パーカー・ゲイザー
ゲイザー、という魔物の名前は聞いたことあるか? アタシもまあその一員だが、フツーのとは出来ることがちょっと違う。 仲間の奴らからアタシたちは”警告者”だとか、”パーカー・ゲイザー”という通称で呼ばれている。 仕事着替わりの黄色いパーカー(という服)が目印だからだ。 おっと、変わってるのは服だけじゃない。能力の方もそうさ。 アタシの目は見るだけでも、暗示を掛けるだけでもないんだ。 じゃあ何をするのかって?ソイツは見てもらってからのお楽しみだ。 もっとも、オマエに見る意思がなくたって関係ねェ。 アタシの光に触れただけで、そうカンタンには逃げられなくなるぜ――。 これはそんなアタシの、”パーカー・ゲイザー”として仕事を遂行する者の物語である。 |
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