読切小説
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アリスとおぢさん
「おーじさんっ! 早く起きてっ!」

ベッドの上に一人の少女が飛び込んでくる。
シルクのニーソックスに青いフリルスカート、フリルの沢山ついたドレスを着ている金髪の少女。
彼女は細い二の腕を私の首筋に絡ませて頬にチュッとキスをする。

「起きた?」

「ああ、起きた。起きたよ」

尖った耳をスルリとくすぐるとキャッキャと笑って人の身体の上を転げまわる。
彼女は人間ではない。
アリスという種類のサキュバスだ。
名前を聞いてもアリスとしか答えてくれないのでアリスと呼んでいる。

「おじさんが起きるの遅いからもう朝ごはん作っちゃったよ?」

「ありがとう、アリス」

アリスと出会ったのは一ヶ月前。
俺は勇者と共に魔物を狩る旅に出ていた。
だが俺は冒険の途中でちょっとした油断から魔物に捕まってしまった。
あの時は殺されると思ったが巣に連れ込まれる前になんとか逃げ出せた。
しかしながら逃げ出した先は不運にも悪名高いアリスの住む洋館だったのである。
俺の知識によればアリスは子供の姿で人を騙して殺す魔物だ。
しかも騙し討ちという手段に訴えるまでもなく歴戦の勇者を軽々屠る強敵だと聞いていた。
今度こそ駄目だ、そう思って彼女の言いなりになる生活が一ヶ月続いている。
当然ながら私が殺されそうな気配は一切ない。

「……っ!」

「おじさん、まだ足が痛いの?」

「ああ……どうやらまだ駄目みたいだな」

彼女と最初に出会った時、俺は足を怪我してしまっていた。
そうでなければ最初の時点で彼女を逆に騙し討ちしてやる気にでもなってたかもしれない。
だが彼女と一緒に生活するうちにそんな気も失せた。
命を救われたのも有る。
しかしそれ以上にこの奇妙な共同生活の間に、俺は彼女の姿に、魔物と化してしまったかつての私の妻子の姿を見てしまっていた。

「じゃあ、おじさんの分のご飯はこっちに運んであげるね」

そう言って彼女はせわしなく駆けていく。
戻ってきた彼女の手には温かそうなシチューの入った木の皿が有った。

「おじさんの取ってきてくれた鹿のシチューだよ」

彼女はスプーンでそれを掬って私の口元に差し出す。
優しげなほほ笑みは今は居ない妻に似ていた。
そのせいだろうか、俺は躊躇いなくそれを口に含んだ。

「おいしい?」

「う〜ん……」

「お、美味しくなかったの?」

彼女は急に不安げな表情を浮かべる。

「美味しいよ、世界一さ」

「やったあああああああああああ!」

満面の笑みを浮かべて飛び上がる。
細い錦のような髪が、愛らしい衣服が、それにそぐわぬ悪魔の翼が、フワリと揺れる。
その笑顔はなんとなく娘に似ているような気がした。
もっと女の子らしくしろといっても聞いてくれない辺りもそっくりだ。

「料理が随分上手になったな、おじさんも嬉しいよ」

「おじさんが料理を教えてくれたからだよ」

一人で暮らすようになってから必要に迫られて鍛えた料理の腕だ。
一応の自信は有る。

「ねえおじさん」

「なんだ?」

「私大きくなったらおじさんのお嫁さんになりたいな」

「こんなおじさんで良いのか?」

「だって、おじさんが世界で一番私のことを大切にしてくれるもん」

「そんなことあるもんか」

俺は彼女の言葉を鼻で笑う。
愛する人を世界で一番大切にできる人間だったならば、俺はどれだけ幸せになれただろうか。

「絶対にそうだよ、だからおじさんは私と一緒に居てくれなきゃ嫌だよ」

結婚したての頃、同じ事を言った妻の面影が彼女に重なる。
こんな幼い子供に俺は一体何を求めているのだろうか。

「おじさんは、絶対に私と結婚しなきゃ駄目なんだからね」

彼女は何か言い聞かせるようにそう付け加えた。

「……パパじゃあだめか」

「パパでもいいよ。でもお嫁さんにもなるもん。そうしたらおじさんずっとずっと一緒に居てくれるでしょ?」

「ああ、そうだな……そうする」

「じゃあパパって呼んで良い?」

「良いよ」

「パパ」

嬉しそうに、少し恥ずかしそうに少女が呟く。
俺は彼女をそっと抱きしめた。

「羽に触られるとくすぐったいよ」

「む、すまない」

「良いよ。ずっとそうしてて」

彼女は俺のベッドの中にするりと滑り込んでくる。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
細身の割には柔らかい肉の温もりが、胸のあたりからじわと広がっていく。
彼女の胸が膨らんでは萎む。
骨のコリコリとした感覚が直に伝わる。
幼さと女らしさのアンビバレントが俺を狂わせる。
今抱いている少女は子供なのか女なのか、今困っているのはその両方だからなのだ。
彼女は俺を恐れること無く静かに寄り添っている。
だが俺だって一人の男なわけで、子供くらいにしか思ってなかったアリスの中に確かな女性を感じる瞬間が有るのは否定できない。
思えばこの一ヶ月、そして勇者と旅していた間はほとんど禁欲生活だったのが良くなかった。
しかも朝だ。男として朝なものだから股間の重要な場所が充血していたとして誰が責められるだろう。
言い訳はやめよう。俺の硬くなった俺の分身が丁度、彼女の太ももに当たっているのだ。
彼女にそれを気にする様子はない。
俺が言い出せば逆にいやらしい気もして言えない。
彼女にそんなことを意識させること自体が彼女への冒涜に思えて苦しい。

「ア、アリス……」

彼女がベッドの中でもぞりと動くと立ち上る甘やかな少女の香り。むせる。
俺は今何を考えているんだろう。
娘と変わらない年頃の子供に、何を考えているんだろう。
彼女に対して大人の女に対するそれと同じ所有欲を覚えている。
俺は、俺自身に失望している。俺がこんな子供に欲情できる人間だったなんて。

「なぁにお父さん?」

魔物になった妻子を俺は受け入れられなかった。
そして二人は俺の元から去った。
あの時二人を受け入れることができていたなら、こんな生活が続いていたのだろうか?
アリスが今私にしてくれているように、彼女らも……。
皆幸せになれたのか?

「あ、え、あの……」

しどろもどろになって何も言えない。
顔が熱くなるのを感じる。

「パパ、お顔が真っ赤だよ? 熱でもあるの?」

「あ、ああ……そうみたいだな。風邪かもしれない。伝染ると大変だから……」

「私が風邪ひいちゃったらパパと一緒にベッドでずっと眠ってるもん。一緒ならベッドの中でも退屈じゃないよ?」

魔物は人を殺す前に色仕掛けを仕掛けてくると聞いた。
これがそうなのだろうか。
アリスは俺の額に額を当てる。
アリスと目が合う。
解る。
彼女は俺を愛してくれている。
つぶらで真っ直ぐな瞳が本当に心配そうに俺を見ている。
こんな眼で俺を見てくれる女性など、今はもう彼女しか居ない。
そう思うと怖かった。
もう子供だとか魔物だとか関係はない。
アリスを俺だけの雌にしてみせたかった。
お父さんとか夫とかそういう文化的なものではない。
ただ一匹の雄として俺はそれを求めていた。
妻であり、娘であり、俺を慈しむ母でも有る。
これがアリスという生き物の力なのだろう。
男の理想の総算としての少女が、アリスがそこには居た。

「パパったら、じっと見られたら恥ずかしいよ」

何も答えずに俺は彼女の唇に自らの唇を合わせた。
突然の口吻にも関わらず彼女は俺の舌を柔らかく受け入れる。
細い肩を押さえつけ、覆いかぶさるようにしてキスを続ける。
舌と舌がナメクジの交尾みたいに絡まり、彼女の鼻息が顔にかかる。
突然のことに驚き、涙に潤んだ瞳が見開かれている。
ありったけの唾液を流しこみ、彼女の口の中のありとあらゆる場所をなめとる。
軟口蓋、硬口蓋、歯の隙間、歯茎、俺の身体を驚きを持って受け入れる少女の身体。
俺は硬くなった股間を彼女の穢れを知らぬ身体にズボン越しに押し付けながらも、自分の証を刻み付けるようにこすり始める。
彼女はもがくが、結果として俺の動きに合わせるようにして俺の股間の膨らみに自分の体を擦り付けることになっている。
それがとても淫靡な動きであることを彼女は意識していない。
彼女の口中を思う存分貪った後、口を離すと彼女はケホケホと咳き込みながらこういった。

「だめだよパパ、キスなんてしたらきっと赤ちゃんできちゃうよ」

もう我慢ならなかった。
何も言わずに、震える手で彼女の服のボタンを外す。

「な、なにするの? パパ?」

彼女の表情に怯える色はない。
可愛らしい子供服の下からは白く滑らかな柔肌が浮かぶ。
虫さされのような薄い乳首がそれでもツンと主張しているのがやけにいやらしい。
舌を這わせると艶やかな悲鳴を上げてアリスは体を震わせる。
子供と思えない淫らな姿。
音を立てて彼女の胸部の小さな苺を転がす。

「ふぅっ……ひゅい! はぁうぅぅ……くすぐったいよぉ。おむねくすぐらないでよぉ!」

アリスは甘えた声をあげて笑う。
彼女の肩から腕を外して腰に手を回す。
小さくて折れてしまいそうな身体。
覆いかぶさればすっぽりと包み込める身体。
手を腰に回す、そして丸みを帯びたヒップをゆっくりと撫で回す。
もっちりとした臀部に指が食い込む。子供の身体じゃない。
これはもう、立派に成熟した女のカラダと変わりない。

「分かったわ、今日はくすぐりっこして遊ぶのね。パパがくすぐってくるなら私だってくすぐるんだから!」

体の表面を白い指がはう。
彼女は俺の服のボタンも外す。
彼女の指が俺の肌に直接触れる。
指先は少しひんやりしている。

「ほら、さっきのお返しだよ!」

彼女はまだ俺が何を考えているかわかってない。

「あ、わらった!」

彼女の笑顔が弾ける。
先程からの愛撫で若干紅潮して眩しい。
彼女がボタンを外した服を俺は脱いだ。
肌と肌が直接触れ合う。
暖かくてしっとりとした肌が吸い付いてくる。
上等な絹布のようにサラサラしていて、しかも菓子のように甘い香りを漂わせている。
先程から少女に漂う香りには慣れていたつもりだったが、今度は頭のなかを直接揺らされたようだった。
たまらずフリルのスカートに隙間から腕を差し込んでそれも脱がせる。

「きゃっ! やめてよ、恥ずかしいってば!」

可愛らしい動物の刺繍がしてあるパンツが現れた。
普段ならここで何か思うことがあったかもしれない。
だがこんな背徳的な状況すら今の俺には興奮の源でしかなかった。
自らの子供のようにさえ思っている少女を、自らの手で汚す。
嫌悪感すら覚えるような行為が今は何より正しく、そして彼女への愛になるとさえ思えた。
パンツもスルリと脱がせる。
まだ大人になっていない滑らかな裸が現れる。
意外にも彼女はパンツを脱がされることを拒否しない。
むしろ意識してかしないでか足をあげて自分からそれに協力する。
ベッドの上にはニーソックス以外全ての衣服を脱ぎ捨てたアリス。
俺も履いていたズボンを脱ぎ、裸になる。

「どうして裸になるの?」

「アリス……お願いがある」

「なぁに?」

「俺の、ママになってくれ」

俺が思うに。
こんな可愛い生き物に欲情しないのは何かこう間違っている。

「ママ?」

「大丈夫だ、パパを信じて」

「うん!」

迷いの無い即答。
俺は彼女の両足を持って彼女の股を開く。
毛の一本も無いようなワレメにゆっくりと顔を近づける。
ここで理解する。
先程からの甘い香りの源はここだったのだ。
まずは豊かに盛り上がる淫丘をゆっくりと開く。
中では鮮やかなピンク色の肉が物欲しげにヒクついていた。
そして彼女と同じように小さくて可愛らしい肉の芽も今まさに花開かんと緊張している。
一気に鼻をクリトリスに押し付けて彼女のテラテラと蜜で光る陰唇へ舌を這わせる。
トロリとした蜜の感触が舌の上を駆ける。
クリトリスに鼻が触れた瞬間、嬌声をあげてアリスは身体を反らせる。

「ひゃあっ! パパ、なんだかそこすっごいくすぐったいよぉ?」

「そうか、いっぱいくすぐってあげるからな」

指をまだ包皮の剥けてないクリトリスに当てて左右に回転させる。

「きゃははっ! ふぃ! あっ! ああん! すごいっ! なんだかしゅごいうぉ!」

彼女が叫ぶ度に、彼女の花園は潤々と蜜を溢れさせる。
彼女は上半身だけ起こして俺の後頭部に手を当てて俺の頭を陰部に押し付ける。
固い乳首が頭に擦れる。

「パパァ……もっと、もっとして!」

下品な音を立ててこぼれてきた彼女の蜜をすする。
彼女は荒い息を吐いて俺に只管しがみつく。
俺は彼女へのクリトリスの刺激を更に強める。
そして最後に彼女の淫芽の皮を剥いて外気に晒す。
彼女の敏感な場所から顔を離して、改めてアリスと目と目を見つめ合わせる。
潤んだ瞳、何か期待しているような。

「パパ、ちゅーして?」

俺は彼女にもう一度キスをする。

「くぅ…………んっ!」

キスをしながら皮の向けたクリトリスを摘む。
強く摘んだままグリグリとひねる。
口がふさがったまま、彼女は声にならない叫び声をあげる。
涙を浮かべて俺の背中をバタバタと叩く。
大きく開かれた両足を俺の身体にぎっちりと絡めてビクビクと身体を震わせた。
そして彼女は俺と舌を絡めたまま叫び終わると、急に身体から力を抜いてぐったりしてしまう。

「パパぁ……しゅごいよ、ここをくちゅぐると気持ちいーんだね……えへへ」

「ああ、そうだよ。なあアリス、パパの大事なところもこういうふうにしてほしいなあ」

俺はそういってベッドに倒れる彼女の目の前に自分の肉棒をぶら下げる。
今までの行為で俺はとっくに興奮していて、ギリと反り上がった肉棒はそのままにしていると破裂しそうだった。

「うん、いいよぉ……。パパ、そこに座って?」

彼女はうつろな瞳のまま床に両膝をつける。
俺がベッドに腰掛けると彼女は俺の股間へと舌を伸ばす。

「うぉっ?!」

思わず声が出た。
彼女はその小さな口からは想像できないほどの勢いで俺の肉茎を頬張った。
当然、口の中どころか一気に喉奥まで突き刺さる。
彼女が苦しそうに喉を動かすと亀頭が不規則に刺激されてビリビリと快楽が走り抜けた。

「大丈夫か?」

「らいじょうあよ、へーひ」

「アリスはいい子だな」

そう言うと彼女は心から嬉しそうな笑顔を浮かべて俺の陰茎にむしゃぶりつく。
暖かくて柔らかくて濡れている。
締まったり弛緩したりを繰り返す。
俺はそんな彼女の頭を優しく撫でながらこみ上げてくる快楽に身を任せる。
玉袋を小さくて冷たい指がピトピトと触れて刺激する。

「んん……っふ、あふぅ、んぐっんぐっ……あごぁ……」

苦しそうで楽しそうな顔をして、彼女は俺へのフェラチオを続ける。
さっきまでの前戯で興奮していたせいか限界は簡単に近づいてくる。

「うぐっ!?」

彼女は涙を浮かべて硬直する。

「はひっ……おおひっ……」

イク寸前に大きくなる肉塊。
それは彼女の小さな身体には過ぎたものだった。

「もうムリしなくても……」

そう言いかけた時、彼女は更にバキュームを強めた。
俺の腰に手を回して、喉の奥の奥まで使って俺の欲塊をまんべんなくマッサージしていく。
呼吸ができているのか心配になるくらいに俺の欲棒は強く締め付けられる。

「うぐあああああああああああああ!」

溶岩が尿道をせり上がって、幼い身体へと男を焼き付ける。
長い間禁欲していたせいかそれは収まること無く彼女の中へと注ぎ込まれていく。
彼女はおどろくべきことに片っ端からそれを吸引してまるで水か牛乳のように飲み下している。
少し恐ろしくて、でもそれ以上に興奮する。
俺は彼女の頭を掴んで自らを食わせんばかりの勢いで陰部を強く押し付けた。
一度の射精と思えないほどの時間、そしてその時間が終わっても彼女は貪欲に吸引を続ける。
それはまるで捕食。
彼女が俺から口を離した時、俺は力無く倒れてしまった。

「パパ、今の何?」

「パパが気持ちよかった証拠だよ、さっきアリスも大事なところが濡れてしまってただろう? それと一緒さ」

「じゃあ、パパ……気持よかったの?」

妖しげな光を湛えた瞳が俺を捉える。
淫靡な微笑が彼女の顔に浮かぶ。

「ああ、すっごく良かったよ」

その言葉で彼女は少し沈黙した後。

「良かった!」

また無邪気に笑う。
本当にわけの分からない娘だ。

「それじゃあ次の遊びだ」

アリスをお姫様抱っこで抱え上げる。

「パパのあそこ、また硬くなってる!」

彼女の尻に俺の勃起した逸物が掠ったのだ。

「アリスが可愛いからだぞ?」

「恥ずかしいこと言うの禁止だよパパ?」

「悪い悪い」

彼女をベッドに寝かせる。

「今度は何するの?」

彼女は俺の方に腕を伸ばし、声を弾ませ尋ねる。

「アリス、パパと子供を作ろう。そして二人で家族としてずっと一緒に暮らそう」

「パパはアリスにママになってほしいんじゃないの?」

「ああ、でもパパはね。アリスが娘みたいに可愛いし、奥さんって言っても恥ずかしくないし、そしてなおかつママにもなってほしいんだ」

「パパってば欲張りなんだからあ」

彼女は俺を抱き寄せて頬にキスする。

「でも子供ってキスしたらできるんじゃないの?」

「違うんだよ」

はちきれそうな自らの分身を彼女のグショグショに濡れた陰部にあてがう。
そしてその状態で彼女に優しく言い聞かせる。

「良いかい、これからパパの大事なところをアリスの大事なところに入れる
 そして二人で一つになるんだ。とっても気持ちいいぞ
 それから一緒にギュ〜っとしているとさっきの気持ちいい時に出る液が出てきてアリスの中であかちゃんになるんだ」

「本当!? さっきのより気持ちいいの?」

「ああそうだよ、だって二人で一つになるんだからね。ただギュッとするよりもずうっと近くなれるんだ」

彼女の秘部は先程から俺の息子を求めるように接吻を繰り返す。
もう我慢しているのが辛い。

「すごい! 良いよ、じゃあアリスがパパの子供にんしんする!一緒に育てようね! アリス頑張ってママになるね!」

「そうか、ありがとうアリス……」

「きて、パパ……私がママになってあげるから」

彼女の膣口にペニスを突きつけ、ゆっくりと体重をかけていく。
ヌメヌメと蜜に溢れた、だがきつく閉まった膣口を無理やりこじ開けながら俺は彼女の胎への道を進む。
彼女の膣内は良く濡れていて、しかも俺を奥へと迎え込もうと引きずり込むような動きをしている。

「痛くないか?」

「ううん、それよりもすっごく暖かくて、なんだか安心するの……
 さっきはただ気持ちよくってあたまがへんになりそうな感じだったんだけど今はもっと落ち着いてて……」

そこで俺は挿入の動きを止める。
処女膜に引っかかったのだ。

「どうしたのパパ?」

あと一突きでこの少女は女になる。

「アリス、今俺が女の子にしてあげるからな」

「もう女の子だよ?」

「ふふ、そうだったな。ちょっときつくなるかもしれないから我慢するんだぞ」

「うん!」

心を決めて、俺は腰を進める。

「いぎぃっ!?」

ブチリという音が聞こえた気がした。
アリスは涙を眼にためて歯を食いしばる。
荒い呼吸、震えながら俺を抱きしめる。

「大丈夫か?」

股ぐらに何か温かい液体がかかる。
破瓜の血が漏れているのだ。

「痛ァい…………」

彼女は俺の胸ですすり泣く。

「ごめんなアリス、でもこれで赤ちゃんを作れるよ。もう痛くないから安心して」

「本当?」

涙声だ。

「本当だよ。パパと一杯子供を作ろう
 パパはパパの子供でお腹を大きくしたアリスを見たいな
 アリスは優しいからきっと良いお母さんになれるよ」

「パパと私の子供……」

彼女は何かを決めたような顔をして頷く。

「解った。私頑張って、一杯妊娠して一杯パパとのあかちゃん産むね」

「ありがとうアリス」

感謝を込めて雄肉を雌壺に一気に挿し込む。

「うひぃっ!」

コツンと肉茎が子宮口をノックする。

「どうした、アリス?」

「パパ……そこすごくきもちい……」

「そうかあ、アリスの身体も赤ちゃん作りたがってるんだな」

「えへへ、えらいでしょ」

「自慢の娘だ」

唇を重ねて、頬を舐めて、耳の穴まで舌を這わせる。
彼女も俺の顔をぺろりと舐め回し、そしてその後は俺の口に吸い付いてきてはなれない。

「動くぞ」

「うん!」

正常位の姿勢のまま、俺は雄棒を前後動させた。
最初はゆっくりなストローク。

「ひゃああああああ!」

アリスは叫ぶ。

「パパ、奥、奥のほうゴリュゴリュしてぇ!」

彼女のツルリとしているが、活き活きと蠢く秘奥に自分の男をこすりつける。
亀頭の先端に幼い肉体の狭い膣内が生み出す圧迫を感じる。
深くつながっている。
肉体的な刺激とは別の安心感が胸を満たす。
俺は次第に次第にストロークの速度をあげる。
彼女は乱暴に扱われるのも構わずに俺の動きに合わせ始めた。
最初はとぎれとぎれな嬌声が次第に繋がる。

「パパアアアアアアアアアア!パパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

アリスは俺の名前を叫ぶ。
俺もアリスの名前を叫んで抱きしめる。
アリスは俺を抱きしめて動きに合わせて淫靡に腰をゆすっている。
酷く下品で、でも魅力的だ。
もう良い。どうなってもいい。
怪我していた足のことも忘れて俺は必死で腰を振り続ける。
固く締まっていた淫肉はすっかりほぐれてヒダのようになり俺の男性をまんべんなく刺激する。
先ほどの喉と同じように俺の精液を求めて吸い込むような動きさえ見せていた。
小さな肉体、細い四肢が俺を絡めとる。
俺も彼女にできるだけ肉体を密着させて彼女の身体を近くへと感じる。
玉のような汗が彼女の全身に浮かんで、独特の香気を発散させている。
肌はベトリと張り付いて小さい身体が俺の中へ溶けていきそうだ。
そして俺の肉棒も彼女の熱い膣内へと溶けていきそうだ。
溶鉱炉で融け合う鉄鉱石のようにアリスと俺は互いの雌雄をつなげて一体化している。
あんなに愛らしかった少女が、今はメス犬のように盛って俺を貪っている。
俺もまた優しいふりをしていたが結局浅ましく彼女を獣欲の対象とし、あまつさえ彼女に甘えている。
だが構わない。
もういいのだ。どんなに誤っていようと狂っていようと、俺はこの娘を俺の為の女にする。
誰にはばからず俺の女と宣言する為に、俺の全てを注ぎ込む。

「らめええええええ! パパしゅごいのおおおおおおおおお! まだ、まだおおきくなってりゅうううううう!」

「アリスッ! アリス気持ちいぞぉ! たっぷりアリスの中にあかちゃんのもとを出すからなっ! アリスをパパだけの女にしてやるからなっ!」

「なりゅう! わたしパパだけのありしゅになりゅう! あかちゃんといっしょにパパとずっと一緒にくらしたいのおおおおおお!」

ビキビキと俺の肉茎が膨張する。
心臓が早鐘を打つ。
全身の血肉が滾って、命を精巣へと集中させる。
精巣からは先ほどと同じ、いやそれ以上の俺の欲望の塊が爆裂する。
アリス、あらん限りの声を上げて、俺は射精した。
ビュルビュルという下品な音が聞こえるほどの射精が彼女の子宮を叩く。
脳みそから精液が出ているような刺激に襲われて俺は彼女の身体に崩れ落ちる。
それと同時に彼女も俺の下でくぐもった悲鳴を上げてから四肢の力を抜く。
だが陰部だけはむしろ力強く押し付けている。
牝としての強烈な本能か、俺は感動した。
そんな彼女の意思に応えるべく、俺も既に力を失った少女の身体に向けて腰だけは振り続ける。
だが射精は次第にゆるやかになっていき、それにともなって前後動も終息を迎える。

「パパ、パパがいっぱいだよ。お腹の中でパパがビクビクしてるよ……」

「ああ、アリスをとっても近くに感じるよ。アリスの中に溶けていくみたいだ……」

性器でつながったまま、俺はアリスと言葉を交わす。

「パパ……アリスね、パパの子供よりもパパを産んであげたいの」

「それは無理だな……」

「そっか、残念」

俺はそっとアリスに口吻をする。アリスも舌を伸ばして絡めてくる。
俺の雄棒はまた硬くなり始めていたが、それよりもまだしばらくこうしていたかった。
お互いにつながったまま、俺達はいつの間にか眠ってしまっていた。


翌日。
俺はベッドの中で眼を覚ました。
いつの間にか服はしっかり着ている。
枕元にはアリスが立っていた。

「おじさんったら真っ裸で眠ってたんだよ? 風邪ひいちゃうから気をつけてね!」

「え? いやそれは……」

「言い訳しないの、ちゃんと服着て眠らなきゃ駄目なんだからね! アリスとのお約束だからね!」

「まるでママみたいだな」

「ママ? アリスはおじさんのママじゃないよ」

アリスは朗らかに笑う。

「あれ、どうしておじさん泣いてるの?」

涙が一筋こぼれていた。

「なんでもない、なんでもないんだ……」

「おじさん泣かないで、アリスが何かひどいこと言っちゃったの? ごめんね?」

彼女は心の底から心配している表情で俺の顔を覗き込む。

「いやいいんだ……すまない」

涙を袖で拭う。

「ちょっと埃が目に入っただけさ」

これで良かった。
良かったんだ。
俺は自分にそう言い聞かせた。
13/07/21 15:52更新 / 申し訳ありません少女に母性を求める会の者ですが

■作者メッセージ
アリスちゃんは俺の母親になってくれるかもしれない女性なんだ!
実用を大事にしてみました。

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