連載小説
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後編 ―勇者の章―
私はレツキ・サイマン
勇者の肩書と聖騎士隊隊長の責務を負っている


いきなりで申し訳ないがここに宣言させてほしい

私はショタコンだ


…待ってほしい、引かないでくれ



・・・


私がショタコンになったのは五年前、バディスを従者にしてからだ

彼は当時8歳の若さで私の身の回りの世話を任されるほどの能力を持っていた

掃除、洗濯、料理、その他家の雑事をこなす彼を見て私は思った

嫁に欲しいと…

しかし所詮男同士、嫁もへちまも無い

その上、純真無垢に私を慕ってくれる眼差しに私は何もできず、あきらめるのみだった…
その眼差しがまた可愛らしくて困るのだが


今日もまた彼を巡回の名目でデートに誘って満足しようとしている自分にため息をついた

服が見たいなど口実に過ぎず、むしろ彼の服を見たいがために誘ったようなものだ

ちなみに今回彼に選んだコーデは露出こそ少ないが体のラインを良く見せ(以下中略)


…失礼、話が逸れた

まぁつまり、私はショタコンである、と言う事なのだ



・・・

運命の日とはいつ、どこで、どう起こるか分からないものだ


我が国が魔王軍の襲撃にあった

勇者である私はすぐさま敵の大将首を挙げる為走った


そこにいたのはリリムと呼ばれる魔物だった

完敗だった、一太刀どころか剣を抜く間もなかった

そして私はリリムの魔力を注がれ 死んだ


「あら…貴方、「そう」なのね…♥
 いい男だから残念だけど…仕方ないわ
 その男の子と仲良くねぇ♥」


・・・

失礼、訂正しよう…
人間「レツキ・サイマン」は死んだ

筋肉質だった体は女性的な肉付きの豊満な体になった

少々大き目の角と翼と尻尾

衣服も鎧も扇情的な形へと変化した


どうやらわたしは(後にアルプと知ったが)サキュバスとして生まれ変わったようだ

【変異した】が正しいのだろうが、気分的な物も含め【生まれ変わった】がしっくりくる…


…そう、生まれ変わった気分だ♥

これで気兼ねなく彼を抱ける、彼に抱かれることができる♥

騎士のしがらみも勇者の重圧も関係ない

誰の目もはばかる必要もない


そうだ、そうと分かればもたもたしているヒマはない
すぐさま彼のところへ、愛しいバディスのもとに行かねば…♥



あぁ…やっと愛せる♥



・・・

「…ハッ!?ま、魔物め!レツキ様はどこだ!答えなければ容赦しないぞ!」

フフ…♥
私に見とれてたな、しかし直ぐに振り払って虚勢を張って…可愛い…♥

「薄情だなバディス…お前のレツキはここに居るじゃないか…♥

 あぁ、ウソだと思っているな?
 そうだな…お前が今着ている服はわたしがこの前買ってやったものだな
 ブランドも店の名前も値段も言ってやろうか?
 日にちも言えるぞ、3日前の午前中の巡回で行っただろう

 フフ…そう怯えるな、可愛いヤツめ…♥」

真っ青になって剣を手落したか…可哀想に、すぐわたしが気持ちよくしてやるからな♥

「そんな事より…どうだ?わたしの体は?

 ほら…もっとこっちに来い」

「ヒッ…!レツキ様…や、やめて、下さい…」

「声がどもったな…わたしに欲情したんだろう♥
そうだよなぁ、お前はおっぱいが好きだったものな…よくすれ違う女騎士の胸を見ていたものな…?」

「な…なんで知って、わぷっ…!?」

「ほら♥好きに顔をうずめて良いんだぞ♥
代わりにわたしはお前のおちんちんを触るからな…♥」

むにむに♥ しゅりしゅり♥ レロ…ダラァ〜…♥ くちゅくちゅ♥

「ん…よだれを垂らしたら固くなってきたな…♥

バディスのおちんちんはにゅるにゅるが好きなのか?
それともわたしのよだれに興奮したか…?」

「ち…ちがっ…!あうぅっ…そこダメです…っ♥」

グチュグチュ♥ ニチニチニチ♥

「そうか…カリをいぢめられるのが好きなんだな♥
ならここを攻めるとしよう…♥」

「ダ、ダメ…♥もう…ダメですぅ…!」

「良いぞ♥ダメになれ♥」

「出る…ボク、何か出ちゃいます…レツキ様ぁ…♥」

とぷ…とぷ…♥


「一杯…出たな…♥」

・・・

「彼…じゃなかった、彼女才能あるわねー
 ワタシも堕とした甲斐があるわぁ♥」

「ウフフ…2人ともお幸せにね…♥」

・・・

くちゅり…♥

「ほぉら…♥バディスのおちんちん、わたしのおまんこに入るぞ…♥」


フイ…

「…レツキ様…ボク…ボクは…」


「良いんだぞ…なにも気にしなくて♥
今のわたしは女で、ここはもう魔界で、お前は男の子なんだから…♥
今は…思いっきり…♥気持ちよく…なれっ♥♥♥」

ズップン♥♥♥


「あぁ…!レツキ様ぁ…!!」


ピクッピクッ…♥

「フフ…♥はいっ…たぁ…♥」

「うわぁ…♥ヌルヌル…すっごい…♥」

ズリュ…ズリュ…♥

「あっ♥あっ♥レツキ様動かないでぇ…♥」

「ほら…バディスのおちんちん、わたしの中で気持ちいい♥って言ってるぞ…♥」

グチュ…グチュ…グチュ、グチュ、グチュ♥

「アヒッ♥ダメェ…♥早く動かないでくださいぃ…♥」

「それに…わたしだって気持ちいい…♥
 おまんここすられるの気持ちいい♥
 感じてるバディスの顔を見てるだけで気持ちいい♥
 気持ちいい♥気持ちいい♥気持ちいい♥」

グチュ、グチュ♥ズリュズリュズリュズリュ♥♥

「激しいのダメですッ♥ダメッ♥もうダメっ♥」

「イキそうか?イクんだな♥
 出せ♥ 出せ♥ 出せ♥
 ショタチンポ、わたしの中にいっぱい出せっ♥♥♥」

ズリュッッッ♥♥♥

ビュルルッ♥♥♥ ドプッドプッ♥♥♥

「アハァ…ッ♥さっきよりいっぱい出たぁ…♥」

「あ…あぁ…スゴ、い…♥」



「もうずーっと一緒だぞ…♥わたしの可愛い従者くん…♥」




・・・

それからどーした

・・・


「いやー、良かった良かった♥なぁバディス?」

「ど、どこがですかぁ!
 レツキ様と…その、シちゃったし…ボクはどうしたら…」

「うむ、よく見ろバディス、世は全てこともなし、皆が魔物になったりしただけだ」

「一大事ですよぅ!」

「だが幸せそうだろう?
 誰も変わってない、ただちょっと愛が溢れただけ♥
 わたしたちもそうだ、ただちょっとセックスするようになっただけだ…♥」

「うぅ…それが一番大変ですよぉ…」


「…バディスは…その、イヤだったか…?」

「…びっくりしただけです…イヤじゃ…無いです…♥」


「この…可愛いヤツめぇ〜〜〜♥♥♥」

ぎゅ〜♥



・・・

「レツキ様!今日はどちらへ行かれるのですか?」

「あぁ、バディスか
 もちろん、デートだ♥
 服を見て、食事をして、そしてそのまま…な♥」

「はい!どこまででもお供します…♥」



おしまい!
18/05/07 21:53更新 / トアル・ドコカ
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■作者メッセージ
ここはとある親魔物国家
最強のアルプ勇者と、その夫は今日もどこかでイチャイチャしている




エロシーン書きたさに色々すっ飛ばしてお送りしました

お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m

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