連載小説
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パジャマ姿で、出会った、名も知らぬ幼女と大妖
「今俺は制服を手に入れるため新たなる一歩を踏み出すのだ!!!」

校門は寮から歩いて徒歩5分のところにあり、校門は城にあるような両開きの黒い鉄の門に弓矢やムチ、翼や音符、ワインなど、様々な文様が法則性なく入っている、また、校門の中央を堂々と大きな水路が流れている

「はぁ〜・・・でかいねぇ、そして、なんでどこを歩いても川が流れているのか? お水の維持費が大変そうだなぁ」
「ん?何奴なのじゃ?」
「こんなでかい門人間には開けられないだろ・・・」
「人間はこの程度の門も開けられぬほど、脆弱なのかや?
 ・・・って無視するでない!!」
「押してみるか?」

ビクともしない、黒い門はまるで人間を拒絶するかの様に、微動だにしない

「当たり前じゃ!わしを無視したんじゃ!罰として
 入れんように鍵ををかけてやったわ!!」プンプン
「困ったな・・・このままじゃ、学校に入れない、つまり制服がもらえない」
「はっはははは!!困れ困れ!!わしを無視した罰じゃ!」
「まぁ、なんとかなるさ、よじ登って入りますかね」
「ちょ、待て、いつまでわしを無視するのじゃ!」

門はデカイが摩擦が強く容易く上れた、しかし昇り向かい側に降りるとなぜか門の外に立っている

「え?あれ?俺間違えたか?うぇ?」
「かか!!妨害魔法に学園には結界が貼られておる入れるわけないのじゃ!!」
「もっかい!」

結果は変わらず、同じ外に出てしまう

「おかしい、何が起きた?」
「あぅぅ、無視しないで欲しいのじゃ、がくえんちょうだぞえらいのだぞ
 なんで無視するのじゃぁ」
「水路から侵入するぜ!!」

「・・・水路の見えない障壁があった、頭ぶつけた痛い、水で濡れて寒い」
「わ、わしが、服を乾かしてやるのじゃ!
 いたいのいたいのとんでけしてやるのじゃ!」
「もう、いいや、帰ろ、寒いし」
「うわぁああああああああああん、もう、嫌なのじゃ、相手して欲しいのじゃ
 無視しないでぇえ!!うぇええええん」

そこにはなぜか泣いている少女、もとい幼女がいたビキニの様な格好をし、角をつけた幼女がそこにいた

「だ、大丈夫?なんでないてるの?服はどこにやったんだい?」

いきなり泣き出した幼女にどう接していいかわからずとりあえず
飼い犬がうるさい時膝に乗っけて撫でると泣き止むので、
それに習って膝に乗っけて、頭を撫でてみることにした

「怖くないよ〜、服ないの?これ着な?」ナデナデ
「!?・・・えへへ///やっと相手してくれたのじゃ」

上着を貸した稜平は上裸・・・ではない、惜しい、春先で寒かったから
下に黒のヒートテックを着ていた、裸だったら、完全にそのまま
にゃんにゃんコースまっしぐらであるが、運命のいたずらか、必然か?
残念ながら下に服を着ていたのだ

「ふへへ、冷たいのじゃ・・・」

もしや、これは、いわゆる『つんでれ』なるものなのかや?わざと、無視をして
わしを寂しくさせておいてから優しくする
この温度差にやられるってやつなのじゃな!!ふむふむ、これほどまでに
『あぴーる』してくるとはのぅ
膝に乗っけて、なでなでして相手に自分の匂いをつけるために服を着させるなど・・・ふ、夫婦のすることではないか///

「くちゅん、えへへ、はなみじゅが、出てしまったのだ、『れでぃ』
 として恥ずかしい///あっち向いて欲しいのじゃ」
「あ〜あ〜、ごめんな?濡れた服着させたせいで体冷やしちゃったか?
 ほら、ちーんして」

奇跡的に封が開けられていなかったため濡れなかったティッシュを取り出し
鼻を拭いた、慣れていないので鼻水が手についたが幼女の可愛さに全てを許した

「おうちは何処?お名前は?その前に服乾かさないと、暖まれるところも
 探さないとねぇ」

もしかして、わしは運命の兄様にであってしまったのかのぅ・・・優しく温かく、面倒みもよくって
なでなでしてくれるなんて、理想の兄様じゃ、しかし、唯一惜しいのはわしを
邪な目で見ないことじゃ
幼い『ろりぼでぃ』に背徳と興奮が詰まっておるのだから、もう少しえっちい目で見てくれなければ
サバトの長として兄様にロリの良さを体でわかってもらうのじゃ!!
となれば、早速行動じゃ!!まずは情報収集からじゃ

「〜ぃ、お〜い、どうした、ボケっとして?もしかして熱でもあるのか!?」オデコピトー
「ふぇ・・・///」ボン! パタリ
「あ〜、こりゃ熱があるな、困ったなぁ」

『部屋の改造から、病気の看病までなんでもやりますよ〜♪』
 ・・・お願いしてみるか

〜〜〜10分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ミシェルさんに幼女を預けることに成功した、幼女の安否も心配しつつも、学園に入るのは無理と判断し
パジャマを乾燥させ、服を手に入れるため、別の場所へ稜平は向かった
しかし、金はない、コネもない、交換するものもない、本当にそうだろうか?
稜平は考える、金はすぐには作れないだが、交換は出来る!!俺の労働力と
交換するんだ!!

「よ〜し、そ?と決まれば服屋に突撃だ!!」

しかし、現実とは非常である、別に忙しくなく、しかも、仕事未経験者、高校生はバイトは10時まで
雇ってもらえるわけがないのだ、労働力?魔物より非力な人間誰が雇うというのか?

「俺は、このままパジャマで過ごすのか?あだ名パジャマ野郎とかパジャママン  略してパンとかにされるよ、絶対そうだよそれか、布団大好きくんとか
 絶対パジャマ関係のあだ名つけられるじゃん」ズーン

絶望に打ちひしがれ、服屋の前でorzしていると高飛車そうな声で話しかけられた、なぜが不思議と
その声を聞くと心地よい、従属してしまいたくなる様な声

「あ、ん〜ん、え〜っと、こ、これ、そこのお前、聞けば、服を欲しておるとか  私の願いを叶えれば、服を恵んでやろうぞ?どうする、服がほしいかや?・・・ ナンカコノキャラチガウキガスルワネ、マァイイワ」

そこには金と銀の間プラチナのように光輝き絹のようになめらかな髪、それに相反するように漆黒のマントを身にまとい
血のように赤く、ルビーのように妖しく光る瞳をもつ、西洋最強の妖怪ヴァンパイアがいた、
誰だって知ってる、闇に溶け、不死の体を持ち、その高貴な精神から、招かれた家にしか入らず、処女や童貞の血を好む
逆に弱点が多い魔物ともされ、血を啜る化物、や太陽、十字架、にんにく、杭や銀、聖水に弱く、川を渡れない
など、多くの弱点があるとされ、低く見られることも多いヴァンパイアしかし、彼女からは
そんな、弱点の多い血を啜るただの化物とは思わせない、美しさと高貴さがあった
おそらく、既に魅惑[チャーム]にかかっていることは分かっている、だが、そんなことはどうでも良い
全てを彼女に捧げたいと思うほどに、私はヴァンパイアに憧れているのだ、そう思う「あ〜やめやめ、ごめんね、今術解くから」

何を言っているのか?私は彼女に全てを捧げる覚悟があr・・・・・・・・・・・・

「っは!?」

なぜ、おでこにチューされているのでしょうか?

「魅惑はといたぞ〜気分は大丈夫?あ〜・・稜平?」
「少し、頭がグラグラします」
「うぇ、敬語とかやめてよね〜、息詰まりそう」

敬語が嫌な人なんているのか?敬語は相手に対する敬意の証、なぜ敬語がだめなんだ?

「いや、でm「いやもでも、も無し敬語禁止!!洋服欲しいなら禁止!!
 わかった?」

強引な人だ・・・年下以外にはあまり使わないんだが仕方ない

「ああ、わかりましっ・・た」
「っぷ、あははははは、どんだけ、重症よ、まあいいわ、努力は認める」

なんて上から目線なやつだ、フレンドリーすぎるんじゃないか?
お互いに一歩引いた関係がいいと思うんだが

「それでね、あの、覚えてるかな?お願い聞いて欲しいって言ったの?」
「ああ、うん、なんとなくですけど」
「はいOUT」デコピン
「いたっ」

なぜデコピンされたのか、理不尽じゃないか、敬意をはらってデコピンって

「ほれほれ、パジャマのままでいいのかなぁ?」
「それは、嫌だ!パジャママンハイヤダ」
「よ〜し、その調子だぞ」

俺にとっては調子の崩される相手、正直出会いの印象は悪い相手だが、パジャマで過ごすのは嫌だ、おとなしく言うことを聞くのが得策だな

「それでさ・・・その・・血、吸わせてくれない///」イッチャッター、アーハズカシイ
「ああ、え?血?なぜに?待てよ、え?お腹すいてるの?」

ヴァンパイアが白昼堂々と血を吸わせてくれ?聞いたことがない、血を吸うなら
有無を言わせず吸う、活動は夜
さらには初めてあった人間からいきなり血を吸う?普通は念入りに血を吸う相手を調べて夜に、計画的に吸うはず、なぜだ?俺の知識は間違いか?

「っぷ、本当はそっちが素でしょ?あとね、ヴァンパイアが血を吸うのが
 可笑しい?いきなり襲って血を吸って欲しかった?
 初めてあった相手に計画もなく吸わせてって言うのかって?
 相手を念入りに調べないのかだって?
 ・・・あえて逆のことをやるのが私なの!!」

頭の中を覗かれているようだ、気持ち悪いとは思わない、考えを読み取られたような気分で落ち込んでいる自分が情けない、本当にペースを崩される

「んで、吸わせてくれるの?血」

ヴァンパイアに直接血を吸われると、処女、童貞ならヴァンパイアになる、
非処女、非童貞なグールになって伝説があったなぁ

「直接じゃなくて、コップとかに血を注いでもいいなら」
「それじゃ、吸ったってことにならないじゃない!!契約不成立」
「い、いや、だって歯痛そうだし、、噛まれたらヴァンパイアになるって」

いつも思う、俺ってヘタレだなぁって、歯よりも切ったほうが痛いに決まってる
でも、人間でありたいから、ただ、それだけの理由で

「はぁ、切ったほうが痛いでしょうに」

考えがまた読み取られてる、安直な考えなんだろうか?

「まぁいいわ、予想はしていたから、ナイフは一番切れ味のいいものを準備した  ナイフというかメスなんだけどね、フランケンシュタイン博士のメス
 切れ味は折り紙つきよ?このグラスに注いでね?」

自分で言い出したが実に怖い、自分で手を、血管をそれも
動脈を切らなければいけない

「仕方ないわね、少しだけ、助けてあげる」

彼女の目が妖しく光る、と、先ほどとはうってかわり、動脈が、生きている鼓動が強く美しく感じられ、早く、はやく
その肌のしたから、外の世界へと解き放ってあれなければ、気づけばもうメスは手首に刺さり
その美しい鮮血は垂れ始めた、逃してはいけない、全てをこの器に流し込め、一滴たりともこぼしてはならない
これは、捧げ物なのだから、さぁ、メスを引き抜いて
その全てを開放しよう・・・・あぁ、なんて美しい!
噴水のように溢れ出る血、あたりに広がる芳醇な鉄の香り
これこそ至高そして捧げるのだ
無垢なる私の血を「はい、もういいよ、これ以上はいらないからね?うっわ、痛そ
 今直すからちょっと待って」ペロリ」

「んん?これは、美味しいじゃん、間違いなく童貞の味だ」ペロペロ

彼女に舐められたところが熱い、煙が出ている?なぜ?うう、熱い

「うん、これで大丈夫!!再生完了だね」
「熱い・・・くない、痛くない、傷もない、何ですかこれ?」
「敬語禁止!!ヴァンパイアの能力の一つだね、感謝したまえよ」ングングング
「あ、ありがとう・・・正直助かった」

素直な感謝の気持ちを述べる

「っぷはぁ!よし、ではお待ちかねの、洋服選びだ!!さぁ、私の部屋に来なさい 稜平」
「ああ、お邪魔する」

彼女に2時間お人形にされ挙句、黒と赤にスーツ2着と足首まで隠れそうな長ーーーいマントを頂いた
クタクタで帰った稜平の部屋には新品の制服が届けられていた、稜平は思った、
今日一日の頑張りは
何だったのだろうか、と


13/04/19 17:54更新 / ただのHE☆N☆TA☆I
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■作者メッセージ
ヴァンパイはが好きすぎて楽しいです、メインヒロインですはい!!
出会うすべての魔物娘が攻略対象や!!

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