連載小説
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1 転落のきっかけ
「おあぁッ」
「このッ!このッ!!このッ!!!」
パコパコ肉をぶつける下品な音。
「おらッ!おらッ!おらッ!」
「ひぃいんッ!んッ」
ギシギシ軋むベッド。
「淫売が。もっと、もっと締め上げろッ」
「んぁああああああああッ!!んんんん゛ん゛ぁぁああ!………ア゛ッ……」
絶叫と共にのけ反る娼婦。数時間に渡って犯され続け、無様なイキ顔を晒す。痙攣する娼婦から乱暴に肉棒を引き抜き、金を棄ておいてそそくさと娼館を去った。
またヤッてしまった。


俺は女遊びが好きだった。金が入れば即女を買いに行った。だが満足できたのは最初だけだった。いくら若く美しい娼婦を相手にしても満足できなくなっていった。しかも若く麗しい娼婦は値が張る。娼館は通うには高すぎる。安い売春宿ではまず美女はおらず、いても予約でいっぱい。よしんば好みの女を買えても、一晩で壊してしまう。
頻繁に女を壊していれば、当然入店お断りとなる。
途方に暮れた。女を抱きたい。しかし満足できない。女はあまりに簡単に壊れる。村娘を襲って一生豚箱に入るのは嫌だし、かといって肉欲は膨らむ一方だ。どこかにいくら犯しても壊れない美女はいないだろうか。しかもそんな美女がウヨウヨいて、全員を俺の好き放題出来たら………


「お兄さん♪」
「あ?」
路地裏で踊り子に声をかけられた。ウェーブのかかった黒髪、張りのある褐色の肌、抜群のプロポーション。妖艶な雰囲気だが肌艶からしてまだ18、9歳位だろうか。
「ちょっと遊んでかない?」
「丁度良かった。今無性にヤりたかったんだよ」
壁に手を突き、細腕の踊り子を追いつめる。
「あん♪ノリノリじゃない…♪」
冷静に考えれば路地裏で若い美女に声をかけられるのはおかしな話だ。詐欺や騙しを疑うべきだったかもしれない。だが目の前に食べ頃の女がいて俺を誘っている。それだけで今の俺がいきり立つには充分だった。
細い指を壁に突いた俺の手に、太ももを俺の足に絡める。
「名は?」
「メリディナよ」
壁際に追いやられ、腰布をずらされているのに、楽しそうだ。相当手馴れた様子である。この身体を今まで何人の男が貪ったのだろう。
「いくらだ?」
娼婦は容姿と身体にしてはかなり安い代金を示した。上手すぎる話だった。
「安くないか…?お前位上玉ならもっと取れる筈だぞ」
「あら…色付けてくれるの?じゃあ、うぅんとサービスしちゃう…♥」
踊り子は扇情的に身体を見せつけつつ、俺の股間に手を伸ばす。細く美しい指が俺の肉棒をそっと取り出した。
「やぁあん♪バッキバキに勃起してるし♥」
「くッ…悪い。早くしたい」
くすくすと笑う美女。俺の視線に心底恍惚した表情で体をくねらせる。細い指が俺の肉棒に絡みつく。太い血管が浮き、何人もの女を狂わせた自慢の巨根が、掌で弄ばれている。
「焦(じ)らすな…!」
娼婦は指で輪っかを作り優しくしごく。軽い手コキなのに、もう暴発しそうだった。
「ふふッ…♪大きいわねぇ。普通の娘(こ)なら壊れちゃうでしょうねぇ」
「悪いッ。もう我慢できんッ」
女を持ち上げ、立ったまま――
ぐぷッ…!
「ひゃん♪」
「ぬぉ」
避妊もせず不意打ち気味に強引に合体した。下品で野蛮な体位。女を抱え込んで立ったまま犯す。踊りで鍛えたであろう下腹部の膣圧は凄まじい。きついのに奥へ奥へと吸い込む強烈な名器だった。
「あん。がっつきすぎぃ…♥」
俺を受け入れた売女は脚を絡めて楽しそう。乱暴に持ち上げられているのに余裕綽々であり、肉棒を受け入れてすぐ乱れる今までの娼婦とは違った。
「凄いわねぇ…ふっ…子宮ッ…押し上げてる…♪」
「すげぇ…!お前のまんこ」
伸縮する蜜壺が別の生き物の様に絡みつく。今までの娼婦とはケタ違いの気持ち好さだ。
「メリディナッ、気持ち好いぃッ、おぁッ、止まらんッ」
「はぁッ♪ぁッ、やぁあッ♪んッ」
しがみつく美女を抱え込み、何度も突き上げた。
「凄いわねっ♪あはっ♪必死に腰振ってえ♪」
「このッ調子乗ってんじゃねぇ!中古まんこがッ!」
どくんどくんと脈打ち出すペニス。限界がやってくる。
「射精(だ)すぞ…!」
「んっ♪」
膣内射精。胎内に大量にこってりした精液を送り込む。
「んんんん♥」
「メリディナッ、おっ、おっ、ぬぅうッ」
射精が止まらない。腰を浮かせ、奥へ肉棒を挿入(い)れ、種付けする。
「まだ止まらないのぉ?うふ♥」
吸われる感覚。下半身が持っていかれる。気持ち好い!
何度も何度も脈動し精液を送り込む。脈動の度に腰を振り、強烈な快楽と共に最後の絶頂を終え、崩れ落ちた。
「はぁぁぁあ……♥うふ♪凄い量と濃度ね。素敵。……どう?気持ち好かった…?」
「はぁ…はぁ…はぁ…好い……久しぶりに…好い思いが出来た」
俺はメリディナに覆いかぶさったまま息を整える。褐色肌の美女が肩で息を整えている様に昂ぶり、唇を奪った。
「ん……♪」







「ん……ん……んん…………んんっ!?」
口付けに夢中になっていると恍惚とする美女には悪魔の角と翼と尻尾が生えている。
「お前ッ…!悪魔!?」
「あら、バレちゃった。“サキュバス”のメリディナよ。よろしく」
俺は縮みあがった。
サキュバスとはこの国で最も恐れられる魔族だ。
美貌と抜群のプロポーションで男を誘い、肉体関係を結び魂を吸い尽くす女悪魔。俺の国では特級危険生物に指定され、駆除討伐の対象となっている。
「あら?こわい?あんなに強気だったのに」
「俺を吸い殺す気か?」
「殺さないわ。気持ち好かったでしょ?折角お互い身体の相性抜群なんだから、2回戦、しましょ?」
大きな尻を突き出し、立ちバックに誘う。恐ろしさもあったが、その美貌と久々に絶頂できた快楽にふらふらと操られる様にバックに応じた。
ずにゅうっ―――
挿入れた瞬間、また強烈な肉欲に支配され、恐怖が嘘の様に激しく求めた。
「このデカ尻ッ、デカ尻好いぃッ!」
「きゃはッ♪」
たっぷりした乱れた黒髪が美しい。艶やかな黒い肌が眩しい。汗ばんだ肌や紅潮した頬は色っぽく、妖艶な彼女に危険な魅力を与えていた。
「メリディナッ…!まんこ好いッ、好いぞッ」
「あは♪ガンガン突いてぇ…♪」
後ろから獣の様に激しく責めたてられているのに、心底セックスを楽しんでいる。プルンプルンとおっぱいとお尻が弾み、激しいピストンを演出する。きゅっと締まったウェストと立派な尻が対照的だった。
「ッ!やっべッ!」
「あぁん、がんばってよぉ〜」
流石に連戦は堪えるか。甘声が混ざり翼はピストンの度にびくんびくんと羽ばたく。
だが俺の身体はもう射精する準備を始めていた。メリディナの腕を掴み、激しく後ろから突き挿入れる。
「射精すぞッ」
「キテぇ…♥」
俺もメリディナも仰け反って、絶頂を迎えた。
「…!ッ、ッぬおおおッ!ぉあ!」
「んぁああああ♪」
射精の瞬間、サキュバスに吸精される。やはり下半身が丸ごと持っていかれる様な感触。
意識が飛びそうであった。
「はぁ…はぁ…はぁ…………素敵ねぇ…♪」
「ぬ…ん…お前もな」
肉棒の先をしっかりと奥にねじゃくり、サキュバスを味わう。淫肉が蕩ける様に絡みつき、舐める様な動きで最後まで吸われた。



反魔物国家連中が流したのは真っ赤な出鱈目だった。サキュバスとセックスしても、気持ち好いだけで死にはしない。吸われるのは命ではなく精根だった。ひどく疲れるが、人間の娼婦と比べ物にならない甘い快楽だった。
「んはぁッ!はぁー…!はぁーッ!…またお前を抱きたい。いつ会える?」
引き抜き、抱きしめて次の夜を要求する。
「また気が向いたらこの路地裏に来てぇ?」
蕩けた顔で誘惑されれば、散々ヤリまくったにもかかわらずまたムラッときてしまう。
しかし腰が砕け、体力的に満足のいく行為が出来ない。自分を抑え込んで金を払い、“次の夜”に備えた。






「おらッ、おらッ、お前はッ、俺のもんだッ」
「はぁんっ♪やぁ♥ぁは♪」
俺達は毎晩路地裏で激しい行為にふけった。ついつい夜更けまで抱いてしまい次の日に響くが我慢できる相手ではない。
「激しッ……あァあん♪」
「メリディナッ、このっ、淫乱っ、売女がッ」
淫魔の娼婦相手とはいえ、乱雑なプレイだ。この女は肉便器だった。他の女の様に壊れもしないし、種族が違うからガキも出来ないから膣内射精し放題。妊娠を気にしないで良い分、都合が良かった。何度もセックスし、名器に溺れた。完全に快楽を貪る為の道具扱いしていた。肉欲を解消する為に淫魔の元に通い、後先考えずセックスを楽しんだ。女の身体を考えない無責任なセックスだった。愛等無かった。
「うふふ。すごぉいッ!」
相変わらずの立ちバック。安宿を借りる金も時間も惜しんで女を買うのにまわした。いつも壁に押し付ける様にバックし抱え込んで抱いた。
メリディナの踊り子衣装は乱れ、激しいバックダンスで俺を挑発し、激しく情熱を昂ぶらせていく。
「うっ………ッ!………〜〜〜ッ!ッ!ッ!………〜〜〜〜〜〜ッ!!………ふぅ…」
「あは。十発目ぇ…♪すごぉおい」
サキュバスと関係を持ってから、俺の肉棒と精巣はどんどん肥大化し、彼女以外では到底相手できない様になっていた。同時にメリディナも俺に夢中になってくれたようで、激しく誘い、求めた。
ズコズコと何度も膣内射精交尾を繰り返し、身体を舐めあい、キスを繰り返した。


ずこっ、ずこっ、ずこっ、ずこっ、ずこっ、ずこっ、ずこっ、ずこっ―――
「メリディナッメリディナッメリディナッ」
「ァッ、ァッ、ァッ、ァッ、ァッ、ァッ」



「〜〜〜〜ッ!〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!ぉぉぉおおおおおおッ!!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♥♥」













「はぁ…はぁ…はぁ…すごい…精力ぅ………ァっ♪はぁ…っ♪ぁあっ…♪……あん、当たっちゃった…♪」
「…?」
下腹部にぼんやり浮かび上がる子宮を象った淫紋。なんだ、これは…?
「あなたの子、孕んじゃったみたぁい…♪」
「…!」
「凄い事なのよぉ……サキュバスを孕ませるなんてぇ…合格ぅ…♥」
お気に入りの娼婦はうっとり顔でまんこを締め上げ、しこたま吸ってきた。意識も下半身も奪われた。




















気がつくとサキュバス達に囲まれていた。
俺は全裸にされ、全身にサキュバスがまとわりついている。
「クス…サキュバスを孕ませるなんて…期待できそう…♥」
「永遠に私達が飼ってあげる」
クスクスと楽しげに見降ろすサキュバス達。
「待て…!何だこれは!?」
妖艶なお姉様サキュバスがむちむちの身体で一気に跨ってきた。
「んんんッ♥」
「んおおおおおおお!」
凄まじい吸い上げに意識がまた飛びそうになる。
「ヤバいって…!何するんだ」
「太くてッ、素敵ぃぃ…♥」
こちらの話を無視し、容赦なく腰を振るサキュバス。大きな胸がばるんばるん揺れる。
「やぁあん♪またギンギンっになってきたぁ♪」
膣奥まで届くペニスを楽しんでいる。俺を見降ろすサキュバスのトロ顔は美しかった。
射精。子宮へ向かって大量にぶちまける。
「ひゃ…!すっごぉい…♪」
「もう射精ないって…!」
お姉様サキュバスは射精している最中にもかまわず腰を振る。他のサキュバスが耳打ちする。
「次は私ね…♪」
「ぉッ……」
その後、代わる代わるサキュバスが俺に跨り、俺の意識は飛んだ。ただ射精の快感は飛んだ後も長引いた。










目が覚めると、サキュバスが前後左右に添い寝しており、また新しいサキュバスが跨っていた。
「お前らの目的は…何だ…?んはぁッ!!俺の命を吸い尽くすのか…?」
「殺すなんてぇ♪アッ、アッ、アッ、しないッわよぉッ」
サキュバスは相当長い間楽しんでいたらしく、喘ぎ声交じりで答えてくれた。
「私達、んッ♥…サキュバスはセックスでえ…糧を、得るの。食事とぉッ♪生殖を…ッ!?同時に出来る。でもぉ妊娠しにくくってぇ。ぁん♪ァッ♪ァッ♥増えるには貴方みたいに絶倫な雄が必要なのよ」
「私達ッ、くッ、お前ら何人いるんだッ」
「さあ?全員ッ、ン♪ッ孕ませてもらうわよ」


――ぞっとした。いくらうら若い美女といえど、絶えず交わられたらこちらが持たない。腹上死してしまう。自分に跨るサキュバスが絶頂し痙攣しながらぶっ倒れる。自分の未来の姿と重なり逃げだそうとするが、腰が砕けていて無理だった。

「あら、セラピストサキュバスさん来て下さる?」
「はぁ〜い」
とりわけ胸の大きなおっとりしたサキュバスが現れた。
「はぁーい、おっぱいですよぉ」
大きなおっぱいを吸わされる。甘い何かを飲まされた。下半身がどんどん元気になっていく。その勢いのまま、授乳プレイをしてくれたサキュバスに襲いかかる。
「あぁん♥」
「要はお前らを全員孕ませればいいんだろ?やってやる…!」
俺はとにかく目の前のおっとりしたサキュバスを組み敷いて犯し始めた。
「美女を孕ませ放題なんてなっ!やってやろうじゃねえか」
先程飲まされた何かは即効性の精力剤だろうか。疲労が嘘の様だ。今なら全員孕ませられそうだ。
「はぁあんっ♥」
「お前の膣内も最高だ!すぐに種付けしてやる…!」
どんどんペースを上げていく。
下腹部に快感が走りすぐに射精してしまう。
「あぁぁんッ♥」
「ぬぉぁあああああ!」









こうして、俺は彼女達に飼育される事となった。





to be continued
18/11/03 17:07更新 / 女体整備士
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■作者メッセージ
ご無沙汰して申し訳ございません。短編ですが、楽しんでいただけたらとても嬉しいです。

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