連載小説
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それぞれの思惑

ピポパ ガガガガガガ

「ソロソロ行クカ!!」

「行クノカ?」

受け答えする程度の挨拶を済ませ俺は叔父の遺産を回収しに
小型宇宙船に目標を設定する

「君ノ叔父ハ勇敢ナ人ダッタ・・・・奥サンモ美人デシカモ一人娘モイイコヤシナ・・・君ニトッテハ義理ノ妹ニナルノカ?」

「アア・・・義理ノ妹ニナル」



・・・・俺は孤独だった・・・
戦争で親を亡くし居場所をなくしただ世界を歩いた
ほとんどサバイバル生活をしながらの生活だった

そりゃー生き地獄だったさ
食べ物に関してはとりあえずある処から盗んだり狩ったりしたさ

盗ろうとする場所に依っては教団施設や魔物娘のいる場所
一番危なかったのはアンデッドハイイロナゲキダケという茸

あれは生命の危機を感じたよ
あの時偶然叔父に助けてもらったのをきっかけに
あの日俺は息子として迎えられた

本当は色々と言いたいが・・・・
(作者の都合により一部省略)








「時間ダ・・・イッテクル」

「ソオイエバオマエアノコムスメドオスル気ダ!?」


ああ・・・あいつのことか?
もう五年も経つのか・・・

「筋ハイイガマダ若スギルケド」

「ケド?」

「イイ女ダ!!」

「ソウカ・・オマエモ家庭ヲ持ツノカ」

そんな会話をしつつも俺は小型宇宙船のエンジンを起動する

ピポパ パピペポ!!

ウィィィィィン ガチャン!!

ギュィィィィィィン・・・・ボッシュュュュュュュューーーーーーーーーー!


「久シブリニ母ト妹トノ再会ダ!!」








一方その頃 そのアマゾネスはというと

「さてここまできたのはいいけど」

・・・警備が厳重すぎるわよ!!
彼が現ると思うピラミッドに来てるけど
(ただし遠くから)

ここまで来るのに
サンドウォームには男と間違われて襲われそうになるし
ギルタブリルには危うく毒針打たれそうになるし

「散々過ぎるわよまったく」

しかしどおやって侵入しようかしら?
望遠鏡を使う


正面突破・・・無理ですね
スフィンクスがいるし下手に刺激すれば増援呼ばれる可能性があるし

夜まで待つ!?
砂漠の気温差は激しいから逆にピラミッドまで行けるけど
内部に入った瞬間間違いなく王の部下達に取り囲まれ捕まるのは当たり前


「これ無理でしょ!?」

ガラッ!!

「!?」

「動かないでくれますか?」

いつの間に背後を取られた!?

「私はここの警備をしている目的はなんですか?応えてくれるなら結構応えなければ拘束するまでだが?」


どおしよう・・・ここで説明しても信じてもらえるかどうか・・・
同じ魔物娘なら多分分かってくれるはず

「実は狩りの対象がここに現れると思って観察してました」

「その相手はどんな人?」

私は恐る恐る彼女に写真を見せた

「この人です」

「!?」


「お兄様ですと!?」

「え!?」


ちょっと待って!?今 お兄様って言ったよな・・・なんですとーーー!?




13/07/06 05:58更新 / プレデター
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■作者メッセージ
暫く更新してなかったです
今回魔物娘少ない会話ですけどこれもありっちゃありか!?

一応 出てきた種族
インキュバス、サンドウォーム、ギルタブリル、アマゾネス アヌビス

次回はピラミッドだな

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