読切小説
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バフォ様、はじめました
う〜ん ズキン!
頭に痛みを感じ目をひらくと・・・・、見知らぬ天井、見知らぬ壁、見知らぬ部屋の見知らぬベット、そして女の子・・・・!!、何だその格好は??。
山羊のツノに、それは毛皮のパンツ?えっひづめ!!


そこには、きわどい格好の、女の子がいた。
「こんにちは、目が覚めたようじゃの、具合はどうじゃ」
その子は、こちらを覗き込むように、顔を寄せてそう言った。
わたしは、自分の状況に気がつき、言った。

「ながーごえぇあ〜>>”なんじゃこれはぁ“」
ボールギャグを噛まされていた!。
口をふさがれたまともに話せない!、わたしは視線による意思の疎通をはかった。
私の視線に気づいたのか、少女は言った
「そんな涙を浮かべんでも」
ウルウル・・・・
「大丈夫じゃ、安心せい」
そうは言っても、気がついたら、口は塞がれ、手足は、バンザイポーズで、絶賛拘束中である。
なんでこうなった?、わたしは記憶をたどり思い出した、女の子の隠し撮りをしているときに、後頭部にアツイ衝撃を受けて、あ!!隠し撮りといっても決して犯罪ではなくて、商業目的でなく、純然たる趣味の、あくまで実害のない、えっとぉ・・あのね本能にもとずく生存への、あの不可抗力で・・・・・その・・・えっと・・・・・(。。)ごめんなさい。
いや私は誰に謝っているのだ・・・・・・。
私が涙目で思考停止におちいって、うごかないのを心配したのか、少女は顔をのぞきこむと声をかけてきた。
「だいじょうぶか、ちょっと強く殴りすぎたかのぅ?」
お前かぁ!。
『まあ、女の子の写真を、こっそりとるようなお兄ちゃんじゃ、わしの美貌をまじかに見て、歓喜の涙を浮かべるのも、いたしかたないのう』
小さな胸をえらそうにそりかえす少女であった。
いやちがうよ。
『何じゃい、その眼は、ちがうのか?』
いやまあ、確かに、この子はかわいい、かわいいが。
この涙は、そうこの涙は!、不当に自由を拘束され、理不尽な暴力にさらされたことのある者なら理解してもらえるだろうw。
「たぁ〜すぅ〜けぇ〜てぇ〜くれぇ〜」と言うサインであると。
お願い、助けてちょうだい、ウルウル。
「やっ、まあそんなウルウル瞳で、見られたら(う〜ん愛いやつめ)」
「おっとそういえば、自己紹介がまだじゃった、はじめまして、バフォメットのロトという、よろしくな」
〜〜〜〜
説明開始
〜〜〜〜
10分経過
〜〜〜〜
説明終了
〜〜〜〜
ロトによると、彼女たち、ちなみに私がカメラで追いかけまわした(ゲフンゲフン)、女の子たちは魔女であり、自分たちの魅力がワカルつまりそうゆう趣味のお兄ちゃんたちを選別、識別、抽出、アブリダスために、町の要所要所に配置されていたと言う。
私が頭をどやされたのは、私の被写体はむける情熱的な行動に恐怖(ごめんなさいそんなにこわかったのね)を感じた魔女のひとりが、助けを求めたのだそうな。
「あごぅすべぇばせんばぁ(あのすいませんが)」
あっ、まだボールギャグは付けたままです。
まだバンザイポーズのまま拘束されているし。
いいかげんにはずしてほしい、説明も終わったのなら、もう開放してくれてもいいのに。
「さてと、それでは・・」とバフォメット
あ、やっと開放してくれるのか思ったら・・・・・・・・・・
バタンと、扉を開ける大きな音が、「えっ!、だれかはいってきた?」
「おお、来たか」
あれ!、あの子は私が、ストーキングしていた魔女の子。
『ふふふふお兄ちゃん、はじめまして、あたしパルタよ、よろしくね!」
「あぁ、よごひぃふぅ、やっぼかわぁえぇねぃ”あぁ、よろしく、やっぱかわいいね”」
ボールギャグを噛まされたまま、普通に返事をしてしまった。
「バフォ様〜、このあと、このお兄ちゃんは、やっぱりお兄ちゃんにしちゃって良いんですね?」
「ふふふ、おぬしの好きようにして、かまわんのじゃ」
えっ??ちょっとまって!
どうゆう流れでそうなるのでしょうか。
「うふっ、ふふふふ、とうとうお許しがもらえるんですね」
ベットに仰向けにされた私の横に、てててと近づくと、耳元でこう言った。
『お兄ちゃん、今からすることにびっくりしないでね』
そう言うと、ひらりとベットの上に飛び上がり、わたしのおなかの上に馬のりにっっ!!。
ビックリした!!!!
「ひええぇ!!、なじぇずるんべすか」ボールギャグを咥えたままよだれが、飛び散るのもかまわず叫ぶわたしに、パルタと名乗った少女は、こちらを向いて、私の服に手をかけると、あっというまもなく、上着を、そしてズボンを脱がせていった・・・ひんむかれてしまったぁーーーーー!!
ああぁ、女の子、女の子が、私の上に、これはいわゆるアレなのか、ソウなのか、ハルが来たのか、頭を殴られ、口をふさがれ、手足を拘束され、半裸にされて、え〜と誰得?。
服をはだけ、ズボンを下ろされた、半裸の男の上に、顔を上気させた少女が馬のりになっている。
う〜ん、ありだな、じゃない!!
「ごらぁほぐなごぉじばじゃめがぁ!!”こらそんなんことしちゃだめだ!”」何度も言いますがボールギャグは、まだはまったままです。
このままじゃ、このままじゃわたしは、犯罪者に、犯罪者になってしまう!!!!
大事なことなので二回言いました。
四肢を拘束されたまま暴れる身体の上で、パルタは、器用にバランスをとっている、「うふふふ、ごめんねっっ、おにいちゃんっっ、びっくりしちゃったぁっっ、あははははっっ」
「これ、あそんでないで、ちゃんと説明してやらんか」
「は〜い」
そういうと彼女は、わたしの身体に右手をおしつける。
胸の上に、置かれた手のひらから、何かが身体の内側に、流れ込むと・・・
・・・体が動かない!!。
「ふう〜、すこしのあいだ、しずかにしてねっ、お兄ちゃん!」
「お楽しみは、これからなのじゃっ!」
あのーーだれにいってるんですか?、しびれて声も出せないなか、わたしは心の中で突っ込んだ。
かみんぐ・す〜〜ん
『機会があればっ、じゃがの」

15/01/31 11:01更新 / K・H・B

■作者メッセージ
K・H・B


とりあえず、次に投稿するときは、最初から飛ばしていけるでしょう。
お兄ちゃんの上に、ノッケルとこまでは終わったので、これで完了です。
では、次回、”パルタの、乗馬教室”で、僕と悪手・・・<誤字じゃないよ。

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