5日目 婚姻 後編
「そういえばどこで結婚式やるんだ?」
目的地に向かう途中で気になったので聞いてみた
「ヘアの家だ」
「人の家で結婚式挙げても良いのか?」
結構準備も必要だろうに
「ここでは日常茶飯事だからな」
「大体どのくらいの密度で結婚式してるんだ?」
そんなに男が多いわけでもないはずだけど
「多い時は週に1回、基本は月に1回位だな」
「普通に多いな」
「慣れれば問題ない」
素直にこの世界に慣れるのは難しいと思う
「さて、到着だ」
セラが止まったので俺も止まり、前の建物を見上げた
「ここもでかいな・・・」
「不思議の国の技術力は世界一だからな」
「シュトロハイムかお前は」
「?」
分からないらしい
可愛く首をかしげられた!
「まあ、取り敢えず行こうか!」
「はぁ・・・もう未来は決まったんだな・・・」
「そうだ、これからは家族として仲良く暮らそう」
「せめて式が終わった後に言ってくれ」
なんか嬉しい反面寂しくなってくる
「じゃあ、入場だ」
「もう入場!?」
「そうだ、皆(約3人)が待っている!」
「知り合いの内だけの結婚式か!」
「もう良いだろう!速く行こう!」
「ワクワクしてるな・・・」
と緊張感をほぐし(?)ドアを開けると
『新郎新婦のにゅーじょーでーす』
と若干適当な声と共にまばらな拍手がした
「なんか気が抜けるな・・・」
と言うと
「これがこの国流の結婚式さ」
セラによると基本お酒や食べ物を食べてドンチャン騒ぐらしい
・・・結婚式っていうか同窓会的な・・・?
その後ケーキ入刀なども済ませ、テーブルに着いた
「おめでとー!これでやっとセラは妻だねー!」
「良かったねぇ、いや、めでたいよ!」
「友達が結婚したのは嬉しいけど私も結婚したいなぁ・・・」
と、ヤコ(紅茶を飲んでいる)、ヘア(少し酔っている)、エコ(結構飲んでいる)
の順にお祝いをしてきた・・・どうやらエコさんは男日照りが続いているようだ
「じゃあ、楽しもうか」
セラが笑顔を浮かべて俺の手を引く
凄く晴れやかな、普段の笑顔とは違う顔だった
「あ、あぁ」
うっかり見とれてしまう
「あー、やっぱりお二人さんはお似合いだねー」
とヘアが言ってきた
「そうか?実感はあまりないが」
セラはそういったが、
「うん、俺もそうだと思うよ、自分の事ながら」
と、胸の内を明かすと、
「ふふ、そうか、じゃあそうなんだろうな」
とセラも言ってくれた
他の人たちは
「あ、タチがデレた」
「おぉ、なんか感動、」
「うぃ~」
みたいな事を言っていたが
「それじゃあ飲もうか、祝い酒だ」
「あ、その前に」
と、セラに向けてあるものを渡した
「・・・これは・・・ふふ、ヤコのいたずらか」
そう、タキシードの中には結婚指輪が入っていた、ヤコの名前が書かれた「おめでとう」
というメモ付きで
「これで晴れて、だな」
「ふふっ、そうだな」
「・・・これからも宜しく」
「ああ・・・宜しく、タチ」
そのあとお酒を飲んで騒いで一日を終えた
目的地に向かう途中で気になったので聞いてみた
「ヘアの家だ」
「人の家で結婚式挙げても良いのか?」
結構準備も必要だろうに
「ここでは日常茶飯事だからな」
「大体どのくらいの密度で結婚式してるんだ?」
そんなに男が多いわけでもないはずだけど
「多い時は週に1回、基本は月に1回位だな」
「普通に多いな」
「慣れれば問題ない」
素直にこの世界に慣れるのは難しいと思う
「さて、到着だ」
セラが止まったので俺も止まり、前の建物を見上げた
「ここもでかいな・・・」
「不思議の国の技術力は世界一だからな」
「シュトロハイムかお前は」
「?」
分からないらしい
可愛く首をかしげられた!
「まあ、取り敢えず行こうか!」
「はぁ・・・もう未来は決まったんだな・・・」
「そうだ、これからは家族として仲良く暮らそう」
「せめて式が終わった後に言ってくれ」
なんか嬉しい反面寂しくなってくる
「じゃあ、入場だ」
「もう入場!?」
「そうだ、皆(約3人)が待っている!」
「知り合いの内だけの結婚式か!」
「もう良いだろう!速く行こう!」
「ワクワクしてるな・・・」
と緊張感をほぐし(?)ドアを開けると
『新郎新婦のにゅーじょーでーす』
と若干適当な声と共にまばらな拍手がした
「なんか気が抜けるな・・・」
と言うと
「これがこの国流の結婚式さ」
セラによると基本お酒や食べ物を食べてドンチャン騒ぐらしい
・・・結婚式っていうか同窓会的な・・・?
その後ケーキ入刀なども済ませ、テーブルに着いた
「おめでとー!これでやっとセラは妻だねー!」
「良かったねぇ、いや、めでたいよ!」
「友達が結婚したのは嬉しいけど私も結婚したいなぁ・・・」
と、ヤコ(紅茶を飲んでいる)、ヘア(少し酔っている)、エコ(結構飲んでいる)
の順にお祝いをしてきた・・・どうやらエコさんは男日照りが続いているようだ
「じゃあ、楽しもうか」
セラが笑顔を浮かべて俺の手を引く
凄く晴れやかな、普段の笑顔とは違う顔だった
「あ、あぁ」
うっかり見とれてしまう
「あー、やっぱりお二人さんはお似合いだねー」
とヘアが言ってきた
「そうか?実感はあまりないが」
セラはそういったが、
「うん、俺もそうだと思うよ、自分の事ながら」
と、胸の内を明かすと、
「ふふ、そうか、じゃあそうなんだろうな」
とセラも言ってくれた
他の人たちは
「あ、タチがデレた」
「おぉ、なんか感動、」
「うぃ~」
みたいな事を言っていたが
「それじゃあ飲もうか、祝い酒だ」
「あ、その前に」
と、セラに向けてあるものを渡した
「・・・これは・・・ふふ、ヤコのいたずらか」
そう、タキシードの中には結婚指輪が入っていた、ヤコの名前が書かれた「おめでとう」
というメモ付きで
「これで晴れて、だな」
「ふふっ、そうだな」
「・・・これからも宜しく」
「ああ・・・宜しく、タチ」
そのあとお酒を飲んで騒いで一日を終えた
16/04/05 23:11更新 / 甘党
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