れば、きっと大丈夫だから頑張らなきゃ。

「んん……ごめんね。時間かかっちゃって」

「いいんだ。サキこそ力んでるようだけど無理はしないでくれよ」

「無理なんてっ、してないっ」

ゆーくんが心配そうに見上げているけど、構わず力を入れ続ける。
ここは絶対に譲れない。
すぐに気持ちよくしてあげるんだから。

そう思ってもっと踏ん張るために足を動かした、その時だった。

ずるん。

「きゃ」
「あっ」

ぐちゅり。

愛液に足を滑らせたはずみで、ずぷっと頭が入り口に飲み込まれた。
体重がもろに掛かったせいで、おちんちんは止める間もなくそのまま沈んでいく。

ずぷぷぷぷ……。

「やあああ! なにこれ!? なにこれぇ!?」
「ああああ! ダメだ! サキのナカ、キツすぎる!」

ちがうよ、ゆーくんのがおっきすぎるの!

ぎちぎちとおまんこを押し広げられる感触に、私は悲鳴を上げるけど何にもできない。
ただ分かるのは、今まで感じたことがない程に強烈な快感だけ。
それに翻弄されているうちに、最奥にこつんとナニかがぶつかる。

「ああ! ぜんぶはいったぁ!」

「すげえ……! こ、これがサキの……」

「わたし、ちゃんとゆーくんとエッチできてる……! うれしいよぉ!」

「……っ! 俺もだ! サキとセックスできて最高だよ!」

ずっとコンプレックスだった、狭くて小さな私のおまんこ。
それが今、ゆーくんのおちんちんをズッポリ飲み込んでる。

「痛くないか?」

「うん、だいじょうぶ。すごく気持ちいいの」

痛くなんてないよ。大好きなゆーくんのおちんちんなんだから。
そう思うと私は幸せな気持ちになって、おまんこがきゅうきゅうと切なく鳴きながらおちんちんを抱き締める。

「も、だめ、だ……! サキっ!」

「わ、わたしも……あっ!」

その瞬間、どぴゅどぴゅと奥で何かが弾けた。

「やあああああああああ!!」
「ああああああああああ!!」

お互い聞いたこともないくらいの声を上げながら、私たちは絶頂を迎える。
おまんこが蕩けちゃいそうな程の気持ちよさで、私の理性は薄れていく。
ひくひくと痙攣を続ける私のナカに、生暖かいものが流れ込んできた。

これが、せーえきなんだ。

温かい精液を注がれる感覚に、私は身震いした。

なにこれ。おいしい。

キスした時にも仄かに感じてたけど、そんなの比べ物にならない。
この世の何よりも美味しくて、どんどん身体に力がみなぎってくるような気がする。

これ、もっとほしい。

「これ、ほしい。もっとちょうだい」

「ああ! サキ、今は待ってくれぇ!」

「や。まてない」

本能に突き動かされるように、腰を前後する。
射精が終わって萎み始めてるおちんちんを無理に搾って、もっと精液を出すように促す。
相性ピッタリなおちんちんが襞をこする度に、私は電流が流れるような快楽を感じていた。

「うわああ……! そんなに扱かれたらまた……」

「ちょうだい、せーえき。がまんしないで」

「ああ、でるぅ!」

どぴゅどぴゅどぴゅ。

「ああああ……! またでてきたぁ」

再び奥に叩きつけるように発射された精液が、私の性感を焼いていく。
2度目の絶頂を迎えた私は、ふー、ふーと息を整えながら余韻に浸っていた。

そうしていると、子宮口がじゅるりじゅるりと勝手に蠢いて、精液を飲みこんでいくのが分かった。
これで大事な精液を漏らさずにすむんだ。

ふへへ……しあわせぇ。


「はあ……はあ……満足、したか……?」

「うん」

連続で精液をもらったことで、私の理性も戻りつつあった。

ちゅぽん。

「あ……抜けちゃった」

「まあ、あれだけ搾られればな……」

くたぁと萎びたおちんちんが、私のナカから出てきた。
2回も連続で出すなんて、インキュバスじゃないゆーくんには大変な重労働だったのかも。
声には元気がなくなってるし、体力の消耗が収まらないのか、はぁはぁと荒く息を吐き続けている。
男の子は射精した後は凄く疲れちゃうって聞いてたけど、こんなにグロッキーなゆーくんは初めて見るなあ。

ありがとう、すごく頑張ってくれたんだね。
ホントはもっとしたいけど……これ以上はゆーくんの身体に毒だろうし、続きはまたにしようね。

「ありがとう、すっごくよかったよ。じゃあ今日はここまでね。一緒にお風呂行って寝よっか」

「……」

そう言って私が立ち上がろうとすると、ジッと私を見つめていたゆーくんが突然起き上がる。
そしてガシッと強引に私の手を掴むと、ベッドの上に押し倒した。

どさり。

えっ?


「ゆーくん? どうしたの?」

「我慢してんじゃねえぞ」

いつも優しいゆーくんらしくない、威圧するような声。
逞しい両手も私の腕を押さえつけて、逃げられないように拘束している。
痛くは全くないけれど、抵抗力を奪われちゃったみたいでほんの少しだけ恐い。

「俺がどれだけ小さい頃からサキといたと思ってんだ。全然満足してないのが見え見えなんだよ!」

「やっ! そんなことないし……」

「お前は優しいから俺のことを思って辞めようとしてくれたんだろうけどな、そんな配慮はいらない。元はと言えば、お前を待たせすぎた俺が悪いんだからな」

「ちがうもん。もうお腹いっぱいだもん」

「まだ認めないのか? なら、俺を求めさせてやる」

それだけ言うと、ゆーくんは私が纏っていたネグリジェを強引に剥ぎ取る。
その衝撃で、私の大きなおっぱいが弾け飛ぶように揺れる。
ゆーくんの視線も鋭くなって、見惚れるようにその動きを追っているみたい。
やだ、そんな目で見ないで。恥ずかしい……。

「今までどれだけ俺が、こいつを触ってみたかったと思ってんだ!」

「んん! 掴んじゃだめぇ!」

見てるだけじゃ我慢できなくなったのか、ゆーくんの両手が私の乳房を捉える。

「すげえ柔らかいのに、押し返すような芯がある……。これがサキのおっぱいか……。想像してたのなんか比べ物にならないぞ」

「感想なんて言わないでぇ……」

羞恥心を刺激されながらモミモミとおっぱいを揉みしだかれるプレイは、じんわりとした快感を私に与えた。
そのせいで、さっき回復した理性がもう一度溶け始めているのを感じる。
それがどうしようもなく恐ろしくて、私は力が入らない手でゆーくんの胸板を押しのけようとする。

「そこは、だめなの。お願いだから離してぇ……」

「こら、邪魔するんじゃない。……よし、そこまで強情なら取っておきの方法で黙らせてやるぞ」

そう言うと、ゆーくんは私のお尻の下辺りから、黒っぽく光る細長いものをつまみ出した。
その途端に、私の腰から背中にかけて痺れるような衝撃が走って、力が抜けちゃう。

まさか、それって……!

「やあああ! 尻尾もだめえ!」

「昔からサキはここが弱かったよな。くすぐり勝負しても、ここさえ攻めれば即堕ちだったし」

「んん! 知ってるのに、なんで触っちゃうの!」

「お前を素直にさせるために決まってるだろ。ちゃんとおねだりできるまで、セックスはしないからな」

「そんな、ひどいよお!」

くにくにと尻尾を弄られながら、おっぱいを虐められる。
それだけで、私のカラダは一気にゆーくんを求め始めた。
乳首は制御できずに立ってきちゃうし、陰核も大きく伸びて自己主張をする。
膣もぬるぬるとした愛液をたくさん吐き出して、大好きな人の肉棒を咥え入れる準備を始めてしまう。
ああ……もう我慢なんてむりい……。でも……。

「いらないもん……。ゆーくんのおちんちんなんて……」

「なんでそう強情なんだよ」

呆れたような声でゆーくんが言う。
だって。

「ゆーくんに無理させてまで、気持ち良くなんてなりたくないから」

「……」

「私、ホントにもういいんだよ。さっき貰った分だけで十分なの。だからね、お風呂いこ」

「……そうか、分かった」

観念したような声色で、ゆーくんはおっぱいと尻尾から手を離す。
ああよかった、と私が安心したその時。


がし。

「ふぇ……?」

そのまま逞しい両腕が、私の腰を掴んだ。
突然のことで私が混乱しているうちに、ぴたりと硬いものが膣口に当てられる。

「えっうそ。まって、まって」

「お前が素直になるのを待ってたらラチがあかん。このまま入れさせてもらうぞ」

「そんなのだめ! 約束がちがうよ!」

「聞こえんなあ」

「そんな……あっ!」

私が制止するのも聞かず、おちんちんはそのまま挿入されようとしていた。

「うあ……! マジでキツいなこれ……!」

ならもう無理しないでよ。ばかあ……!

ずぷ……と頭が入りかけた所で、私は咄嗟にある考えが浮かぶ。
そうだ……思いっきりお腹に力を入れて膣圧を上げれば……!

「だめ……! 入っちゃだめなの……!」

「うわっ、締め付けがさらに凄く……」

ただでさえキツいナカを収縮させれば、きっとおちんちんも弾き出せるはず……!
そう思ったのもつかの間、私のおまんこには徐々におちんちんが侵入してくる。

嘘でしょ。これ硬すぎるよお……!

ゆっくりと掘り進めるように膣壁を広げられる感触は、容赦なく私の性感帯を刺激した。

ぎち……ぎち……ずぶ……ずぶ……。

「やああ! 入ってくるぅ……!」

ずぶ……ずぶん!

結局締め付け作戦も大した効果はなく、おちんちんは最奥の子宮口にまで到達してしまった。
くぽっと、おちんちんとおまんこのお口同士がキスをして先走りの汁を交換する。

「お、奥まで入っちゃったあ……」

「くうっ、すごい気持ちいいぞ、サキのナカ。どうだ、素直になる気にはなれたか?」

もう、こんな強引にするなんて……!

「うそつき。私が我慢できたらエッチしないって言ったくせに……!」

「やっぱり我慢してたんじゃないか」

しまった。うっかり口が滑っちゃった。
ゆーくんは、悪戯っぽく笑いながら腰を叩きつける。

ずちゅ!ずちゅ!ぐちゅ!

おちんちんもおまんこもミニサイズの私達は、一回のストロークにかかる時間が短いせいで、絶えることなく快楽が襲いかかってくる。

「やあ! あう! ああん!」

肉棒が襞を擦り上げる度に、私の喉からは甲高い声が勝手に上がっちゃう。
それが恥ずかしくて、必死に口を両手で押さえて声を封じる。
その光景にますます興奮しちゃったのか、ゆーくんの動きも加速する。

「ん……んん……ん……!」

「おい、気持ちいいならっ、抑えなくていいって言ってるだろ!」

「ああん! 手外しちゃだめ!」

ベッドに縫い付けるように手を押さえて、動きを封じられる。
私はもう喘ぎ声が止められない。

「あん! ひゃああ! だめ、そこぉ!」

「素直になってきたじゃないか。その方がもっと可愛いぞ」

「はえ……?」

暖かくて大きな手が、私の頭を優しく撫でる。
その愛おしむような感触は、私の理性をあっさりと溶かしていく。

ふへへ……ゆーくん、それすき……。もっとしてぇ……。
もう……素直になっちゃっても……いいかも……。

私は、その手にマーキングするように頭をぐりぐり擦りつける。
無意識にずっと入ってたお腹の力が、段々と抜けていくのが分かる。
そのせいで表情もどんどん緩くなってきて、しまりの無い笑顔が浮かんじゃう。

「えへへ……」

「……? なんか急に動かしやすくなったな」

「そうなの?」

余計な力が抜けたことで、おまんこの締りも、きつく搾り取るような強さから、ゆったり感がメインの強さに変わってきたみたい。
もちろん、おちんちんに与える快感が減るわけじゃなくて攻め方が違うだけなんだけど。

「襞が絡み付くみたいな感覚になってきたな、こっちもいいぞ」

「私も、んっ、すごく気持ちいいよ」

ぐちゅ。ぶちゅ。ぐちゅ。

ひたすら快楽だけ求めたエッチもいいけど、こんな甘々なエッチもいいなあ。

「ね、ゆーくん。ちゅーもちょうだい」

「よしきた」

ゆーくんは素早く身を屈めて、私の唇にキスをしてくれる。

「ん」

「んちゅ。……んん」

エッチ中にするちゅー……さいこぉ……。

唇同士が触れ合うだけのその口付けは、今まで経験してきたどんなキスより甘美に思えた。
でも、もうそれだけじゃ足りないの。
私は迷わずゆーくんの唇を割って、彼の太い舌に自分のそれを絡める。

「んん! さひぃ!?」

「むむう。んちゅ。れろぉ」

そういえば、今まで深い方のキスはしたことなかったね。
もししちゃったら、エッチ我慢できるか自信なかったからだけど、正解だったみたい。
だって、こんなに……。

「んん……。ゆーふんのひた……おいひいよぉ……」

「さひのつば……あめぇ……」

私が巻きつけて悪戯っぽくつつく度に、快楽に震えて悶えちゃう舌が愛おしくてたまらない。
唾液だって、よく味わってみると精液とは違う美味しさで、私の五感を刺激する。
その味に酔いしれていた私は、ゆーくんの身体がガクガク震えてきたのに気づいて、口を離す。

「ぷはぁ」

「はぁ……はぁ……。満足したか……?」

「んふふ」

分かってるくせに。
こんなに気持ちいい事は、また後に取っておこうね。
夜は長いんだから。

「くうう……。再開するぞ」

ずちゅ。ずちゅ。

再び始まったストロークは、さっきと比べると明らかにぎこちなく感じられる。

ふふふ。
私とのキスで腰砕けになってるのバレバレだよ、ゆーくん。
こんなになっても頑張ってくれるなんて、ホントに可愛いなあ。

私は、大好きな人の弱点に気づいて強気になる。
さっきまでは一方的に攻められて、いいように鳴かされてたけど、これで少しは魔物娘の面目も守れたかな。


「……あれ?」

その時、お腹辺りに暖かな何かが触れる。
不思議に思って見てみると、ゆーくんが私のお腹に優しく掌を添えていた。
どうしたんだろ?

「……」

さすさすさす。

そのまま、何も言わずに撫で始める。

「あの……ゆーくん?」

「……」

当惑する私をよそに、彼はひたすらお腹の一点を撫で続ける。
そこは、おへその下の辺りで、ちょうど皮膚の中に子宮がある場所。

「ここに、デキるかもしれないんだな」

微かな嬉しさが混じった声でポツリと呟く。
デキるって何が……あっ……。

「赤ちゃん?」

「ああ」

赤ちゃん。ゆーくんとの赤ちゃん。

そうだ。
エッチできた嬉しさやキスの気持ちよさでつい忘れちゃってたけど、もう私ゆーくんの精液2回も注がれちゃってるんだ。
それなら、直にデキちゃうかもしれなくて……。

ぎゅうううう。

「うわ! 何だ、突然締め付けが……!」

彼との宝物を授かる実感を覚えた私のおまんこは、めちゃくちゃな律動を始める。
孕ませてもらう幸せを感じたのか、気持ちよさも、今までで、1番に、なって……きててぇ……!

「ゆーくん! そこイイ! すごくイイよお!」

「うっ、どんどん具合がよくなってきた……! どうしたんだ、急に……!」

「赤ちゃん! 赤ちゃん欲しいの! 私とゆーくんの赤ちゃんが!」

「子どもを欲しがってたのか……! なんてエロいんだよ、サキ……!」

赤ちゃんの素が欲しくて必死におねだりする私のおまんこに、ゆーくんも辛抱できないみたい。
抽送するペースもどんどん速くなっていって……。

「くっ、そろそろ出そうだ……!」

薄れかけた意識に、彼の必死な声だけが聞こえる。

そろそろでそうなのぉ……? だったら……。

「ください……」

「何だ? 聞こえないぞ。もっと大きな声で!」

いじわるぅ……!

「ゆーくんの精液、出してください!」

「よし、よく言ったぞ! どこに出して欲しいんだ?」

「ナカに! ナカにぜんぶください!」

「分かった! じゃあラストスパートいくぞ!」

ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!

その言葉を最後に、ゆーくんは激しく動き始めた。
最高に反り立ったカリがおまんこの奥を叩く感覚に、身悶えする。

「ひゃあ! そこだめ! イッちゃうからぁ!」

「もう、出る……! どのくらい欲しい!?」

「お腹いっぱいになるまで! それと、赤ちゃんデキちゃうまでぇ!」

「欲しがりめ! ああ、やるぞ! しっかり受け取れよ!」

「ちょうだい、ゆーくんのせーえきとあかちゃん、いっぱいちょうだい!」

「ああ! イクぞ!」

どぴゅ!どぴゅ!どぴゅううう!!

「やああああああああああ!!」
「あああああああああああ!!」

お互いに絶叫をあげながら、私達は同時に絶頂する。
びゅるびゅると温かい精液が入ってくる感覚は、私の多幸感を一気に押し上げた。

しあわせだなあ……わたし。

ちゅぽん。

「あっ」

「ああっ」

頑張りすぎてしょぼしょぼになったおちんちんが、おまんこのナカから出ていってしまう。

『ちんこがイッて柔らかくなっても、そのままおまんこで刺激してあげれば抜かずに続けてできるわよ』って羽奈ちゃんが言ってたけど、私達には難しいのかな……。
まあ、いいや。次に試してみれば。

「ううん……出し切ったなあ……。って、サキ!?」

「んちゅ。はむぅ」

お疲れの様子のゆーくんに構うことなく、私はおちんちんをお口で咥える。
愛液と精液が混ざりあった、世界で1つだけのカクテルをじゅるると啜る。
この青臭い匂いもたまんないなあ……。

「サ、サキ。今、敏感になってるから、そこは」

「むむぅ」

力が入らない手で私を押しのけようとするゆーくん。
それに少しだけ怒りたくなって、私はおちんちんから口を離す。

「ちゅ。そもそも、悪いのはゆーくんなんだからね」

「えっ……」

「私が必死に我慢してたのに、尻尾までイジメてその気にさせたんだもん。罰として、私がお腹いっぱいになるまでシてもらうんだから」

貪欲にエッチを求める私に、頭を抱えるゆーくん。
自業自得だよ。全部キミのせいだからね。

「これは、やっちまったかなあ……」

「うるさい。やっちまった、じゃないよ。これからヤるの。はむっ」 

「うっ……。どうか、お手柔らかに頼みます……」

完全に魔物娘の本能に目覚めた私は、そのままゆーくんとの情事を続ける。

それが終わるのがいつになるのかは、私自身にもまだ分からなかった。
23/10/23 15:57更新 / 大鑑
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■作者メッセージ
「んふふ、ごちそうさま。もうお腹いっぱいだよ」

「そうか……良かったな……」

「ごめんね、そんなになるまでシちゃって」

「いいんだ。それにしてもよく食ったな。一晩どころか一日中かかるとは、流石に思わなかったぞ」

「それなんだけどね……」

「ん?」

「もしかしたら私、おまんこが小さい代わりに子宮が大きいのかも。だから、食べても食べても足りなかったのかなって」

「そういえば、あれだけ出したのに一滴も溢れてないな」

「うん。ふふふ、でもこれで一安心だなあ」

「何がだ?」

「だってこれなら。ゆーくんくらい丈夫で大きく育つ赤ちゃんを産めそうなんだもん」

「…………」

「ゆーくん? いきなり黙っちゃってどうした、の…………」

「んふふ」

「嬉しいなあ。デザートもくれるんだ」

「それじゃあ、そこに寝転がってね……」

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