連載小説
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ナシテこうなった?
ここは、一体どこだ・・・ワカラナイ            
自分が誰で、此処が何処かワカラナイ・・・ただ喪失感と開放感があるだけ。
ん?何だ・・声が聞こえて・・・目を開けなくちゃ・・嫌だけど・・・
                                  「だから!言っておろうに!城の前に倒れていたと!」ん?女の人の声がする
「信じられるか!てか、アリエナイ、此処の警備を甘く見るな!どうやっても
入り込める訳ないだろ!」今度は男の人の声だ・・・           ウルサイな〜誰だよ!
ヒトが折角シュールに悩んでいるってのに!

「どうせ、つまみ食い程度にさらってきたんだろ」・・・は?誰が、誰を?
「たわけ、吾が浮気をするとでも言いたいのか?」・・あ〜人事だけど浮気は
ダメだよね浮気サイテー!

「・・というか浮気というよりコヤツを養子に向かえ入れようと思うておる」
・・・えっ・・ちょ、マジスか!
「・・はぁ〜?今がどんな時期か解っているよね。俺達の状況も!」
「うむ!しかし子育ては散々してきたではないか」
「・・・あれは・・娘達だから」
「そこが問題なのだ!吾は娘はいるが、息子はいないぞ」
「そりゃ〜魔物と人との間に産まれてくるのは魔物だからね」
「うむ、であるからこれを息子として育てようと思う!」

と、とんでもない事にナッチョル〜!やばい、ヤバイよ俺、このままじゃ養子にされる!と、とりあえずシランフリ決め込もう、うん、それがいい

「ところで、いつまで寝たふりを決め込む気だ!」
うわ〜バレテル〜
「起きぬつもりか・・・よかろう魔王さま直々のモーニングコールをおみまいしてやろう」
バリッ!バリリリッ!
え、今バリバリって雷みたいな音がって、ヤバイ俺死ぬ!俺の眼球よ!今こそ真の力を!
バッ!
「お、起きました」
「うむ、なんだやれば出来るではないか」
「あなたが脅したんでしょーに!」
キッ!     
「何か言ったか」
「何でもありません・・・」

今俺の目の前には、黒く露出の高い服を着ながら睨んでいる自称魔王様とその
夫らしき男の人が立っていた。
てか、魔王、女でいいの?しかも見た目、魔王つーかぶっちゃけ悪魔じゃん。
旦那さんの方なんか見た目、勇者じゃん。白い鎧着てるし全然悪そうじゃないんですけど。つーか此処どこ!

「ところで君は何者なんだい」
すげーカッコいい 歯とかキラッ☆ていいそうだ。
「えーと俺はですねー」
あれ、俺の名前なんだっけ?えーと なんか 馬みたいな名前だったよおな?
「太郎です☆」
「嘘だね」
「嘘だな」
あれ〜おかしいぞ〜騙せないや〜
「まあよい、子供の名は吾が決める」
養子決定!?
「ジョセ・・」
「セキトです!思い出しました!」あぶねー変な名前付けられるとこだった。
「むぅ」「セキト君うんいい名前だね」「そんな名前捨ててしまえ!」
無茶言わんでください!てか、さっきからエロいな〜この人
「それでセキトくん君は何者で何故城の前で倒れていたんだい?」
「解りません!」ニコッ!「ほほう、解らんかよかろう少し痛いが我慢せい」
ヤダこの人 目が本気!「えと、何する気でいらっしゃいますか?」「拷問」
「い、言えないんじゃなくて本当に解らないんです!きずいたらこの世界にいてそれで・・」「待ってくれ!それじゃあ君はこの世界の人間じゃないのかい?」「・・はい」嘘は・・ついてないみたいだね。「なるほど、理解はしたけど君はこれからどうするんだい?」「どうするって、どうしましょう?」
「他世界へ繋ぐ事はできんいくら吾でもそれだけの魔力を使えば魔界を維持できんからな」「・・・別にいいですよ帰りたいわけじゃないし・・」
「・・うむ!そうかなら吾らの子供になれ!お前も反対はせんだろ?」
「事情が事情だからね仕方ないよ」「うむ!決まりだな!」
あれ?なんだろう、俺抜きで話が進んでいくんですが?
「ちなみに拒否権はない、拒否してもいいがその場合デビルバグの群れの中に放置する」「デ、デビ何?」「なんて残酷な・・」なんかよくワカラナイがヤバイという事だけは理解した。「異議はありませんであります!」
「よろしい」「では、自己紹介をしよう」え、いまさらー!
「吾は魔王兼母のミーシャだ気軽にママと呼ぶがいい」
「えーっと か、母さんでお願いします!」「むぅ」
「俺は元勇者、現魔王の夫で君の父親になるロイだよろしく」
「よろしくお願いします」そして、握手
「俺はセキトって言います養子になります」ちなみに名前の由来は三国志の
呂布が乗っていた馬 赤兎馬からきている。何故に馬?解らん。
「エリスはエリスよろしくねお兄ちゃん」
「うんよろしく・・・え、誰この子」「だからエリスはエリスだよ〜」
だから誰!「この子は娘のエリス君の妹になる子だよ。」「よろしくね」
「よ、よろしく」「ところでエリスこんな時間に起きてどうしたんだい」
「パパとママの声が聞こえたから。ゴメンナサイ」か、可愛い!
「ちなみに、エリスは吾の八番目の娘だ」姉が七人もいるんですか。
「詳しい話は明日にしようもう夜も遅いしな!」なんでこの人テンション高いんだ?夜なのかカーテンで外の風景が見えない。
「ではな、おやすみセキト」「お、お休みなさい父さん、母さん、エリスちゃん」「うん、おやすみ、おにーちゃん」「お休みセキトくん」ガチャッ!
バタン!ふぅーなんか疲れたなーでも、家族か、なんかいいな。
「よし!寝るか」


暗い寒い何処だ此処、本?
「我、血の盟約より汝を喚起せん!」何をしているんだ俺は・・・
!!本から人影が!「我が名はヴァーミリオン我、喚起されたし」
「汝、何を望む?」「俺をこの世界から消してくれ!!」
「では、代価を・・」「俺の目をくれてやる!だから!」「承知」グチャ!
やめろ!「グッ!グァ!グァァァァァァァ!!!」やめろって!やめろよ!!
くっ!眩しい何だこの光!何なんだよ!!

嗚呼、そうか、これは俺のした事なんだ。だから俺はこの世界に・・・・



チュン チュン チュチュン
「は〜朝からテンション下がる夢見た〜」朝から俺は気分が萎えていた。
自分のなくした記憶によると、魔法的な何かによって俺は、この世界に飛ばされてきたらしい、しかも自分の意思で来ちゃったらしい。
「どんな物好きだよ!てか、あの魔人みたいなの何だよ」
「は〜・・・・二度寝しよ」
ガチャ!ダッ!ダッ!ダッ!「おにいちゃーん!!」ピョーン!ドスン!
「ヒデブッ!」え?え?何事?奇襲?ジ○ン軍の奇襲なのか?
「あははは!おはよう!おにーちゃん!」「な、なんだエリスちゃんか」
「うん、みんなの妹アイドルエリスだよ!」キラッ☆ か、可愛い!
あれ、なんかデジャブ?「それで、どしたの?エリスちゃん」てか、背中の
悪魔みたいな羽パタパタさせて可愛い!「んとね、パパとママが朝ご飯だからおいでって!」なるほど「了解」「うん!早く来てね!」ガチャ!バタン!
飯♪飯〜♪あれ?よく考えたら、俺この城の事よく知らないじゃん!ヤバイ!
絶対道に迷う!どうしたらいいんだ! コン!コン!
「は〜い!開いてますよ」
「失礼します。」 うわ、美人!しかもメイドさんだ〜ほんものだよ!
「私、メイドの柊と申します」 すげー物本だー
「あの、」しっつぽついてるし人じゃないよな
「聞いてますか」 やっぱ悪魔?
「あの!」「はっ!はい何でしょう!」「今日ずけでセキト様のメイドになったものです」「まじすか!」「二度は言いません」なんか無口っぽい。
「朝食の準備が出来ましたのでご案内するよう言われましたので」
やったー!助かった!「ついて来て下さい」「は、はい」

1時間後

「おう、やっと着いたか遅かったな、どうした息が切れておるぞ」
「ハァ!ハァ!広すぎだよ!もう疲れてんだよ!」道に迷った回数3回
休憩4回 泣いた数プライスレス
「おにーちゃん遅かったね!」「で、ですよねー」だめだ、この子にこの笑顔につっこんではだめだ「では、私はこれで失礼します」「うむ、ごくろう」
「あの、一緒に食べないんですか?」「メイドですから」さいですか。
「それでは飯だな」「いただきます」と四人で言った。
「ところで、エリスちゃんのお姉ちゃんたちは?」「解んない!」と義妹
「あやつらは成人してどこぞで好き勝手やっておるだろう」と義母
「みんな元気にしているかなー」と義父 
「なんかフリーダムっすね」「そだな」あんたらがだよ!
と、なんやかんやで楽しい朝食は終わり。義母に呼ばれて部屋に行った。


「話がある」「何のですか」「此処に住むに至っての説明だ」「説明?」
「この世界についてだ」なるほど。「まず、魔物娘についてだ」以下略

要するに、魔物娘が存在し、それらは男の精を欲し、男とヤッチャウと
すげーパラダイスじゃん!しかも魔物娘はみんな美少女ときた。最高!!
「じゃあエリスちゃんや柊さんも魔物娘なんですか?」
「ああ、エリスはアリスという魔物、柊はクノイチという魔物だ」
だから、美少女だったのか! その他に魔界、教団、勇者、魔王、インキュバスなど色々教えてもらった。まあ半分くらい寝てたけど。
「解ったか。」「YESマム!」「よし、それにしたがってお前をある場所に行かせる」「ある場所?」「うむ、ラグナロク学園に行かせようと思う」
はい? 学園? 俺が? 何故?「てつずきはもう済ませた」てへっ
「てへっ じゃねー!何勝手に決めてんの?俺まだよくこの世界の事知らないんですよ!」「だから今説明したろ」「そうじゃなくて、こう、経験的なものが不足してるでしょーが!」「拒否権はない!それとも何か、エリスを泣かせるのか?」は?・・・え、もしかして。 ガチャッ!
「お兄ちゃん!明日から同じ学校だね!」情報早っ!
「お供します」「ひ、柊さんまで。」「専属のメイドですから」
「つか、明日!ま、まだ準備が出来てないんですが!」「先ほどやっておきました」早っ!さすが忍者メイド「言ってなかったか?エリスは、春休みだから家に帰ってきただけで、ちゃんと学校に言っているぞ!」
「えっへん!」と胸を張るエリスちゃん可愛い。じゃない!
「は、春休み?」「うん、だからエリス帰ってきたんだよ」
「それってまさか・・・」「明日で終わりです」さすがメイドスケジュール管理はお手の物って感心してる場合じゃねー!
「ナシテこうなったーーーーーー!」その日、城中に少年の悲痛な叫びがこだました!


12/03/15 23:46更新 / フェニックスクラウン
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■作者メッセージ
スミマセン。投稿遅れました。初めてなので読みずらい上に、面白くないかもですが、是非読んでいって下さい。中二病で世界観壊してますが頑張って書きたいと思います。

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