愛卵の唄〜Fruit of love〜

とある国のとある街・・・のはずれの山
ここには一組の夫婦が住んでいました

夫のレクト・オルケスタと妻のリーネ・オルケスタです

レクトは山のふもとにある街で酒場のウェイターをしていました
それだけでなく楽器も得意としていて、ウェイターの方の仕事が足りてくると今度はステージで、様々な楽器を仲間たちと弾き、酒場を盛り上げるいわばミュージシャンのようなこともしていました
顔もよく、なによりその音が、酒場にいる人たちを虜にし、そんな彼目当てに酒場に通う者も少なくはありません

ですがレクトがすでに妻を持つ既婚者であるのを知る者は、酒場の店主やレクトが心から信用する友人など実に一握りだけ

なぜそんなに人気のあるレクトが結婚しているのを知っている者が少ないか、理由は簡単、なぜなら妻のリーネは人間ではなかったから
リーネはガンダルヴァというハーピーの一種だったのです

二人は数年前、街はずれの山で出会いました

レクトは非番の日、たびたびこの山に赴き、弦楽器や管楽器の練習をしていました

この山は豊かな山と言うわけではなく、自然より岩場や崖が多い山でした
そこまで厳しいというわけではありませんがごつごつとした山道を楽器を抱えて登るのは非常に体力を使う事です
それにこの山には山頂付近に時々魔物が出る、なんて噂もありました
ですがレクトは、そんな噂は気にも留めず、管楽器に使う肺活量を鍛えることにつながるからといって山頂までは無理でもなるべく高い所まで登って、練習をすることにしています

二人が初めて出会ったのはレクトが普段よりもう少し高い所に向かったそんなある日の事でした

普段とは気分を変えいつもよりもう少しだけ高い所まで向かったレクトは楽器を弾くのに適した場所を探していました

普段は景色のよい崖のそばの岩の上で弾いていましたが、いつもは来ない場所まで来たため、まずは場所を探すところから始めたのです

あまり大きくはない山のためそのような場所はすぐにみつかりました

「うわぁ・・・良い景色だなぁ・・・」

思わず息が漏れてしまうほどの景色
そんな絶景を見ながら好きな楽器で好きな音楽を奏でる
レクトはその瞬間がたまらなく好きでいた

さっそくレクトは手ごろな岩の上に腰を下ろし、持ってきた管楽器を構えます
彼は特に決まった曲を奏でると言う事はしません
その場で景色を見て浮かんだ旋律をそのまま奏でるのです
ゆえに彼の曲は、時に晴れ晴れとした青空のような時もあればどんよりとした曇り空のような時もあり、また静かな水面のようなときも、荒々しい風のような時もあり、それはさながら自然と一体となったような形を持たない不思議な美しさを持っていました

「今日はいい天気だ・・・今日はこの空に捧げる・・・」

彼は静かに目を閉じ、演奏を開始します

それは静かで、それでいて壮大なそんな曲でした

「〜〜〜〜♪」

彼は自らがその自然と溶け込んでいくかのような、この感覚を感じるためにこの自然の中で音楽を奏でていました

風の音も、雲が流れる情景もそのさますべてが彼の音楽そのものでした
観客は、鳥や虫、それで十分でした
ですがどうやらその日はまた別の特別な観客がいたようです

「〜〜〜〜〜〜♫」
(ぱさぱさぱさぱさ)

一通り思い描かれた曲を奏できった時、背後から翼をはためかせるような音が聞こえてきました
レクトが後ろを振り向くと、そこには腕の代わりに生えた金色の翼使って拍手をしてくれる、少女のような鳥のような、生き物が座っていました

「なんだかいい音楽が聞こえてくると思ったら、人間が引いていたとはね、でも人間の割になかなかいい曲だったよ、素敵だった」

そういい笑顔を見せる、その生き物を見て、レクトももた頬が緩みます

「それはどうも、でもまさか観客がいたなんて気づきもしなかった、失礼したね」
「それはいいけど、アンタ、アタシを見ても怖がらないのかい?」

少しきょとんとして彼女は問い返します

「俺の曲を黙って最後まで聴いてくれた子を怖がる道理はないんじゃないかな」

それを聞いて彼女は笑い出します

「アハハ、そうかい、アタシはリーネって言うんだ、アンタ、名前は?」
「僕はレクト、レクト・オルケスタだ」
「そうか、レクトって言うんだ、アタシは音楽が好きでね、他にも何か聞かせてくれないかい?」
「お安い御用、じゃあ、今度はここから見える大地に捧げる」

そういってまた今度は違う曲を奏で始めます
その間リーネは黙ってレクトの演奏を聴いていました
レクトもまたリーネからほんのり漂ういい香りを感じ、普段よりいい気分で演奏をすることができました

そしてその曲が終わったら感想を言って違う曲を奏でる
そんなことを日暮れまで繰り返していました

「アンタ、気に入ったよ、また弾きに来てくれるかい?」

別れ際そんなことを笑顔で聞いてくる彼女に、レクトは笑顔で

「もちろん」

と返した

それが二人の最初の出会い

それからレクトはたびたびリーネに会いに山に向かっていきました
彼の曲の性質上、同じ曲を弾くと言う事は二度となく、リーネは気に入った曲を覚え、ときどきその旋律を口ずさんだりしていました

また彼女は自分が歌う事も楽器を弾くのも好きで、人間の曲を覚えてきては歌ったり、デュエットしたりもしました

レクトはリーネと共に過ごす時間がとても楽しく、少しでも多くの時間をリーネと共に過ごすため、近くにある古びた山小屋を整備して、泊まり込んだりもしました

じょじょに惹かれあい距離の縮まっていく二人が恋に落ちるのには時間はかかりませんでした

そしてレクトはある日その思いをリーネに伝えようと決めます

いつものように、岩場でリーネと会い、音楽を楽しみます
そしてその日の夕暮れ、いつもは解れる時間です

「はぁー・・・今日も楽しかったよ、レクト」
「ああ・・・」
「・・・?どうかした?」

いつもと様子の違うレクトの様子を敏感に察知したリーネは下から覗き込むようにしてレクトの様子を疑う

「今日は、もう一曲だけ、聞いてほしい曲があるんだ」
「アタシは別にかまわないけど、どんな曲?」
「いつも通りの、名前のない曲だよ」

レクトはそういっていつも通り楽器を構え、リーネもいつも通りの聞く位置の岩に腰を掛ける

そして、静かに演奏が始まった

「〜〜〜〜〜〜〜♪」

その曲は、楽しげで、情熱的で、それでいて、愛らしかった
レクトの想いの込められた曲にリーネは自然と心地よくも、背筋がゾクゾクと震えるのを感じ、その思いに感動した

「〜〜〜〜♪」

そして曲が終わるといつも聞いてくれている時には聞こえる独特の拍手の音がしない
レクトがそっと、リーネの方を向くとリーネは、涙を流していた

「リーネ?」
「あ、あれ・・・?変だな・・・なんで、アタシ、泣いて・・・」

リーネが翼で涙をぬぐうのを見て、レクトは言う

「今の曲は、リーネ、君に捧げるために作った曲なんだ」
「え・・・?」

少し驚いたような納得したような、そんな表情でリーネはレクトを見つめる

「いつも僕は、なにかを思い描いて曲を作っていた、この曲はリーネを思い描いて、作ったんだ」
「そう、なんだ」
「それで、なんだけど、君に伝えたいことがあるんだ」
「・・・うん」

「僕は、君が好きなんだ」

その場に一瞬の静寂が流れる
だがじょじょにリーネの頬は西日のせいだけではないのが解るほどに紅潮していくのをレクトは見逃しませんでした

「・・・アタシ、人間じゃ、ないんだよ?」

「それがどうした、関係ないね」

「アタシ、こんななりだしさ、レクトはカッコいいし、他にいい娘はいくらでもいるでしょう?」

「僕は、リーネに好きだっているんだ、他の娘なんて関係ない」

「・・・きっと後悔するって」

「絶対に、後悔しない」

「・・・ずるい」

「え?」

「アタシの方が、先にレクトを、好きになったのに・・・アタシ、人間じゃないからって、ずっと、このままでも十分って、そう、おもってたのに・・・先に言うなんて、ずるい」

「リーネ・・・」

「だったら、アタシの方が、たくさん言ってやる・・・レクト、好き、あたしも、レクトが好きなの、好き!好き好き!大好き!」

いつのまにか、ぽろぽろと泣きだしたリーネをレクトは抱きしめます
強く強くお互いの存在が胸に残るように抱きしめあって、そして、キスをしました

「ん・・・」

瞬く間に流れる時間の中、まるでそこだけが時の止まった世界に切り取られてしまったかのように感じる、そんな一瞬

唇の触れ合っただけとは思えない、心の底から湧きあがる幸福感に酔いしれ、そして唇を離す、この一連の行為そのものが愛しい彼が、彼女が、自分を好いてくれているという実感を二人に与え、二人はついばむように、おたがいの唇を貪ります

んん・・・ちゅ・・・

「ん・・・唇を離すのが、こんなに名残惜しく感じるなんて、知らなかったよ」
「僕もさ」
「アタシ、今すごく幸せだよ、レクト・・・」
「ハハ・・・これから、もっと幸せにしてやるから、覚悟しといて」
「まいったね・・・耐えられるかな・・・」

二人はそのままそこでしばらく抱き合っていました



それから少ししてレクトは山に住むことにしました
元から誰も使っていなかったけれど、わざわざ権利をもらって、あの整備した山小屋に、リーネと二人で住むことにしたのです

更にレクトは友人や酒場の主人などに、この事を打ち明けました
結婚式を開くためです
皆、最初は驚いていましたが皆レクトのことを祝福してくれました

それから、友人たちの力を借りて列席者の少ない小さな結婚式が開かれました
レクトの友人と仕事仲間、リーネの友人、人間と魔物の入り混じった小さいながらも二人の幸福を祝う香りと音楽の満ちた幸せなひと時

金色の翼と褐色の肌が人間の物を仕立て直し作られた純白のウエディングドレスに非常にあっていて、その場に居るすべての生き物がその姿に見惚れました

そしていよいよ誓いの時です

指輪を交換し
愛を誓い合って
キスをしました

その時のキスは、今までしてきたどんなキスよりも甘美で蕩けそうなキス

そのキスは特別にして、格別な物になりました




そしてそれから更に一年、現在にまで戻ります

「リーネただいま」
「ん?レクト、おかえり、早かったね?」

レクトは山から仕事に出ているので、いきは早く帰りは遅くなってしまいます

リーネはそれを憂いて、街の方に住んでもいいという(本心ではレクトと少しでもいっしょに居たいだけだが)が、やはり、リーネは山の方が住みごこちがいいのも解っているし、少しでもリーネの環境が変わらないよう友人たちと近い方がいいだろうと言ってここに住んでいました

そんなレクトが今日はまだ日が出ている内に返ってきたのです

「あぁ、今日は特別だからね」
「へぇ・・・おぼえてたんだ」
「あたりまえだろ、結婚記念日なんだから」

そう、今日は二人の結婚記念日でした
そのために今日は仕事を早く切り上げさせてもらって、帰ってきたというわけです

「そっか、覚えていたんだ・・・ふふふ」
「な、なんだよ」

リーネはレクトの言葉に意外そうな顔をして、そして笑い出す

「あなた、忘れてると思ってたからね、ちょっとうれしいんだ」
「覚えてるに決まってるだろ、あの日の事は・・・」
「うん、アタシも覚えてる・・・キスの味とか」
「何言ってるんだよ・・・」

リーネは舌なめずりして、ぼそっと呟いた
毎日のようにしていることでも、直に言われると、なんだか気恥ずかしくなってしまうものなのです

「えー忘れちゃったの?」
「・・・そんなわけないだろ」
「だよねだよね♪」

レクトが恥ずかしがっているのを面白いのか、あるいはレクトがおぼえていたことのせいか、リーネはすごく上機嫌でした

「そ、そんなことはいいんだ、それより、聞きたいことがあるんだけど」
「ん?なになに?」
「なにか、お前にプレゼントしたいんだ、何か欲しい物とかないかな」
「んー・・・急に言われてもなぁ」

少し考えるそぶりを見せるリーネ
だがすぐにひらめいたとばかりに口を開く

「そういえばあった、欲しい物」
「お、なんだなんだ、僕に用意できるものなら、なんでもいいよ」
「えっとね・・・」

少し言うのをためらうも、それでもやっぱりと口を開く

「アタシ、赤ちゃんが欲しい」
「・・・え?」

リーネの申し出は意外な物でした
別に毎日と言うわけではないが、もうすでになんどもなんども週6くらいのペースで交わっているのだ、今更子供を欲しがるとは思っていなかった訳で

「だって、もう一年になるから・・・流石に欲しいなって」
「それは構わないけど、今日ぐらいもっとわがまま言ってもいいんだぞ」
「うーん・・・レクトと一緒に居れれば、他に何か欲しいなって思ったことないからなぁ・・・」
「リーネ・・・」

そこまで言ってリーネは自分の言った言葉がなんだか恥ずかしい物のような気がして顔を真っ赤に染める

「あ、あ・・・で、でもまぁ、やっぱり、何か考えてみる・・・」
「そうしておきな」

レクトはなんだかそんなリーネが愛おしく、可愛らしく見えてしまって、笑いをこらえながらはリーネの頭を撫でる

「う・・・う〜・・・もう、子ども扱いすんな!」

リーネはその行為が耐えられなくなって、レクトを押し倒した

「怒った?」
(ふるふる)

リーネはそれにたいして黙って首を横に振る

「そっか、ならうれしかった?」
(ぶんぶん)

その質問には首を縦に振った

「う〜・・・やっぱり、幸せすぎて、耐えられない・・・」

ぼそぼそと呟き翼をレクトにのしかけるように抱きつく

「毎日毎日、えっちはしてたけど・・・やっぱり限界、幸せすぎるわ・・・」
「だから、最初に言ったんだけどな」
「もう!ばか!」

リーネはそういうと器用に翼を使ってレクトの上着を脱がす
そしてレクトの乳首に舌を這わせた

「ぅ・・・」
「・・・仕返しなんだから、動かないでね!」

リーネはレクトが逃げないように体重をかけながら、執拗に乳首を舐めあげる
その際、彼女の豊満な胸がレクトの腹部のあたりに押し付けられレクトの下半身に血液が集まり始める

「ぁは♪レクト、エッチなんだぁ♪」
「し・・・しかたないだろ・・・」
「でもね・・・そんなレクトも大好き♥」

リーネは妖艶にほほ笑み、レクトの下腹部に胸が来るように移動する
ただし、リーネの下半身はレクトの頭部の方へ向けて、つまりシックスナインの形をとった
そのうえで、リーネはレクトのズボンを剥ぎすてる

「はいはーい、レクトのオチンポ、こんにちは〜」

下着をも脱がし、すでにパンパンに膨れ上がったその肉棒に躊躇なく顔を近づける

「すんすん・・・すぅぅ〜〜〜はぁぁぁ〜〜あぁ・・・やっぱり、レクトのオチンポ・・・良いにおいぃ・・・」

顔が密着するぎりぎりのところで、深呼吸をしたり匂いをかぐリーネ
彼女の本能がそうさせているのだが、これをされ、レクトの肉竿はますます固くなる

「あぁ・・・ますますおっきくなって凄いにおいがするぅ・・・やっぱり、こんなのみたら、我慢できないね・・・」

そういうとリーネは口を大きく空けてレクトの一物を咥えこむ

「んむぅぅ・・・じゅじゅじゅぅぅぅぅ」

そしてその途端に、口の中の奥の奥まで吸い込まれてしまいそうなほど強力な口吸引を行う

じゅるぅじゅぷじゅぷじゅるるるるッ!!!

「う、ぅぅ・・・こ、こっちだって・・・」

気を抜いたら一瞬で搾り取られてしまいそうになるそのバキュームに抗うようにレクトも反撃を開始する

目の前に広がる濡れそぼった花びらに舌を這わしてあふれ出る蜜を舐めとると同時に、硬く固まった肉豆を弾くようにして刺激する

「んぐじゅ!?ぶじゅぱぶじゅぐじゅ!?」

テンパって今までの吸い付きとは違うイレギュラーな刺激がレクトにもたらされる
それによりレクトの咥えられた物はビクンッと跳ね、悦びを訴える

ちゅる、ちゅぶ、れるぅ・・・ぶじゅっ!

そしてリーネの花弁を舐める舌の動きもそれに合わせ激化する
それどころかいっぱいいっぱいに伸ばした舌がリーネの膣内へと侵入する

「ふみゅっぅぅぅぅ!!」

急激にもたらされた強い刺激に腰を浮かせようとするリーネだったがレクトがリーネの腰に手を回し固定したことでそれは成されなかった

こうなるともう止まらない

リーネはじゅぱじゅぱと淫らな水音をたて、レクトをイカせようとする
レクトは膣内を広げるように、膣壁を舐めあげ、リーネをイカせようとする

お互いが必死になって愛撫する中、リーネはその胸元に実った肉厚な果実を使う事を思いつく

自らの胸を寄せて持ち上げ、先端部だけを咥え、残りの竿の部分を乳房で包みしごき始める
その間も咥えた先端を吸い上げたり、でっぱったカリ首を舌でなぞったり、尿道の入り口を舌先でこじ開けてみたり、とにかくレクトが気持ちよくなるようあらゆる手段を尽くした

急にレクトも快感のピッチを上げられ、もはやその快感に耐えられるはずもなく、リーネの咥えたその硬竿はびゅくびゅくとポンプのように動きそして

びゅぶっ!びゅくびゅくどびゅるるぅ!

リーネの口内に灼熱の濁流が流し込まれる

口内に広がるむせ返るような臭いが充満しどくどくとそれはそそがれ続ける

「んく・・・ごく・・・」

リーネはそれを躊躇なく飲み干してゆく
それと同時に膣内がきゅんきゅんとしまりレクトの舌を締め上げる
喉の奥、そして口内に残るレクトの精子と男根その生臭さを嗅ぎ
リーネは絶頂に達した

「っはぁ・・・やっぱり、レクトのだんな様おちんぽ、おいしぃ・・・」
「ぷは・・・ほんと、リーネはエロいなぁ、こんな精子の臭いでイッちまうような変態だったなんて」
「やーん・・・そんなこと言わないで♥」

リーネは体勢を直してレクトに向かい合って座るような体制をとる
そして、さっきまで舌の挿入っていた肉穴を人差し指と中指で開き見せつける

「ほらぁ、もうこんなになっちゃったんだから、はやく埋めてよぉ♥」

もうどろどろになった秘所はレクトを誘うようにてらてらぬめり今か今かと餌を待つ魚のように口をぱくぱくさせていた
そしてそんなものを見せつけられて理性を保っていられるわけもなく
リーネに抱きつき、一度射精したとは思えないほどの剛直を一挙にその穴へぶちこんだ

「〜〜〜ッ!!!」

声にならない悲鳴を上げ、リーネがのけぞる

彼女の膣内はうねうねとうねり、一刻もはやく、その入ってきた硬い弾力の異物からスペルマを搾り取ろうという意思が伝わってくる

「っくぅぅ・・・リーネ、僕が我慢できないから、動くね」
「りゃ、りゃめ!」

ズン!

「っくふぅぅぅ!」

ただの一突きで、たった一度子宮を叩かれただけでリーネは深く絶頂しレクトの極太を締め上げる

ぎゅううぅぅ!

「くあぁ・・・リーネ、ごめ、で・・・」

どびゅぅ!どぴゅぴゅぅぅぶびゅるるびゅ!!

たまらず濃厚な迸りを吐き出す

「んはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

子宮に向かって重々しく液圧の直撃をくらい、息苦しさと重くのしかかる甘美の板挟みに苦悶の雄叫びを上げる

「っく・・・リーネ、まだまだ、いくからな・・・」
「ひょ、ひょっとひゃいむぅ・・・」

もう呂律のまわらないリーネにまだまだ硬さを失わないその勃起竿を容赦突きこむ

「くひいいぃぃ!」

歯を食いしばり襲い来る快楽の波に必死に耐える事しかできないリーネは一突きごとに絶頂に押し上げられ嬌声をあげる

「リーネ・・・かわいい・・・」

もはやレクトに理性は一片も残っておらず、ただただ目の前の雌穴を突きあげ自らの子孫を残そうという雄の本能だけが強く残っていた

「あ!んあ!ふぉぉ!」

その鋭いアッパーカットのような突きに肺から空気を押し出されるように声を上げ、その快感を受け入れる

「はぁ・・・はぁ・・・リーネ、リーネ、孕ませる・・・孕ませてやる!」
「は、はひ!」

うわ言のようにつぶやくレクトの事叔母に本能的に反応し、ヴァギナを切なく締め上げる

「孕ませる・・・孕ませる・・・孕め!孕め!リーネ!」
「はひぃ!は、はらみまひゅ!あ、あらひ!あなひゃの、れ、レクヒョのあかひゃん!にんひん、しまひゅぅぅ!!」
「あああああ!!孕め!リーネェ!」

びゅるびゅ!!びゅばば!どぷぅぅ!!

「んくぅぁ!!ひ、ヒグッ!ヒグッ!イッグゥ!!にんひん、はりゃみじるぅぅ!!にんひん!ひんひんアクメ!いっぎゅぅぅ!!」

ビックン!ビクン!ビクン!

二度目の膣出しによって、頭に火花がバチバチと走る錯覚に囚われながら、よだれを垂らして白目を剥いただらしのない顔で限界絶頂を迎えた

「んへぇぇ・・・」

レクトが、出し切って少し落ち着いた男根をリーネ引き抜くと、そこからごぽごぽと大量の白濁液を吐き出し全身をビクビクと痙攣させ支えの無くなった肢体を投げ出す

「あかひゃん・・・あかひゃんん・・・」

焦点の定まらない目でリーネはしばらくうわ言のようにつぶやき続けた
そしてその姿を見たレクトは再び硬さを取り戻し、彼女が失神絶頂するまでその身体に精を注ぎ続けたという




それからしばらくして
リーネは子を宿していた
既に腹も目立つほどに張って、臨月を迎えたという頃

じゅ・・・ぶじゅ・・・

「っはぁ・・・はぁ・・・ごめんね、最近胸とか口とかでしかできなくて」
「仕方ないだろ、赤ちゃんいるんだから」

二人はまぐわっていた
レクトの好きなパイズリフェラである
だが普段と違うところもあった

リーネは母乳が出るようになった
とろとろと溢れ量が多くあたたかな母乳は潤滑油の役目を果たし、彼の肉棒をしごく手助けをしてくれていた

「はぁ・・・はぁ・・・」

二人の吐息が重なる
もう彼のペニスの匂いをかいだだけでもイッてしまいそうになるのだ興奮しないわけもない

「おっきい・・・いいにおい・・・くんくん・・・ふえ?」

そしてリーネがその怒張の痙攣に気付いたその時だった

ぶびゅう!どぴゅるる!

「っきゃ!」

普段は一滴残らず飲んでしまう精子のほとんどを顔や胸に出されてしまった
それにより彼の匂いを直に嗅いでしまうことになる
彼女の理性は一瞬で音も無く消え去った

「あ・・・あぁ・・・」

もし飲んでいれば、少しは自制も効いただろうが、直に嗅覚に響くこの臭いはリーネの頭を麻痺させた

「ねぇ・・・しよ?」
「おいおい、さすがに今月はやめとけって・・・出しちまったのは悪かったけどさ・・・」
「う〜」

だが母親としての母性のようなものが、一歩それを止める
今膣内にいれてもらうわけにはいかないのは解っている
でもほしくてほしくてたまらなくなってしまっている
そこでレイナは考えた

「じゃあさ・・・こっちでならいいでしょ?」

彼女は四つん這いになって尻をレクトに向けた
そして指で秘穴を広げて見せる

「おねがぁい・・・がまんできないのぉ・・・♥」

甘えた声でこう言われれば、やらないわけにはいかなかった

「わかった・・・でも、ムリはしないように、僕が下になるから」

そういうとレクトは仰向けに横になった
その上にリーネがまたがる
そして硬く張った剛直を自身の穴にあてがう
そして半ば力任せに、その穴をこじ開け彼の上に腰を下ろした

ぶじゅじゅじゅじゅ!!

「んお!?んふほぉぉ!!」

リーネはどうやら刺激が強すぎたらしく、全身から汗を拭きだしてぶるぶると震えだした

「お、おい、大丈夫か?」

どうやら先端部を入れた時に、会館で腰が抜け腰が勝手に落ち、自身の意思とは違うタイミングで大きな衝撃を受けてしまったらしい
だが彼女は

「ち、ちんぽぉ・・・ひさしぶりの・・・おちんぽぉ・・・♥」

と、久々の旦那の性器にご満悦の様子だった

「はぁ・・・はぁ・・・んんん!」

ゆっくりとだが深いピストン
まだ慣れてはいないのかぎこちなかったが確実に自分が気持ちよくなれる場所を刺激する動きをしていた

ごりゅ!ごりゅごりゅ!むりゅ、メリッ!

「ほへぇぇぇ・・・」

腸内が広げられる感覚に快感を得るリーネ
その動きはじょじょにじょじょに早まっていった
だが、動きが勢いづいてきたそんな時

「う・・・ぐぎぎぎ!」
「!?ど、どうかしたか!?」

リーネが獣の雄叫びのような声を上げたのだ

「う、うまれそ・・・」
「な・・・なに!?はやく、場所を移さないと・・・」

レクトが立ち上がろうとするもリーネは動こうとしない
それどころか、腰をいやらしくグラインドさせはじめる

「お、おい・・・」
「だめぇ・・・さいごまでするんだからぁ・・・」

苦しみと快楽が入り混じったような声
一刻も早く出産の準備をしたかったがこの様子では、リーネは動かないだろう
ならばとレクトは下から突き上げるように自らも動き出した

「っく・・・はやく満足しろよ・・・」
「うっきゅぅぅん!!つきあげきたぁ!」

ぱんぱんぱんぱん!ぬじゅ!ぶべじゅ!

あふれ出た腸液が音を上げ行為の激しさを物語る
それと比例し、リーネの秘所もプシュ!ピシュゥ!とまた水音を上げ始めていた

「んぎぎぎぃぃ!!降りる!降りてきちゃってりゅぅ!あかちゃんきてるぅぅ!」

彼の肉槍が腸内を出入りするたびに、子宮から少しづつ、卵が押し出されて行った

「んひいいい!!きもちい!ぎぼじぃぃ!!ぐるぅ!しゅっざんアグメ、ぎめちゃうぅぅ!!」

ごりごりと産道を下りてくる感覚と、腸内を問答無用でかき回される感覚、この二つが混ざり合って、リーネの頭はもう真っ白だった

「と、とぶ!とんじゃう!あぁぁあああああああ!!!うまれ!!うまれるぅぅぅ!!」

ミチミチッ!

「んぎゅああああああああああああ!!!!!」

どびゅる!!ぶべぶぶびゅるう!!ぶぱぱぱ!!どっぴゅるるる!!

彼女が卵を産み落とすのとレクトが精をぶちまけたのは、偶然にもほぼどうじ
そしてその二つの強い快楽を一身に受けることになった彼女は、たった一度の絶頂で、気を失うほどに強く果て狂った




「ん・・・」

どれだけ時間がたっただろうか
気を失った彼女はベッドで目を覚ました

「お、目が覚めたか」

レクトはベッドのふちに座り彼女の頭を撫でていた

「・・・うん、ねぇ、私たちの赤ちゃんは・・・?」

少し不安になり、リーネはそう聞いた
レクトは目線を、横のベビーベッドのような台に向ける
その視線の先には、装飾の施されたかごのにおかれた、頭一つ分の大きな卵

「・・・がんばったな」
「あなた・・・うん」

リーネの頬にはいつの間にやら涙が浮かんでいた

「そうだ、レクト」
「なんだ?」
「いつだったか欲しい物をくれるって、いってたわよね?」
「ん、あぁ、そうだな」
「私決めたわ・・・この子のための唄を作ってほしいの」
「唄?」
「そう、私を夢中にさせたように、この子にも最高の唄を作ってあげて?」

そういったリーネの顔はもう母親のそれだった

「解ったよ、任せてくれ」
「うふふ・・・たのもしいわね、お・と・う・さ・ん♥」

これから、二人の間にまた思い出の曲が一曲増えることになる
そう、二人の種族を超えた愛の結晶に捧げる、愛卵の唄

        〜   HAPPY  END    〜

どもどもシュウザキです
えっと・・・そのぉ・・・前回よりさらに長くなってしまい、すみませんでしたぁぁぁぁぁ!!(スライディング土下座)
短くするつもりだったのに・・・本当に読みづらくてごめんなさい・・・

ですがこれを最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました
よければですが、感想やご意見アドバイスあれば、なんなりと言ってください・・・てかください(ジャンピング土下座)

えー今回のリーネはヘブライ語で喜びの歌のリーネン、レクトはスペイン語で指揮者のディレクトール・ディ・オルケスタからいただいてます、また名字のオルケスタもここからいただいております、え?別に指揮しないじゃんって?ごもっともでございます、レクトの指揮棒がなんて思ってません(土下座)

15/08/30 13:49 シュウザキ

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