第三忌憚 歴史ある神社の巫女見習い
日本中の妖怪達が全国から集まって大宴会を開催している中で私真澄輪廻は、参拝客、海外の観光客の相手をしながら外人さんにお守りの説明をしていた
現役中学生ですから英語は得意ですよ?
「此方が交通安全、家内安全、金運、健康等になっております〜」
「オ〜・・・マヨイマスネ〜・・・どれが良いですかね〜」
「アナタは、万年お給料スクナイカラ・・・金運デショウガ!!」
「オオオオ〜、マイハニー・・・それは言わないでくださ〜い・・・これでマイニチ頑張ってますよ・・・金運ください」
「苦労してるんですね・・・はいっ金運ですね、1980円になります〜」
「これで・・・マネー増えるとイイネ!!子供多いんだから家は」
「ルーマンショック・・・コワイネ」
手伝いに来てくれている、雪ん子(雪童子)雪、稲荷のイズル、ネコマタのネコナ、カラステングの風丸達も日本各地から参拝に来たお客の相手をしている
皆妖怪の特徴を隠してるのでばれずに仕事をしている
「は〜い、絵馬です・・此方になります、今年も良い事がありますように」
「ありがとう・・何て書こうかな」
雪ん子(雪童子)雪には、絵馬売りを任せている・・・身体的特徴は人間と同じなので巫女服に着替えるだけですんでいる
相変わらず笑顔がかわいい娘だ、お父さん曰く嫁には遣らんぞとか、本人はどう思っているかは知らないが自由気ままに生きている様である
と言うか雪は私が幼い頃から雪ん子のまま変わらずにいるのが謎である
「御神籤ですね〜・・・此方の箱から御引き下さい」
「今年は大凶ではありませんように・・・いざ!!!てぃっ」
「はいっ〜・・・え〜とっこの番号は・・・はい此方になります」
「今年こそは、・・・良かった中吉だ〜、今年は幸先が良いな〜・・・去年は酷かったな〜」
「良かったですね〜♪・・・きっと良い事がありますよ♪」
稲荷のイズルには、御神籤売りを任せた・・・テキパキと次か次から来るお客様に御神籤を引かせている
流石実家が宿屋兼料理屋を経営してる看板娘である、来てくれてた戦力になる娘だ
天童塚村に唯一在る宿屋兼料理屋『稲荷コンコン♪亭』と言う所で毎日お店を手伝っているだけは、あるよね
因みに創業年数は・・・1000年以上とか流石妖怪が経営してるだけはある
「は〜いっ・・・では撮りますよ?、1+1=?〜」
「2〜♪」
カシャッピッー
「は〜い・・・撮れましたよ・・・今直ぐ現像しますね〜」
「オ〜ウ、憧れのジャパンでようやくジンジャの写真が撮れましたデゴワス」
「オ〜コレデ今年はハッピーな年にナルよ〜」
「は〜い、次の方どうぞ〜」
カラステングの風丸には、外人の観光客達の記念撮影を任せている・・・趣味でレトロカメラから最新のデジタルカメラを集めているので慣れた手付きで写真を撮っている
そしてその場で現像もしてくれるから今見た所では、行列が出来ていた
因みに天道塚村唯一の田舎新聞『黒羽』を発行している
内容は、天気、農作業、経済、村での色んな出来事、四コマ漫画等の記事が書かれている
首には何時も日本で一番古い写真機の射影機を下げている、昔旅の民俗学者から貰ってそれ以来嵌っているらしい
ただのカメラではないらしいが詳しくは、教えてくれはしない
「今年も良い年でありますように〜・・・ふぅ〜疲れた・・」
「ふにゃあ〜・・・眠いにゃ〜・・・」
「ネコナ・・・欠伸しないの、もう少しで客足も途絶えるから・・・後涎でてるわよ?」
「ニャ?!・・・マジで!」
「嘘よ・・・目覚めたでしょ?」
「にゃああ〜・・・酷いニャ〜・・・だって昼飯食べた後だしホッカイロ貼ってるから暖かくってついにゃああ〜」
「はいはい・・・ごめんて・・・いらっしゃいませ〜・・・あけましておめでとうございます〜」
「あけましておめでとうございます〜・・・御札、お守り矢、今年の干支は此方でございます〜」
ネコマタのネコナには、私の横で御札、お守り矢、干支を任せているが誰かが隣に居ないと寝そうなので私が隣に居る状態である
因みに天道塚村で唯一の魚屋兼養殖場『ネコギョ』の看板娘である
田舎村なので港町からたまに漁師さん、移動販売で魚を売りに来る人は、居るのだが最近燃料が高騰中なので値段が高いので村では、重宝されている
それに天道山の麓で大規模な養殖場を経営してるので物凄く安いと言う事で大人気である
今の時間は4時半・・・参拝客も観光客も大分減ったみたい、今居る人達が帰ったら今日の御勤めは、終わりである
疲れた・・・今日も沢山来たようである、恐らく明日もこの調子で来るだろう
冬休みが無駄に過ぎていく・・・宿題は去年中に終わらせているので大乗であるから良いけど・・・友達と都会に遊びに行きたかったな〜
「今日はありがとうね〜、助かったわ♪」
「今年も沢山来たね〜・・・ボク疲れたよ〜」
「ふぅ〜・・・終わったか〜・・・同じ作業を繰り返してると肩が凝るな〜」
「私は、主に眠いニャ」
「今年も年初めから良い写真が沢山撮れましたよ〜・・・皆さん良い表情でしたね〜」
「それじゃあ、お風呂沸かして入って、残りの御節料理を食べますかね」
「ボクは水風呂で良いからね〜・・・熱いの嫌いだし」
「はいはい〜・・・分かってますよ」
最初に雪を水風呂に入らせ、残りはお湯を沸かし入りました・・・お風呂シーンは無いからね!!!(妄想でもしてなさい!!!)
風呂からあがると時計を見れば時刻は6時だった、私達はお節料理をテーブルに用意して食べ始めた
「今日は、お疲れ様でした〜・・・今年も宜しくお願いします」
「モグモグッ・・・美味しいニャ〜・・・鰤の煮付け」
「先生〜!フライングして堂々と食べてる野良猫が居ます!」
「ネコナ〜〜〜!!!年始の挨拶を無視するなあああああ」
「ニャあああああああああああああああああああああああ」
「そして私は、その光景を撮る」(パッシャリ
「何時もの事ですね〜・・・さてと食べますかね」
「そうだね〜・・・イズル〜、御醤油取っ手〜」
「はいっどうぞ〜」
「サンキュ〜・・・美味いな〜、松坂牛のハムカツ〜」
「全く人が折角労いの言葉を・・・ハァ〜まあいいや、私も食べよう・・・頂きます」
「ふにゃああ〜、死ぬかと思ったにゃ〜ご」
「今年も輪廻さんの元気な姿を写真に撮れました♪さてと私も食べますかね、頂きます」
その後は御節料理を食べながら他愛無い会話をしながらテレビを見ました
食べ終わった後は、布団の用意をしながら明日の事を話しました
寝るまでカルタをして就寝しました
皆はお泊りです、両親達は妖怪大宴会で居ないので暫くは、泊り込みで手伝ってくれるのです
宴会か・・・一度位は行きたいものだ
いや止めとこう・・・アイツが居る時点で腹が立つからね!!
その頃腹が立つアイツはと言うと・・・
「眠いぜ・・・寝過ぎた〜」
「ヤマト様・・・今頃起きたのですか?・・・呆れて何も言えませんのじゃ」
「寝る子は育つだよ・・・多分な」
「まあ良いですがのう・・・それよりも竜姉様来ているので挨拶をしてきてくださいですじゃ」
「分かったよ、面倒臭いがな」
「お願いしますですじゃ・・・では調理場に戻りますじゃ」
「さてと着替えて行くかな」
俺は着替えを済ませて、竜姉が居る宴会場に向かった・・・庭先を見ると月を見ながら酒を飲んでいる奴らが見えた
目が会うや否や会釈をしたり頭を下げてきたので、手を上げて楽しみや〜と声を掛けた
宴会場に向かいながら庭先を見れば人間の夫と子供達の相手をしている妖怪娘達があっちこっちに居た
皆幸せそうで何よりである・・・家族か、母上・・・何故俺を置いて逝ったのですか?
宴会場に着くと相変わらず酒飲んでるは、食べてるは、歌ってるは、賭け麻雀している連中様々奴が居た
俺が入ると全員気付き、挨拶やら、酒を飲まそうとするのが来たがそれらを交わしながら竜姉が座っている場所に着いた
竜姉は上座付近に居て、部下の白蛇達と談笑しながらアカババァが作ったお節料理を食べていた
俺に気付くと部下の白蛇達は、席を空けてくれて何所か別の所へと行った
「ヤマト!!!来るのが遅いぞ〜、お前も食えよ、美味しいぞ〜・・・部屋に挨拶に行ったら寝てたからよぉ」
「ごめんごめん〜・・・昨日徹夜で発明してからそれで寝過ごしたよ」
「相変わらず好きだね〜・・・妖怪の中では、お前だけだよ?科学とか発明好きな妖怪はね・・・まあ時代の流れが変わろうとしているんだね」
「まあ徹夜のお陰で完成したから暫くは暇だけどね、今年は到着遅かったね・・・何か遭ったの?」
「むぅ〜・・・色々と干支の準備をしていたら何時の間にか年越しをしていたな、とある人間の所で干支のモデルのポーズをとっていたら来るのが遅れたのだよ」
「なるほどね〜、納得・・・今年は竜姉の一族の年だからな、ご苦労様」
「うむ♪何せ12年振りだからな・・・気合も入るよ!」
「まあ無理しない程度で頼むよ」
それからは、竜姉と一緒にお節料理を食べながら今年の妖怪達の事を話しながら過ごした
竜姉は、俺の祖母方の親戚であり俺にとっては、実姉みたいなものだ
小さい頃から良く遊んでくれたので今も慕っている
そう言えば竜姉は、今では日本の竜の長なのだが未だに独身でいる珍しい竜だったりする
まあ色々理由があるんだろうなきっとな
食べながら俺は、海外の魔物娘と魔王軍について竜姉と議論していた
創世記頃から続いていた人類VS魔王軍の戦いは、中世頃に魔王の世代交代したことで激化したらしい
それから多くの勇者と騎士団が魔界へと侵攻し殆どが帰って来なかったそうだ
教団は、降臨術で神の使い天使、ヴァルキリー等を援軍として降臨させ更に魔界へと派兵したらしい
それから数百年以上続いた戦いも時代が変わる頃から、減り始めた・・・それから18世紀が終わる頃に魔王軍、教団の間でとある条約が結ばれた
条約の内容は、お互いの領地への不可侵、和平終結(表向きだけ)、お互いの軍備縮小及び一部解体(表面上)、文化交流は一部仕事、学校、食料、貿易、移住、医療、開拓、技術提供等の国際文化交流推進法(KBBS)、魔人結婚制度、資源共有条約、政治経済共有条約、魔人多国籍軍設立、お互いの宗教弾圧禁止条約、魔人国際警察機構設立(19世紀初頭設立)、魔人国際裁判所設立(19世紀後期頃設立)等の条約が締結された
これにより長く続いた戦いは、終わった・・・表向きはね、今でも小規模、中規模ながら争いは起きている
殆どは、反魔物派勢力の生き残りが魔界へとスパイや暗殺者を送り込んでいるらしい
19世紀頃教団は二つの派閥に分裂した、共存派と反共存派に別れたらしい
理由は、簡単毎年多くの犠牲者を出していたので時代が変わり始めた頃から教団に対する批判、中傷が多くなって教団も運営資金が減り始め、信者も減り騎士団は募集しても集まらない
勇者候補確保すら出来ない状態が長く続いたらしい
このままでは、歴史在る宗教が無くなると考えた時の法王様は、悩んだ挙句の条約締結を実現したらしい
当初は色々内部から反発があり、大変だったらしいが何とか会談は実現し和平終結したらしい
それから反魔物派の貴族、王族、聖職者達は教団から離反し別の教団を設立したらしい
今尚彼らは、魔界へと独自の私設軍を用いて侵攻してるらしいが誰も帰って来ないらしい
昔は、本部は欧州大陸に在ったが・・・今から50年程前に何故かは知らないが本部を北極に移したようである
良く分からんが北極を拠点にして活動を続けている、恐らく攻撃されない場所を探した結果・・・北極になったらしい
まあこんな状況ではあるが・・・平和である
日本は古来より妖怪、精霊、妖精達と共同で生活して来たので別に何も変わりなく暮らしている
まあ今は、人間の振りをして隠れ住んでいるけどね
「まあ海外は、相変わらずだが・・・問題は無いだろうさ、教団も魔界も今では一応表向きは、仲良くしているしな」
「うむ・・・そうだね〜、時代も変わったもんだよ」
「そうだな・・・さて一曲歌うかな?おまえもどうだヤマト?」
「え〜・・・俺もかよ、面倒臭いな〜」
「まあそう言うなよ♪・・・無礼講って奴さ」
「しょうがないな〜」
その後竜姉とデュエットした・・・ステージ周りに大火傷した連中が居たが何をしたんだ連中は一体全体?
その頃妖怪城周辺では・・・・
「妖怪搭の場所も分かった・・・後は手筈道理に事が動けば・・・ククククッ」
妖怪城周辺の妖気は、凄まじく辺りの苔やキノコが腐って行くほどであった
「妖怪城は目覚めた!!遂に始まる日本が地獄に変わる舞台が!!!」
怪狂王オロチは、自身の野望を実現するために禁断の妖怪城を復活させた!!
これから日本はどうなるのだろうか?
そして怪狂王オロチの正体は一体何者だろうか?
「それにしても寒い・・・カイロ足りないぞ・・・ヘックシュン!!!!」
只今の洞窟の気温−29℃・・・そりゃあアンタ寒いわ
「ううう〜・・・早く暖房機能復活しないかな?凍るぜ〜」
その頃輪廻達は、就寝した・・・皆寝相が酷いです
『があああああああああ・・・・・・・ぐおおおおおおおおおお』
昼間の疲れが出たらしい様である、今は何も知らずに寝るのであった
「桜舞い散る頃〜」
「記憶が戻って来て〜」
『うううううううおおおおおおおおお・・・・竜姉さん〜〜〜〜〜〜』
『きゃああああああああ・・・ヤマトサマ〜〜〜〜〜〜〜』
妖怪大宴会は、ヤマトと竜姉の二人のファンの熱気で盛り上がっていた
意外と歌上手いのね・・・・ヤマトの奴
続く
現役中学生ですから英語は得意ですよ?
「此方が交通安全、家内安全、金運、健康等になっております〜」
「オ〜・・・マヨイマスネ〜・・・どれが良いですかね〜」
「アナタは、万年お給料スクナイカラ・・・金運デショウガ!!」
「オオオオ〜、マイハニー・・・それは言わないでくださ〜い・・・これでマイニチ頑張ってますよ・・・金運ください」
「苦労してるんですね・・・はいっ金運ですね、1980円になります〜」
「これで・・・マネー増えるとイイネ!!子供多いんだから家は」
「ルーマンショック・・・コワイネ」
手伝いに来てくれている、雪ん子(雪童子)雪、稲荷のイズル、ネコマタのネコナ、カラステングの風丸達も日本各地から参拝に来たお客の相手をしている
皆妖怪の特徴を隠してるのでばれずに仕事をしている
「は〜い、絵馬です・・此方になります、今年も良い事がありますように」
「ありがとう・・何て書こうかな」
雪ん子(雪童子)雪には、絵馬売りを任せている・・・身体的特徴は人間と同じなので巫女服に着替えるだけですんでいる
相変わらず笑顔がかわいい娘だ、お父さん曰く嫁には遣らんぞとか、本人はどう思っているかは知らないが自由気ままに生きている様である
と言うか雪は私が幼い頃から雪ん子のまま変わらずにいるのが謎である
「御神籤ですね〜・・・此方の箱から御引き下さい」
「今年は大凶ではありませんように・・・いざ!!!てぃっ」
「はいっ〜・・・え〜とっこの番号は・・・はい此方になります」
「今年こそは、・・・良かった中吉だ〜、今年は幸先が良いな〜・・・去年は酷かったな〜」
「良かったですね〜♪・・・きっと良い事がありますよ♪」
稲荷のイズルには、御神籤売りを任せた・・・テキパキと次か次から来るお客様に御神籤を引かせている
流石実家が宿屋兼料理屋を経営してる看板娘である、来てくれてた戦力になる娘だ
天童塚村に唯一在る宿屋兼料理屋『稲荷コンコン♪亭』と言う所で毎日お店を手伝っているだけは、あるよね
因みに創業年数は・・・1000年以上とか流石妖怪が経営してるだけはある
「は〜いっ・・・では撮りますよ?、1+1=?〜」
「2〜♪」
カシャッピッー
「は〜い・・・撮れましたよ・・・今直ぐ現像しますね〜」
「オ〜ウ、憧れのジャパンでようやくジンジャの写真が撮れましたデゴワス」
「オ〜コレデ今年はハッピーな年にナルよ〜」
「は〜い、次の方どうぞ〜」
カラステングの風丸には、外人の観光客達の記念撮影を任せている・・・趣味でレトロカメラから最新のデジタルカメラを集めているので慣れた手付きで写真を撮っている
そしてその場で現像もしてくれるから今見た所では、行列が出来ていた
因みに天道塚村唯一の田舎新聞『黒羽』を発行している
内容は、天気、農作業、経済、村での色んな出来事、四コマ漫画等の記事が書かれている
首には何時も日本で一番古い写真機の射影機を下げている、昔旅の民俗学者から貰ってそれ以来嵌っているらしい
ただのカメラではないらしいが詳しくは、教えてくれはしない
「今年も良い年でありますように〜・・・ふぅ〜疲れた・・」
「ふにゃあ〜・・・眠いにゃ〜・・・」
「ネコナ・・・欠伸しないの、もう少しで客足も途絶えるから・・・後涎でてるわよ?」
「ニャ?!・・・マジで!」
「嘘よ・・・目覚めたでしょ?」
「にゃああ〜・・・酷いニャ〜・・・だって昼飯食べた後だしホッカイロ貼ってるから暖かくってついにゃああ〜」
「はいはい・・・ごめんて・・・いらっしゃいませ〜・・・あけましておめでとうございます〜」
「あけましておめでとうございます〜・・・御札、お守り矢、今年の干支は此方でございます〜」
ネコマタのネコナには、私の横で御札、お守り矢、干支を任せているが誰かが隣に居ないと寝そうなので私が隣に居る状態である
因みに天道塚村で唯一の魚屋兼養殖場『ネコギョ』の看板娘である
田舎村なので港町からたまに漁師さん、移動販売で魚を売りに来る人は、居るのだが最近燃料が高騰中なので値段が高いので村では、重宝されている
それに天道山の麓で大規模な養殖場を経営してるので物凄く安いと言う事で大人気である
今の時間は4時半・・・参拝客も観光客も大分減ったみたい、今居る人達が帰ったら今日の御勤めは、終わりである
疲れた・・・今日も沢山来たようである、恐らく明日もこの調子で来るだろう
冬休みが無駄に過ぎていく・・・宿題は去年中に終わらせているので大乗であるから良いけど・・・友達と都会に遊びに行きたかったな〜
「今日はありがとうね〜、助かったわ♪」
「今年も沢山来たね〜・・・ボク疲れたよ〜」
「ふぅ〜・・・終わったか〜・・・同じ作業を繰り返してると肩が凝るな〜」
「私は、主に眠いニャ」
「今年も年初めから良い写真が沢山撮れましたよ〜・・・皆さん良い表情でしたね〜」
「それじゃあ、お風呂沸かして入って、残りの御節料理を食べますかね」
「ボクは水風呂で良いからね〜・・・熱いの嫌いだし」
「はいはい〜・・・分かってますよ」
最初に雪を水風呂に入らせ、残りはお湯を沸かし入りました・・・お風呂シーンは無いからね!!!(妄想でもしてなさい!!!)
風呂からあがると時計を見れば時刻は6時だった、私達はお節料理をテーブルに用意して食べ始めた
「今日は、お疲れ様でした〜・・・今年も宜しくお願いします」
「モグモグッ・・・美味しいニャ〜・・・鰤の煮付け」
「先生〜!フライングして堂々と食べてる野良猫が居ます!」
「ネコナ〜〜〜!!!年始の挨拶を無視するなあああああ」
「ニャあああああああああああああああああああああああ」
「そして私は、その光景を撮る」(パッシャリ
「何時もの事ですね〜・・・さてと食べますかね」
「そうだね〜・・・イズル〜、御醤油取っ手〜」
「はいっどうぞ〜」
「サンキュ〜・・・美味いな〜、松坂牛のハムカツ〜」
「全く人が折角労いの言葉を・・・ハァ〜まあいいや、私も食べよう・・・頂きます」
「ふにゃああ〜、死ぬかと思ったにゃ〜ご」
「今年も輪廻さんの元気な姿を写真に撮れました♪さてと私も食べますかね、頂きます」
その後は御節料理を食べながら他愛無い会話をしながらテレビを見ました
食べ終わった後は、布団の用意をしながら明日の事を話しました
寝るまでカルタをして就寝しました
皆はお泊りです、両親達は妖怪大宴会で居ないので暫くは、泊り込みで手伝ってくれるのです
宴会か・・・一度位は行きたいものだ
いや止めとこう・・・アイツが居る時点で腹が立つからね!!
その頃腹が立つアイツはと言うと・・・
「眠いぜ・・・寝過ぎた〜」
「ヤマト様・・・今頃起きたのですか?・・・呆れて何も言えませんのじゃ」
「寝る子は育つだよ・・・多分な」
「まあ良いですがのう・・・それよりも竜姉様来ているので挨拶をしてきてくださいですじゃ」
「分かったよ、面倒臭いがな」
「お願いしますですじゃ・・・では調理場に戻りますじゃ」
「さてと着替えて行くかな」
俺は着替えを済ませて、竜姉が居る宴会場に向かった・・・庭先を見ると月を見ながら酒を飲んでいる奴らが見えた
目が会うや否や会釈をしたり頭を下げてきたので、手を上げて楽しみや〜と声を掛けた
宴会場に向かいながら庭先を見れば人間の夫と子供達の相手をしている妖怪娘達があっちこっちに居た
皆幸せそうで何よりである・・・家族か、母上・・・何故俺を置いて逝ったのですか?
宴会場に着くと相変わらず酒飲んでるは、食べてるは、歌ってるは、賭け麻雀している連中様々奴が居た
俺が入ると全員気付き、挨拶やら、酒を飲まそうとするのが来たがそれらを交わしながら竜姉が座っている場所に着いた
竜姉は上座付近に居て、部下の白蛇達と談笑しながらアカババァが作ったお節料理を食べていた
俺に気付くと部下の白蛇達は、席を空けてくれて何所か別の所へと行った
「ヤマト!!!来るのが遅いぞ〜、お前も食えよ、美味しいぞ〜・・・部屋に挨拶に行ったら寝てたからよぉ」
「ごめんごめん〜・・・昨日徹夜で発明してからそれで寝過ごしたよ」
「相変わらず好きだね〜・・・妖怪の中では、お前だけだよ?科学とか発明好きな妖怪はね・・・まあ時代の流れが変わろうとしているんだね」
「まあ徹夜のお陰で完成したから暫くは暇だけどね、今年は到着遅かったね・・・何か遭ったの?」
「むぅ〜・・・色々と干支の準備をしていたら何時の間にか年越しをしていたな、とある人間の所で干支のモデルのポーズをとっていたら来るのが遅れたのだよ」
「なるほどね〜、納得・・・今年は竜姉の一族の年だからな、ご苦労様」
「うむ♪何せ12年振りだからな・・・気合も入るよ!」
「まあ無理しない程度で頼むよ」
それからは、竜姉と一緒にお節料理を食べながら今年の妖怪達の事を話しながら過ごした
竜姉は、俺の祖母方の親戚であり俺にとっては、実姉みたいなものだ
小さい頃から良く遊んでくれたので今も慕っている
そう言えば竜姉は、今では日本の竜の長なのだが未だに独身でいる珍しい竜だったりする
まあ色々理由があるんだろうなきっとな
食べながら俺は、海外の魔物娘と魔王軍について竜姉と議論していた
創世記頃から続いていた人類VS魔王軍の戦いは、中世頃に魔王の世代交代したことで激化したらしい
それから多くの勇者と騎士団が魔界へと侵攻し殆どが帰って来なかったそうだ
教団は、降臨術で神の使い天使、ヴァルキリー等を援軍として降臨させ更に魔界へと派兵したらしい
それから数百年以上続いた戦いも時代が変わる頃から、減り始めた・・・それから18世紀が終わる頃に魔王軍、教団の間でとある条約が結ばれた
条約の内容は、お互いの領地への不可侵、和平終結(表向きだけ)、お互いの軍備縮小及び一部解体(表面上)、文化交流は一部仕事、学校、食料、貿易、移住、医療、開拓、技術提供等の国際文化交流推進法(KBBS)、魔人結婚制度、資源共有条約、政治経済共有条約、魔人多国籍軍設立、お互いの宗教弾圧禁止条約、魔人国際警察機構設立(19世紀初頭設立)、魔人国際裁判所設立(19世紀後期頃設立)等の条約が締結された
これにより長く続いた戦いは、終わった・・・表向きはね、今でも小規模、中規模ながら争いは起きている
殆どは、反魔物派勢力の生き残りが魔界へとスパイや暗殺者を送り込んでいるらしい
19世紀頃教団は二つの派閥に分裂した、共存派と反共存派に別れたらしい
理由は、簡単毎年多くの犠牲者を出していたので時代が変わり始めた頃から教団に対する批判、中傷が多くなって教団も運営資金が減り始め、信者も減り騎士団は募集しても集まらない
勇者候補確保すら出来ない状態が長く続いたらしい
このままでは、歴史在る宗教が無くなると考えた時の法王様は、悩んだ挙句の条約締結を実現したらしい
当初は色々内部から反発があり、大変だったらしいが何とか会談は実現し和平終結したらしい
それから反魔物派の貴族、王族、聖職者達は教団から離反し別の教団を設立したらしい
今尚彼らは、魔界へと独自の私設軍を用いて侵攻してるらしいが誰も帰って来ないらしい
昔は、本部は欧州大陸に在ったが・・・今から50年程前に何故かは知らないが本部を北極に移したようである
良く分からんが北極を拠点にして活動を続けている、恐らく攻撃されない場所を探した結果・・・北極になったらしい
まあこんな状況ではあるが・・・平和である
日本は古来より妖怪、精霊、妖精達と共同で生活して来たので別に何も変わりなく暮らしている
まあ今は、人間の振りをして隠れ住んでいるけどね
「まあ海外は、相変わらずだが・・・問題は無いだろうさ、教団も魔界も今では一応表向きは、仲良くしているしな」
「うむ・・・そうだね〜、時代も変わったもんだよ」
「そうだな・・・さて一曲歌うかな?おまえもどうだヤマト?」
「え〜・・・俺もかよ、面倒臭いな〜」
「まあそう言うなよ♪・・・無礼講って奴さ」
「しょうがないな〜」
その後竜姉とデュエットした・・・ステージ周りに大火傷した連中が居たが何をしたんだ連中は一体全体?
その頃妖怪城周辺では・・・・
「妖怪搭の場所も分かった・・・後は手筈道理に事が動けば・・・ククククッ」
妖怪城周辺の妖気は、凄まじく辺りの苔やキノコが腐って行くほどであった
「妖怪城は目覚めた!!遂に始まる日本が地獄に変わる舞台が!!!」
怪狂王オロチは、自身の野望を実現するために禁断の妖怪城を復活させた!!
これから日本はどうなるのだろうか?
そして怪狂王オロチの正体は一体何者だろうか?
「それにしても寒い・・・カイロ足りないぞ・・・ヘックシュン!!!!」
只今の洞窟の気温−29℃・・・そりゃあアンタ寒いわ
「ううう〜・・・早く暖房機能復活しないかな?凍るぜ〜」
その頃輪廻達は、就寝した・・・皆寝相が酷いです
『があああああああああ・・・・・・・ぐおおおおおおおおおお』
昼間の疲れが出たらしい様である、今は何も知らずに寝るのであった
「桜舞い散る頃〜」
「記憶が戻って来て〜」
『うううううううおおおおおおおおお・・・・竜姉さん〜〜〜〜〜〜』
『きゃああああああああ・・・ヤマトサマ〜〜〜〜〜〜〜』
妖怪大宴会は、ヤマトと竜姉の二人のファンの熱気で盛り上がっていた
意外と歌上手いのね・・・・ヤマトの奴
続く
12/03/09 16:53更新 / 光闇竜
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