尻の毛まで抜かれて
「できる」
「いたっ」
ぶちっ
「できない」
「いたいっ」
ぶちっ
「できる」
「馬鹿っ。いたいって」
ぶちっ
「できない」…
「いたいからっ」
気づいた時、俺は両腕、両足を拘束されて、まんぐり返しの格好をさせられていた。
彼女の顔が俺の肩ごしにのしかかり右手は俺のお尻をまさぐる。
お尻の毛を一本ずつ抜いているのだ。
「これでも手加減しているのよ。ほら、私って優しいから」
さすが魔物娘。異世界異文化交流の難しさを端的に示すありがたいお言葉だ。
ネットとかで魔物娘についてはいくらか知っていたつもりだ。しかし…
(手加減とか優しいとか、そんなの知らねえよ…)
俺は目を閉じて天を仰いだ。
ぶちっ
「いや、だからなんで尻の毛まで抜かれているの。ぼくは」
「だって愛していたらいつの間にか気を失っていたんだもの。
だから赤ちゃんができるか占いをしていたの。ほら花占いみたいに」
ずいぶんと汚い花占いもあったものだ。
「うん、お姉さん。あまり詳しく無いけど事後ってさ、俗に言うピロートークとかしないんですか。」
「いいよ、このまましよう、ピロートーク。」
「いや、なんでこの格好のままなんですか。そうだ、風邪引いちゃうよ。体は大事にしないと。ねっ」
「大丈夫、大丈夫。私達、体は丈夫だから。」
「うん、お姉さんじゃなくて、ぼ・く・が!風邪ひいちゃうでしょ。」
「それも大丈夫。お肌みてごらん。インキュバスになってきるでしょ?」
苦しい体勢から体を見回した俺は思わず息を呑んだ。
体が著しく黒ずんでいる。すでに変色していたんだ。
「いろいろと相性良かったんだよ。ほんの少しヤッただけですぐに適応しているんだもの。
インキュバスって知っているでしょ。それになったんだよ。」
「人間やめちゃったんだ…」
背筋にうすら寒いものを感じる。
禁忌を破ってしまったかのような、ラスボス前でセーブしたら帰れなくなるようなそんな感じだ。
俺は泣きそうな顔になっていた。
ぶちっ
「あんっ」
「そんな顔しなくてもいいでしょ。化物になったわけじゃないんだよ、私が言うのもあれだけど。
どっちかって言うと超人。ヒーローになった感じよ。」
「超人ねぇ…」
ぶちっ
「んっ、だからいたいって!」
「言うほど痛くないよ。私の魔力で痛みが快楽に変わっているんだから。」
ぶちっ
「あっ、ほんとだ」
「でしょ」
ビックリした。感覚ですら塗り替えられてしまうというのか。
先程までの取り返しの付かない悲しみの感情はとうになくなっていた。
ぶちっ
「いや、でも占いはもういいからさ。」
「ほんとだ。お話していたら、今どっちだったかわからなくなっちゃった。
まあ、いいじゃん。目は覚めた。体も変わった。んじゃ、もう1ラウンド行きましょか。」
天井の明かりを背に彼女の銀色の髪が輝き、褐色のナイスバディが
拘束を解かれた俺のカラダにのしかかる。
他のカップルの場合、数日ぐらい仕込みまくるが、
俺の場合、初めてということで一晩程度に手加減してくれたそうだ。
なにせインキュバスになっても気を失ったからだ。
「こういう時は無理しないの。だって私優しいから」
その時の彼女の顔を見てムスコ元気!
インキュバスすごいと感じた(小並感)
「いたっ」
ぶちっ
「できない」
「いたいっ」
ぶちっ
「できる」
「馬鹿っ。いたいって」
ぶちっ
「できない」…
「いたいからっ」
気づいた時、俺は両腕、両足を拘束されて、まんぐり返しの格好をさせられていた。
彼女の顔が俺の肩ごしにのしかかり右手は俺のお尻をまさぐる。
お尻の毛を一本ずつ抜いているのだ。
「これでも手加減しているのよ。ほら、私って優しいから」
さすが魔物娘。異世界異文化交流の難しさを端的に示すありがたいお言葉だ。
ネットとかで魔物娘についてはいくらか知っていたつもりだ。しかし…
(手加減とか優しいとか、そんなの知らねえよ…)
俺は目を閉じて天を仰いだ。
ぶちっ
「いや、だからなんで尻の毛まで抜かれているの。ぼくは」
「だって愛していたらいつの間にか気を失っていたんだもの。
だから赤ちゃんができるか占いをしていたの。ほら花占いみたいに」
ずいぶんと汚い花占いもあったものだ。
「うん、お姉さん。あまり詳しく無いけど事後ってさ、俗に言うピロートークとかしないんですか。」
「いいよ、このまましよう、ピロートーク。」
「いや、なんでこの格好のままなんですか。そうだ、風邪引いちゃうよ。体は大事にしないと。ねっ」
「大丈夫、大丈夫。私達、体は丈夫だから。」
「うん、お姉さんじゃなくて、ぼ・く・が!風邪ひいちゃうでしょ。」
「それも大丈夫。お肌みてごらん。インキュバスになってきるでしょ?」
苦しい体勢から体を見回した俺は思わず息を呑んだ。
体が著しく黒ずんでいる。すでに変色していたんだ。
「いろいろと相性良かったんだよ。ほんの少しヤッただけですぐに適応しているんだもの。
インキュバスって知っているでしょ。それになったんだよ。」
「人間やめちゃったんだ…」
背筋にうすら寒いものを感じる。
禁忌を破ってしまったかのような、ラスボス前でセーブしたら帰れなくなるようなそんな感じだ。
俺は泣きそうな顔になっていた。
ぶちっ
「あんっ」
「そんな顔しなくてもいいでしょ。化物になったわけじゃないんだよ、私が言うのもあれだけど。
どっちかって言うと超人。ヒーローになった感じよ。」
「超人ねぇ…」
ぶちっ
「んっ、だからいたいって!」
「言うほど痛くないよ。私の魔力で痛みが快楽に変わっているんだから。」
ぶちっ
「あっ、ほんとだ」
「でしょ」
ビックリした。感覚ですら塗り替えられてしまうというのか。
先程までの取り返しの付かない悲しみの感情はとうになくなっていた。
ぶちっ
「いや、でも占いはもういいからさ。」
「ほんとだ。お話していたら、今どっちだったかわからなくなっちゃった。
まあ、いいじゃん。目は覚めた。体も変わった。んじゃ、もう1ラウンド行きましょか。」
天井の明かりを背に彼女の銀色の髪が輝き、褐色のナイスバディが
拘束を解かれた俺のカラダにのしかかる。
他のカップルの場合、数日ぐらい仕込みまくるが、
俺の場合、初めてということで一晩程度に手加減してくれたそうだ。
なにせインキュバスになっても気を失ったからだ。
「こういう時は無理しないの。だって私優しいから」
その時の彼女の顔を見てムスコ元気!
インキュバスすごいと感じた(小並感)
16/01/27 21:21更新 / pic