ずっと、スタンドバイ・・・?
みんなが目を覚まし、ある程度話ができるくらいには元に戻った。
なので白さん、姉ちゃん、ネズミ、トリを座らせる。
なんでみんなを襲う状況になったかを聞くと、
「あ〜。それはね、受けていた白さんの魔力量と、お姉ちゃんが流し込んだ魔力の総量が多くておとーと君の体を変質させちゃったからじゃないかな?」
「つまり、あんたら二人が主な原因っていうことか。」
「「う・・・」」
そして。
「ネズミ、なんでそんなに幸せそうに腹なでてんだ?」
「んー?」
ネズミは大人びた微笑みを浮かべ、
「兄貴との子どもできたかなーって思ってさ。」
とてつもないことをいった。
「「「・・・・・・」」」
他の三人も自分のお腹に手を当てた。
「私と旦那様の子ども・・・」
「お姉ちゃんとおとーと君の子ども・・・」
「・・・・・・」///
トリは赤面して、意を決した面持ちで顔をあげた。
「あなたは四人の処女をもらっておいて、さらに種まで仕込んでおいて責任を取らないとはいいませんよね?」
そして痛いところを突いてきた。
「う・・・それはだな・・・」
「それに、私たちの気持ちももうわかってますよね?」
四人の期待した目線が俺を見る。
「・・・・・・」
「旦那様・・・」
「おとーと君・・・」
「兄貴・・・」
そして、縋るような目をしている。
「でも、四人と結婚することはできないし・・・」
「それは問題ないですよ。」
「「「「え?」」」」
トリの発言に、みんなキョトンとした顔になる。
「私の知り合いにピクシーがいます。その子に頼んで魔界に送ってもらえばいいんです。この世界にいたいのなら、外の国には重婚を認めているところもあります。別の場所に行きたくないのなら誰か一人を本妻にして他の三人を妾として娶ればいいですし。」
どっちみち、俺は決断しなければならない。
俺は・・・
―――――数年後―――――
自分の部屋で一人きりでいるとき、つい物思いに耽ってしまうことは皆さんにはあるだろうか。私はいまその状態である。
そうして、ぼけーっと虚空を見つめていると、女の子が二人部屋に入ってきた。
「ぱぱーなにしてるの?」
「あぁ。ちょっと昔のことを思い出してたんだよ」
そういうと、俺はカラステングの子どもを撫でる。この子は俺とトリの子どもである。俺の娘の中では一番下の娘である。
「んー♪ぱぱになでられるのは気持ちいいから大好き・・・」
「むぅ・・・あなただけお父様に撫でられるのは不公平です。わたくしも撫でてください。お父様」
「はいはい。」
この少しむくれているは白蛇の子どもだ。すこし嫉妬深いところもあるが、俺にとってはかわいい愛娘だ。そして長女。
「ん・・・ふふ、お父様は撫でるのがお上手ですね・・・」
「そうか?」
そういっていると、また娘が二人部屋に入ってきた。
「あー!お姉ちゃんたちずるい!おとー!あたしもなでて!あたしも!」
このやたら元気なのはラージマウスの子ども。この子は次女で、元気過ぎるところもあるが、やっぱり娘はかわいいので問題なし。
「ほれ」
「んにゅ・・やっぱりおとーに撫でてもらうのは格別だね!」
「そんなもんか・・・?」
「みんな、お父さん困ってるよ・・・」
この少し控えめな子は、竜の子どもである。この子は三女で、姉二人を見て育ったために引っ込み気味になってしまっているのだろうか。それも可愛いところのひとつではあるが。
「お前も来い。みんなを撫でないのは不公平らしいからね」
「え、でも私は・・・」
「いいから。」
三女の手をとって抱き寄せ、抱いたまま頭を撫でてやる。
「お父さん、こんな格好恥ずかしいよ・・・」
「おとなしくこっちに来ないからだぞー」
「お、お父さん・・・ん・・・」
気持ちよさそうにしているが、ここらでなでなでは終わりにする。
「気持ちよさそうだったな」
三女を離し、普通に立たせる。
「う、うん・・・お父さんになでてもらったから・・・」
小声で話すのがこの子の悪い癖である。
「なんかいったか?」
「え?い、いやなんでもないよ!」
「そっか。ならいいけど」
三女から目を離し、他の娘を見ると。
「ぱぱにだっこしてもらっていいなー・・・」ジー
「わたくしのお父様に・・・羨ましい・・・でもあの子は妹だし、あの子のお父様でもあるわけですし・・・」ブツブツ
「おとー!さっきのあたしにもやってほしい!」バタバタ
「またあとでしてあげるよ・・・それと、みんなお父さんに用があって来たんだろ?」
「えぇ・・・そうでした。お母様たちがご飯ができあがったのでお父様を呼んできて欲しいと。」
「そうか。じゃ、みんなでご飯食べにいこっか」
「じゃあわたしぱぱとおててつなぐー」
四女が左手を握ると、すかさず次女が空いている右手を握ってきた。
「おとーの右手ゲットー♪」
それを恨めしそうにみる長女と羨ましそうにしている三女には、あとで埋め合わせをしておこう。
居間の近くまで来たところで、味噌汁のいいにおいがしてきた。
「お母様、お父様を連れてまいりました。」
長女が先に居間に入り、報告を済ませた。
「ありがとう。・・・旦那様、すぐに用意しますので座っていてくださいね?」
「お母様、わたくしもお手伝いさせてください」
長女はそのまま白さんの手伝いに向かったようだ。
そして俺は白さんに促され、自分の指定席に座る。そうするとさっきまでくっ付いていた娘たちが自分の母の隣に座った。
「おっかー、あたしおとーと手ぇ繋いだ!」
「お、いいなぁ。わたしもあとで手繋いで貰わなきゃ」
ネズミがそういうと俺に目配せしてきた。俺は了解、と目配せを返す。
「お母さん、わたしお父さんに撫でて貰っちゃった・・・!」
「む、わが娘ながらやるね!」
姉ちゃんが嬉しそうにはにかみながら愛娘と談笑している。三女があんなに興奮してるのは中々見れないので得をした気分になる。
「ままー、ぱぱがね、わたしのこといちばんさいしょになでてくれたんだよー」
「一番最初か。羨ましいな〜。気持ちよかった?」
「うん!」
トリが四女を撫でながら、目線で私にもしてくれますよね?、と催促してきたのでもちろん、と目線で返す。
「はい、準備が終わりましたよ。」
食卓には豪華なご飯が並んでいる。これは白さんと姉ちゃんが主軸になって調理していてる。トリは四女の世話で忙しいのでご飯作りをあまり手伝えていない。だが食器洗いはしている。ネズミはそもそも料理ができないので、食器洗いが主な仕事になっている。
「それでは、」
俺が挨拶を促すと、
―いただきます!―
総勢9人による食事が始まった。
――食後――
―ごちそうさまでした―
みんなが食べ終わったところで食事終了の挨拶をする。
食後の食器を運ぶのは俺の仕事なので全員分きっちり運ぶ。
「じゃあ、食器洗いはネズミとトリ、頼んだぞ」
「うん!任せといてよ兄貴!」
「はい!任せてください、あなた。」
俺が戻ってくるのを見ると娘たちに加え、白さんと姉ちゃんがこっちに向かってくる。
「お父様、いまからみんなで双六をするのですが一緒にしませんか?」
「みんなでやればきっとたのしーよ!」
「あの、お父さんが暇なら、でいいんですけど・・・」
「ぱぱー、やろうよー」
娘たちの期待には応えなくちゃな。
「よし、やるからには負けねーぞ!」
「ふふっ・・・旦那様も子どもみたいですよ?」
「まぁ、そんなところもお姉ちゃんは可愛いと思うんだけどね」
そうして、夜になり、娘たちが寝静まった。これからは俺と嫁たちとの時間である。
「んー・・・今日も楽しかったな・・・」
「旦那様も途中からムキになって、あれじゃあどっちが子どもかわかりませんよ?」
手痛い指摘を受けた。
「むー・・・ああいうのはどうしても勝ちたくなっちゃうんだよね・・・」
「そういうところはおとーと君らしくていいんだけど、たまには子どもたちに勝ちを譲ってあげなきゃめっ、だよ?」
「努力します・・・」
「でも、兄貴も勝たないとお父さんとしての面子がたたないもんね?」
「そんなもんか?」
「ただ勝ちたいだけなんですか・・・?」
ふぅ、とため息を吐かれる。
そして、ほんとに変わらないんですから・・・とみんなに笑われた。
「あっという間だったね・・・この数年は。」
みんな懐かしいあの頃に思いを馳せる。
「あのときの旦那様、とても素敵でした・・・」
「うん・・・とってもかっこよくて、頼もしかった・・・」
「全員分の責任はきっちり取る!って言ってくれたもんね・・・」
「えぇ・・・そしてそこからの勇姿も、素敵です・・・」
あの時、全員分の責任をとることを決意した俺は、無我夢中だった。
一番最初の問題は白さんが他のみんなを認めてくれるかだったが、それは白さんのせいもあってここまで大事になってしまったということで、すぐに認めてくれた。これにはみんなが驚いた。
次に全員で住めるくらいの家を用意すること、子どもが産まれたときに対する備え、そして俺の嫁たちが心穏やかに過ごしていける環境。これらをすべて用意するのにかなり時間が経った。
「そして、子どもが産まれて、いまや四人の子の父になった・・・」
「旦那様は私たちの為にたくさんのことをしてくれました。」
「だから、私たちはいまとっても幸せなんだよ?」
「兄貴の子どもを産んで、その子たちと暮らして。」
「子を産むときはやっぱり苦しかったんですけど、あなたの嬉しそうな顔をみれば、その苦しみを忘れちゃうくらい幸せな気持ちになれちゃうんですよ?だから・・・」
「「「「これからも、一緒に傍にいて、幸せにしてくださいね?」」」」
微笑む彼女たちに、俺は彼女たちを幸せにしていく決意を更に強く固めた。
「あぁ。君たちも、子どもたちも絶対に幸せにする。絶対に、ね。」
そういうと、彼女たちは嬉しそうな顔をした後、俺を押し倒した。
「え、ちょ・・・いまそういうシーンじゃないでしょ!?ちょっと落ち着いて、下着脱がさないで!うぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
翌朝。
「お父様!?」
「おとー!?」
「お父さん!?」
「ぱぱー?」
娘たち全員に全裸で白い液に塗れた嫁たちとむき出しの俺のイチモツを見られたときはどうしようかと本気で悩んだ。
なので白さん、姉ちゃん、ネズミ、トリを座らせる。
なんでみんなを襲う状況になったかを聞くと、
「あ〜。それはね、受けていた白さんの魔力量と、お姉ちゃんが流し込んだ魔力の総量が多くておとーと君の体を変質させちゃったからじゃないかな?」
「つまり、あんたら二人が主な原因っていうことか。」
「「う・・・」」
そして。
「ネズミ、なんでそんなに幸せそうに腹なでてんだ?」
「んー?」
ネズミは大人びた微笑みを浮かべ、
「兄貴との子どもできたかなーって思ってさ。」
とてつもないことをいった。
「「「・・・・・・」」」
他の三人も自分のお腹に手を当てた。
「私と旦那様の子ども・・・」
「お姉ちゃんとおとーと君の子ども・・・」
「・・・・・・」///
トリは赤面して、意を決した面持ちで顔をあげた。
「あなたは四人の処女をもらっておいて、さらに種まで仕込んでおいて責任を取らないとはいいませんよね?」
そして痛いところを突いてきた。
「う・・・それはだな・・・」
「それに、私たちの気持ちももうわかってますよね?」
四人の期待した目線が俺を見る。
「・・・・・・」
「旦那様・・・」
「おとーと君・・・」
「兄貴・・・」
そして、縋るような目をしている。
「でも、四人と結婚することはできないし・・・」
「それは問題ないですよ。」
「「「「え?」」」」
トリの発言に、みんなキョトンとした顔になる。
「私の知り合いにピクシーがいます。その子に頼んで魔界に送ってもらえばいいんです。この世界にいたいのなら、外の国には重婚を認めているところもあります。別の場所に行きたくないのなら誰か一人を本妻にして他の三人を妾として娶ればいいですし。」
どっちみち、俺は決断しなければならない。
俺は・・・
―――――数年後―――――
自分の部屋で一人きりでいるとき、つい物思いに耽ってしまうことは皆さんにはあるだろうか。私はいまその状態である。
そうして、ぼけーっと虚空を見つめていると、女の子が二人部屋に入ってきた。
「ぱぱーなにしてるの?」
「あぁ。ちょっと昔のことを思い出してたんだよ」
そういうと、俺はカラステングの子どもを撫でる。この子は俺とトリの子どもである。俺の娘の中では一番下の娘である。
「んー♪ぱぱになでられるのは気持ちいいから大好き・・・」
「むぅ・・・あなただけお父様に撫でられるのは不公平です。わたくしも撫でてください。お父様」
「はいはい。」
この少しむくれているは白蛇の子どもだ。すこし嫉妬深いところもあるが、俺にとってはかわいい愛娘だ。そして長女。
「ん・・・ふふ、お父様は撫でるのがお上手ですね・・・」
「そうか?」
そういっていると、また娘が二人部屋に入ってきた。
「あー!お姉ちゃんたちずるい!おとー!あたしもなでて!あたしも!」
このやたら元気なのはラージマウスの子ども。この子は次女で、元気過ぎるところもあるが、やっぱり娘はかわいいので問題なし。
「ほれ」
「んにゅ・・やっぱりおとーに撫でてもらうのは格別だね!」
「そんなもんか・・・?」
「みんな、お父さん困ってるよ・・・」
この少し控えめな子は、竜の子どもである。この子は三女で、姉二人を見て育ったために引っ込み気味になってしまっているのだろうか。それも可愛いところのひとつではあるが。
「お前も来い。みんなを撫でないのは不公平らしいからね」
「え、でも私は・・・」
「いいから。」
三女の手をとって抱き寄せ、抱いたまま頭を撫でてやる。
「お父さん、こんな格好恥ずかしいよ・・・」
「おとなしくこっちに来ないからだぞー」
「お、お父さん・・・ん・・・」
気持ちよさそうにしているが、ここらでなでなでは終わりにする。
「気持ちよさそうだったな」
三女を離し、普通に立たせる。
「う、うん・・・お父さんになでてもらったから・・・」
小声で話すのがこの子の悪い癖である。
「なんかいったか?」
「え?い、いやなんでもないよ!」
「そっか。ならいいけど」
三女から目を離し、他の娘を見ると。
「ぱぱにだっこしてもらっていいなー・・・」ジー
「わたくしのお父様に・・・羨ましい・・・でもあの子は妹だし、あの子のお父様でもあるわけですし・・・」ブツブツ
「おとー!さっきのあたしにもやってほしい!」バタバタ
「またあとでしてあげるよ・・・それと、みんなお父さんに用があって来たんだろ?」
「えぇ・・・そうでした。お母様たちがご飯ができあがったのでお父様を呼んできて欲しいと。」
「そうか。じゃ、みんなでご飯食べにいこっか」
「じゃあわたしぱぱとおててつなぐー」
四女が左手を握ると、すかさず次女が空いている右手を握ってきた。
「おとーの右手ゲットー♪」
それを恨めしそうにみる長女と羨ましそうにしている三女には、あとで埋め合わせをしておこう。
居間の近くまで来たところで、味噌汁のいいにおいがしてきた。
「お母様、お父様を連れてまいりました。」
長女が先に居間に入り、報告を済ませた。
「ありがとう。・・・旦那様、すぐに用意しますので座っていてくださいね?」
「お母様、わたくしもお手伝いさせてください」
長女はそのまま白さんの手伝いに向かったようだ。
そして俺は白さんに促され、自分の指定席に座る。そうするとさっきまでくっ付いていた娘たちが自分の母の隣に座った。
「おっかー、あたしおとーと手ぇ繋いだ!」
「お、いいなぁ。わたしもあとで手繋いで貰わなきゃ」
ネズミがそういうと俺に目配せしてきた。俺は了解、と目配せを返す。
「お母さん、わたしお父さんに撫でて貰っちゃった・・・!」
「む、わが娘ながらやるね!」
姉ちゃんが嬉しそうにはにかみながら愛娘と談笑している。三女があんなに興奮してるのは中々見れないので得をした気分になる。
「ままー、ぱぱがね、わたしのこといちばんさいしょになでてくれたんだよー」
「一番最初か。羨ましいな〜。気持ちよかった?」
「うん!」
トリが四女を撫でながら、目線で私にもしてくれますよね?、と催促してきたのでもちろん、と目線で返す。
「はい、準備が終わりましたよ。」
食卓には豪華なご飯が並んでいる。これは白さんと姉ちゃんが主軸になって調理していてる。トリは四女の世話で忙しいのでご飯作りをあまり手伝えていない。だが食器洗いはしている。ネズミはそもそも料理ができないので、食器洗いが主な仕事になっている。
「それでは、」
俺が挨拶を促すと、
―いただきます!―
総勢9人による食事が始まった。
――食後――
―ごちそうさまでした―
みんなが食べ終わったところで食事終了の挨拶をする。
食後の食器を運ぶのは俺の仕事なので全員分きっちり運ぶ。
「じゃあ、食器洗いはネズミとトリ、頼んだぞ」
「うん!任せといてよ兄貴!」
「はい!任せてください、あなた。」
俺が戻ってくるのを見ると娘たちに加え、白さんと姉ちゃんがこっちに向かってくる。
「お父様、いまからみんなで双六をするのですが一緒にしませんか?」
「みんなでやればきっとたのしーよ!」
「あの、お父さんが暇なら、でいいんですけど・・・」
「ぱぱー、やろうよー」
娘たちの期待には応えなくちゃな。
「よし、やるからには負けねーぞ!」
「ふふっ・・・旦那様も子どもみたいですよ?」
「まぁ、そんなところもお姉ちゃんは可愛いと思うんだけどね」
そうして、夜になり、娘たちが寝静まった。これからは俺と嫁たちとの時間である。
「んー・・・今日も楽しかったな・・・」
「旦那様も途中からムキになって、あれじゃあどっちが子どもかわかりませんよ?」
手痛い指摘を受けた。
「むー・・・ああいうのはどうしても勝ちたくなっちゃうんだよね・・・」
「そういうところはおとーと君らしくていいんだけど、たまには子どもたちに勝ちを譲ってあげなきゃめっ、だよ?」
「努力します・・・」
「でも、兄貴も勝たないとお父さんとしての面子がたたないもんね?」
「そんなもんか?」
「ただ勝ちたいだけなんですか・・・?」
ふぅ、とため息を吐かれる。
そして、ほんとに変わらないんですから・・・とみんなに笑われた。
「あっという間だったね・・・この数年は。」
みんな懐かしいあの頃に思いを馳せる。
「あのときの旦那様、とても素敵でした・・・」
「うん・・・とってもかっこよくて、頼もしかった・・・」
「全員分の責任はきっちり取る!って言ってくれたもんね・・・」
「えぇ・・・そしてそこからの勇姿も、素敵です・・・」
あの時、全員分の責任をとることを決意した俺は、無我夢中だった。
一番最初の問題は白さんが他のみんなを認めてくれるかだったが、それは白さんのせいもあってここまで大事になってしまったということで、すぐに認めてくれた。これにはみんなが驚いた。
次に全員で住めるくらいの家を用意すること、子どもが産まれたときに対する備え、そして俺の嫁たちが心穏やかに過ごしていける環境。これらをすべて用意するのにかなり時間が経った。
「そして、子どもが産まれて、いまや四人の子の父になった・・・」
「旦那様は私たちの為にたくさんのことをしてくれました。」
「だから、私たちはいまとっても幸せなんだよ?」
「兄貴の子どもを産んで、その子たちと暮らして。」
「子を産むときはやっぱり苦しかったんですけど、あなたの嬉しそうな顔をみれば、その苦しみを忘れちゃうくらい幸せな気持ちになれちゃうんですよ?だから・・・」
「「「「これからも、一緒に傍にいて、幸せにしてくださいね?」」」」
微笑む彼女たちに、俺は彼女たちを幸せにしていく決意を更に強く固めた。
「あぁ。君たちも、子どもたちも絶対に幸せにする。絶対に、ね。」
そういうと、彼女たちは嬉しそうな顔をした後、俺を押し倒した。
「え、ちょ・・・いまそういうシーンじゃないでしょ!?ちょっと落ち着いて、下着脱がさないで!うぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
翌朝。
「お父様!?」
「おとー!?」
「お父さん!?」
「ぱぱー?」
娘たち全員に全裸で白い液に塗れた嫁たちとむき出しの俺のイチモツを見られたときはどうしようかと本気で悩んだ。
12/03/05 14:20更新 / パイルバンカー・改
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