２話α ファルメアの日
今日はファルメアの日だ
家の前で、公爵夫人から教えてもらった言葉を反芻する
―あの２人はね、ハルトマン君…キスに弱いのよ♥―
はっきり言って未だに信じられない…
何か凄いテクニックでも教えてもらえるのかと思っていたのだが…
―あら、ウソじゃないわよ？あの２人とキスした覚えはある？―
…回想で会話しださないでください…
―あ、普通のキスの事じゃないわよ、ディープキス、セックス中は無いでしょ♥―
そう…確かに無い…
スる前やシた後ならば少し深いキスはするが、行為中は確かにした覚えが無い…
いや、考えていても仕方が無い！！
日曜日以外は午後になると自分の日でない方が翌日の朝まで家を空けるルールになっている
俺は意を決して、ファルメアが待つ自宅の扉を開けた
・・・・・・
「あら、ダーリンお帰りなさぁい♥ご飯にする？お風呂にする？それともぉ…♥わ・た・し？♥♥」
家に帰ると裸エプロンのファルメアが出迎えてくれた
夕飯には少々早いが、彼女が１秒でも早くシたいからだろう(新婚プレイがしたいだけかもしれないが)
「あぁ…ご飯にしようかな…」
「はぁい♥いっぱい食べて…♥いっぱいえっちしましょうっ♥」
―ファルメア様はとにかく吸うのよ♥舌や唾液を自分の口の中に引きこんであげるの♥―
食事をしながら、教わった事を念入りに思い出す
―それで後は何してもオッケーよ〜♥グッドラック♥―
・・・・・・
sideファルメア
ダーリンと一緒にご飯を食べて、お風呂にも入らず、ベッドまで…♥
今日のダーリンったらなんだか積極的…♥
「アハ…♥ダーリン…そ・れ・じゃ・あ…今日もぉ♥おクチでぇ♥どっぴゅんしちゃおっか♥」
舌を出して人差し指を舐めて…♥このおクチはいつだってダーリン専用なんだから♥
「ファルメア…」
あ、あら？ダーリンったら急に私の肩を掴んで…
「んむッ！？♥ん〜〜っ♥♥やぁ…♥ひた…吸っちゃヤぁっ♥」
おクチぃ♥舌ぁ♥ダーリンに食べられてるぅ♥
「んじゅっ♥じゅじゅじゅぅ〜っ♥よだれ飲んひゃらめぇッ♥」
じゅぽっ♥じゅぽっ♥じゅぞぞ〜〜〜〜♥
「わらひのひたっ♥おフェラされひゃってるよぉっ♥ひゅごいぃんっ♥」
もうイクッ♥ダーリンにおクチ食べられてイッちゃうっ♥
「んん〜〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥」
あへぁ…♥キスだけでイッちゃったぁ…♥ダーリン素敵ぃ…♥
・・・・・・
「アハ…♥ダーリンちんぽ、もうギンギンだね…♥ね、キて…♥」
「あひぃんッ♥おちんぽいつもよりおっきいッ♥♥」
「あ♥あん♥♥あひっ♥♥♥ダメェっ♥感じすぎちゃうッ♥♥♥」
「ダーリンっ♥キスっ♥キスしてっ♥上と下でちゅーしよっ♥♥」
「んむぅっ♥まらイク♥わらひっ♥リリムにゃのに♥自分だけアクメしひゃうにょぉっ♥♥♥」
「イク♥イクイクっ♥♥イッてるのにまたイクぅぅん♥♥♥」
「アヘェ…♥え…？『ダーリンじゃなくて名前で呼んで』…？」
「はぁい…♥ハルトくん…♥」
「あっ♥ハルトくんのちんぽふくらんでキたぁん♥イクのね♥イキっぱなしマンコに中出しするのねっ♥」
「あっ♥あンっ♥ハルトくん♥好きっ♥好きぃ♥」
「好き♥すきっ♥すきすきすき♥」
「イク♥イクッ♥イクイクイク♥」
「いッグッ♥♥♥〜〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥」
「アッハぁ………♥ハルトくん大好きぃ…♥」
・・・・・・
翌朝、俺たちは揃って気絶していたらしく、気が付いたらお互いドロドロのまま目が覚めた
若干寝ぼけまなこのファルメアが頬にキスをしてくる
「もうっ♥ダーリンったら急に逞しいセックスしちゃうなんて…好き…♥」
「あれ…？ファルメア、またダーリン呼びなのか？」
「あ、あれは…なんか恥ずかしいから…セックスの時だけッ♥」
「そっか…可愛かったのになぁ」
俺がボソリと呟いた言葉にファルメアの羽がビクンと逆立つ、真っ赤になった顔がまた可愛いなぁ…
「もう♥もうもうっ♥ダーリンったらどこまで私をドキドキさせる気なのっ♥最初に会った時からもう…♥」
ふと、そこで気になった…あの日、ファルメアは何故俺をここまで気に入ったんだろう…
普段ならはぐらかされるモノだが、今の俺なら聞き出せる…ハズ
「なぁ…なんで初めて会った時に俺を気に入ったんだ…？」
聞かれた途端、ファルメアは恥ずかしそうに合わせた両手を顔の前にもっていく
「…あのね、ダーリン…リリムってね、魅了の魔法を使わなくても周囲を魅了しちゃうのって知ってる…？」
聞いた事がある、強力な魅了の魔術に加え、存在そのものがサキュバスの体現だとかなんとか
「だからね…私ずっと不安だったんだ…男の人が私に好きって言ってくれるのって、魔法だから、リリムだからなんじゃないか…って…」
「ダーリン…気づいてる？ダーリンって魅了魔法みたいなのが効かない体質なんだって、それも超強力なの」
完全に初耳だった
「だから…だからね…初めてだったの…私に剣を向けてきて…魔法かけても魅了されない人…」
「脈がない人だから…だからこそ好きになっちゃった…って…変、かな…？」
俺は返事をする事ができなかった…
何故なら、返事をする口はすでにファルメアにキスをしていたのだから
「やぁっ♥ダメっ♥ウツロが来ちゃうからっ♥アイツにイクとこ見られちゃうからっ♥」
・・・・・・
それからどーした
・・・・・・
その後、ウツロが来ても俺たちはセックスを終えられなかった
未だにシてる最中の俺たちに抗議の声をあげようとしたウツロにもディープキスをすると、彼女もすぐに堕ちてしまった
二転三転する俺の周囲だったが、今回の変化もまた大きなモノになった
どこまでも甘くて、トロけるような…俺にとっても、ファルメアたちにとっても…
つづく！
18/05/21 23:27更新 / トアル・ドコカ
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