読切小説
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魔物娘にナンパをしてみた
ケース1 サキュバス
「あら、えらく直球なお誘いね。いいわよ。そこの角を曲がったホテルでいいわね?」
(やったぜえええ!初球ど真ん中スタンドイン!やっぱりチョロイな魔物娘は!わざわざ金出して風俗で童貞なんか捨てるより美人な魔物系だよな!)

6時間後
「もう無理無理ムリムリ!!もう出ねえから返してくれよお!」
「こっちのボウヤはまだまだ元気じゃない。私が動いてあげるから、ね?お姉さんが責任持って君のことをオトナしにてあげる♥」
「も、もう大人になれたんで今日はこのくらいで…」
「まだまだオトナには程遠いわよぉ♥あ、ここでエッチし続けるのもアレだしお姉さんの家でじっくりねっとりと階段を上りましょうね♥」


ケース1 飛んで火にいるなんちゃらエンド




ケース2 セイレーン
「君、私と遊んでくれるの?いいよ〜。ここでブラブラしてたの当たりだったみたい。私行きたいところあるから行こ?ホラホラ〜」
「うぉっ、そんなに引っ張られたら転んじゃうって」

「♪〜〜ウオオ!!ファイファイ! ゲプッ…」
「ちょっと〜カラオケで炭酸飲みながら歌うからだよも〜女の子と遊んでるのにマイナス点だぞ〜」
「ごめんごめん。でもこういうところじゃないと飲まない飲み物とかあるだろ?メロンソーダとか普段飲まないからこういうところだとつい飲んじゃいたくなるんだよな」
「まあ言いたいことはわかるけど…曲はこれとこれとこれと…セイレーンの歌声に惚れるなよ♪」
(お、何歌んだろ画面画面…って20曲も予約してるのかよ!)
「ここからは私のステージだ!」

3時間後
「やっぱり歌うまいな。聞いてるだけだったけどあっという間でびっくりしちゃったよ」
「私自身は好きで歌ってるだけなんだけど、それで周りが褒めてくれるならすごくうれしいよ」
(カラオケで暑くなるのはいつものことだけど俺全然歌ってないし…チンコのあたりが妙に暑いというか……なんか頭がボーっとしてきたような…)
「じゃあ次はこの曲。この曲は……アナタに捧げます。しっかり受け止めてね♪」


ケース2 リサイタル(性的な)エンド



ケース3 ウシオニ
「んお、お前アタシに声かけたのか?この体のナリ見てよく声かけたな。面白いやつがいたんだなアッハッハッハッハ」
「このナリってお姉さん肌が緑色なところ以外おかしなところなくないですか?」
「ハハァ…見せてやるよアタシが何者かってのをさ…」
「それはどういう…な、なんだ?!なんで俺担がれてんの?!」
「あんまり喋ってっと舌噛むぜえ。そらアタシの家までご招待だ」

「ウシッ、ここならいいか着てるもの脱いでっと…」
「わわわ、何を?!」
「アタシの正体見せてやつよ。そらよっと!」
「………うおおおお?!デ、デカイ!」
「ハハッ、そら腰抜かすよなぁ?ちょっと変わった女ナンパしたと思ったら怪物にあたっちまったんだから。腰を抜かしてる割には勃たせるもん勃たせてやがるのか」
「き、気に障ったなら謝ります!すいませんでした!」
「オイ、顔あげな」
「な、なんでしょ…うわっ?!ヒェッ!血!血をかけられた?!」
「御託はどうでもいいんだよ。お前がアタシに求愛した時点でもう決まってんだよ。大人しくアタシのもんになりな。ああ、アタシは加減ってのを知らねえからこれからいろいろ教えてくれよな♥」


ケース3 田舎暮らしエンド



ケース4 ウィル・オ・ウィスプ
「貴女に恋をしました。貴女と一生をかけておつき合いしたいです!…………なんだってこんなことろで愛を叫ばなきゃいけないんだよ…」
「ぷぷぷぷぷ…腹抱えて笑いそうだわ…ブフッ」
「フットサルの試合で負けたほうがこの有名な廃ビルで愛を叫べって罰ゲームとはいえ無残な光景だな」
「ご丁寧に告白用のセリフまで用意しやがって。あーこれ考えたあいつのセンスねえわ…ククッ」
「一生の傷を負いそうな勢いだな」

「えっと…貴女のその美しい瞳。静かだけど内に秘めている燃えるような瞳に恋い焦がれました。そしてその小さいのか大きいのか判断できないその魅力的な胸!ああ!揉ませてほしい!是非とも揉ませてほしい!」

「ヒッハッハッハッハッハ…………あんなセリフあったっけ?」
「あれはあいつのアドリブだな。もうヤケになってる」
「本当に支離滅裂な告白、確実に黒歴史なレベルね。見方によってはパニックになりながらも必死に相手に愛を伝えるその姿に見えないこともないわね。私は嫌いじゃないわよ」
「バカじゃねーのお前。あんな告白がいいってお前感性おかしいんじゃ………」
「………………」
「………………」
「………………」
「で、で、で、出たーーーーーーー!!!!」
「お、おい待てって!!」

「ああ!一目合わせておくれ。麗しの君の姿をこの目に焼き付けさせてくれ!」
「よろこんで。好きなだけその目に焼き付けるといいわ」
「ギャアアアア!!マジで出たあああああああ!!痛ってえ…なんだこの檻…」
「貴方の連れも似たような反応してたわね」
「そ、そうだ!お前ら助けてくれよ!そこにいるんだろ早くしてくれよ!!」
「彼らなら私のことを見た瞬間に逃げて行ったわよ。ふふっ…貴方の言葉のせいで体がほてって仕方ないの。一緒にこの情熱の炎を燃やしましょう♥」


ケース4 都市伝説183分の161番目エンド




ケース5 グラキエス
「はあ…では個室のあるところでよろしいでしょうか」
(まさか本当にさせてくれるのか…ネットの掲示板に報告がいくつもあったから遊び半分に声かけたらこうもあっさり)
「はい。ここでしましょうか」
「公衆トイレとはこれまたテンプレ的な…」
「じっとしていてください。今から精をもらいますので」
「ちょっと待ってくれ。今すぐ脱ぐから」
「そ、そんな粗末なものを出さなくて結構です!すぐに終わらせますので…」
「は?じゃあどうやって……う、うぅぅ…」
「はい。ご馳走様でした。貴方の精は適合がとても高いようですね。明日のこの時間にまた来てくれますか」
「あ、ああ!また明日ここに来ればいいんだな!」
「はい。ではまた明日お会いしましょう」
「なんか一方的に吸われたのに…また会いたいって思うのはなんでだろう…」

1週間後
「あの今日はここではなく…そ、その違うところで精を吸わせていただけますか…」
「たしかにこんな汚い所で事務的に終わらせるのももったいないというか」
「今日はここで吸わせてください…」
「ここってホテル…いいのか?」
「そ、そ…そのもう我慢できなくて…貴方からもらった熱が体から消えるたびに悲しくなるのです。もっと激しい熱をもっと貴方の熱がほしい…お願い♥」


ケース5 氷河期の終わりエンド




ケース6 サテュロス
「お、君もいい目してるじゃないか。私に声をかけてくれるとは。この美貌を持っているのに誰も声をかけてくれないし職場でも誰も私のことを相手してくれないんだ」
「へえ〜そんなことあるんっすね〜」
「いい店を知っているんだついてきてくれ」

「今日の出会いを祝して乾杯。んん?どうしたのかな?」
「昼間から飲めるだなんて思ってなかったのでちょっとびっくりしてただけなんではい…」
「かわいいな君は。だが安心してくれていい。君の腹を酒樽にするほど飲ませたいわけではなくておいしい酒を一緒に飲みたかっただけだ。最悪ニコニコしてるだけでもいいぞ。私にとっては最高のつまみにもなるしな」


「男にニコニコしてるだけでいいって言われてもなんか複雑っすね。俺も飲むの付き合うんでそれで勘弁してください」
「ハハッ、では改めて乾杯。このワインは飲みなれていない人でも飲めるいいワインだ」
「ホントだ。今までこんなに飲みやすいワインに出会ったことないんで感動モノですね」
「そんなに褒めてもでない…とは言わないがお礼にこの角笛の音を聞かせてあげよう」

「いかがだったかな?」
「とても心に響きました。うまく言えないですけどジーンってきました。それにふわふわするっていうか」
「そうかそうか。私の気持ちが伝わってくれて何より。ちょっと聞いてくれるか?」
「はい…」
「私は君だけのために為にワインを作りたい。私たちサテュロスはワインの品種改良に余念がない。私が作り出したワインを君に捧げたい」
(ワインに酔ってるからなのか?すごく体がポカポカする…でもそれだけじゃないこの心が安らぐ…)
「すまない…返事がほしいな……」
「あ、はい…えっとよろしくお願いします」
「ああ♥うれしいよ♥精一杯の勇気を振り絞ってよかったよ。契の杯を行おう♥」



ケース6 酔いの抱擁エンド


ケース7 エルフ
「誰に声をかけたかわかっているの?この誇り高きエルフが人間ごとき口を利く?それもナンパ?その顔面もう一度見直してきたらどう?醜すぎて火矢で消毒してあげましょうか?」
(想像以上に傷つくな…)
「……あーあ、やっぱりエルフになんか声かけるんじゃなかったなー。万年処女こじらせたような時代錯誤のババアとかハズレオブハズレ。こうなったらサッキュンのお姉さんにでも癒してもらおう。いやここはデビルちゃんにナデナデしてもらうしかないか」
「待ちなさい。今聞き捨てならないことを言ったわね...............…ババアでハズレで処女で生きた化石ですって?」
(化石までは言ってないんだけど…この殺気マジでちびりそう…)
「そのめんどくさそうな顔。ますます腹が立つわね…貴様に決闘を申し込むわ!」
「…じゃあ内容は相手をセックスの中でイカせた回数が多いほうが勝ちってことで」
「は、はああああああ??!なぜ貴様と性交渉することが勝負につながるのよ。そもそも貴様になぜしょ、しょ、しょ、処女を捧げなければいけないのよ!」

「別にエルフさんが俺のことをイカせまくれば処女を失うことはないですし。まさか誇り高きエルフなのに知らないことがあるんですか?それとも遠くから弓を撃って虐殺するのが誇り高いとか俺は思えないな〜」
(これで乗らなきゃ積むが…)
「上等じゃない!足腰が立たなくなるぐらいイカせまくってあげるわよ!」


「エルフさん凄い喘いでたけど気持ちよかった?」
「そそそそっそ、そんなわけないでしょ!」
「その割には舌を絡ませるキスまでしたよね」
「あああああれは…わ、私は決して貴方に屈しないんだから!」


ケース7 くっ殺のちやっぱり勝てなかったよ…エンド















おまけ
「ただいまなのじゃ…」
「お帰りなさいバフォメット様。今日の収穫はどうでした?」 
「ぬわあああ!あのねんねちゃんと言われたエルフにまで先を越されて悔しいのじゃああ!」
「あー、あのエルフさんついに貰い手が来たんですね。おめでたいじゃないですか」
「バカかお前は!?いつまでも祝っていては儂らはいつになったらもらわれるのじゃ?なぜじゃ?!なぜ儂には誰も声をかけてくれないのじゃ…」
「待ってるだけなのではこちらから仕掛けないと」
「待つだけではいけない…そうじゃ!助手よ今すぐ黒酢掲示板を開きスレを立ち上げるのじゃ!」
「はい?」
「はい?じゃないわ!スレを立ち上げこの町の幼女の魅力や幼女の出現ポイントとかいろいろ書くことがるじゃろうが。今すぐ書き込むのじゃ。書き込みが終わるまで返さんからなあ〜!!」

16/03/18 00:30更新 / エンプルクス

■作者メッセージ
よかったのか?ホイホイついてきて。
魔物娘サイドはこんなセリフを頻繁に言ってそう。

どうもエンプルクスというものです。
投稿のお話の中で魔物娘が○○したらというのもを読んでいるうちにこんなのもありそうと考えまとめてみたのが今回のお話。

こんな町があるなら一度は行ってみたいものですね。(無事に帰れるとは言っていない)

今回はこのあたりで。

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