58ページ:ホルスタウロス
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うぅ…すっごく眠いである…
時間はまだまだ薄暗い夜明け前、そんな時間に我輩達はケンタウロス達の集落を出発した。 理由は簡単、早く逃げ…もとい、出発しないと大変なことになりそうな予感がしたからである。 「うー…まだ寝たりんのやけど…」 「すまん…だが、彼女達が起きてからでは不味いのだ…」 「まぁ、ケンタウロスだものね…」 「じゃが、わっち等ではどうがんばっても追いつかれるぞ?」 「この先に牧場があるから、そこで寝さしてもらえばええんちゃう?…ふあぁぁぁ…」 「弥生様もこの状態ですしね…」 「牧場ですか…ホルスタウロスの乳絞りの体験とか出来るんでしょうか?」 「出来たとしても、男性限定とか言う条件が付いてそうだがな。」 ホルスタウロス…ミノタウロスの亜種で大人しく人間に対して友好的な魔物だったか? 彼女達から採取したミルクは人間魔物問わず人気があると聞いたが…我輩は飲んだことがないであるからなぁ… 可能なら飲んでみたいが…乳絞りの体験なんて出来るのだろうか? まぁ、出来るかどうかは行って見るまで分からんし…うむ、行くか。 「輝ちゃん、私の乳絞りなら何時でも歓迎するわよ?何ならその後も…」 「それ以上いけない。」 「ちょっ!?桜花ちゃん冗談だからやめ…ひぎぃぃぃ!!!」 …突然だが、我輩は桜花に巻きつかれるのは好きだったりする。 とは言えだ…今のアレクシアの様な巻きつかれ方は絶対に嫌である… あれは確実に骨にひびくだろうな…今度からは桜花を怒らせんようにしよう… 「おぉー…ここが例の牧場か。」 歩く事十数分、我輩達は目的の牧場へとたどり着くことが出来た。 敷地内では、ホルスタウロスやワーシープが気持ち良さそうに寛いでいるのが見えるな。 「ワーシープは何所におるん?さっさと毛を刈ってゆっくり寝たいわ…」 「弥生様…そんなに寝たいのですか…」 「向こうに三人位固まってるぞ。」 「ちょっとダイブしてくる。」 「行ってしまったの…」 「乳搾り!乳搾りしたいです!」 「リシェルちゃんも落ち着きなさい…まぁ、気持ちは分からないでもないけどね。」 朝から元気であるな…我輩ではついて行けそうにないである… 我輩達が騒いでいるのを聞きつけたのか、一人のホルスタウロスが此方へとやってきた 「おはようございます、当牧場にようこそです。」 ややゆっくりとだが、気持ちの良い元気な挨拶をしてくる。 さて…乳絞りの体験を出来るか聞いてみようか。 「一つ訊ねたいのだが、ホルスタウロスの乳搾りの体験は出来るだろうか?」 「出来ますよー、男性でしたら特に大歓迎ですよー。」 「私も体験したいのですが大丈夫でしょうか?」 「旦那様のいない娘なら出来ますよ、そちらの貴方はどうしますか?」 「ふむ…我輩も乳搾りとやらに興味が湧いてきたし、体験してみようか。」 「わかりました、でも私の旦那様が戻ってくるまで待って…あっ、旦那様ー♪」 彼女が手を振った先を見ると、小さめの馬車に乗った男が此方へ向かって来ていた。 男は馬車の上から彼女に手を振り返すと、我輩に話しかけてきた。 「いらっしゃい、特に面白い所もない所だけど歓迎するよ。」 「旦那様、この二人が乳絞りの体験をしたいらしいですよ。」 「おぉそうか!では貴方は此方に…そっちは頼むよ。」 「はーい。」 ホルスタウロスに連れられて行くリシェル達、二人を見送ったその後に我輩も男について行く。 それにしても…ホルスタウロスは良い魔物であるな。 何よりもその胸!胸囲の戦闘力! …読者諸君は分かっているだろうが、我輩は大きくても小さくても女性の胸は大好きであるぞ? どんな風に揉むかを考えていると、一人のホルスタウロスと目が合った。 彼女は此方をじっと見つめ、可愛らしく微笑みかけてきたである。 「おっ、あの娘が貴方に興味を持ったみたいだね。」 「そうなのか?」 しかし、相手が此方に興味を示さないまま乳絞りをしたらどうなるのだろうか?出が悪くなるとかそんな感じの事があるのだろうか? 「それじゃあ大事な事を説明…って、何で頭を撫でてるんだい?」 「むっ…体が勝手に…」 「んっ……ふにゅ…」 「彼女も喜んでるみたいだしいいかな…それじゃあ説明させてもらうね。」 〜ホルスタウロスを撫でつつ一時間後〜 「…長いな、三句切りで。」 「痛くしない様に優しく絞ると良いよ。愛情を籠めて絞るとミルクの質と出が良くなるよ。テクニックよりも誰に触られたかが大きく影響するよ。」 「把握した…だが、三つ目は大丈夫なのか?我輩に触られて嬉しいなんて事はないであろうし…」 「大丈夫ですよ、彼女…ミィナの反応を見れば一目瞭然ですし。」 「むっ?」 彼女…ミィナと呼ばれたホルスタウロスを見ると、我輩に胸を押し当てて上目遣いに此方を見つめてきていた。 仕草の可愛らしさも目を引かれるが…なんと言っても胸が凄いな…挨拶代わりに一揉みしとくか… そう思ってミィナ殿の胸を揉んだ直後、彼女は満面の笑みを浮かべて我輩を抱きしめてきた。 大きくふわふわで適度な弾力がある胸に我輩の顔が埋もれる……甘くて良い香りがするな… 「おっ、ホルスタウロスの愛情表現への答え方を知ってたんだね。」 「んむぅ…あ、愛情表現?」 「……ある意味これも才能か…それじゃあ、そろそろ始めようか。」 「えっと…優しく…シてね?」 「何か言い方が引っかかるが…善処しよう。」 彼女の頭を軽く撫で、後ろから抱きつくように胸に触れる。 流石ホルスタウロス…我輩の小さな手では余り過ぎるである…桜花よりも大きいであるな。 軽く揉んで見ると、先端部から白い液体が滲み出てきた。 「さて…本格的に始めるか。」 「んっ…うん…」 先ずは胸全体を揉み解していく…出が良くなるかどうかは分からないが、適度に刺激を与えた方が出易くなるだろう。 こうして揉み解しているだけでも結構な量のミルクが噴き出ているな。 問題は揉んでいる時のミィナ殿の反応だ…揉まれて気持ち良いのかは知らんが、声を押し殺して喘いでいる… 我輩自身それなりに理性は持つ方だと思っているが…結構抑えるのがきついな… 「…もっと…」 「むっ?」 「もっと…いっぱい揉んで…」 「…………」 さらば我輩の理性、お前は良く頑張ったよ。 「お疲れ様でした。」 「うーん…あんまり絞れませんでしたね…」 「初めてなら仕方が無いと思うがの。」 「ちょっと痛くしちゃったかな…ごめんね?」 「大丈夫ですよー。」 「それじゃあ、絞りたてをいただきましょうか。」 「「「………」」」 「うーん…ちょっと薄め…ですね。」 「乳絞りって難しいんですね…身に沁みてよく分かりました。」 「琴音ちゃんもやってみたら?案外上手に出来るかもしれないわよ?」 「琴音の場合、嫉妬心全開になってホルスタウロスが怯えてしまうのではないか?」 「そんな事はっ!…………な、無いと思いますよ?」 「そこは強く否定しましょうよ…」 「そういえば、ワーシープと一緒に寝ている方がいらしたのですが…」 「ごめんなさい、後で回収するから今は寝かせてあげて頂戴。」 「はぁ…はぁ……んっ…はぁ…」 「大っっっ満足である!」 「これは…ちょっとやりすぎじゃないかな…」 むぅ…確かにやりすぎたかも知れん… 搾れた乳は…量が中途半端で正確には分からんが、昔路銀稼ぎでやった配達で運んだツーハンデッドソード(十本ほど)よりも重いである… と言うか、途中から搾乳じゃなくて胸を揉む事が目的になっていた気がするである… それは良いとしてだ…ミィナ殿が我輩に抱きついて離れてくれんのだが… さっきよりも強く胸を押し付けてくるであるし…なーんか嫌な予感が… 「随分と気に入られたみたいだね…これは確定かな。」 「えっ?何が確定であるか?」 「…あの…」 「む?」 「その…わ、私のご主人様になってください!」 ………何だって!? と言うか、そんな事を大声で言ったら誤解されるかも知れ…… わぁい、みんながこっちをみてまっくろにほほえんでるよー。 「…だめ…?」 「むぅ…」 我輩としては、これ以上増えると干乾びそうで怖いと言うのもあるしなぁ…だが、我輩に懐いてくれている娘の頼みを無碍にするのも良心が痛む… …えぇい!全員面倒見れずして何が男か!やってやんよ! 「…後悔するかも知れんが、本当にいいのか?」 「後悔なんてしない!私はご主人様がいいの!」 「そこまで言われて答えないなんて男じゃないだろうな…よろしくである。」 我輩の答えを聞いた瞬間、今までにないほどの満面の笑みで我輩に飛びついてきた。 支えきれずに押し倒されるような形で倒れてしまったが、我輩の顔を覗き込んでくるミィナを我輩は優しく撫で、そっと抱きしめた。 「おめでとう、これで君も僕等の仲間だ。」 「ん?仲間?」 「ホルスタウロスのミルクは人間魔物問わず大人気でね、生産が追いつかないこともあるくらいなんだよ。」 「つまり、旅先で売り歩いてくれ…ということか?」 「このミルクの味を気に入ってくれた人達が笑顔になってくれるのが私の喜びなんだ。」 「ふむ…出来るだけやってみよう。」 これは責任重大かも知れんな…まぁ、無理のない範囲で布教して回るか。 しかし…どんな味なのだろうか… 「ちなみに、ミルクの一番美味しい飲み方は直飲みだね。」 「そうなのか?…って、ミィナなにをして…」 「いっぱい飲んでいっぱい子作りしようね♪」 「…しまった抜け出せん、貴殿もニヤついてないで止め…むぐっ!?」 助けを求めて開いた口がミィナの胸によって塞がれ。口の中に甘い液体が流し込まれた。 …確かに美味いな…癖になりそうである… 抵抗しなくなったのを確認したのか、我輩にミルクを飲ませながら器用に服を脱がしてくる。 そのまま我輩の一物を扱きあげ、ゆっくりと挿入してきた。 あぁ…たまにはいいか…こうして甘えるのも… 〜今日の観察記録〜 種族:ホルスタウロス ミノタウロスの亜種で、白と黒の特徴的な体毛を持っているである。 ミノタウロスとは違い、大人しく献身的な性格で、人間に従って生きる道を選んだ者達らしい。 彼女達のミルクは多くの者に人気の一品であり、噂では教団の関係者にも愛飲している者もいるとかいないとか… 「ところで、今朝方怒った様子で誰かを探してるケンタウロスに会ったんだけど…」 「…少しの間かくまってくれないか?」 「苦労してるんだねぇ…」 「いろいろとな…はぁ…」
13/03/07 21:24 up
DL
ほんとうにどうでもいい話ですが…少しだけ私の暇な時間の潰し方についての話を… ルービックキューブって面白いですよね、ルービックキューブ。 すごく時間が掛かるけどよくやってますよ。 たぶん一日一時間位やってしまってると思います、解けずに投げる事が大半ですが。 うそみたいでしょう?やってみれば貴方も分かりますよ、知らない内にはまってるはずです。 ろうひした時間をSS執筆に使えばもう少しマシな物が書けるかも知れませんが… すみません、やっぱり止めれそうにないです。 白い黒猫 |