おかーさん!えほんよんで!〜浦島太郎編〜
むかーしむかし、あるところに浦島太郎という青年がいました。
浦島太郎は、年老いたおじいさんと二人で仲良く暮らしていました。
そんなある日、海へ釣りへ出かけると子供達がなにやら騒いでいます。
なにかあったのかと思い、浦島太郎は子供たちのもとへ駆けつけていきました。
するとそこにはなんということでしょう!
子供達が一匹の亀をいじめているではありませんか!
「や、やめてください!私にはもう心を許した殿方がいるのです!あなた達とはお付き合いできないのです!」
「だーかーらー!そうじゃないって!早く俺たちの鞠を返してって言ってんの!!」
「そーだよ!お姉ちゃんが僕の鞠取ったから遊べないんじゃないか!!」
「そ、そんな!私の赤ちゃんを遊びに使うだなんて・・・あなた達はなんて残虐なのかしら!!」
そんなやりとりを見かねた浦島太郎はその場へ行き、叱りつけました。
亀が逃げました
「お兄さんありがとー!」
「これでまた遊べるよ!!」
子供達は浦島太郎にお礼をいうと、どこか別の場所へと行きました。
これで釣りが出来ると嬉しく思っていたところに、先ほどの亀が現れました。
「あの、先程は助けていただきありがとうございました!お礼に竜宮城へと案内します!!」
「あ!申し遅れましたが私は海和尚の釛(こがね)と申します!」
この亀は一体何を言っているのか浦島太郎にはさっぱり検討もつきません。
そもそも、子供達の鞠を取った亀が悪いのです。
しかし浦島太郎は思いました、この亀は生まれてから一度も誰からも叱られたことがないのだろう。
もしくは、別の個体の亀なのかもしれないのだろう、と。
そして、亀がさらにこう言います。
「人間さん、竜宮城に来たら皆からモテモテですよ♥」
「毎日毎晩、女の子をとっかえひっかえで遊ぶことだってできちゃうんです♥」
「特に、乙姫様なんか最近ご無沙汰みたいで夜な夜な一人で殿方のイチモツを想像して思いふけているそうですよ♥」
浦島太郎も男の子です。
亀の言葉を聞いて期待に胸と股間をふくらませました。
「それでは人間さん、私の背中にお乗りください!」
浦島太郎が亀の甲羅へ乗ると、すぐさま海へ潜りました。
それから十分程経った頃です
浦島太郎は浜辺に打ち上げられていました。
亀の姿は見当たりません。
その代わりといいってですが、一匹のサメが浦島太郎の傍にいました。
「おい、オメー大丈夫か?」
なんということでしょう、亀に連れられて竜宮城へ向かった浦島太郎でしたが、海に潜ったまではいいが呼吸ができず、そのまま溺れてしまったようです。
しかしそれは当然のことです、長時間水中に潜る訓練を受けていない人間がずっと息を止めているだなんて不可能なのです。
途中で亀の甲羅から手を離し、海の仲を悶え苦しみながら漂っていたところをサメに助けられたようです。
「いやぁ、しかし自殺とは関心しないねぇ。どうした?失恋でもしたのか?」
「何はともあれ、オメーさんまだ若いんだから、もっと命を大切にしねぇと」
浦島太郎は今までの経緯をサメに話しました。
「はーん、竜宮城ねぇ・・・オメーさんも物好きだなぁ」
「あんな魚クセーとこに行くなんざァ、よっぽどの物好きか女に飢えたバカしかいねえっての!」
自分も魚じゃないか、と喉まで言葉が出かかっていたが浦島太郎は堪えました。
「まぁー、竜宮城に行けなかったのは残念かもだが、代わりにオネーサンがいいところを教えてやるよ!」
「とは言っても、人づてで聞いた話だから本当にあるかどうかは分からないがな!」
浦島太郎はサメからとある場所の道を案内してもらい、そして海には潜らず船に乗りました
これから向かう先は西方の地、そこにはありとあらゆる美女達が男を待ち構えているようです。
『はい、今日のお話はここまで』
『えー!もっとききたーい!』
『ダーメ、明日はみんなで遊園地に行くんだから、早く寝なさい』
『はーい、おやすみおかーさーん』
『おやすみなさい、私の可愛いお姫様♥』
終わり?
浦島太郎は、年老いたおじいさんと二人で仲良く暮らしていました。
そんなある日、海へ釣りへ出かけると子供達がなにやら騒いでいます。
なにかあったのかと思い、浦島太郎は子供たちのもとへ駆けつけていきました。
するとそこにはなんということでしょう!
子供達が一匹の亀をいじめているではありませんか!
「や、やめてください!私にはもう心を許した殿方がいるのです!あなた達とはお付き合いできないのです!」
「だーかーらー!そうじゃないって!早く俺たちの鞠を返してって言ってんの!!」
「そーだよ!お姉ちゃんが僕の鞠取ったから遊べないんじゃないか!!」
「そ、そんな!私の赤ちゃんを遊びに使うだなんて・・・あなた達はなんて残虐なのかしら!!」
そんなやりとりを見かねた浦島太郎はその場へ行き、叱りつけました。
亀が逃げました
「お兄さんありがとー!」
「これでまた遊べるよ!!」
子供達は浦島太郎にお礼をいうと、どこか別の場所へと行きました。
これで釣りが出来ると嬉しく思っていたところに、先ほどの亀が現れました。
「あの、先程は助けていただきありがとうございました!お礼に竜宮城へと案内します!!」
「あ!申し遅れましたが私は海和尚の釛(こがね)と申します!」
この亀は一体何を言っているのか浦島太郎にはさっぱり検討もつきません。
そもそも、子供達の鞠を取った亀が悪いのです。
しかし浦島太郎は思いました、この亀は生まれてから一度も誰からも叱られたことがないのだろう。
もしくは、別の個体の亀なのかもしれないのだろう、と。
そして、亀がさらにこう言います。
「人間さん、竜宮城に来たら皆からモテモテですよ♥」
「毎日毎晩、女の子をとっかえひっかえで遊ぶことだってできちゃうんです♥」
「特に、乙姫様なんか最近ご無沙汰みたいで夜な夜な一人で殿方のイチモツを想像して思いふけているそうですよ♥」
浦島太郎も男の子です。
亀の言葉を聞いて期待に胸と股間をふくらませました。
「それでは人間さん、私の背中にお乗りください!」
浦島太郎が亀の甲羅へ乗ると、すぐさま海へ潜りました。
それから十分程経った頃です
浦島太郎は浜辺に打ち上げられていました。
亀の姿は見当たりません。
その代わりといいってですが、一匹のサメが浦島太郎の傍にいました。
「おい、オメー大丈夫か?」
なんということでしょう、亀に連れられて竜宮城へ向かった浦島太郎でしたが、海に潜ったまではいいが呼吸ができず、そのまま溺れてしまったようです。
しかしそれは当然のことです、長時間水中に潜る訓練を受けていない人間がずっと息を止めているだなんて不可能なのです。
途中で亀の甲羅から手を離し、海の仲を悶え苦しみながら漂っていたところをサメに助けられたようです。
「いやぁ、しかし自殺とは関心しないねぇ。どうした?失恋でもしたのか?」
「何はともあれ、オメーさんまだ若いんだから、もっと命を大切にしねぇと」
浦島太郎は今までの経緯をサメに話しました。
「はーん、竜宮城ねぇ・・・オメーさんも物好きだなぁ」
「あんな魚クセーとこに行くなんざァ、よっぽどの物好きか女に飢えたバカしかいねえっての!」
自分も魚じゃないか、と喉まで言葉が出かかっていたが浦島太郎は堪えました。
「まぁー、竜宮城に行けなかったのは残念かもだが、代わりにオネーサンがいいところを教えてやるよ!」
「とは言っても、人づてで聞いた話だから本当にあるかどうかは分からないがな!」
浦島太郎はサメからとある場所の道を案内してもらい、そして海には潜らず船に乗りました
これから向かう先は西方の地、そこにはありとあらゆる美女達が男を待ち構えているようです。
『はい、今日のお話はここまで』
『えー!もっとききたーい!』
『ダーメ、明日はみんなで遊園地に行くんだから、早く寝なさい』
『はーい、おやすみおかーさーん』
『おやすみなさい、私の可愛いお姫様♥』
終わり?
19/05/17 22:36更新 / オオシバ