読切小説
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マンティコアとのとある休日
……眠い……。

……気持ちいい……?

……だるい……。

……イきそう……?


寝ぼけた頭を覚醒させると、


「あ、おはよっ。じゃあ寝覚めの一発頂くよっ!」

「えっ……あぁぁぁあっ!?」


ベッドで俺の隣に座る、裸ワイシャツという煽情的な格好の女は−−
正確にはマンティコアの娘は、そんな事を言いながら俺の股間に被せた尻尾を激しく上下させた。

「ちょっ……ぐぁっ……!?」

ごっちゅごっちゅごっちゅごっちゅ!! ぐちゅっちゅっちゅっちゅっ!!

「うぐっ、うっ……うぁぁああっ!!」

どぷっ! どぷどぷどぷどぷっ!! びゅるるるるるるるるっ!!


既に高まっていた事もあって、堪える間もなく俺は果てた。
俺の傍で満足そうな顔をしている彼女は……詳しい馴れ初めは省くが、一月前から俺、坂田祐樹と結婚を前提にお付き合いするとなった魔物娘。
マンティコアのサヤカ・E・ハイメロート。
いや、俺が彼女のモノになったと言うべきか……。

とにかく、それ以来俺は、少なくとも毎晩数十発・毎朝一、二発は、その尻尾で精を搾り取られている。
平日はそれだけで我慢してくれるが、休日となると話は変わって来る。


「うぐっ……サヤ……ゆうべも30回は出したじゃないか……まだ、足りないのか……?」

「いや28回だった! 全っ然足りないよっ!」


楽しそうな顔で首を横に振った。
そして再び尻尾を上下させてくる。
……つまりは、そういう事である。
休日、つまりゆっくりできる日の朝は、夜と同じ。
”朝ごはん”として、彼女に何十発も搾り取られる事になる。
『ご飯に混ぜた魔物娘特製の媚薬と私の力で精力は尽きないし、気持ちいいし、良いでしょ?』とは彼女の談である。
確かにそれはそうなんだが……。


じゅぶっじゅぶっじゅぶっ! ずぶっずぶっずぶっずぶっ!!
どくどくどくどくどくっ!! びゅぅぅぅぅっ!!

「ひぐぅっ……あぁっ……!」


暴力的なまでの快感に、目の前が霞む。
何度も、尋常でない量の射精を繰り返し、頭が焼ける……。
ぼやけかかった目で彼女を見ると、紅潮した、満足そうな顔をしている。

(これでも嫌いになれない、それどころか愛しくてしょうがないって言うんだから……俺ってどうしようもない……)

この後、更に23回の射精を以てやっと解放された。
ベッドから起き上がり、台所に行こうとして、腰が砕けて倒れた。


「うおっ……ととと……」ドテッ

「−−っ!!///」

「うぉいっ! ちょっ……あああああ!!」


その拍子にまた押し倒され、追加で3回搾られた。
結局、俺がトーストとハムエッグの朝食にありつくまでに26回出した事になる。
……先週よりは、1回少なかったかな……。















「だって……ユウが可愛かったから……」

「二十歳過ぎの男が転んだのがか?」モグモグ

「貴重な瞬間じゃん?」

「いやまぁ、そうだけども……」


そんな他愛もない(?)会話。
その間、サヤの尻尾は常にくねくねと落ち着きがない。

今の彼女の姿は、本来の姿に近い。
手や足は犬のような形で、頭には獣耳、尻からは特徴的な形の尻尾が生えている。
羽だけはワイシャツを着る為に消している状態である。
そのワイシャツだが、胸の部分がはち切れそうになっている上、大きく開け広げている。

……俺が裸ワイシャツが好きだという事を見越してやってるなら、嬉しいやら目のやり場に困るやら……。


「ん? どこ見てるのかなー?」

「た、卵の黄身……」

「ふふん……まぁ、そういう事にしておくよ」

(危なかった……)















昼。
外出の予定が無い場合、どう過ごすことになるかは彼女の気分しだいである。
特に何もなければ、自分も出かけたり、録画したビデオを観たり、ゲームしたりプラモを組み立てたり……と、そこは普通の男と大差ない。
サヤも、単独で遊びに行く事もあれば、家でのんびりしている事もある。
さもなくば……。




「あぐっ……あっ……ぐぅぅっ……!」

「12発目、頂きっ!」

じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ!

どぷっ、どぷっ!! どびゅるるるるるるっ!!


と、まぁ……この様に、彼女にこってり搾り取られる事になる。
今回は玄関が舞台である。
人が来たら、という緊張と背徳感が刺激的だ。
……これって、普通女側の感想じゃないか……?


「はぁっ……はぁぁっ……」

「疲れた? じゃあ……」

「ま、待った……」

「待たない♪」

ちくっ


言いながら、尻尾の周囲に生えるトゲを体に刺した。
性欲と精を、自覚なしに増強する淫毒の滴るトゲをだ。
こうなると、もう自分の意志では逃げられない。


ずっ

「うぅっ! ふぅっ! ぅあっ!」

ずっちゅずっちゅずっちゅずっちゅ! にゅぷっにゅぷっにゅぷっ!

「あぁ〜……その顔が見たかったのっ♪」

「ぁああっ……ちっ……くしょっ……」

にゅぷっにゅぷっ……!
どびゅっ、びゅぅぅぅっ! どびゅぅぅぅぅぅぅぅっ!

「ふぐぅっ……ぅぁぁっ……!」

「出てるぅっ! また一杯でてるっ!」


サヤの尻尾の中は、暖かく、柔らかい肉ヒダとトゲが無数に並んでいる。
ただ入れただけでも激しい快感に見舞われる上、中が蠢く事でそれは倍増する。
欲求のまま、自分で尻尾を掴んで、自分で扱く有様だ。
少々悔しいが、精神はともかく体は逆らえないので仕方がない。
このまま10回ほど自分で出し、続いてサヤに12回搾られた。
外に声が漏れてないと良いが……。















夜。


「……ふぅ。ごちそうさま」パン

「どうだった? 今日のは」

「ちょっと濃い味だったな。好みの感じだ」

「それは良かった」カチャカチャ


夕飯はハンバーグ定食。
濃い味付けが好みなのは本当だ。
……好きなんだが……。
濃い味だったという事は……。




サヤが食器を洗い終わって、丁度腹も落ち着いて来た頃。
台所から戻って来た彼女は、


「……んむっ」

「むっ……んっ……」

ドサッ


いきなりキスしてくると、そのまま床に押し倒した。
電気が豆球に変わり、オレンジの光と窓からの月明かりがサヤを照らす。
顔は紅潮し、息は上がっている。
長いキスの後、


「ふ、ふふ……今日は、いよいよお待ちかねの、"ココ"だよ……」

「ついに、良いのか?」

「うん……ここから、おなか一杯になるまで搾り取ってあげる……♪」


ズボン、パンツを下ろすと、サヤはいつもの尻尾ではなく、自分自身が跨って来た。
手で握って位置を合わせると、一気に膣内へと侵入させた。


ずにゅぅぅっ

「〜〜〜〜っ!!!??」ビクッ

どぷっ! びゅぅぅっ! びゅるるるるるっ!!

「きゃあっ! もう出ちゃったの? ふふふ……そんなに良かったんだ♪」


良かったなんてモノじゃない……。
今まで、尻尾の肉塊に挿入して"すぐ"に出た事は何度もあるが、"入れたと同時に"出たのは初めてだ……。


「まぁ、気持ち良くない訳ないよね! ユウに合わせた、ユウ専用のカラダなんだから!」ググ

「ちょ、ちょっと、ま……あぐぁっ!?」

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!!
びゅぅっ! びゅぅぅぅううぅぅっ!!

「う……ぉぉおっ!」


呆けていた頭が覚醒する前に、サヤは腰を激しく上下させた。
ものの数往復で、俺は精を吐き出してしまう。
しかし萎える事無く、直後にまた硬さを取り戻す。

夕食が濃い味付けという事は、多めに"盛った"という事である。
魔物娘の媚薬は、食事に混ぜても問題ないよう無味無臭なものが多い。
しかし、中には完全な無味ではない代わりに効果をより強烈にしたモノも存在するらしい。
それが投入されるとき、薬の風味を消すために決まって味付けは濃くなる。
それは同時に、夜も濃厚になる事を示すわけで……。


ずっぷずっぷずっぷずっぷ!!
びゅるっ! びゅるるるるるっ! びゅぅぅぅぅぅっ!!

「はぁっ! んっ! また来てるぅっ!♪」

「うぐぅっ……そ、そういえば……良いのか、中に出しちゃって……」

「むっ……」

ぎゅぅぅぅっ!
ぬちゅっぬちゅっぬちゅっ!!

「ぐぁぁぁっ!!?」


サヤは少し不機嫌な顔をすると、突然膣を強く締め上げ、その状態から激しくピストンして来た。
ただでさえ激しい快感が更に増す……。
目の奥がチカチカして来た……。


「そんな事……あんっ……気にしなくて良いのっ! 魔物娘は簡単には妊娠しないからっ!」

「はっ……ぁぁっ……!」

どぷどぷどぷっ!! どぷーーーーっ!!


激しい射精の後、


「もし、私の許可なく外出しなんかしたら……10年抜かずに搾り続けるよ?」


獲物を狩る者の目。
嗜虐的なその表情は、それがハッタリではない事を示している。
実際、魔物娘なら不可能ではない。


「ご、ごめん……」

「わかれば、良いの……んっ!」


ずっずっずっずっ! ずぷんずぷんずぷんっ!
どびゅっ、びゅぅぅっ、びゅぅぅぅぅぅぅっ!


「んふっ! ふぁぁっ! これ、良いよぉっ……!」


俺の精を受け止め、サヤはうっとりとした表情で体を震わせる。
一方の俺はというと、既に限界が近付いていた。


「ユウ……ユウッ!」

「ぐぁっ……うっ……」


しかし、サヤはお構いなしに精を搾り取ろうとピストンを続ける。


「ユッ……んっ、はぁぁっ! ぁあぁっ!」


ぢゅぷっぢゅっぷっぢゅぷっ!!
どびゅぅぅぅぅぅっ!! びゅぅっ! びゅぅぅぅっ!!

「はぁん……もっと……もっと頂戴……!」


サヤが発情し切った顔で続きを求めてきたところで、俺は力尽きた……。















「おーい……聞こえるー?」

「んっ……あれ……?」

「あ、起きた。何々、気絶するほど気持ち良かったの?」

「あぁ……あんな間隔で出し続けたのは初めてだ……」

「へぇ……嬉しいなぁっ♪」

「はは……ところで、俺どれくらい寝てた?」

「んー、1分くらいかな」

「そ、そんだけ!?」

「ふふん。魔物娘製の媚薬は強いよ? 気絶するほど消耗してもすぐに回復させちゃうんだから」


確かに、少し前までは全身疲れ切っていたのに、今は二時間走り続けられそうな程力が漲っている。


「じゃあ……続き、できるよね?」

「お、お手柔らかに……」

「無理! てか、やだ!」


結局、俺は夜が明けるまでサヤの中に激しく射精させられ続けた。















チュンチュン


「も、もう……もう無理」

「はは、ぐったりしてる。弱ってる顔も良いね」

「よしてくれよ…………」

「……えいっ」


ちくっ


「うおっ……ちょっ!」

「ふふふ……これで続きが出来るね……!」

「あああっ! もぉぉぉっ!」


訂正。
更に翌日の昼まで射精させられ続けた。
正直、気持ち良かったが、同じくらいキツかった……。

……でも、


「はぁっ……ユウ……好きっ……んっ……大好きっ!」

「俺もっ……サヤが、好きだっ!」

「じゃあ、私はその10倍ユウが大好きっ!!」


愛されてるって、幸せです。

15/05/05 12:17更新 / あーるぐれい

■作者メッセージ
マンティコアなお姉さんに搾り取られたい。

読んで頂きありがとうございました。

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