読切小説
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ドSなお姉さんは好きですか?
触手の森の奥深く。魔族であっても躊躇われるほどの淫靡な植物が犇めく場所。その一画に、ダークエルフの集落があった。ここに住むダークエルフ達は、森に迷い込んだ人間を惑わし、自分達の家畜にするのを趣味としていた。

『もう、豚なら、豚らしく、もっといい声で鳴いてくれなきゃだめじゃない』
「…は…はい。女王様!」

ここは村にあるダークエルフの調教小屋。がらんとした部屋に様々な調教の道具が置いてある。部屋は十六畳くらいの広さ。中央に、丸々と太った人間の男性が四つん這いになっている。その上に腰掛ける女性。褐色の肌をした彼女は、撓る紫色の鞭で、人間の尻を叩く。バシっと音がして男の尻が赤くはれ上がる。

「ひぃっ、女王様ぁ」
『うふふ、いい声出せるなら、始めから出しなさいよね』

彼女は足を組みなおす。赤くなった男の尻を摩りながら、軽く手で叩く。男の背筋にぞくぞくとした快感が走る。『それにしても、最近はなかなか調教しがいのある奴隷が手に入らなくてつまらないわねぇ』かつては近隣の村から威勢のいい男を攫っていたのだが、最近は眼鏡にかなう屈強な男が見つからないのだ。と、奴隷の男がもの欲しそうな声で叫んだ。

「女王様ぁ、もっと、もっと、して下さい」
『まだ、いぢめてほしいの?…ふふ、しょうのない子ねぇ』

男が何度も頷く。ダークエルフは、鞭で再び尻を引っぱたく。男があひぃと声を上げる。ダークエルフは立ち上がると、男を蹴とばした。男がごろんと仰向けになる。彼は下着一枚の姿でじっと彼女を見つめる。女の顔がぽぉっと赤くなる。

『もう、そんな顔されたら、ますます、痛めつけたくなっちゃうじゃない』
「女王様、ください、お願いします。奴隷の僕を躾けてくださいませ」

履いていたブーツのまま、男の体を踏みつける。踵で男の胸をぐりぐりと押し込むと、男が嬉しそうに声を上げる。鞭で床を叩く。ベシッと部屋中に音が響く。女は堪らなくなったのか、男の体に鞭うちながら、体を踏みつけていく。男の体に赤い傷跡ができる。

『…ああん♥』
「…ひぃっ。ひぃっ」

男が嬉しそうな泣きそうな声で叫ぶ。彼の一物は張りあがり、下着を持ち上げていた。すかさず、女が、ブーツでそれを踏みつける。体重を乗せて、踵でひねりつぶす。彼女の顔に唾液を吐きかける。男の顔がゆがむ。

『もう、何勝手に固くしてるのよ!』
「…あ、ごめんなさいごめんなさい」

男がだらしのない声を上げる。声が上ずっている。びくんびくんと痙攣している体。女は白く美しい髪の毛をかきあげると、履いていたハーフパンツを脱ぐ。もちろん、下着は履いていない。張のある太ももに挟まれて薄らと白い陰毛が褐色の肌に映えている。

『今日は特別にここでお仕置きしてあげるわ』

女が男の体に跨るようにして立つと、男の一物はさらに固く反り返った。女は戸惑う男をよそに、そのまま腰を下ろしていく。彼の一物に柔らかい肉が当たる。一物を窪みに押し付けて腰を小刻みに降る。

『あはぁ…あはぁん♥』
「女王様、あたって、あたってます」

女は男のパンツをずらすと、直接性器同士をこすり付ける。にちゃっ、にちゃっと愛液が音を立てる。彼女の性器からはとろとろとした愛液が滴っており、それが何とも言えない、甘く隠微な匂いを放っていた。二人の液体が混ざり合いより濃厚な匂いになる。

『…味見しちゃおう♥』
「…あ、あ、女王様のあそこ」

そして、女は割れ目に男の物を銜え込んだ。みちみちと音がして肉が絡み付き締め付ける。女は蟹股に足を広げながら、ずっぽりと中まで男の物を迎え入れる。男の腰がびくんと脈打つ。女が上半身を屈め、見下すような顔で男に語りかける。

『もう、とくべつなんだからね♥』
「女王様、駄目です。気持ち良すぎです」

男が白目を向いていると、女が口をすぼめて、唾液を溜める。舌をだらんと出して、唾液をそれに伝わせる。『ほら、ごっくんして?私の涎、飲みたいでしょ?』女は男の乳首を弄りながら、命令口調で囁く。男は抵抗する力を失ったように、口を開ける。唾液の塊が落ちる。男は、それを口の中で味わい、嚥下する。

「お、おいしいです!」

女は満足そうに男を見下すと、男の頬を手のひらで叩く。バシッと音がして、男の顔が左に回転する。

『やだ、可愛くてたまらない♥ねぇ、豚、一生私の奴隷でいいでしょ?』
「ほ、ほひぃ、はい、僕は貴方様の一生の奴隷でございます」

男は呆けたように、女にねだる。女はその答えに満足して、腰を振り始める。褐色の乳房が上下に揺れる。女はそれをわしわしと自分の両手でもみしだきながら、一心不乱に打ち付ける。肉棒が出たり入ったりする。そのたびに、ぱちゅんぱちゅんと音がする。

『あん♥あん♥私だけの奴隷、私だけのものぉ♥』
『ねぇ、私のここに出しなさい。これは命令よ。たっぷり出して、妊娠させてぇ♥』

白い髪を振り乱す女。汗がはじけ飛び、甘酸っぱいような匂いが興奮を助長させる。キュッキュッと膣を締め付ける彼女に、男は我慢できなくなり、背中をのけぞらせ、熱いものを彼女の中に出した。

………。

息を荒くして、汗まみれになった男。女の中に一物はまだ収まっている。結合部からは、白くどろりとしたものが零れ落ちていた。女は、そんな男を見下ろしつつ、髪をかき上げる。

『うふふ、今回は30点ってところかしら。30分後に復習をするから、そのつもりでね。次はもっと満足させてよ♥』

男が信じられないといった表情で女を見上げていると、隣の民家から他の男の悲鳴が聞こえた。
12/05/14 21:28更新 / やまなし

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