愛心(ハーピー・甘口・エロあり)
僕は、サキさんに言われ草原に来ていた。
宿屋に近いこの場所は、さまざまな魔物がいると言われている。
加えて、人里の近くには恐れられているような魔物はいない。
そのため、害がない限り放置されるか、僕のような初心者の戦闘相手として追い払われるのが大半だ。
僕は羊皮紙に書かれたサキさんお手製の絵を見る。
今回、調査するのは『ハーピー』という魔物だそうだ。
「飛んでたりするのかな」
眩しい陽光に目を細めながら、空を見上げる。
広がるのは雲ひとつない青空で、そういった類が飛んでいるようには見えなかった。
★ ☆ ★ ☆
しばらく歩いていると、僕は対象を見つけた。
大空を飛ぶための桃色の両翼と、茶色の羽根。
猛禽類を思わす鋭い両脚。
間違いない。ハーピーだ。
「うう……」
しかし、僕が近づいても飛びたとうとも、襲おうともしない。
……どうやら怪我をしているようだ。
本当であれば、杖を取り出し魔法を唱えるべきなんだけど……。
「あ、あのっ、大丈夫ですかっ」
僕はハーピーに話しかけていた。もちろん、いつでも逃げられる距離からだ。
「……あはは、ちょっとドジっちゃったみたいでさ」
体を覆っていた羽根を重そうにゆったりと動かすと、ハーピーの身体が現れた。
両翼と同じ桃色の髪。トサカのように尖ったアホ毛。
そして、小ぶりな胸が生えた羽毛によって隠されている。
デニム生地のズボンを着ているせいか、はち切れそうな太ももにハイライトが入り、際立っていた。
「え、えっと……」
思っていたより人間の姿をしていて、僕はしどろもどろになってしまう。
見た感じ、外傷はないけど……。
「飛んでたら毒食らっちゃって……このありさま。う……毒が回ってきたみたい」
自嘲気味に笑うハーピーは、身体をぐったりとさせる。
「このまま、君にやられちゃうかな?」
「ま、ままってください、いま毒を消す薬草出しますから」
弱っている相手を攻撃するほど僕は、信仰が厚くはない。
助けられそうな相手がいるなら、助けるのは人間としての善だろう。
僕はポーチから毒けし草を手に取り、彼女に近づく。
「……♡。君は優しいんだね」
「はい、ほらこれと、ああえっと、水は僕の水筒から……」
僕は助けたいという気持ちから、彼女から視線を外す。
瞬間、僕の身体がグッという強い力で掴まれた。
「つーかまえた♡」
「え……」
2m近い両翼がバサ……と広がり、陽光を遮る。
足が地面から離れ、持っていた薬草、水筒
……そして唯一の武器である杖がぼろぼろと僕の手元から落下していく。
「は、離せっ、この魔物がっ」
「抵抗しても無・駄♡」
「この時期のハーピーに近づくなんてほんと人間て、
優しくてちょろいなあ♡」
「くっ……」
肝心の武器がなくては、僕の詠唱はただの独り言だ。
彼女の鷲のような足を殴ったとしても、拳が傷付くだけ。
「それに、ここから落ちたら怪我どころじゃ済まないよ?
私に近付いて、飛ばれた時点で君の運命は決まっているの♡」
そう言われ、僕は眼下に広がる光景を目にする。
興奮した頭から、血液がさーっと引くのが分かった。
ここで落とされたら僕は……
「ふふ♡そういうこと♡
じゃあ、大人しくしててね。
私の巣に向けて出発でーす♡」
☆ ★ ☆ ★
巣に放り投げられた僕は、巣の中で放置されていた。
というのも、彼女が『渡したいもの』があるそうで、すぐさま飛び立ったからだ。
この場から、逃げる意思はとうに崩れた。
ハーピーの巣は、断崖絶壁+高所に作られる。
彼女が言っていた通り、捕まった時点で僕の生死は握られているのだ。
ハーピーの抜けた羽根にくるまり、高所から吹き付ける風に耐えるのがせいぜいだった。
寒くて凍えてしまいそうだ。
「っっと。あれ? どこにいったのかな?逃げるわけないし……ここかなぁ?」
「さ、寒い……」
「あ、ああっ、ごめんね!そっか、人間は羽毛ないの忘れちゃってた……はい♡」
近づいたハーピーの両翼に全身を覆われる。
バックハグのような体勢だ。
「これで、どうかな♡」
熱気のこもった吐息が、頭の後ろから聞こえてくる。
羽毛も、若干の獣臭さはあるものの、脳を刺激してくる"女の子"のかおりだ。
ずっとこのままだと、おかしくなってしまいそうな濃いかおり。
「人間くんぶるぶるしちゃってる♡寒かったね、ごめんねっ♡」
「すぅ♡はぁ♡これが、人間くんのにおい……身体もちっちゃくてかわいい♡」
「そうだ♡立ってるのもつらいから、寝転がっちゃおっか♡」
「ハーピーとの添い寝、ふかふかで気持ちいいよ♡ね♡」
彼女がもたれかかるように、慎重に体勢を崩す。
なすすべもなく、僕はぱたりと倒れる。
「そうだ。自己紹介まだだったね。私はセシア。君は……」
「そっか。ロゥ。ロゥね。ね、ロゥくんこっち向ける?」
「……抵抗すんな♡」
小さく首を振ったら、強引に姿勢を変えられてしまった。
「鼻息当たってるけど、もしかして結構興奮してくれてるのかな♡」
僕はまだ女の子との接点を作ったことがない。
手を繋いだこともない僕が、目の前に広がるセシアの肌の質感や体温に興奮してしまうのは当然だった。
「胸が大きかったら息できないね♡種族的に胸小さくてよかった♡」
「って思った?」
いじわるそうな声と同時に、ぎゅっと抱き寄せられる。
顔にくすぐったい羽毛の感覚、そしてその奥にある胸の柔らかさが伝わる。
吸う息がすべて、セシアの香りになる。
まるでセシアの作った繭の中にいるようだ。
「気持ちいい?柔らかいのわかる?鼻息荒くなってるのわかるよ♡」
「ねぇ、堪能するだけじゃなくてさ……触ってもいいんだよ?」
ずるい問いかけだ。
僕は、狭い彼女の繭から腕を動かす。
動かすたびに、羽毛やセシアの肌に触れる。
「ゆっくり、ね♡」
「ぁっ……いい感じ♡ロゥくん、うまいね♡」
「あっ、ぁっ、そこわたしよわくてっ♡負けちゃいそっ♡」
指を動かしていると、彼女の胸の頂点がぷっくりと膨らんできた。
セシアの乳首だ。
羽毛と一緒で、かわいい桃色をしている。
擦るように指を動かすと、彼女が甘い声を漏らす。
「ハーピーの身体はさ、ぁっ、こうやって羽毛が生えてるでしょっ、
だから、発情期に入ったハーピーはずっとここを焦らされてる感じなのっ♡」
「……だから敏感なんだ」
「っ……す、吸っちゃだめっ♡ぉっ……そこ今日まで誰もいじってないからぁっ♡」
口を動かすたびに、セシアが身をよじるため、少し嗜虐心がわいてきた。
「この羽だと、自分だといじれないもんね」
「あぁっ……♡つま、摘まれるの気持ち……ぃっ……♡こりこりってぇ♡されるの気持ちいいっ♡」
「っっあっ……♡っあ……ぁ……我慢…ぁ…んしてたから……っ……♡」
僕が歯を立て、強めにきゅっとセシアの乳首を刺激する。
「はぁっ……ぁっ──♡」
セシアは身体を震わせる。
快楽がよほど大きいのか、逃げ場を見つけるように、ぴんっと身体を伸ばした。
そして小さな痙攣を起こす。
「ぁっ……はっ……♡」
「これやば…っ…♡」
身体に走る快楽を堪能したセシアは、こちらに向き直る。
「……次は気持ちよくしてくれたお礼、だね」
「自分で脱げる……?」
「あはは、この通り器用じゃないから……足でやってもいいんだけど切り裂いちゃうかもだから」
セシアは僕が脱げるように、少し両翼の檻をずらす。
むわっとした空気が外気に逃げていくのを感じながら、僕は全裸になる。
「私のも脱がしてくれると嬉しいな」
セシアは自身の下半身を覆うデニムのズボンに目線をやる。
今後の展開は理解はしていたが、改めてその準備であることを示唆されると
つい熱っぽい視線を送ってしまう。
「……見すぎ♡チャックを外すだけで脱げるから、よろしくね♡」
言われた通り、手探りで彼女の下半身に手をやると、金属製の引っ掛かりがあった。
「ぁ……さっきのでちょっと濡れちゃってるかも♡」
触ると、確かにズボンの一部が湿り気を帯びていた。
「よし、これで準備完了だね♡」
再び、顔を胸に埋めるような距離で抱き着きあう。
ぬちゃ。
「ロゥも興奮してる……♡」
僕の先走り液とセシアの愛液が潤滑油のように、下半身の密着を滑らかにしていく。
腰を動かすと、抵抗なく僕の肉棒がセシアの腹肉を犯していく。
「腰へこへこしちゃってる♡でーも、擦るところはそこ、じゃないでしょ♡」
「うぁっ」
「ここ♡私の太ももと、えっちな液が垂れてる発情期おまんこの間♡」
「あったかくてぇ♡腰を動かすと、むちむちな太ももとひだひだにおちんちんが絡まって気持ちいい♡」
「気持ちよすぎて、かわいい声漏れちゃってる♡」
「ね、キス、キスしよ♡キスしながら、おちんちん気持ちよくなろ?♡」
「んっ、ちゅっ、ロゥくんの唾液あっつぅい……♡」
「ぢゅるううう、ぢゅるるっ……♡おめめとろん、ってしちゃってるね♡」
「出ちゃう?出ちゃうねっ……出して♡出していいよ♡」
「太ももとぉ、おまんこの間の疑似せっくす♡頭が真っ白になってぇ♡気持ちいい、気持ちいいねぇ♡気持ち良くなって♡」
僕が腰を突き出すのに合わせて、セシアも腰を動かしてくる。
精巣から精液が上がってくるのがわかる。
パチュッパチュッ!!!ァッ
ビュュルルルッ!!
ビュッビュッ……ぱちゅん、ぱちゅん……っ!
「ロゥくんの精液熱い……熱いね……♡すっごく気持ちよさそう♡」
セシアは興奮したような声色で、僕を押し倒すような格好になる。
射精したばかりの僕の肉棒を自らの秘裂へと挿入する。
太ももの間に射精した精液が、絡まりながら、彼女の肉壁をえぐっていく。
「私も気持ちよくなりたくなっちゃった♡いいよね、もうっ♡」
またがりながらの、女性が優位であるとわからされる騎乗位という格好だ。
「イ、イッたばかりだからっ、腰動かされるとっ」
「かわいい♡ロゥくんのすっごい元気なんだもん♡このまま、もう一度ぴゅっぴゅっしようね♡」
「ぁっ、ダメだってっ……」
「あぁぁっ♡気持ちいいっ♡熱い出したての精液が、入ってきてるっ♡」
「うぉあっ……射精ちゃう!また射精ちゃうよっ……」
「射精してぇっ……♡わたしのおまんこの中に、濃厚なのだしてっ♡」
「うううぅっ」
ビュルッッ!!
ビュッビュッビュルッ、ドクドクドクッ!
射精するのと同時に、セシアは腰を深く押し付けるように降ろしてきた。
肉棒の先端が子宮にこつこつ、と当たる。
「ロゥくんの熱くて濃い精液入ってくる♡浸透してく♡」
セシアも絶頂したのか、僕の肉棒を包む肉壁がうねる様に動き出す。
最後まで絞ろうという彼女の本能のようなものだろう。
「はぁっ……はぁっ……」
「き、気持ちよかった…ぁ…♡」
「ぼ、ぼくも……」
荒げた息で、呼吸をする。
身体中が熱く、長距離を走ったような疲労感。
しかし、まだ快楽を求めようとする肉棒は元気なようで、セシアの中で何度も脈動している。
それがわかったのか、セシアはゆっくりとした速度で腰を動かす。
あくまで射精のためではなく、持続するための刺激を与える行動。
「ね、ねっ、まだいけるよねっ♡」
「だってにこんなにまだ大きいもんねっ……♡」
セシアは舌なめずりをしながら、腰を打ち下ろしていく。
「あと、10回はいけるよね……♡」
「ああ、で、でも気にしないで♡この時期だけ、この時期だけだからっ♡」
「そしたら、週7回……ううん、1日2えっちで済ませるからさ♡」
「君の身体が壊れないように、長く長く丁寧に愛し合おうね♡」
★ ★ ★
……発情期のセシアを止める術は僕にはなく。
ただただ僕はセシアに身を授けることしか出来なかった。
宿屋に近いこの場所は、さまざまな魔物がいると言われている。
加えて、人里の近くには恐れられているような魔物はいない。
そのため、害がない限り放置されるか、僕のような初心者の戦闘相手として追い払われるのが大半だ。
僕は羊皮紙に書かれたサキさんお手製の絵を見る。
今回、調査するのは『ハーピー』という魔物だそうだ。
「飛んでたりするのかな」
眩しい陽光に目を細めながら、空を見上げる。
広がるのは雲ひとつない青空で、そういった類が飛んでいるようには見えなかった。
★ ☆ ★ ☆
しばらく歩いていると、僕は対象を見つけた。
大空を飛ぶための桃色の両翼と、茶色の羽根。
猛禽類を思わす鋭い両脚。
間違いない。ハーピーだ。
「うう……」
しかし、僕が近づいても飛びたとうとも、襲おうともしない。
……どうやら怪我をしているようだ。
本当であれば、杖を取り出し魔法を唱えるべきなんだけど……。
「あ、あのっ、大丈夫ですかっ」
僕はハーピーに話しかけていた。もちろん、いつでも逃げられる距離からだ。
「……あはは、ちょっとドジっちゃったみたいでさ」
体を覆っていた羽根を重そうにゆったりと動かすと、ハーピーの身体が現れた。
両翼と同じ桃色の髪。トサカのように尖ったアホ毛。
そして、小ぶりな胸が生えた羽毛によって隠されている。
デニム生地のズボンを着ているせいか、はち切れそうな太ももにハイライトが入り、際立っていた。
「え、えっと……」
思っていたより人間の姿をしていて、僕はしどろもどろになってしまう。
見た感じ、外傷はないけど……。
「飛んでたら毒食らっちゃって……このありさま。う……毒が回ってきたみたい」
自嘲気味に笑うハーピーは、身体をぐったりとさせる。
「このまま、君にやられちゃうかな?」
「ま、ままってください、いま毒を消す薬草出しますから」
弱っている相手を攻撃するほど僕は、信仰が厚くはない。
助けられそうな相手がいるなら、助けるのは人間としての善だろう。
僕はポーチから毒けし草を手に取り、彼女に近づく。
「……♡。君は優しいんだね」
「はい、ほらこれと、ああえっと、水は僕の水筒から……」
僕は助けたいという気持ちから、彼女から視線を外す。
瞬間、僕の身体がグッという強い力で掴まれた。
「つーかまえた♡」
「え……」
2m近い両翼がバサ……と広がり、陽光を遮る。
足が地面から離れ、持っていた薬草、水筒
……そして唯一の武器である杖がぼろぼろと僕の手元から落下していく。
「は、離せっ、この魔物がっ」
「抵抗しても無・駄♡」
「この時期のハーピーに近づくなんてほんと人間て、
優しくてちょろいなあ♡」
「くっ……」
肝心の武器がなくては、僕の詠唱はただの独り言だ。
彼女の鷲のような足を殴ったとしても、拳が傷付くだけ。
「それに、ここから落ちたら怪我どころじゃ済まないよ?
私に近付いて、飛ばれた時点で君の運命は決まっているの♡」
そう言われ、僕は眼下に広がる光景を目にする。
興奮した頭から、血液がさーっと引くのが分かった。
ここで落とされたら僕は……
「ふふ♡そういうこと♡
じゃあ、大人しくしててね。
私の巣に向けて出発でーす♡」
☆ ★ ☆ ★
巣に放り投げられた僕は、巣の中で放置されていた。
というのも、彼女が『渡したいもの』があるそうで、すぐさま飛び立ったからだ。
この場から、逃げる意思はとうに崩れた。
ハーピーの巣は、断崖絶壁+高所に作られる。
彼女が言っていた通り、捕まった時点で僕の生死は握られているのだ。
ハーピーの抜けた羽根にくるまり、高所から吹き付ける風に耐えるのがせいぜいだった。
寒くて凍えてしまいそうだ。
「っっと。あれ? どこにいったのかな?逃げるわけないし……ここかなぁ?」
「さ、寒い……」
「あ、ああっ、ごめんね!そっか、人間は羽毛ないの忘れちゃってた……はい♡」
近づいたハーピーの両翼に全身を覆われる。
バックハグのような体勢だ。
「これで、どうかな♡」
熱気のこもった吐息が、頭の後ろから聞こえてくる。
羽毛も、若干の獣臭さはあるものの、脳を刺激してくる"女の子"のかおりだ。
ずっとこのままだと、おかしくなってしまいそうな濃いかおり。
「人間くんぶるぶるしちゃってる♡寒かったね、ごめんねっ♡」
「すぅ♡はぁ♡これが、人間くんのにおい……身体もちっちゃくてかわいい♡」
「そうだ♡立ってるのもつらいから、寝転がっちゃおっか♡」
「ハーピーとの添い寝、ふかふかで気持ちいいよ♡ね♡」
彼女がもたれかかるように、慎重に体勢を崩す。
なすすべもなく、僕はぱたりと倒れる。
「そうだ。自己紹介まだだったね。私はセシア。君は……」
「そっか。ロゥ。ロゥね。ね、ロゥくんこっち向ける?」
「……抵抗すんな♡」
小さく首を振ったら、強引に姿勢を変えられてしまった。
「鼻息当たってるけど、もしかして結構興奮してくれてるのかな♡」
僕はまだ女の子との接点を作ったことがない。
手を繋いだこともない僕が、目の前に広がるセシアの肌の質感や体温に興奮してしまうのは当然だった。
「胸が大きかったら息できないね♡種族的に胸小さくてよかった♡」
「って思った?」
いじわるそうな声と同時に、ぎゅっと抱き寄せられる。
顔にくすぐったい羽毛の感覚、そしてその奥にある胸の柔らかさが伝わる。
吸う息がすべて、セシアの香りになる。
まるでセシアの作った繭の中にいるようだ。
「気持ちいい?柔らかいのわかる?鼻息荒くなってるのわかるよ♡」
「ねぇ、堪能するだけじゃなくてさ……触ってもいいんだよ?」
ずるい問いかけだ。
僕は、狭い彼女の繭から腕を動かす。
動かすたびに、羽毛やセシアの肌に触れる。
「ゆっくり、ね♡」
「ぁっ……いい感じ♡ロゥくん、うまいね♡」
「あっ、ぁっ、そこわたしよわくてっ♡負けちゃいそっ♡」
指を動かしていると、彼女の胸の頂点がぷっくりと膨らんできた。
セシアの乳首だ。
羽毛と一緒で、かわいい桃色をしている。
擦るように指を動かすと、彼女が甘い声を漏らす。
「ハーピーの身体はさ、ぁっ、こうやって羽毛が生えてるでしょっ、
だから、発情期に入ったハーピーはずっとここを焦らされてる感じなのっ♡」
「……だから敏感なんだ」
「っ……す、吸っちゃだめっ♡ぉっ……そこ今日まで誰もいじってないからぁっ♡」
口を動かすたびに、セシアが身をよじるため、少し嗜虐心がわいてきた。
「この羽だと、自分だといじれないもんね」
「あぁっ……♡つま、摘まれるの気持ち……ぃっ……♡こりこりってぇ♡されるの気持ちいいっ♡」
「っっあっ……♡っあ……ぁ……我慢…ぁ…んしてたから……っ……♡」
僕が歯を立て、強めにきゅっとセシアの乳首を刺激する。
「はぁっ……ぁっ──♡」
セシアは身体を震わせる。
快楽がよほど大きいのか、逃げ場を見つけるように、ぴんっと身体を伸ばした。
そして小さな痙攣を起こす。
「ぁっ……はっ……♡」
「これやば…っ…♡」
身体に走る快楽を堪能したセシアは、こちらに向き直る。
「……次は気持ちよくしてくれたお礼、だね」
「自分で脱げる……?」
「あはは、この通り器用じゃないから……足でやってもいいんだけど切り裂いちゃうかもだから」
セシアは僕が脱げるように、少し両翼の檻をずらす。
むわっとした空気が外気に逃げていくのを感じながら、僕は全裸になる。
「私のも脱がしてくれると嬉しいな」
セシアは自身の下半身を覆うデニムのズボンに目線をやる。
今後の展開は理解はしていたが、改めてその準備であることを示唆されると
つい熱っぽい視線を送ってしまう。
「……見すぎ♡チャックを外すだけで脱げるから、よろしくね♡」
言われた通り、手探りで彼女の下半身に手をやると、金属製の引っ掛かりがあった。
「ぁ……さっきのでちょっと濡れちゃってるかも♡」
触ると、確かにズボンの一部が湿り気を帯びていた。
「よし、これで準備完了だね♡」
再び、顔を胸に埋めるような距離で抱き着きあう。
ぬちゃ。
「ロゥも興奮してる……♡」
僕の先走り液とセシアの愛液が潤滑油のように、下半身の密着を滑らかにしていく。
腰を動かすと、抵抗なく僕の肉棒がセシアの腹肉を犯していく。
「腰へこへこしちゃってる♡でーも、擦るところはそこ、じゃないでしょ♡」
「うぁっ」
「ここ♡私の太ももと、えっちな液が垂れてる発情期おまんこの間♡」
「あったかくてぇ♡腰を動かすと、むちむちな太ももとひだひだにおちんちんが絡まって気持ちいい♡」
「気持ちよすぎて、かわいい声漏れちゃってる♡」
「ね、キス、キスしよ♡キスしながら、おちんちん気持ちよくなろ?♡」
「んっ、ちゅっ、ロゥくんの唾液あっつぅい……♡」
「ぢゅるううう、ぢゅるるっ……♡おめめとろん、ってしちゃってるね♡」
「出ちゃう?出ちゃうねっ……出して♡出していいよ♡」
「太ももとぉ、おまんこの間の疑似せっくす♡頭が真っ白になってぇ♡気持ちいい、気持ちいいねぇ♡気持ち良くなって♡」
僕が腰を突き出すのに合わせて、セシアも腰を動かしてくる。
精巣から精液が上がってくるのがわかる。
パチュッパチュッ!!!ァッ
ビュュルルルッ!!
ビュッビュッ……ぱちゅん、ぱちゅん……っ!
「ロゥくんの精液熱い……熱いね……♡すっごく気持ちよさそう♡」
セシアは興奮したような声色で、僕を押し倒すような格好になる。
射精したばかりの僕の肉棒を自らの秘裂へと挿入する。
太ももの間に射精した精液が、絡まりながら、彼女の肉壁をえぐっていく。
「私も気持ちよくなりたくなっちゃった♡いいよね、もうっ♡」
またがりながらの、女性が優位であるとわからされる騎乗位という格好だ。
「イ、イッたばかりだからっ、腰動かされるとっ」
「かわいい♡ロゥくんのすっごい元気なんだもん♡このまま、もう一度ぴゅっぴゅっしようね♡」
「ぁっ、ダメだってっ……」
「あぁぁっ♡気持ちいいっ♡熱い出したての精液が、入ってきてるっ♡」
「うぉあっ……射精ちゃう!また射精ちゃうよっ……」
「射精してぇっ……♡わたしのおまんこの中に、濃厚なのだしてっ♡」
「うううぅっ」
ビュルッッ!!
ビュッビュッビュルッ、ドクドクドクッ!
射精するのと同時に、セシアは腰を深く押し付けるように降ろしてきた。
肉棒の先端が子宮にこつこつ、と当たる。
「ロゥくんの熱くて濃い精液入ってくる♡浸透してく♡」
セシアも絶頂したのか、僕の肉棒を包む肉壁がうねる様に動き出す。
最後まで絞ろうという彼女の本能のようなものだろう。
「はぁっ……はぁっ……」
「き、気持ちよかった…ぁ…♡」
「ぼ、ぼくも……」
荒げた息で、呼吸をする。
身体中が熱く、長距離を走ったような疲労感。
しかし、まだ快楽を求めようとする肉棒は元気なようで、セシアの中で何度も脈動している。
それがわかったのか、セシアはゆっくりとした速度で腰を動かす。
あくまで射精のためではなく、持続するための刺激を与える行動。
「ね、ねっ、まだいけるよねっ♡」
「だってにこんなにまだ大きいもんねっ……♡」
セシアは舌なめずりをしながら、腰を打ち下ろしていく。
「あと、10回はいけるよね……♡」
「ああ、で、でも気にしないで♡この時期だけ、この時期だけだからっ♡」
「そしたら、週7回……ううん、1日2えっちで済ませるからさ♡」
「君の身体が壊れないように、長く長く丁寧に愛し合おうね♡」
★ ★ ★
……発情期のセシアを止める術は僕にはなく。
ただただ僕はセシアに身を授けることしか出来なかった。
22/03/31 03:07更新 / 鮎
戻る
次へ