読切小説
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ワーシープは旦那様の夢を見るか?
霧の大陸のえらい人が残した書物に『春眠暁を覚えず』という言葉があるそうです。
春の夜は寝心地がよくて、ついつい寝過ごしてしまう。そんな意味の言葉だという事を、むかし宿に泊まったお客様から教えて頂きました。
たしかに春の日差しは心地よいですし、その気持ちはよく分かります。けれどワーシープにとっては春でなくとも同じことです。私たちは四季を問わず暁とは縁遠い存在なのですから。

「ふぁ…今日もいい朝ですねぇ〜」

瞼を突き抜ける強い日差し。その眩しさに私が目を覚ましたのは、お日様がお空の真上近くまで登っていた頃でした。時間的にはお昼と言ってもいいぐらいかもしれません。でも私的には今起きたのだから今が朝で問題ありません。ワーシープは時間に縛られない生き物なのです。
お日様はポカポカと心地よい温かさに溢れています。その温もりはまるで二度寝に誘っているみたいです。暖かい日差しを浴びているだけで、私の口からホワワっと大きな欠伸が零れてきてしまいました。

「旦那様は〜まだおねむさんですねぇ〜」

私の朝は旦那様の素敵な寝顔を見るところから始まります。自慢の羊毛の中に顔を埋める旦那様は幸せそうに眠りについていました。かすかな寝息が肌に当たる度、私の胸はポカポカと温まっていきます。
こんな風に私の事をギュっと抱き締めている時の旦那様は、まるで子供みたいです。普段の逞しい素敵なお姿とは異なる無防備な一面。そのギャップがたまらなくて、私は思わず旦那様に顔をすり寄せていました。

(ふぁ〜。旦那様は今日も素敵な匂いですぅ〜♪)

わずかに寝汗を浮かべる旦那様の体は、いつもよりも匂いが強く感じられます。旦那様は私の事をお日様のの匂いだとよく言ってくれます。そんな風に褒めてくださる旦那様の匂いは、私にはとても甘く素敵なものに感じられるのです。お日様とは違う暖かみをもった旦那様の香りは、私が一番好きな匂いです。
最愛の人の香りに包まれるという最高の幸せ。目覚めと共に至福のひと時を味わう事が出来たおかげで、自分でも頬が緩んでいくのがよく分かりました。

(あぁ…もう本当に旦那様、大好きですぅ♪)

愛しい旦那様。素敵な旦那様。そして愛らしい旦那様。そんな世界で一番好きな人が抱き締めてくださっているのだと考えるだけで私の胸は幸せで一杯になります。この幸せは言葉だけでは決して表すことが出来ないでしょう。どれだけ愛を伝えても、どれだけ形にしようとしても、私の旦那様を愛する気持ちはそれよりも深く大きいものなのですから。この愛情を表現する手段は、たった一つしかありません。
だから私はそれを実践すべく、眠る旦那様を上から包み込むようにゆっくりとのしかかっていくのです。

「…もう旦那様が素敵すぎて…我慢できないですよぉ…♪」

魔物娘の最大の幸せは、愛する人と交わり、美味しい精を注ぎ込んでもらう事です。それは眠りの魔力に常に襲われている私とて例外ではありません。
しかも私の体にはさっきから朝立ちした旦那様の立派なオチンチンがしきりに当たっているのです。そのせいで私の中の雌としての欲望は刺激され続け、体が疼いて仕方がありませんでした。

「だからぁ…これは旦那様のせいなんですよぉ〜♪」
「…ん〜…」

意味をなさない寝言が旦那様から返ってきます。その反応に微笑ましさを覚えながら、私はゆっくりと腰を上げて旦那様のオチンチンへと狙いを定めていきました。
旦那様のオチンチンは昨日も数え切れないぐらい出してくださったというのにとても元気です。そんな大きくそそりたった旦那様に自分をこすりつけているだけで、私のオマンコからは愛液が涎みたいに溢れ出てきてしまいます。
クチュクチュという水音が聞こえる度に私の体は芯から火照っていって、もうこれ以上我慢する事なんて出来そうもありませんでした。
今すぐにでも旦那様が欲しい。この逞しい物で貫いて欲しい。私はそんな自分のピンク色の欲求に従い、極上の朝ごはんを頂くべく、一気に腰を落としていきました。

「ふぁぁぁっ…♪」

自分の体を押し広げられていく恍惚とした感覚に思わず声が漏れてしまいます。過去に何度も旦那様を受け入れた私の体は熱くて硬い感触を何の抵抗もなく安々と受け入れていきました。そして旦那様のオチンチンが最奥へと到達すると同時に、私の中で様々な感情が膨れ上がっていくのです。
愛しい人と繋がっているという安心感。安らかに眠る旦那様の顔は私だけが見れるのだという優越感。旦那と一緒に暮らせているのだという幸福感。この幸せをもっと味わいたいという渇望感。そしてそんな複雑に入り混じった感情は、あっという間に膨らんでいく快楽で溶かされていってしまいます。もはや今の私は旦那様のオチンチンに跨る、淫らな一匹の雌でしかありません。

「あぁぁっ…旦那様の…おっきぃですぅ…♪」

魔物娘の中でも小柄な方である私には旦那様のオチンチンは少しだけ大きいです。まだ根元まで飲み込んでいないというのに、既に旦那様の先端が子宮口をコリコリと刺激していますし、小さなオマンコは旦那様で大きく押し広げられてしまっています。それでも魔物娘である私が苦痛を感じるような事はなく、むしろ全身を弾けるような気持ちよさが包み込んでいくのです。

「あぁ…ここぉ…ここ気持ちいいですぅっ…♪」

愛する方のご馳走を前に、私の体は自身の意思とは無関係に、精を求めてはしたなくおねだりを開始していました。入り口がオチンチンをどんどんと食べていって、全体で絡みつく事でしっかりと味わって、子宮口は先端にチュウチュウと吸い付いて。そしてドロドロに泡立った本気汁は止め処なくあふれ出し、中も外もドロドロになっていってしまいます。

たったの一突きだというのに、既に私の体からは力が抜けていってしまいました。それぐらい旦那様のオチンチンは気持ちよくて、私のすべてを蕩けさせていくのです。
それでも私はもっと気持ちよくなりたくて、そして旦那様にも気持ちよくなって欲しくて、子宮の入り口に旦那様を押し当てたまま頑張って腰を前後に揺らしていきます。そんな緩慢な奉仕でも感じてくださっているのか、旦那様のオチンチンは力強い脈動を返してくれています。

「旦那様ぁ…気持ちいいですかぁ…? レイチェルはぁ…すごく気持ちいいですよぉっ…♪」

すっかり旦那様専用になった私のオマンコが、懸命にご奉仕を続けています。そしてご奉仕を続けながらも、敏感な最奥への刺激を求め、私は腰を深く落としたまま必死に振り乱していきます。
恥骨をぶつけながら浅ましく腰を上下させている今の私は、きっと傍目からみればとても淫らな顔をしているに違いありません。自慢の羊毛もすっかりと汗と愛液で濡れていますし、弾んだ息は甘く蕩けるものになっています。溢れ出る喘ぎ声を抑えられませんし、口元はだらしなく開いたまま閉じる事も出来ないのです。
今の私は、いつも旦那様がかわいいと言ってくれる女の子ではなく、ただの性におぼれた淫らな一匹の雌です。眠っている旦那様に跨り、自ら腰を振る、浅ましいメスヒツジです。けれど腰の動きを止めることなんて出来ません。いつもは私を支えてくれる素敵な旦那様を、今は私が犯しているのだという倒錯的な快感が、腰の動きを更に強めていくのです。

「それにぃ…こんな気持ちよかったらぁ…やめるなんて出来ませんよぉっ…♪」

旦那様の怒張を自分の子宮にこすり付ける度、背筋に電気がビリビリと走り、視界がチカチカとしていきます。オマンコから送られてくる刺激は私をどんどんと高みへと昇らせ、絶頂へと近づけていきます。
体は次第に弛緩してしき、だんだんと体には力を入れるのが難しくなっていってしまいます。それでもオマンコは別の生き物みたいに旦那様の一物を刺激し続け、私に快楽を送り続けています。
快楽の波に翻弄されながら、私は懸命に旦那様の耳元で愛を囁いていきます。

「旦那様ぁ…♪ 好きですぅ…大好きですぅ♪」

旦那様をお呼びする度、私の中に燃えるような愛情が増していくのが分かります。その呼びかけに眠っている旦那様が答えることはありません。けれどビクビクと震える旦那様の分身が、その代わりに応えてくださっています。既に旦那様と数え切れないぐらい交わっている私にはそれが、ある種の兆候である事が分かりました。限界が近い私と同じく、旦那様のオチンチンも射精が間近に迫っているのです。

「出してくださいぃ…旦那様のぉ…美味しい精液…私のオマンコに注ぎ込んでくださいぃ…♪」

ピクピクと小さな震え始めるオチンチン。その射精直前の独特の動きに応えるようと、私は腰に力を入れようしてみます。けれど、既にアクメ寸前に達している体は、なかなかいう事を聞いてくれません。細かい痙攣を繰り返す今の私は、まるで生まれたての小鹿みたいです。
そしてそのまま、体を動かす事が出来ないままに旦那様の精を頂く事になる。そう思ったまさにその瞬間、私の腰はいきなり何かに押さえ込まれ、そのせいで旦那様のオチンチンを今まで以上に深く飲み込んでいました。

「あっ…ひゃぁぁっん♪」

オマンコを貫く強い感覚。あまりの気持ちよさに飛びかけた視界を懸命にむけてみれば、旦那様が私の腰を掴み、自分の一物へと強く押し付けてくださっていました。旦那様が目を覚ましたのだと気づいた時には、もう成す術もありません。全身を貫くような激しい快楽。子宮を突かれて絶頂に達した私は、そのまま熱くて濃厚なザーメンを奥に注ぎこまれていたのです。

「ふぁぁぁぁっ♪ 来たっ♪ 来ましたぁっ♪」

ビュルビュルと濃い塊が旦那様から吐き出される度、私の体に大きな快感が走っていきます。甘くて素敵な子種がオマンコに溢れ、そのまま子宮へと注ぎ込まれていくのを感じながら、私は声を抑える事が出来ずに体を震わせていました。
そんな私の雌穴に、旦那様は執拗にザーメンを注ぎ込んでいきます。

「んあぁ、すごいですっ♪ 旦那様の精液っ、ふぁっ、たくさん出てますぅっ♪」

私の中に注ぎ込まれるたくさんの子種。精液は子宮だけでなく膣内全体に染み渡るように広がっていきます。自分の体が中から犯されているのだという事を実感しながら、私はその歓喜に咽びなきました。
この世でもっとも甘美なご馳走。そのあまりの気持ちよさに、絶頂の高みに達した私の視界は真っ白に染まってしまっていました。

「くっ…」

旦那様が小さなうめき声をあげています。旦那様はセックスの最中、滅多に声を出そうとしません。だからこそ、思わず漏れたであろうその声が、旦那様の気持ちよさを物語っているのです。
愛する人が私で気持ちよくなってくれている。その満足感が私を更に幸福で包み込み、高みへと昇らせていきます。

「んっ…ちゅうっ…だんにゃさまぁっ…♪」

力強く抱きしめられながら、私はその本能が赴くままに愛するお方の唇を奪っていきます。旦那様はそんな私の行為にも嫌な顔一つせず、素直に応えてくださいました。留まる事を知らない射精をオマンコで受け続けながら、私はただひたすらに唇を吸い、舌を絡ませ、唾液を交わらせていきます。

「んーっ…♪」

やがて長かった射精が終わりを告げた後も、私は旦那様の唇を求めてキスを続けていました。子宮の中には子種汁が元気に泳いでいる感覚が伝わってきます。口もオマンコも、そして体も。すべてを旦那様とピッタリと交わらせているという安心感。それはこの世で比べるものがないぐらい、素敵なものです。

「おはよう…レイチェル…」
「ちゅっ…んっ…おはようございますぅ、旦那様ぁ…♪」

けだるげな様子で朝の挨拶をしてくださる旦那様に、私は蕩けた笑みで応えます。いつも眠さのせいでしまりのない顔をしている私ですが、今の顔はいつも以上にだらしない事になっています。だって朝から旦那様のご馳走をいただけた事で、私はとても満ち足りているのですから。
目覚めと同時に愛する方の精を頂く事は、魔物娘にとって最大の幸せなのです。

「とりあえず、抜くぞ?」
「んっ…ふぁぁっ…♪」

宣言と共に、旦那様がゆっくりとオチンチンを引き抜いていきます。その感覚に、私の口からは思わず声が漏れてしまいました。だって旦那様のオチンチンは出したばかりだというのに、まだまだ元気で硬さを保ったままなのです。そのおかげで旦那様が腰を軽く引いただけで、カリ高のオチンチンに淫水が掻き出され、粘りつく肉がそぎ落とされそうになってしまいます。先ほど射精を受けてアクメに達したばかりで敏感なオマンコには、そんな軽い動きでも刺激が強すぎました。

「はふぅぅ…♪」

オチンチンが抜かれると共に、膣内からは溢れ出た愛液と精液の交じり合ったものがごぽりと垂れ流れていってしまいます。それがとても名残惜しくはありますが、私にはそれを止める手立てはありません。アクメに達した体はさっきから全然力が入れる事が出来ないのです。

「もうすっかり昼過ぎか…」

窓の外に眼差しを投げかけた旦那様がぽつりと呟きます。窓の外では先ほどと変わらず、お日様が真上から降り注いでいました。その暖かい日差しを浴びながら、旦那様はゆっくりと体を起こしていきます。私は旦那様の胸に頬ずりをしていました。

旦那様のお体は、まさしく無骨という表現がぴったりくる感じです。身長はそれほど高くはありませんし、筋肉隆々と言うほどでもありません。けれどそのお体には無駄なお肉がほとんどついていません。
しやなかさと力強さを併せ持った体つき。引き締まった肉体というのは、きっと旦那様のようなお体のことを言うのだと思います。事実、私を抱いてくださる旦那様からはいつも素敵な力強さを感じますから。それには少なからず旦那様がインキュバスと化していることも影響しているのだと思います。

「久しぶりだな、こんな時間まで寝てるのは」
「旦那様は毎日朝早く起きてますからねぇ〜」

私と旦那様は、親魔物国家にあるこの街で『はぐれ羊亭』という名前の宿屋兼食堂を営んでいます。
宿は大通りから少し外れたところにありますけれど、幸いとても繁盛しています。食事時には毎日沢山のお客様がやってきますし、噂を聞きつけた宿泊客も耐える気配を見せません。
私の羊毛から作られた毛布を使ったベッドは泊まりに来てくださったお客様にも大変好評ですし、旦那様の作る料理は精を糧とする私たち魔物娘にも評判になるぐらいです。おかげで私たちは毎日、忙しいながらも充実した日々を過ごす事が出来ています。

「休みの日ぐらいゆっくり寝るのもいいもんだな」
「そうですよぉ〜。たまには息抜きも大事ですよ〜」

けれど、お客さんが来れば来るほど、どうしても二人だけの時間というのは少なくなってしまうわけで。いつも朝早くから宿の支度やお客様の応対、食堂での接客などに追われて、なかなか二人きりで過ごす時間を取る事を出来ないのが現状です。
そんな状況を見かねた旦那様が長期休暇を提案をしてくださったのはつい先日。今日から一週間は誰にも邪魔をされる事なく、二人っきりの生活を過ごす事が出来るというわけです。

「もうこの街に着て五年になるんだな」
「そうですねぇ〜」
「あっという間だったな」

旦那様の声につられて、私は当時の事を思い出していました。
私たちは最初から宿を営んでいたわけではありません。そもそもこの街の生まれですらないのです。
各地を旅する冒険者だった旦那様。そしてどこにでも居る野良羊だった私。そんな二人が出会ったのは五年前の事です。あの時の事は今でも忘れる事が出来ません。あれはまさしく私にとって運命の出会いだったのですから。

私の故郷はのどかな草原でした。何もないけれど、草が美味しくて、気候も穏やかで。人里から遠く離れているという事を除けば何不自由のない生活を私は送っていました。そんな故郷に旦那様がやってきたのは、ポカポカとした暖かい日差しが印象的な春の事。草原を歩く旦那様のお姿を、私はお昼寝から目を覚ました瞬間に見つけたのです。

(あれは私にとって、間違いなく初恋でした…♪)

あの時私ははじめて、恋をすると胸が高鳴って、鼓動が早くなって、子宮が疼くのだという事を知ったのです。
しっかりとした足取りで草原を歩く旦那様のお姿は力強く、くたびれた旅装束に包まれた体つきはとてもしなやかで魅力的。旅の最中であるせいか、汗の混じった素敵な匂いをプンプンさせて。そんな旦那様に私はまさしく一目惚れしてしまったのです。

彼を抱きたい、彼を自分のモノにしたい。そんな思いに囚われた私は、そのまま魔物娘としての本能に従って旦那様にしがみついて、顔をすり寄せていました。
その時の旦那様は突然の出来事にびっくりしていたみたいで、私を振りほどくかどうか悩んでいるご様子でした。けれど私が自分の体と羊毛を押し付けているうちに次第に眠りに落ちていって。そのまま私は旦那様の服を脱がして、ゆっくりと生まれて始めての交わりを行っていったのです。

自分のオマンコに旦那様のオチンチンが入ってきた瞬間はまさに天国でした。今まで話でしか聞いた事のない気持ちよさ。その快楽にすっかり夢中になってしまった私は、羊毛のせいで感じる眠気すら忘れて懸命に旦那様の上で腰を振り、何度も中出しをして頂きました。
その後、目を覚ました旦那様が「責任を取る」と言ってくださった時は本当にもう嬉しくて。思わず、更にその後に二回も連続でまぐわってしまったぐらいです。

「うふふ〜♪」
「…レイチェル、どうかしたか?」
「いえ〜、旦那様との出会いを思い出していただけですよ〜」
「そうか…色々あったなぁ」

じっと窓の外に目を向けたまま、旦那様は感慨深げに呟きました。その胸には多分たくさんの思いがあるのだと思います。
宿屋のお仕事も街での生活も、はじめは苦労の連続でした。私も旦那様も慣れない宿でのお仕事に右往左往しましたし、失敗も数え切れないぐらいしちゃいました。それでも、今までやってくる事が出来たのは、間違いなく旦那様が居てくださったからに違いありません。
旦那様はいつも私を褒めてくださいますけど、旦那様は私以上に頑張ってくださっています。料理を覚えて、その腕を磨いて。眠りの魔力のせいで失敗しがちな私をフォローしてくださって、しかもそれをまったく当たり前のことのようにしてくれて。
誠実で飾り立てない旦那様は、私にとって本当に自慢の旦那様です。

「旦那様ぁ、だぁい好きですよ〜♪」

胸の奥から泉のようにこんこんと湧き出る旦那様への愛情。それはまったく留まる事を知らず、私を幸福へと押し上げていきます。そのおかげで、愛液と精液でドロドロに蕩けたオマンコがさっきから何かを求めるように疼き続けています。この疼きの強さは、ただ精を欲しているだけではなく、それ以上の事を求めているのが明らかです。
私はそんな自分の本能に忠実であるべく、ようやく動かせるようになった体で、再び旦那様の事にしなだれかかっていきました。

「どうしたんだレイチェル。今日は随分と甘えてくるな」
「だってぇ〜、今日は旦那様とずっと二人っきりかと思うと、嬉しくってぇ♪」

弛緩した笑顔を浮かべて幸福に浸る私の頭を、旦那様がクシャクシャと撫でてくださいます。旦那様の手はとっても大きくて、それにとても暖かいです。掌が髪の毛に埋まる感触に顔を綻ばせながら、私は旦那様に頬をこすり付ける事を止められません。

「あのぉ、旦那様ぁ…レイチェル…お願いがあるんですぅ…♪」
「お願い?」

甘い声をあげる私に対し、旦那様は不思議そうに首を傾げています。そんな旦那様の耳元に顔を寄せ、私は息を吹きかけるみたいに小さな声で囁いてみました。

「レイチェル、旦那様の赤ちゃんが欲しいですぅ…♪」

先ほどから強く感じる子宮の疼き。それは旦那様の子供が欲しいと、私の体が訴えているに違いありません。魔物娘であり一匹の雌である私にとって、愛する方の子供を宿すのは最高の幸せなのですから。

私たちは結ばれてから今日まで、この五年間ほとんど毎日のように交わりを続けています。それでも残念ながら子宝には恵まれていません。だからといって、私と旦那様に問題があるわけではありません。元々、人間と魔物娘との間では子供が凄く出来にくいのです。中には数十年交わり続けてようやく赤ちゃんが出来る、なんていうケースも珍しくはないぐらいです。

子供が作るための解決策は今のところ特にありません。やはり単純に回数をこなすしかないのです。だからこそ私はこの連休こそがチャンスだと思っています。誰にも邪魔をされずに旦那様と結ばれ続ける事が出来るこの一週間。まさに赤ちゃんを作るには絶好の機会です。それに今は、赤ちゃんを作るのにすごくタイミングがいいのですから。

「ほらぁ、旦那様ぁ…分かりますかぁ…今日のレイチェル、少し体温低いんです…♪ いまが丁度、排卵日なんですよぉ…♪」

旦那様の上に跨ったまま、私は自分の体を押し付けて自己主張をしていきます。しっとりと汗の浮かんだ肌は、旦那様の体にくっついて離れようとしません。そして疼きを訴え続けているオマンコはオチンチンが欲しくてだらしなく涎を垂らし続けています。
排卵したばかりの新鮮な卵子に種付けしてもらいたい。そう体が訴えているのが自分でもよく分かりました。

「っ…レ、レイチェル…あまりくっつかれると、眠くなる…」

そうおっしゃいながら、旦那様は緩慢な動きで私を引き剥がそうとしています。けれどそれが言い訳でしかないのは丸分かりです。事実、眠気を訴える言葉とは裏腹に、旦那様は荒い息をつきながら私の姿をしっかりと見つめてくださっているのですから。
普段のお優しいご様子とは異なった、旦那様の情欲に満ちた眼差し。その熱い視線を受けているだけで、私は自分の体が火照って子宮がキュンと疼くのを自覚できました。

「ふふ…旦那様ぁ、いつもより堅く勃起してますねぇ…♪ そんなにレイチェルを孕ませたいんですかぁ…♪」

オチンチンは今までにないぐらいに大きく膨張して、ピクピクと揺れる事で必死に自己主張なさっています。私はそれに応えるように、旦那様の太くて逞しいモノに自分の体をこすり付けていきました。
旦那様から溢れ出た先走り、そして秘所から溢れ出る愛液。二つが交じり合って淫らな音を立てていくのを聞いているだけで、自然と顔が蕩けていってしまいます。

「旦那様ぁ、我慢は体に毒ですよぉ…♪ 早く私と子作りしましょうよぉ…♪」
「しかしこんな昼間からだな…それに今日は買い物をしようかと…」
「明日行けばいいじゃないですかぁ…♪ レイチェルはいま、旦那様に孕ませて欲しいんですぅ…♪」

わずかに抵抗しようとする旦那様の腕を掴み、私はそのまま強引に押し倒してしまいました。単純な力だけで言えば旦那様の方が何倍も上ですが、欲望に傾きかけている今の状態では、非力な私でも簡単に組み敷く事が出来てしまいます。

「ほらぁ…私のオマンコも旦那様とシたいって言ってますよぉ…♪」

旦那様の瞳の奥に残ったわずかな理性。それを消し飛ばしてしまおうと、私は最後の一押しをしていきます。オマンコの入り口で旦那様の先端をこねくり回し、甘い息を吹きかけながらおねだりをしていくのです。
精を求める膣肉は旦那様の先端に淫らに吸い付き始めています。流れ続ける私の蜜はどんどんと旦那様の一物を濡らし、シーフの上へと落ちていっていました。
そんな私の様子をじっと見つめながら、旦那様は小さく頷いてくださいました。

「やるからには遠慮しないからな…?」
「はぃぃ…遠慮なく旦那様の新鮮な子種を私のオマンコに注ぎこんっ…ふぁぁぁぁっ…♪♪」

私は言葉を最後までいう事が出来ませんでした。だって、旦那様がいきなり私のオマンコにオチンチンを挿入してしまったのです。膣口から奥の方まで一気に広げられていく感覚。ピンク色の快感が背筋からぞわぞわと昇ってきて、私は反応する事すら許されず、旦那様に犯されてしまいました。

「ふぁっ、んっ、ひ、卑怯っ、です、よぉっ♪ んっ、あっ、い、いきなり、ふぁぁっ♪ 挿入っ、するなん…ひうっ、てぇっ♪」

抗議をしようにも、私の声は喘ぎ声で途切れ途切れになってしまいます。それぐらい旦那様の勢いは激しいものでした。私を腰の上に乗せたまま、旦那様は力強く下から突き上げを繰り返してくださっています。そのせいで、小柄な私の体は旦那様の腰の上で、淫らなダンスを踊り続けてしまっていました。

「んっ、ふぁっ♪ す、すごいですっ、いつもよりっ、大きくてっ、堅くてっ♪ ひゃあぁん♪」

行っていることはいつもとまったく同じ交わりなのに、旦那様は傍目に分かるぐらいに興奮なさっていました。腰の動きはいつも以上に激しいですし、子宮口を叩く勢いはいつにも増して荒々しいです。腰がぶつかり合う度に、私の中で堅くて大きなオチンチンが暴れ回り、ブチュブチュとはしたない音を立てながら愛液が掻き出していってしまいます。みっしりと肉のつまったオマンコをそぎ落とすようなその乱暴な動きに、私は成す術もなく翻弄されてしまっていました。

「遠慮しないと言っただろう?」
「ひゃぅぅぅっ…♪」

旦那様が上半身を起こし、俗に対面座位と呼ばれるポーズで私の体を強く掻き抱いてくださいます。そして私の耳元で小さな声で囁きかけてくると、より一層力強く腰を打ちつけていくのです。
今の旦那様は雄の本能に突き動かされた獣した。そして、それは私も同じ事です。
旦那様の子供が欲しいという雌の本能に浮かされた体は、いつも以上に積極的に脚を絡ませ、オチンチンを奥の奥まで受け入れようとしています。二人の腰の間では泡だった愛液が溢れ出し、それが淫靡な水音を奏で続けていました。

「あうっ、旦那様っ♪ 旦那様ぁっ♪ 気持ちいいですぅっ♪」

かつては私が一方的に貪るばかりだったというのに、旦那様がインキュバスとなってからというものは、その立場もすっかり逆転してしまいました。旦那様に荒々しく貫かれるだけで、いつもこうして啼かされ続けてしまうのです。
私の中の草食獣としての本能は、そんな状況すら喜びに感じてしまいます。逞しい旦那様の成すがままになっているという事が被虐心を燃え上がらせていくのです。

「あぁっ、旦那様ぁっ♪ もっとっ、激しく犯してくださいぃっ♪ 今日こそは♪ 今日こそは旦那様の赤ちゃんが欲しいんですぅっ♪」

私の叫びに応えるように、旦那様は力強いリズムで腰を打ち付けてくださっています。オチンチンが突き入れられる度に膣肉は歓喜で絡みつき、引き抜かれそうになると名残惜しそうに纏わり付いていきます。すっかり旦那様の形を覚えたオマンコは、与えて貰える快楽を少しでも逃さんと言わんばかりに、蠕動を繰り返してピッタリと吸い付き続けていました。

「気持ちいいっ、気持ちいいですぅっ、旦那様ぁっ♪」
「どこが気持ちいいんだ、レイチェル。ちゃんと言ってくれないと分からないぞ」
「んんんっ♪ 奥ぅ、奥をコツンコツンってされるのが気持ちいいんですぅっ♪」

普段の旦那様とはまったく全然違う攻撃的な発言。そんなセリフですら私の中の被虐心は燃え上がり、更なる快楽へと誘っていきます。攻められれば攻められるほど、自分が旦那様の物だと自覚する事が出来て、嬉しくなってしまうのです。

「ふぁっ、あぅぅっ♪ だ、んなさまぁっ♪」

獣欲と言ってもおかしくない突き上げを受けながら、私は両手と両足のすべてで旦那様の体に必死にしがみつきました。そうしないと振り落とされてしまいそうなぐらい、旦那様の動きは激しかったのです。そして私が必死にしがみつけばつくほど、今まで以上にオチンチンが奥深くまで入り込んできて、私を快感の高みへと昇り詰めさせてしまいます。

「あっ、あっ、あっ、あっ♪ んあっ♪ ふぁぁっ♪ あうっ♪」

最早私は満足に声をあげる事すらままなりません。口からは意味をなさない喘ぎ声を撒き散らし、激しく突き上げられたオマンコからはパチュンパチュンと蜜をはじけ飛ばして。そんな淫らな姿を喜んでくださるかのように、旦那様はピストンを繰り返してくださっています。
旦那様の腰に回した太腿は先ほどからピクピクと小さな痙攣を繰り返しています。予想以上に激しい性交に、既に私は絶頂の間際まで追い詰められてしまっていました。そんな反応を察知したのでしょうか。旦那様は私の体を強く抱きしめ、今まで以上に腰の動きを速めていくのです。

「旦那様ぁっ♪ ダメですっ♪ も、もうっ、レイチェルっ…そろそろっ…♪」
「あぁ、分かってる…」

その衝撃はいきなり訪れました。
背筋の上を今までにないぐらいの快感が昇ってくる感覚。オチンチンが抜かれる間際まで腰が引かれたかと思った瞬間、それと同時に細い膣道の中を旦那様のオチンチンが駆け上がっていったのです。
ズルルっという音が聞こえそうなぐらい激しい注挿。カリ高のオチンチンが愛液で粘つくオマンコの中を突き進み、子宮口を激しくノックしています。絶頂間際だった体が、そんな強引な快楽に耐えられるわけもありません。旦那様の力強い動きをヘソの裏側で感じた瞬間、私は一気にアクメに達してしまいました。

「ふぁぁぁぁぁぁぁ♪」

それは、ピンク色の爆発と呼ぶにふさわしい感覚でした。
与えられた快楽に手足は勝手に旦那様の体を抱きしめて、蠢動を繰り返すオマンコからははしたないぐらい沢山の愛液が噴き出しています。胸の中は幸せで一杯になって、目の前はチカチカと点滅を繰り返して。そしてそんな中でも、キュウキュウと亀頭に強く吸い付いた子宮口の感覚だけはなぜかはっきりと理解できるのです。

「あっ♪ んあっ♪ レイ、レイチェルっ♪ イっちゃいましたぁっ♪」

オマンコが痙攣を繰り返す度、頭の中で雷みたいな鋭い感覚が弾け飛び、体が勝手に飛び跳ねてしまいます。押し寄せる絶頂の波を私はまったく堪える事が出来ませんでした。それは体が宙を舞っている錯覚すら覚えるぐらいの快楽です。重力がなくなったような感じがして、それと同時に体が消えてしまったような気がして、そんな状況でも旦那様のオチンチンだけははっきりと感じられて。まるではじめてイった時みたいに、私はただ快楽に飲み込まれ、何度も何度も高みへと昇らされていくのです。

「そ、そんなっ♪ イってるのにっ♪ まだ、突くだなんてぇっ♪」

旦那様は絶頂を迎えた私の中で、それでもなお執拗にピストンを続けています。締め付けようと狭まった膣肉は無理やり押し開かれ、下がりきった子宮は強引に叩かれて。オチンチンが往復を繰り返していくのを、私は背筋を伸ばしてそれを受け入れる事しか出来ないのです。

「だめですっ♪ イくのがっ♪ イくのが止まらないんですぅっ♪」

快楽に飲み込まれた私は、自分の体を制御する事が出来なくなっていました。噛み締めようと思っても口がだらしなく開いてしまい、そこから喘ぎ声と共に涎が勝手に流れていってしまいます。ガクガクと震える体は乱暴な突き上げを受けて激しく上下に揺れています。今の私にはなんとか動かせる手足で旦那様の体を強く抱きしめる事ぐらいしか出来ませんでした。

「くぅっ…レイチェル…中に出すからなっ…」
「出して、出してくださいませぇっ♪ 旦那様の子種でっ♪ レイチェルの中を真っ白にしてくださいませぇっ♪」

再び聞こえてくる旦那様の声。その声はとても切羽詰っていて、限界の近さを物語っていました。
それに懸命に応えながら、私は絶頂を繰り返すオマンコになんとか力を加えていきます。マッサージするかのように膣口で竿の根元を扱きあげて、膣肉で竿全体をこね回して。ピッタリと吸い付いた子宮口は旦那様のオチンチンから離れようとせず、精子を求めてだらしなく開閉を繰り返しています。
やがて、オチンチンが一際大きく震え出して――私がそれに気づいた瞬間、旦那様は子種を一気に放出してくださったのです。

「あぁぁぁっ♪ キたっ♪ 旦那様の美味しい子種がっ♪ ビューってきましたぁっ♪」

強く反り返ったオチンチンからあふれ出す、愛しい旦那様の赤ちゃんの元。その白濁した美味しい子種汁を私の子宮は嬉々として飲み込んでいっています。そして子種を受け入れると共に、私の中では幸せが爆発していくのです。今までにないぐらいの多幸感を覚えながら、私は今まで以上に絶頂の渦に翻弄されていってしまいます。

「ふあぁっ♪ だんな…さまぁぁっ、凄いですぅ♪ まだビュクビュク出てますぅっ…♪」

膣内ではオチンチンがビクンビクンと震え続けています。インキュバスと化した旦那様の精の勢いは留まる事を知りません。ビュルビュルと濃厚な子種が子宮の中に満ちていくのを実感しながら、私は愛する旦那様に中からドロドロと染められているのだという事実に喜びを抑える事が出来ませんでした。

「はぁぁぁっ…いつもよりすごかったですぅ…♪」

やがて、いつまでも続くかと思われた射精も次第に勢いをなくしていって…すべてを受け止めきった私は、思わず熱く火照った息を吐き出してしまっていました。
尋常ではないぐらいの精の迸りを受け止めた体は細かい痙攣を繰り返して、力を入れる事が出来ません。旦那様の大きな腕に包まれながら、私は乱れた息を懸命に整えようと頑張ります。そんな私の頭を、旦那様は子供をあやすみたいに優しく撫でてくださいました。

「レイチェル、今日は子供が欲しいんだよな」
「はぃぃ…旦那様の赤ちゃんが欲しいですぅ…♪」
「ならもう少し頑張ろうな」
「ふぇ…?」

旦那様の落ち着いた優しいお言葉。けれどその声には普段とは違う、かすかな違和感がありました。その声を聞いた私は快楽のせいで重い体をゆっくりと持ち上げて、旦那様の顔を見つめてみました。旦那様は暖かい笑顔を浮かべてはいましたが、瞳にはまだかすかに劣情の炎を宿しています。その瞬間、私は本能で理解したのです。まだまだこの『気持ちいいこと』が終わりではない事を。

「ひゃふぅぅっ…♪」

射精を終えた旦那様が私の腰を抱きしめて、そのまま強引にオチンチンを引き抜いてしまいました。精液で真っ白に染め上げられたオマンコ肉がその瞬間、一気に削られて、それだけで私は再び軽い絶頂を味わう事になってしまいます。
だらしなく涎を垂らしながらぐったりとベッドに横たわるに私に対し、旦那様は獣欲に満ちた眼差しを向けてくださっています。

「レイチェル、四つんばいになるんだ」
「はいぃぃ…♪」

旦那様の命令のままに、私は震える足を叱咤して腰を持ち上げていきました。お尻だけを突き出したこのポーズは、さながら動物の交尾みたいです。こんないやらしいポーズで、今度は旦那様に抱かれるのかと思うと、私の中で再び欲望の炎が燃え上がっていくのが実感できます。

「旦那様ぁ…準備できましたぁ…♪」
「よく出来たな、レイチェル」

覆いかぶさるようにのしかかってきた旦那様が、私の耳元で小さな声で囁いてきます。その声に首筋がゾワゾワとする感覚を覚えながら、私はゆっくりと足を開いてお尻を小さく揺らしました。既に二回も精を頂いたというのに、私のオマンコはまだまだ旦那様の子種が欲しいと言っています。そんな欲張りな私のオマンコに、旦那様は殊更激しくオチンチンを埋めてきたのです。

「ひゃぅぅっ♪」

旦那様は四つんばいになった私のお尻に指が食い込むぐらい強く力を込め、自らの肉竿を激しく打ち付けてくださいました。
先ほどまでとは違う体位でシているせいで、旦那様のオチンチンは今までとは全然違う所に当たってきます。オマンコの裏側、お尻の方をそぎ落とすように腰が叩きつけられる度、ベッドが激しく軋んだ音をたてていきます。
けれども二人ともそんな事を気にする事なく、ただただ獣欲に満ちた快楽にふけり続けていくのです。

「ひぅぅっ、あぅぅっ♪ あっ、ふぁっ、んんんっ、あぅぅっ♪」

先ほどの絶頂の余熱の残るオマンコは、入り口から最奥まで旦那様のオチンチンでひたすら激しくかき回され続けています。蕩けっぱなしの体はいつもの何倍も敏感になっていて、そのせいで私はただ悲鳴のような喘ぎ声を漏らすことしか出来ません。旦那様はそんな私の反応に喜ぶように、更に激しく腰をピストンさせ、私の膣中を穿っていきます。

「あぁっ、だ、旦那様ぁっ♪ そ…そんな激しくされたらっ…またっ、イっちゃ…っ♪」
「何度イってもいいじゃないか。今日は、そういう日なんだろう?」
「そっ…そうです、けどぉ…♪ はげしすぎてっ…もうっ…♪」

子宮口に押し付けられたオチンチンが引き抜かれる度に、私は小さな絶頂に達していました。収縮するオマンコからは攪拌されて泡立った愛液が勢いよく吹き出して、それがシーツを盛大に汚していってしまいます。もはやこれはただのセックスではありません。動物の交尾そのものです。一匹の淫らな雌と化した私は、快楽をむさぼる事しか考える事が出来なくなっています。

「レイチェルの愛液がすごい溢れているな」
「あぅぅぅっ…はずかしいですぅっ…」

溢れ出す愛液。その淫らな水音を指摘された私は、あまりの気恥ずかしさに思わず身をくねらせていました。けれど旦那様は私の動きに抗議を示すように腰を強く握りなおし、更にオチンチンを打ち付けてくるのです。

「ほら、ちゃんと自分が出している音を聞くんだ」
「あひゅっ♪ ひゃぅぅぅぅっ♪」

蕩けきったオマンコの中を、旦那様のオチンチンが抉るように掻き回していきます。溢れ出た愛液を攪拌するようなその動きに、私の秘部を覆う羊毛はドロドロに濡れてしまい、更に水音を高めていってしまいます。その音を聞いているだけで、私の中に快感は膨れ上がり、浅ましい声をあげてしまう事を止められません。

「あぁぁっ♪ イっくぅっ、イって…ましゅぅぅっ♪ あっ、あっあっ…♪ ま、またっ…またイっちゃっ、うぅぅっ♪」
「今日のレイチェルはよくイくな」
「はぃぃっ…もう、もう…イきっぱ…っ…なし…れすぅ♪」

旦那様のおっしゃる通り、私は小さな絶頂を何度も味わっていました。もはや何度目か分からないぐらい、軽いアクメへと追いやられ続けています。私はその度にシーツを握り締めて必死に必死に耐える事しか出来ません。
体からはすっかり力が抜けてしまい、まるで自分のものでないみたいです。だから私が『それ』を抑える事なんて出来るわけがなかったのです。

シャアァァァァァ…

股間から漏れ出る黄色の液体。愛しい旦那様の前ではしたなくお漏らししているにも関わらず、私には成す術がありません。堪えようと思ってもオシッコは止め処なく溢れてきて、どんどんと太腿を伝ってシーツを濡らしてしまいます。私に出来たのは羞恥に顔を染めながら、両手で顔を覆う事だけでした。

「あ…あぁ…らめぇ…♪ レイチェル…おもらし、しちゃいましたぁ…♪」

旦那様は私が催している最中にも関わらず、全然腰の動きを緩めてくださらいません。いえ、むしろ旦那様はそんな私のはしたない行為を思い知らせるかのように、余計に激しく腰を振るっていきます。そのせいで快感は頂に登ったまま、全然落ちる事がありません。体の感覚はほとんどなくて、ただただ送り続けられる快楽だけが私の頭を支配しています。静まる事なく膨らみ続ける感覚は、私を更に高いところへと飛ばそうとしていました。

「だ、だんにゃさまぁっ…レイチェルっ、きもちいいのっ…とまらないんですぅっ…♪」

旦那様はそんな私の腰を鷲づかみにしたまま、注挿を続けています。その勢いは、私を貫いてしまいそうなぐらいです。口の先から旦那様のオチンチンが出てくるのではという錯覚を覚えながら、私はうわ言のような声をあげていました。

「とけちゃうっ…とけちゃいますぅ…だんにゃさまのオチンチンでっ…ぜんぶ、とけちゃいますぅっ…♪」
「最後までっ…溶かしてやるからな…っ」

そんな旦那様の声が聞こえた瞬間、オマンコに感じていた動きがいきなり強くなりました。腰に叩きつけられていた突き上げはお尻を持ち上げるぐらいに激しくなり、先端が子宮口を貫きそうなぐらいに荒々しくなって。当然、受精の期待で緩みきった子宮がそんな激しい動きに耐えられるわけもありません。だらしなく開いた子宮口はぱっくりと旦那様のオチンチンを受け入れ、強くキスするみたいに吸い付き始めてしまいます。

「あふぁぁっ、きもちいいれすっ♪ しきゅうのおくからっ、きもちいいのがあふれてきましゅぅっ♪」
「今日こそっ、レイチェルを孕ませるからな…っ」
「はぃぃっ♪ はらませてくださいぃっ♪ レイチェルにっ、だんにゃさまのあかひゃんっ、うませてくださいぃっ♪」

そう叫んだ瞬間、私の下腹部に無意識に力が入っていきます。私の雌の本能が旦那様の愛する方の子種を求めて吸い上げはじめたのです。そしてそれに応えてくださるように、旦那様が激しく腰をぶつけはじめ、最奥に亀頭を擦りつけてきました。血管が大きく脈動を繰り返し、裏筋がぷっくりと膨らんで。旦那様のオチンチンの中を精子の奔流が上がってきているのが、すごくよく伝わってきます。

やがて旦那様のオチンチンが大きく震え始めて――それに気づいた時には、オマンコの中に焼けるような精液が一気に吹き出してきていました。その強烈な迸りを受けた快楽に今までにないぐらいの絶頂を覚えながら、私は一瞬で絶頂へと達してしまっていました。

「ふぁぁぁぁっ、きたぁっ♪ しゅごいのっ、きましたぁぁっ♪」

パチパチと弾ける快楽は私の体を勝手に震え上がらせていきました。愛する方に中から染め上げられていく感覚。熱いマグマみたいな塊が子宮に流れ込んでくると同時に、私の頭に中で幸せが膨れ上がって爆発していきます。旦那様に愛されて、旦那様の子供を宿して、旦那様の子供を生みたい。私の中にあったのは、その思いだけです。そんな私の気持ちに応えるように、旦那様はひたすらに精液を送り続けてくださっています。

「あっ…なかれっ…ビューってっ…はじけてましゅぅっ…♪」

注ぎ込まれる子種のせいで、私の下腹部はどんどんと重たくなっていきます。私の大事な所を満たしていく真っ白な子種汁。濃厚な旦那様の精液は、私の子宮とオマンコをすっかり真っ白に染め上げてくださっていました。それと同じように、想像以上の快楽を受けた私の視界も次第に白く染まっていってしまいます。ビクビクと震える体にはまったく力が入らなくて、気づけば私はぐったりとベッドの上で横たわってしまっていました。

「ふぁぁぁぁっ…しきゅうのなかぁ…だんにゃさまのこだねで、いっぱいれすぅ…♪」

絶頂に包まれた体は何度も細かい痙攣を繰り返しています。その度に股間からはわずかに残っていたオシッコがちょろちょろと流れ出てしまいます。それを止める事なんて出来そうもありませんでした。激しい絶頂の連続のために、私の意識は次第に遠ざかりかけていました。

「だんにゃさま…はしたない…めすひつじでごめんにゃさいぃ…きらいにぃ…にゃらないでくらさいぃ…」
「大丈夫だよ、レイチェル」

なんとか謝罪する私の頭を旦那様が優しく撫でてくださいます。私はそれに思わず涙が出そうになるのを感じながら、なんとか頭を持ち上げて旦那様を見つめてみました。
覆いかぶさっている旦那様は体中にびっくりするぐらい汗を浮かべて、荒々しい息を必死に整えています。けれどその顔には私を慈しむような微笑が浮かんでいたのです。その顔は、私の一番大好きな旦那様の表情でした。

「あぁ…だんなさまぁ…だいすきですぅ…♪」

私の大好きな旦那様。今でもこんなに幸せなのに、もしも旦那様の子供を宿せたら、いったいどれだけ幸せが増幅されるのでしょう。どうかそれが実現してくださいますように。そう願いながら、私は静かに目を閉じていきました。







「はぁ…」

レイチェルが眠りにつくと同時に、俺の口から自然と溜息が零れ出た。先ほどまでの獣じみたまぐわい。それは俺の後悔を呼ぶのに十分すぎるほど荒々しく、乱暴なものだった。そしてそれ以上に、目の前の惨状には思わず目が覆いたくなった。

「やってしまった…では済まないよな…」

俺の体の下では伴侶であるワーシープのレイチェルが静かな寝息をたてて眠っている。小さな肩にくびれた腰つき、そして肉付きの薄い手足。羊毛の間から見える白磁のような肌には数え切れない汗が浮かんでいる。そしてそんな彼女の下には尿や愛液ですっかり濡れてしまったシーツが敷かれたままになっていた。

「ひどい有様だ…」

本当はここまでするつもりなんてなかった。けれど彼女の予想外の押しの強さと懇願する様子に、俺はすっかり飲み込まれてしまった。そして気が付けば彼女を犯すように貪ってしまったのだ。それを彼女が望んでいるのは理解していたが、こんな事になるなんて、さすがに予想もしていなかった。

「さすがにこのまま寝かせるわけにもいかないな…」

愛液ぐらいならともかく、さすがにお漏らしまでしたとあっては掃除をしなくてはいけない。おそらくレイチェルのお漏らしはシーツだけでなくその下のベッドにまで染み込んでしまっているだろう。洗ってみない事にはなんともいえないが、最悪買い換える必要があるかもしれない。
どちらにせよ、こんな冷たく濡れたベッドの上で彼女を寝かしたままにしておくわけにはいかなかった。

「よいしょっと…」

俺はゆっくりと両手でレイチェルを抱きかかえていった。小柄な彼女はその見た目同様に驚く程軽かった。それでも、全身を弛緩させた相手を運ぶのは多少骨が折れる。
俺は彼女を起こさないように気をつけながら、ゆっくりと部屋を後にした。幸い、我が家は宿屋だ。使っていないベッドはいくらでもあった。

「ふにゃ〜…♪」

腕の中からは彼女が身じろぎをする感覚が伝わってきた。幸せそうな寝顔というのは、きっと今のレイチェルのような表情を言うに違いない。かすかに伝わる寝息は安らかで、表情は本当に満足そうに緩まっている。腕から伝わる彼女の体温は暖かく、そして落ち着いている。
廊下を歩き、客間へと入る。その間もレイチェルは緩んだ笑みを浮かべたままだった。彼女は一体どんな夢を見ているのだろう。その内容は分からないが、きっと幸せな夢を見ているに違いない。そう思えた。

「さて…これでいいか」

ベッドにレイチェルを寝かしてつけた俺は小さく息をついた。そしてそのまま後始末をするために踵を返す。そんな俺の服の裾を何かが引っ張った。振り返ってみてみれば、レイチェルが俺の服をしっかりと握り締めていたのだ。

「レイチェル、起きているのか?」
「すぴぃ〜…♪」

彼女からの返事は何もない。ただ静かな寝息だけが規則的に聞こえてくるだけだ。起きているのか、それとも本当に眠っているのか。俺にはさっぱりわからない。けれど彼女が俺の事を離す気配はない事だけは十分に伝わってきた。
俺は小さく溜息をつき、そのまま彼女の横に納まるようにベッドに入った。

「レイチェルは本当に仕方ないな」

思わずそんな言葉が漏れる。けれどそんな声とは裏腹に、俺は嫌な気分ではなかった。
眠っていようが、起きていようが、彼女が俺と少しでも一緒にいたいと願っているのは間違っていないだろう。ならば、それに応えてやりたいと思うのも当然のことだ。結局のところ、俺自身も彼女の事が好きで仕方ないのだから。彼女が求めてくるのであれば、それに応えない理由などあるはずもない。

「ベッドの始末は後にすればいいか」

俺は小さく苦笑を浮かべ、ゆっくりと体から力を抜いていった。内心では、起きた後再びレイチェルに求められる光景が容易に想像がついていたが、俺はあえて気にしない事にした。今はとにかく、レイチェルの求めるがままにしてやりたかった。

この五年間、なんだかんだで仕事に追われる日々が続いていた。そのせいでレイチェルには色々と悪い事をしたと思っている。彼女は決して不満や文句を言わないが、内心では寂しい思いをしていたに違いない。それは今日の過剰なまでの甘えっぷりからもよく分かった。
おそらくレイチェルはこの長期休暇を利用して、可能な限り俺に甘えてくるだろう。下手をすれば、連休中はずっとこんな毎日が続くのかもしれない。薄々とそれを察してはいたが、そんな休みも悪くはないと思えてきた。この世の中に、妻を超えて優先される事など何もないのだから。

「だんなさまぁ…」
「ん、どうした?」

レイチェルがかすかに声をあげる視線を彼女に向けてみれば、彼女はわずかに目を開いていた。重たそうな瞼の奥。わずかに潤んだ緑色の瞳には俺の姿が映りこんでいた。

「おきてたか」
「…えへへぇ…♪ 旦那様の夢を見ていましたぁ…♪」
「そうか」

かすかにはにかむレイチェルの頭を撫でていく。癖のある髪に埋まった指先には、ふわふわとした柔らかい感触が伝わってくる。
極上の羊毛を堪能する俺が見守る中、レイチェルは俺の腕に顔を摺り寄せていた。あどけない顔立ちには幸せそうな笑顔が浮かんでいる。元々年齢より若く見える彼女だったが、今の表情はそれに輪をかけて幼く見えた。

「旦那様ぁ…ずっと…ずーーっと、一緒ですよぉ…♪」
「…あぁ、そうだな。ずっと一緒だな」

レイチェルを安心させるように、俺は彼女を抱く力を強める。するとそれが分かったのだろうか。レイチェルは今まで以上に蕩けた笑みを浮かべ始めた。
彼女の羊毛から伝わる眠りの魔力。その力が次第に俺をまどろみの中へと誘っていく。彼女の髪に顔を埋めながら、俺はゆっくりと目を閉じた。

「おやすみ、レイチェル」
「おやすみなさ〜い、旦那様ぁ…♪」

彼女の耳元に囁きかけ、俺は眠りの中へと落ちていった。意識を失う間際、かすかにレイチェルの声が聞こえた気がした。

「旦那様…レイチェルは幸せです…♪」
11/12/13 03:05更新 / メガンテ

■作者メッセージ
どうもこんにちは。エロ描写が苦手なメガンテです。

実際、エロ描写に入ると進行速度が目に見えて減ります。だいたい当社比で3分の1ぐらい。

とはいえ、やはり魔物娘図鑑のSSを書く上でエロは外せない要素ですし、苦手だからと避けて通れるものでもありません。
なので今回のSSではあえてそんな苦手なエロ描写をメインにおいて書いて見ました。オチも何もあったもんじゃありませんが、書いていてとても満足しました。やっぱエロはいいね!エロは世界を救うね!

ワーシープさんはモコモコでかわいいですね。しかも全体的に小柄で「女の子」っていう感じがします。獣人型の魔物娘さんは皆かわいいですが、個人的にはワーシープさんが一番好きです。
ただ書いていて残念だったのは、ワーシープさんの羊毛力があまり発揮できなかった事でしょうか。あとは毛刈り後のギャップも都合上入れられなかったのも無念でなりません。

他にも色々とやりたい事、書きたい事がありましたが、そこらへんはまた次の機会にでも。
最後までご覧いただきありがとうございます。

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