読切小説
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新事記
とある世界に国産みの二神がいました。
一人は『男神????』もう一人は『女神????』です。
二人はたいへん仲の良い二神でした。
二人にはある使命がありました。
それは『島産み』と『人産み』です。
二人はとくに何も気にすることもなく順調に使命を行っていました。

しかし、ある日『女神????』は死んでしまいます。
『女神????』では 多数『産み』には耐えれませんでした。

『女神????』を愛していた『男神????』はたいそう悲しみました。
悲しんだ後『男神????』は『女神????』を連れ戻すため死者の世界、『黄泉の国』に出かけます。
そこで『男神????』は『黄泉の住人』になっていた『女神????』に一緒に戻ろうと話します。
これに『女神????』は「『黄泉の国の神』に掛け合うからそのまま待っていてください。」と、返事します。
だけど『男神????』は様子が気になり『女神????』との約束を破り、クシに火を灯し辺りを見てしまいます、そこで見たのは。

変わり果てた『女神????』でした。

恐ろしくなった『男神????』は逃げ出します。
裏切られた『女神????』は怒り狂い『男神????』を追いかけます。
『男神????』はさまざまな 追ってをかわし『黄泉の国 』の入り口『???????』にたどり着き、入り口を大岩で塞ぎことなきを得ます。
そして大岩までやって来た恐ろしい見た目の『女神????』に別れの言葉を言い渡します。
その言葉を聞いた『女神????』は『男神????』にこう言い放ちます。
「こんな仕打ちをするなら私はあなたの国の人間を日に千人殺します。」
これをとがめるではなく『男神????』はこう言い返します。
「ならば私は日に千五百の産屋を建てよう。」
千が死にゆき万が生まれてくる。
それが世界にかけられた呪い。

『人と魔物の呪いです。』

世界に戻った『男神????』はどうするか悩みました。
人は魔物に淘汰され、人の数は減る一方だったのです。
『男神????』だけでは人を産むことはできません。
悩んだすえ『男神????』は自分の力で人ではなく神を『作る』ことにしました。
神を『作る』触媒として『男神????』自身の身を使うことにしました。
自分の『右目』と『記憶』で『作った』ツクヨミ
自分の『鼻』と『精神力』で『作った』スサノオ
自分の『左目』と『神力』で『作った』アマテラス
彼ら『男神 ????』から生まれたとはいえ三者三様の道を進みました。
ツクヨミは記憶の愛ある日々の素晴らしさから世界を愛で満たそうと一人の魔物の力を持った少女に愛を与え全ての魔物を少女のようにすることにしました。
後に『堕落神』として魔物娘たちから崇められました。
スサノオは使命を第一とし魔物を悪と考え人に魔物を討つ精神と力を与えました。
後に『主神』として魔物を恐れる人の希望となりました。
アマテラスは自分の力を考え自ら閉じこもることにしました。

三神には正義も悪もありませんでしたが結果的には別れてしまいました。
そのせいで多くの災いが、悲しみが生まれましたしかしこれは正義でも悪でもなく思想の違いでした。
なにがこの闘いを止めるのかそれこそ『神のみぞしる』
14/01/06 00:27更新 / カラクリ丸

■作者メッセージ
自分の文章力では最後のしめは難しいです。

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