読切小説
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略奪系マンティコア
薄暗い洞窟の中をランプで照らしながら俺たちは慎重に歩を進めていった。
「そこら中に岩が転がっていて足場が悪いな、転ばないように注意するんだ。」
振り返ってパートナーのリズに声を掛けた。
「わかったわ。あなたも気を付けて。」
リズはそう応えて慎重に俺の後ろを付いてきた。
近くの町で聞いた情報によると、最近この洞窟に魔物が棲み付いたらしい、剣の腕に自信のある俺たちは魔物を討伐する為にここへやってきた。
リズは剣の腕では俺より劣るが、頼りになるパートナーであり将来を約束しあった大切な恋人だ。

洞窟を進んで行くと、ふと何者かの視線を感じた。俺は立ち止まってリズに注意を促す。
「気を付けろ。どうやら何かがいるみたいだ。噂の魔物かも知れない。」
「そうね、何だかとても嫌な予感がするわ。」
俺たちは剣を抜くと身構えて辺りの気配をうかがった。
位置は解らないが確かに何者かが居る。俺たちが動かないで居ると暗がりから声が響いた。
「ふん、威勢の良い事だねえ。」
「誰だっ。」
声がした方へランプの灯をかざした。するとその瞬間、暗闇の中を影が躍った。
「きゃあっ。」
すぐ隣に居たリズの体が宙に浮いた!悲鳴と共にリズの体は声の主の元へと連れ去られた。
「リズッ!」
薄闇の中でランプの灯に照らされたのは、獅子の耳と腕を持ち蝙蝠の羽を持った魔物だった。蠍のような尾がリズの体に巻きついている。
カラーン、と音を立ててリズの手から剣が落ちた。
「リズッ、大丈夫かっ!」
「ごめん・・・マズッた・・・。」
リズは弱々しく応えた。どうやら命に別状は無いようだ。
俺は剣を魔物に振りかざして叫んだ。
「魔物め!すぐにリズを解放しろっ!」
しかし魔物は物怖じもせずに意地の悪い笑みを浮かべた。
「おやおや、そんなに慌てちゃってねぇ。そんなにこの小娘が大事なのかい?」
魔物はリズへと目線を向けると、リズに巻きついている尾がシュルシュルと動いて棘の付いた先端をリズの喉に宛がった。
「良いからその物騒な物を捨てるんだねっ。さもないと小娘の命はないよっ!」
魔物はそう言って俺をキッと睨み付けた。
「くそっ・・・。」
「ダメよっ!私には構わないで今すぐあなただけでも逃げてっ!」
リズは悲痛な叫びを上げた。リズの主張に反して俺は大人しく剣を捨てる事にした。
剣を魔物の足元へ投げ捨てると、その場に膝を付いて魔物に向かって手を広げ、抵抗をする気は無いという意思を示す。
「ほら、これで良いんだろっ。俺の命はどうなっても良い!その代わりリズには傷一つ付けるんじゃないぞっ!」
「魔物の言う事なんて信用しちゃ駄目っ。二人とも殺されるに決まってるわっ!」
リズは尚も叫ぶ、しかしどうして自分の恋人を見捨てて逃げるなんて事が出来よう。
「たとえそうだとしても、君の居ない世界では生きていてもしょうがないさ。」
「そんな・・・私だってあなたが居ないと生きてられないのに・・・。」
リズは悲愴な面持ちでボロボロと涙をこぼした。
「くっくっくっ、泣かせるじゃないか。あんた達のその愛に免じて、女の命は保障するよ。」
魔物はリズを近くに寄せるとリズを後ろ手に縛り始めた。
「ただし、あんたが大人しくしてあたしに従ってれば、の話だけどね。」
魔物はリズの自由を奪い終えると尻尾の拘束を解いてリズを抱き寄せた。そしてナイフを取り出してリズの喉に突きつける。
「俺の命はどうなっても良い!何だって言う事を聞くっ!リズを解放しろ!」
「そうかいそうかい、殊勝な事だね。今どき女の為に死ねる男なんて少ないよ。」
魔物はくつくつと笑った。
「今からでも遅くないわっ!私の事は見捨てて逃げてっ。」
リズが叫ぶと、魔物はリズの首にナイフを押し当てた。
「うるさいねえ、喋るんじゃないよ。あの男ももうあたしの尻尾の射程圏内だ。逃げようとしても無駄だからね。」
魔物がそう警告すると、リズは抵抗をやめてギュッと唇を噛みしめた。
魔物はこちらへ目をやると棘の生えた尻尾をこちらに向けて伸ばしてきた。
そのまま突き刺されるかとも思ったが、予想に反して尻尾は俺の顔の前まで伸びるとピタリと止まり、ゆっくりと先端が開く。
とろとろした粘液が滴り落ちて、むわぁっと熱気が伝わってきた。中はピンク色で無数のひだひだが柔軟に蠢いている。
そのまま男を挑発するような動きで、俺の目の前で開閉を繰り返した。
「さて、すぐに殺すってのも面白くない。その前に楽しませて貰うとしようかねぇ。わかるだろう?死ぬ前に良い思いさせてやるよ。」
魔物がそう問いかけてくる。
「くそ・・・。」
魔物に従って渋々とズボンを降ろして肉棒を取り出す、リズは目を見張ってこちらを見ていた。
「おっと、忠告しておくけど目を逸らしちゃ駄目だよ。あたしの尻尾であの男がヒィヒィよがる様を指をくわえて見てるんだ。」
魔物が忠告するとリズは悔しそうに唇を噛み締めながら睨むようにこちらを見つめ続けた。
リズの見ている前で魔物の尻尾がゆっくりと俺の股に向けて降りてくる、俺のモノに狙いを定めるとそのまま呑み込み始めた。
「うっ、くぅっ。」
女の口や膣に包まれたような生暖かさと柔らかさを感じて、意思に反し体が反応してしまった。
根元までくわえ込まれると中のひだがゆっくりと蠢いてモノを刺激し始めた。
「あっはっはっ、なかなか良い物持ってるじゃないか!恋人に見られてるのに他の女にガチガチに勃起させるなんて大した淫乱だよ!」
「く、くそ・・・。」
奥歯を噛み締めて耐えようとするが、襲い来る快感はあまりに強烈で抗いようがない。
「たまらないだろ?人間相手じゃ味わえない快楽ってのを教えてやるよ。」
そう言うと尻尾の中のひだはさらにねっとりと執拗にモノに絡みついた。
尻尾の愛撫はがさつな言動の本体からは想像も付かない献身さで、懸命に男の射精を促してくる。
精液を搾り出そうという直接的な媚肉のおねだりに、急速に射精感が増した。
「あははは、もうイキそうなのかい。どうだい!小娘のマンコとは比べ物になんないだろう?」
魔物は実に楽しそうに俺をあざ笑った。
事実、今まで何度リズを抱いてもここまでの快楽を感じた事は無かった。それが悔しくてたまらない。
俺はただただ歯を食いしばる。もはや一秒でも長く射精を先延ばしにする事しか出来そうになかった。
「う、あああぁぁ・・・。」
地面に手を付いて快楽に耐えたが、すぐに限界が訪れた。四つん這いになりながら尻尾の中へと激しく射精する。
「んんっ、ふぅぅ・・・。濃い精がいっぱい流れ込んでくるよ。恋人の見てる前で他の女にこんなに出すなんて酷い男だねぇ。」
しばらく言葉も発せずに腰をガクガクと震わせて魔物の尻尾の中に精を放ち続けていた。
罪悪感に追い討ちをかけるように尻尾がきゅうきゅうとモノを締めあげてくる。射精の終わるのを許さないように、もっと大量の精液をねだるように、俺の絶頂を限界まで長引かせた。
永遠に続くかと思われた射精が終わる、何とか息を落ち着けてリズの方へ目をやると、リズは呆然とした表情でこちらを見つめ返していた。
「ごちそうさん。なかなか良い精液だったよ。私の夫にしたいぐらいだ。」
「何を馬鹿な事を、もう良いだろ・・・、殺せよ!」
魔物に向かって思わず叫んでいた。
「おやおや、まだ若いってのにそんなに死にたがる事は無いよ。」
「きゃっ!」
魔物はリズを立ち上がらせてこちらへ向かって蹴り出した。後ろでに縛られたリズはバランスを崩してそのまま倒れこむ。
「何をするっ!?うっ、ぐああぁぁぁ・・・」
抗議の声を上げると俺の一物をくわえていた尻尾がギュッと搾り上げて苦痛を与えた。どうやら口答えに対するお仕置きのようだ。
「うるさいねえ。なあ、リズちゃんって言ったか。あんたの恋人は無様にもあたしの中にたっぷり射精してくれたよ。もしかしてさっき見せた愛情は嘘なんじゃないかい。」
「くっ・・・そんな事、ないわっ。彼は私を愛してくれてるわっ。」
リズは倒れたまま起き上がれず、そのまま魔物に反論した。
「そうかい?じゃあこうしよう。おいっ、あんたっ。今すぐ小娘のマンコにハメなっ。あたしの尻尾よりもこの腐れマンコの方を愛してるってのを証明しなよ。」
魔物はそう俺に向かって命令した。
「このっ、まだこれ以上俺たちを辱めるつもりかっ!?」
「良いからヤんなっ!今すぐ小娘を殺したって構わないんだよっ!」
「く、くそっ・・・。」
リズの命がかかってる以上、こちらに拒否権などあるはずがない。
立ち上がってリズの元へと歩み寄った。魔物の見てる前で交わるなんて抵抗があるが、リズを死なせない為なら心を鬼にしよう。
「わかった、望みどおりにしよう。だからまずこの尻尾を外してくれ。」
覚悟を決めて、俺はそう魔物に要求した。
俺のモノをくわえ込んでいる魔物の尻尾には棘が生えていて、引き剥がそうとすれば手が傷だらけになってしまうだろう。
「そんぐらい自分で外しなよ。・・・ただし、外せるもんならね。」
「ふん、舐めるなよ。」
尻尾の棘はとても鋭そうだ。だが俺は既にリズの為に死ぬ覚悟を決めたのだ。こんな棘などどうという事はない。
「くっ・・・。」
尻尾を掴むと両手に鋭い痛みが襲った。息を整え痛みに慣れるのを待つと、慎重に力を込めた。
尻尾の吸い付きは強くて、渾身の力を込めても少しずつしか動かない。それに引き抜いた分だけ尻尾も、剛直を離すもんかとばかりに吸い付きを強くするのだ。
「ううっ、ふうぅぅぅっ。」
痛みと快感に耐えながら半分ほど引き抜いた所で、たまらずまた精を吐き出してしまった。体の力が抜けて尻尾から手を離してしまう。
さっきの射精より強い射精感だった。あまりの吐精っぷりに身動きすら取れない。
「はあ、はあ、はあ・・・」
射精が終わって気を取り直してもう一度尻尾を掴み引き抜きにかかる、また棘が手に突き刺さるが我慢しながらゆっくりと引き抜いていく。
だがしかし懸命な努力も甲斐がなかった。
「うっ、くうぅぅぅ・・・。」
やはりどうしても途中で限界が訪れて、俺は無様に精を吐き出しながら手を離してしまう。
それからは同じ事の繰り返しだった、棘の刺さる痛みに耐えながら引き抜くと半分も引き抜けばまた強烈な射精が訪れて身動きが取れなくなってしまうのだ。
「ははは、そんなに精をサービスしてくれるのは嬉しいけれど、良いのかい?さっきからリズが待ちくたびれてるよ。」
リズは地面に倒れ込みながらじっと俺の痴態を見守っていた。歯を食いしばりながポロポロと涙を流している。
「体は正直だからねえ、やっぱり人間の駄目マンコなんかよりも私の尻尾を味わっていたいんだろう?」
「くそっ、ふざけるな!この棘さえ無ければすぐにでも引き抜いてやるのに・・・。」
「ほう、そうかい?棘さえなければ・・・ねえ。」
魔物がそう言うと尻尾の棘が引っ込んだ。
「さあ、これで今度こそ尻尾を引き抜けるだろ。」
予想外の魔物の優しさに不穏な気配を感じたが、気が変わって棘を出されては堪らない。俺は尻尾を掴むと一気に引き抜きにかかった。
「う、あああぁぁぁっ。」
思いっきり尻尾を引き抜こうとすると、しっかりとモノをくわえ込んでいた尻尾が動きに合わせてぬるりとモノを舐め上げた。
またも激しい射精が始まった。思わず俺は尻尾に向けて腰を突き出してしまい、尻尾はまたグプッと音を立ててモノを根元まで呑み込んだ。
「があっ、あああああぁっ、あああああああああああっ!!!!」
目の前がチカチカして頭の中がスパークするような快楽だった。俺の意思に反して俺の手と腰はがむしゃらに動きだした。
「あああああああっ、リズッ、リズッ、リズッ!リズゥっ!!!」
リズの名を呼んで必死に冷静さを取り戻そうとするが、どんなに念じても腰と手を動かすのを止める事は出来無かった。
止まる事のない射精を繰り返しながら狂ったようにリズの名を呼び続けた。

狙い通りの結果に大満足で魔物は笑い始めた。
「あっはっはっはっはっ、こりゃ傑作だ。自分の恋人を目の前にして、恋人の名前を呼びながらあたしの尻尾でセンズリこくなんてねえ!」
男はまだ恋人の名を叫びながら尻尾に向かって腰を振り続けている、リズは茫然自失となってただその光景を見続けていた。
「可哀想に、あんたの命よりもあたしの尻尾の方が大事なんだとよ。」
魔物が言うとリズは表情を取り戻し、魔物を睨み付けた。
「このっ、魔物めっ。絶対に許さないっ!必ずあんたを殺してやるからっ!」
「おやおや、あんたが捨てられたのはあたしのせいじゃなくて、単にあんたのゴミマンコじゃ男を満足させられないせいだろう?」
魔物の挑発を受けてリズの眼は憎悪と殺意で一杯になった。もし腕を縛られてなければすぐにでも飛び掛っただろう。
「恐い恐い、まあいいさ。小うるさいクズマンコにはご退場願おう。」
そう言って魔物はパチンと指を鳴らした。
「あんたたちっ!連れて行きなっ!」
そう暗がりに命じると、奥から黒い羽の魔物、デビルバグがカサカサと大量に押し寄せた。その眼には情欲の炎が灯っていて、たちまちリズを取り押さえてしまった。
「いやっ、やめてっ。離してっ!」
「待てっ。離せっ、リズッ!リズゥゥゥッ!!」
男の叫びも虚しく、リズは洞窟の奥へと連れ去られてしまった。
「くくく、どうしようもない駄目マンコにはゴキブリ娘どもがお似合いだよ。あいつらは女同士でも楽しめるからたっぷり可愛がってくれるさ。
さあ、これでようやく二人きりだ。これからはたっぷり子作りに励むとしよう。だ・ん・な・さ・ま。」
若い男女を襲った悪夢は、まだまだ終わりそうにない。
13/12/30 17:35更新 / 早乙女

■作者メッセージ
初投稿です。図鑑を見ていたら思わず書いていました。
とんだ拙文ですが、もし喜んで頂けたらとても嬉しく思います。

お目汚し失礼しました。読んで頂いて本当に感謝の極みです。

*感想を受けて表現を修正しました。誤解しやすい表現で申し訳ございませんでした。

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