読切小説
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ポイズンナイフ
 目が覚めると見知らぬ砂丘にいた。
 確か中東の武装勢力に捕まり、隙を衝いて武器を奪い逃走を試みた。そして砂漠で遭難した。
 ただ、何かが違う。砂が前回覚醒した時より綺麗だ。何より、砂漠の乾燥した空気は変わらないが、何故か澄んでいる。

 砂丘を越えた先にはオアシスがあった。取りあえず、休憩することにした。

 私はただの日本人ジャーナリストだ。所持品は…武装勢力の武器庫から拝借したスコーピオンVz61、アイパック、BT GPSレシーバー、ブルートゥース搭載の衛星通信端末、携帯折畳太陽光発電機、.32ACPが120発、他に…バックパックから旧型の赤外線式暗視装置が出てきた。他にたいした物は入っていない。取り合えず、愛用のステンレスカップが一つ。食料は、陸自レーション通称カンメシが三食しか無い。
 早く砂漠から脱出しなければ白骨死体として見知らぬ砂漠の肥しになってしまう。

 私はアイパックを起動した。電源ポチッと。一瞬で起動した。流石はPDA。
 GPSレシーバーの電源を入れてペアリングし、地図を開いた。しかし、ものの見事に頭上の開けている砂漠で衛星が無い。通信装置も衛星が無いと出ている。この通信装置は電波妨害も検出できるのだが。
 私の判断では、電波が先ず飛んですらいないのではないか。ならここは元居た世界ではない。

 日が暮れたのでここでキャンプすることにした。
 カンメシは鳥飯だった。来るときに海外派遣中の自衛隊で貰ったやつだ。
 星が綺麗だった。見た事も無い星しかなかったが、文明の中では見る事の出来ない星空だった。
 三つの月が見えた。この惑星の天然の衛星は三つもあるのかぁ。
 美しい夜空を眺めながら私は眠った。

 私が眠りについてから小一時間程たっただろうか。気配を感じた。
 素早く銃を手に取り構える。セレクタを20に、レーザーサイトを作動。
 索敵の為に赤外線暗視装置を装備。
 赤い影が映った。機影は蠍に見える。よく見ると、人型、それも女性の姿をした者が見えた。
 わざと照準を外し、威嚇射撃した。距離は200位、敵は機敏に動き、直に見失ってしまった。
 私は敵が瞬間移動したら後ろを向けと考えている。後ろに蠍は居た。距離10。
 「{捉えた}」
 何か話している様だが言葉が通じない。だが、身の危険を感じたので素早く後ろに転がる。
 相手と目が合った。
 --!--
 蛇が敵に見つかった時の気分が味わえたw ってそんな事はどうでもいい。
 「っ!」
 首筋に一瞬痛みを感じた。刺された。遣られた。之でやっと逝ける。さらば現世などと考えていたが、快楽と男性器のみの感覚。指一本動かせないのに、やたら熱く、そしてヤりたいと思う。そうか。殺さないのか。しかし、今夜は眠れそうに無いなこりゃ。要は強姦だ。そうだ強姦だこれ。蠍に犯されるのか。元居た世界では絶対に経験出来ない経験だ。暫らく遣られていようか。

 之から交わるのに自棄に冷静だった。初めてはさそり娘にくれてやった。
 だが激しすぎて記憶が無い。

 子は3人は欲しい。砂丘で幸せな家庭を築いた事はある意味伝説なのかな?
 射精量が少ない私だが、彼女の毒のおかげで精魂尽きる事は無い。ありがたいな。
10/03/10 01:41更新 / bhp-0

■作者メッセージ
はじめまして、bhp-0 (びーえいちぴーぜろ)です。
たった一時間程で考えた作品ですのでかなり駄文でしたが、如何だったでしょうか。
実を言うと、私はエロシーンが書けないと言う致命的なバグが有ります。何れ直しますが、エロシーンなしです。
流石に眠いとあまり内容が浮かばないので、この辺にしておきます。また今度でっかい内容の作品作りますね。
失礼しました。

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