第1話
「…日差しが強いな」
空を見つめながら黒いフードを被った女性がつぶやく。時折覗く瞳は、見ているだけで吸い込まれそうな真っ赤な色をしている。所謂ヴァンパイアと言う魔物だ。
「シャーラ、無理はせず休んだほうが良くない?僕もう疲れちゃったよ。第一昨日の夜から歩きっぱなしじゃないか」
「だらしないな貴様は!こんなにも日が真上にきてるのに私はがんばって歩を進めているだろうが!それにあと少しで村につくだろう、グダグダ言わず黙って歩け」
「いや…あと少しっていつから言ってるんだよ、まだ朝日が昇る頃にその言葉を聞いたはずなんだけど?」
「なら貴様はそこの木陰で休んでいろ、私は先にいくからな」
「えぇ…そりゃないよ〜〜;;ってちょっと待ってって〜!」
先程から文句を垂れている幼さを残す青年は少し前を歩く女性より薄着、そしてひと際目立つ背中の十字架。そのサイズはこの青年には少々大きすぎて、ゆうに身長の約3分の2ほどの物を少し気だるそうに十字架の十字部分に×字で革製のヒモを巻きつけ片手に持っている。
「なんだ休まないのかクロス、私に構わずそこでゆっくりしていればいいのに。…ほれ、見えてきただろう?あそこが目的地のファニース村だ」
「おぉ、やっと見えたぁぁ!しかし真昼間だってのにシャーラは元気だよね、夜明けが来たらてっきり休むと思ってたのに…。」
「他のヴァンパイアとは格が違うなんてことは貴様が良く知っているだろう…。今の私にはうざったいだけだ。それよりさっさと村に着いて休もう。私だって疲れていないわけではないからな」
「ほんとに!?ようやく宿屋でのんびりできるぅ♪」
「全く、目的を忘れるなよ?」
「忘れない忘れない〜♪ベッドにごは〜〜〜ん♪」
嬉しさのあまり十字架をありえないくらいブン回す。知らないものが見ればあの十字架は何か軽い素材でできていると思い込むだろう。ところがどっこい純銀製で、マッチョな男性が二人でやっと持ち上がる重量をなんてことなく持ち上げるクロス。この男、実はシャーラによってインキュバスになっているのである。
「無駄に元気じゃないか…さて、まずは宿屋を探して休むか」
元気を取り戻したクロスに一瞬で近づき握り拳を頭に叩きつけ黙らせた後、ノビたクロスの足を掴み引き摺りながらゆっくりとファニース村へと向かった。
ファニース村には人間と魔物が差別なく共に暮らしている。それなりに活気もあり、この村特有の名物の食べ物も在り、土産に持ち帰る者も多い。
しかし最近になって不穏な事を耳にすることになった。どうも誘拐事件が多発しているのだ。しかも人間も魔物も無差別にされているので被害は相当な物になっているとのこと。こうして訪れてみるとまるでそれを感じさせないが、何件か店が閉まっているのをちらほら見るとあながち唯の作り話ではなさそうだ。現にこの村に観光にきた客達はおくびもせず買い物をしている。
「ハーピィから聞いた噂話だが信憑性が湧いてきたな、一応賑わってはいるが…あくまでこの村の者だけを誘拐している訳か」
「シャ〜ラ〜いい加減引き摺るのをやめてよ〜ぅ」
「…すっかり存在を忘れていたよ、珍しくおとなしかったんでな」
「なんだよぉ〜はしゃいだっていいじゃんよぉ〜」
「おい貴様、私らは観光にきたんじゃないんだぞ?…そういやこの村のはずれにデビルバグの大群がいるそうじゃないか、はしゃぎまくって目的を見失うヤツにはお仕置きが必要だと思わないか?ん?」
「わ、わかったってぇ〜悪かったよぅ…とりあえず宿屋ないの?早く休みたいや…」
「それなら目の前だ、さっさとそのバカでかい十字架を持って宿の手配をしておけ、私は少し村の者から話を聞いてくる」
「わかった、部屋は一応見通しのいい部屋選んでおくねぇ」
「…そういうとこは抜け目ないんだな」
「伊達にシャーラのインキュバスやってないよぉ」
「だったらいつもシャキっとしてろ!しかもよりによっていつも持ち歩くのはその『十字架』ときたもんだ、だから私は一族の中で変わり者とよばれてしまうのだ…」
「夜では後悔させてないよぉ?いっつもあ〜んな可愛い声で鳴いちゃってぇ♪」
「っっっ〜〜〜〜〜貴様!///」
「おぉ怖い怖い♪じゃ、宿屋に先に行ってるねぇ〜!」
「おい!まだ言いたいことが…相変わらず逃げ足の速い…」
帰ったらボッコボコにしてやろうと心に決めて、シャーラは村の商店へと歩いていった。
「こんにちわ〜!」
宿屋に入ったクロスはまだ見ぬ店主を呼ぶ為に声をあげた。
…まったく返事が返ってこない。どこかに出かけているのだろうか、とりあえず待つついでに宿屋からの外の景色を眺めるクロス。うん、眺めは良好だ、と呟きひとまず十字架を椅子代わりにして座り込む。どうやらちょうどこの村の中心部分になる宿屋になっているようだ、客はいないのだろうかと少し疑問を抱いたが、周りの宿屋を見てみるとどうやらここはあまり設備も整っていない。そりゃ確かにいい設備の宿屋に泊まりたいのが人の性。すこし古ぼけたこの宿屋ではみんな見向きもしないのだろう。
しばらくして店の扉が開き、クロスは目を向ける。
「ふぅ…っと、あら、お客さんですか?こりゃまた珍しい♪」
大きな荷物を持ったホルスタウロスがクロスに気付き、少しだけ驚いたような声を出した
「店の方ですか?ここに泊まりたいんですがよろしいですかぁ?」
「冷やかしで言ってる〜?こんな古い宿屋より周りの豪華なほうがいいんじゃないの?」
「いえいえ、ここは見晴らしがいいし、何よりしっくりきます。気に入っちゃいましたよ」
「フフッありがと!私もこの店は気に入ってるのよ。4年前にお母さんからこの店を任されて働きだしたけど、一生ここで働いてもいいくらいよっ!」
「なるほどなるほど、ちなみに今お母さんってどこにいるの?」
「え!?…っと〜そのぉ…そ、そう!実家に帰ってるのよ!あ、アハハハ…」
「実家、ねぇ」
クロスはホルスタウロスの店主さんが一瞬曇った顔を見逃さなかった。ますます誘拐事件の線が濃くなっていく。
「あ、そうだ!一番景色のいい部屋を頼んでいいかな?僕と女性の二人で」
「あら、彼女と旅行?やるわねぇあなた〜」
「それはどうもぉ♪いや〜可愛くて可愛くてしょうがなくてねぇ〜、このまま目的なんて忘れてイチャイチャしたいくらいだよぉ〜」
「目的???」
「ああなんでもない!気にしないでいいよ!?」
「それもそうね!じゃ、とびきり良い部屋に案内するわねっ!」
馬k、もとい、単純な人でよかった…と安堵のため息をつき部屋に案内されるクロス。荷物を運び、早速ベッドにダイブする
「…相当疲れてるのね、せっかくいい景色なのにいきなりベッドに横たわるなんて」
「しょうがないよ〜昨日から歩きっぱなしだもぉん」
「歩きっぱなしって…普通の人間じゃ立ってるのも大変じゃない?あなたもしかしてインキュバスなんじゃ…」
「あぁ言ってなかったっけ、僕のハニーはヴァンパイアだよぉ、しかもヴァンピット家の♪」
「ヴァン…!?冗談でしょ……そんな大層な人がこんな宿屋で本当にいいの?」
(ちなみにヴァンピット家は世界中でかな〜り有名な設定です)
「だって本人がここの目の前でさっさと予約いれて待ってろ〜って言ったんだ、第一シャーラは宿屋ひとつで文句を垂れる性格じゃないよ?第一景色が最高と豪語した店主のオススメの部屋だよ?問題ないさ〜♪」
「な、なら良いんだけど…(そうか…これは心強いわっ)」
「どうしたの?顔がニヤけてるけど」
「!!うぇ!?な、なんでもないわよ〜?ウフフフフ…」
「ふ〜ん?まあいいや、とりあえず景色はあとで堪能するよ、ハニーが帰ってくるまで少し寝ることにする!おやすみ〜〜〜ZZZzzz…」
「寝るの早っ!じ、じゃあごゆっくり〜(…まぁいいわ、早速みんなに連絡しなきゃ)」
キィィ…パタン
(…なんかおかしいなぁ)
クロスはうつ伏せになりながら店主の行動を疑問に思っていた。
明らかに何かを隠している…誘拐騒動と何か関係があるのだろうか?
(まぁいいや、深く考えるの得意じゃないしシャーラが帰ってきたら何か掴んでるよね…)
クロスはそのまま眠った。
シャーラは聞き込みをしている間に違和感を感じていた。いくらなんでも村の人が誘拐されているとはいえあっけらかんとしすぎている。
「うぅむ、絶対に何かあるぞ…」
ボソリとつぶやいたその時、後ろから老婆に声をかけられた。
「あの…少々お時間よろしいですか?」
「む、私に何か用か?」
「はい…商店街で色々と聞き込みをされていたので」
「…何か知っているのか?」
「ここではなんですからどこかでお茶しながらどうでしょうか?」
「それは嬉しい限りだ、今日の昼ごろから村に着いて一息もしていなかったところだったものでな」
「では、こちらへ…」
近くのカフェに入り奥の方に座るシャーラと老婆。
さてさてこれからどうなるかな?
空を見つめながら黒いフードを被った女性がつぶやく。時折覗く瞳は、見ているだけで吸い込まれそうな真っ赤な色をしている。所謂ヴァンパイアと言う魔物だ。
「シャーラ、無理はせず休んだほうが良くない?僕もう疲れちゃったよ。第一昨日の夜から歩きっぱなしじゃないか」
「だらしないな貴様は!こんなにも日が真上にきてるのに私はがんばって歩を進めているだろうが!それにあと少しで村につくだろう、グダグダ言わず黙って歩け」
「いや…あと少しっていつから言ってるんだよ、まだ朝日が昇る頃にその言葉を聞いたはずなんだけど?」
「なら貴様はそこの木陰で休んでいろ、私は先にいくからな」
「えぇ…そりゃないよ〜〜;;ってちょっと待ってって〜!」
先程から文句を垂れている幼さを残す青年は少し前を歩く女性より薄着、そしてひと際目立つ背中の十字架。そのサイズはこの青年には少々大きすぎて、ゆうに身長の約3分の2ほどの物を少し気だるそうに十字架の十字部分に×字で革製のヒモを巻きつけ片手に持っている。
「なんだ休まないのかクロス、私に構わずそこでゆっくりしていればいいのに。…ほれ、見えてきただろう?あそこが目的地のファニース村だ」
「おぉ、やっと見えたぁぁ!しかし真昼間だってのにシャーラは元気だよね、夜明けが来たらてっきり休むと思ってたのに…。」
「他のヴァンパイアとは格が違うなんてことは貴様が良く知っているだろう…。今の私にはうざったいだけだ。それよりさっさと村に着いて休もう。私だって疲れていないわけではないからな」
「ほんとに!?ようやく宿屋でのんびりできるぅ♪」
「全く、目的を忘れるなよ?」
「忘れない忘れない〜♪ベッドにごは〜〜〜ん♪」
嬉しさのあまり十字架をありえないくらいブン回す。知らないものが見ればあの十字架は何か軽い素材でできていると思い込むだろう。ところがどっこい純銀製で、マッチョな男性が二人でやっと持ち上がる重量をなんてことなく持ち上げるクロス。この男、実はシャーラによってインキュバスになっているのである。
「無駄に元気じゃないか…さて、まずは宿屋を探して休むか」
元気を取り戻したクロスに一瞬で近づき握り拳を頭に叩きつけ黙らせた後、ノビたクロスの足を掴み引き摺りながらゆっくりとファニース村へと向かった。
ファニース村には人間と魔物が差別なく共に暮らしている。それなりに活気もあり、この村特有の名物の食べ物も在り、土産に持ち帰る者も多い。
しかし最近になって不穏な事を耳にすることになった。どうも誘拐事件が多発しているのだ。しかも人間も魔物も無差別にされているので被害は相当な物になっているとのこと。こうして訪れてみるとまるでそれを感じさせないが、何件か店が閉まっているのをちらほら見るとあながち唯の作り話ではなさそうだ。現にこの村に観光にきた客達はおくびもせず買い物をしている。
「ハーピィから聞いた噂話だが信憑性が湧いてきたな、一応賑わってはいるが…あくまでこの村の者だけを誘拐している訳か」
「シャ〜ラ〜いい加減引き摺るのをやめてよ〜ぅ」
「…すっかり存在を忘れていたよ、珍しくおとなしかったんでな」
「なんだよぉ〜はしゃいだっていいじゃんよぉ〜」
「おい貴様、私らは観光にきたんじゃないんだぞ?…そういやこの村のはずれにデビルバグの大群がいるそうじゃないか、はしゃぎまくって目的を見失うヤツにはお仕置きが必要だと思わないか?ん?」
「わ、わかったってぇ〜悪かったよぅ…とりあえず宿屋ないの?早く休みたいや…」
「それなら目の前だ、さっさとそのバカでかい十字架を持って宿の手配をしておけ、私は少し村の者から話を聞いてくる」
「わかった、部屋は一応見通しのいい部屋選んでおくねぇ」
「…そういうとこは抜け目ないんだな」
「伊達にシャーラのインキュバスやってないよぉ」
「だったらいつもシャキっとしてろ!しかもよりによっていつも持ち歩くのはその『十字架』ときたもんだ、だから私は一族の中で変わり者とよばれてしまうのだ…」
「夜では後悔させてないよぉ?いっつもあ〜んな可愛い声で鳴いちゃってぇ♪」
「っっっ〜〜〜〜〜貴様!///」
「おぉ怖い怖い♪じゃ、宿屋に先に行ってるねぇ〜!」
「おい!まだ言いたいことが…相変わらず逃げ足の速い…」
帰ったらボッコボコにしてやろうと心に決めて、シャーラは村の商店へと歩いていった。
「こんにちわ〜!」
宿屋に入ったクロスはまだ見ぬ店主を呼ぶ為に声をあげた。
…まったく返事が返ってこない。どこかに出かけているのだろうか、とりあえず待つついでに宿屋からの外の景色を眺めるクロス。うん、眺めは良好だ、と呟きひとまず十字架を椅子代わりにして座り込む。どうやらちょうどこの村の中心部分になる宿屋になっているようだ、客はいないのだろうかと少し疑問を抱いたが、周りの宿屋を見てみるとどうやらここはあまり設備も整っていない。そりゃ確かにいい設備の宿屋に泊まりたいのが人の性。すこし古ぼけたこの宿屋ではみんな見向きもしないのだろう。
しばらくして店の扉が開き、クロスは目を向ける。
「ふぅ…っと、あら、お客さんですか?こりゃまた珍しい♪」
大きな荷物を持ったホルスタウロスがクロスに気付き、少しだけ驚いたような声を出した
「店の方ですか?ここに泊まりたいんですがよろしいですかぁ?」
「冷やかしで言ってる〜?こんな古い宿屋より周りの豪華なほうがいいんじゃないの?」
「いえいえ、ここは見晴らしがいいし、何よりしっくりきます。気に入っちゃいましたよ」
「フフッありがと!私もこの店は気に入ってるのよ。4年前にお母さんからこの店を任されて働きだしたけど、一生ここで働いてもいいくらいよっ!」
「なるほどなるほど、ちなみに今お母さんってどこにいるの?」
「え!?…っと〜そのぉ…そ、そう!実家に帰ってるのよ!あ、アハハハ…」
「実家、ねぇ」
クロスはホルスタウロスの店主さんが一瞬曇った顔を見逃さなかった。ますます誘拐事件の線が濃くなっていく。
「あ、そうだ!一番景色のいい部屋を頼んでいいかな?僕と女性の二人で」
「あら、彼女と旅行?やるわねぇあなた〜」
「それはどうもぉ♪いや〜可愛くて可愛くてしょうがなくてねぇ〜、このまま目的なんて忘れてイチャイチャしたいくらいだよぉ〜」
「目的???」
「ああなんでもない!気にしないでいいよ!?」
「それもそうね!じゃ、とびきり良い部屋に案内するわねっ!」
馬k、もとい、単純な人でよかった…と安堵のため息をつき部屋に案内されるクロス。荷物を運び、早速ベッドにダイブする
「…相当疲れてるのね、せっかくいい景色なのにいきなりベッドに横たわるなんて」
「しょうがないよ〜昨日から歩きっぱなしだもぉん」
「歩きっぱなしって…普通の人間じゃ立ってるのも大変じゃない?あなたもしかしてインキュバスなんじゃ…」
「あぁ言ってなかったっけ、僕のハニーはヴァンパイアだよぉ、しかもヴァンピット家の♪」
「ヴァン…!?冗談でしょ……そんな大層な人がこんな宿屋で本当にいいの?」
(ちなみにヴァンピット家は世界中でかな〜り有名な設定です)
「だって本人がここの目の前でさっさと予約いれて待ってろ〜って言ったんだ、第一シャーラは宿屋ひとつで文句を垂れる性格じゃないよ?第一景色が最高と豪語した店主のオススメの部屋だよ?問題ないさ〜♪」
「な、なら良いんだけど…(そうか…これは心強いわっ)」
「どうしたの?顔がニヤけてるけど」
「!!うぇ!?な、なんでもないわよ〜?ウフフフフ…」
「ふ〜ん?まあいいや、とりあえず景色はあとで堪能するよ、ハニーが帰ってくるまで少し寝ることにする!おやすみ〜〜〜ZZZzzz…」
「寝るの早っ!じ、じゃあごゆっくり〜(…まぁいいわ、早速みんなに連絡しなきゃ)」
キィィ…パタン
(…なんかおかしいなぁ)
クロスはうつ伏せになりながら店主の行動を疑問に思っていた。
明らかに何かを隠している…誘拐騒動と何か関係があるのだろうか?
(まぁいいや、深く考えるの得意じゃないしシャーラが帰ってきたら何か掴んでるよね…)
クロスはそのまま眠った。
シャーラは聞き込みをしている間に違和感を感じていた。いくらなんでも村の人が誘拐されているとはいえあっけらかんとしすぎている。
「うぅむ、絶対に何かあるぞ…」
ボソリとつぶやいたその時、後ろから老婆に声をかけられた。
「あの…少々お時間よろしいですか?」
「む、私に何か用か?」
「はい…商店街で色々と聞き込みをされていたので」
「…何か知っているのか?」
「ここではなんですからどこかでお茶しながらどうでしょうか?」
「それは嬉しい限りだ、今日の昼ごろから村に着いて一息もしていなかったところだったものでな」
「では、こちらへ…」
近くのカフェに入り奥の方に座るシャーラと老婆。
さてさてこれからどうなるかな?
10/08/23 02:09更新 / ステテコ
戻る
次へ