6冊目 29p〜38p
新暦37年 3/21 炎の日
今日は卒業式だった。
学年の皆で卒業の歌を歌って、ちょっと涙ぐんだ。
でも、一番印象に残ってるのは担任のクリフ先生がクラス毎の生徒への言葉を話す時に
「〜そして、保健体育をつとめてくれたミシェル先生…あなたは…本当に…ミシェル先生!俺はずっとあなたの事が好きだった!!俺とケッコンしてくれ!!!」
って、先生が卒業式をジャックしてミシェル先生に告白した事だ。
なんだかふんいき台無しだけど、皆笑ってたしどうでも良くなってヒューヒュー!とか野次を飛ばしたりした。
ミシェル先生の返事はもちろんOKだったけど、その後全校生徒の目の前でエッチしようとして他の先生に無理矢理連れてかれてたな。
これから春休み。
アルと、他の数人は同じ中学校に入る事になったけど、フレアは別の中学に行っちゃうみたいで少しさみしい。
「母さんに"知らない事は沢山知りなさい、同じ所にずっと居ては幸せは見つかりにくい"って言われたから。がんばってかしこくなるんだ、未来の家庭のために」
なんて言ってた、フレアらしいかもね。
オレもオレで、ちゃんとがんばらなきゃ。
―――
新暦37年 3/22 泉の日
宿題も何もないお休みなんて久しぶり?かも。
中学校に向けて色々買ったりしたけど、入学式までまだまだある。
けっきょくアルや皆と遊んだ、けっきょくって言うけど楽しかったよ。
―――
新暦37年 3/28 太陽の日
もうすぐ入学式だ。
わくわくしてちょっと眠れない。
―――
新暦37年 4/3 太陽の日
待ちに待った入学式が来た。
教室に入って、担任のドラゴンのリビィ先生が来て、クラスの皆で自己紹介して…
中学生ってなんだか落ち着かない、学校を見ても、他の所から来た人を見ても新しいの物ばかりでちょっと息苦しいかな。
でも早速友達も出来たし、アルも他のクラスでいい感じっぽい。
なんだかドキドキが止まんないや。
―――
新暦37年 4/8 アダマンの日
俺と、俺の友達と、アルと、アルの友達も加えてちょっと遠出した。
皆でいつもよりちょっと夜更かしもした。お父さんにちょっと怒られた。
中学生になるって、小学生の頃より大変だけど、小学生頃より楽しいな。
―――
新暦37年 4/11 月の日
ちょっと中学生の生活も慣れてきた…気がする。
まだほんの少しドキドキするけど、皆優しいし。馬鹿ばっかだけど。
特に変態デビルのエミリーと変態野郎のアンディは馬鹿だ、暇さえあれば二人で下ネタ連発してる。
初めましてのちょうちんおばけのミサトとさえ息ぴったりのため息を出して呆れるくらい。
ミシェル先生で下ネタになれてなかったら対応出来なかったかも、ありがとうミシェル先生。
―――
新暦37年 4/13 泉の日
夜、日記を開く直前にアルから
「入学早々ちょうちんおばけに告白された、助けて」
と電話。
しらん。
―――
新暦37年 4/14 森の日
ミサトからアルの事を聞かれた。
何で?と聞き返すとちょっと焦って
「あ、あの方はすごいんですっ!すごくいい人なんですっ!好きになっちゃったんですっ!」
だって。ようするに、物をすごく大切にしてる場面を見たから一目ぼれしちゃった、と。
アルの事はなんとなく教えておいた、今後がちょっと楽しみかな。
―――
新暦37年 4/16 大地の日
朝にアルから電話。
「俺、好きな人?…みたいな居るから。これから、女の子…傷付けちまうかも」
―――
新暦37年 4/17 太陽の日
案の定、と言ったら悪いかも知れないけど、ミサトが今日1日落ち込んでた。
放課後に話を聞いたら
「あ、あぁ…アーロンさんに。ちょっと…ふられ、ちゃったんです…あ、アハハ…で、でも完全にふられた訳じゃ…グスッ、ないと思うんですっ。多分俺はあの人が好きなのかも、って。多分、って。グスッ…なのかも、って」
途中から涙を流しながら言ってた。
「やっぱり、一目ぼれして、すぐなんて駄目ですよね。グスッ。こ、これから仲良くなって、アーロンさんの好きな人よりいい人になって…見返してやるんですっ…!」
とも、嫌がるかもしれなかったけど、頭をなでておいた。
それにしてもアル、好きな人居たんだな。
今日は卒業式だった。
学年の皆で卒業の歌を歌って、ちょっと涙ぐんだ。
でも、一番印象に残ってるのは担任のクリフ先生がクラス毎の生徒への言葉を話す時に
「〜そして、保健体育をつとめてくれたミシェル先生…あなたは…本当に…ミシェル先生!俺はずっとあなたの事が好きだった!!俺とケッコンしてくれ!!!」
って、先生が卒業式をジャックしてミシェル先生に告白した事だ。
なんだかふんいき台無しだけど、皆笑ってたしどうでも良くなってヒューヒュー!とか野次を飛ばしたりした。
ミシェル先生の返事はもちろんOKだったけど、その後全校生徒の目の前でエッチしようとして他の先生に無理矢理連れてかれてたな。
これから春休み。
アルと、他の数人は同じ中学校に入る事になったけど、フレアは別の中学に行っちゃうみたいで少しさみしい。
「母さんに"知らない事は沢山知りなさい、同じ所にずっと居ては幸せは見つかりにくい"って言われたから。がんばってかしこくなるんだ、未来の家庭のために」
なんて言ってた、フレアらしいかもね。
オレもオレで、ちゃんとがんばらなきゃ。
―――
新暦37年 3/22 泉の日
宿題も何もないお休みなんて久しぶり?かも。
中学校に向けて色々買ったりしたけど、入学式までまだまだある。
けっきょくアルや皆と遊んだ、けっきょくって言うけど楽しかったよ。
―――
新暦37年 3/28 太陽の日
もうすぐ入学式だ。
わくわくしてちょっと眠れない。
―――
新暦37年 4/3 太陽の日
待ちに待った入学式が来た。
教室に入って、担任のドラゴンのリビィ先生が来て、クラスの皆で自己紹介して…
中学生ってなんだか落ち着かない、学校を見ても、他の所から来た人を見ても新しいの物ばかりでちょっと息苦しいかな。
でも早速友達も出来たし、アルも他のクラスでいい感じっぽい。
なんだかドキドキが止まんないや。
―――
新暦37年 4/8 アダマンの日
俺と、俺の友達と、アルと、アルの友達も加えてちょっと遠出した。
皆でいつもよりちょっと夜更かしもした。お父さんにちょっと怒られた。
中学生になるって、小学生の頃より大変だけど、小学生頃より楽しいな。
―――
新暦37年 4/11 月の日
ちょっと中学生の生活も慣れてきた…気がする。
まだほんの少しドキドキするけど、皆優しいし。馬鹿ばっかだけど。
特に変態デビルのエミリーと変態野郎のアンディは馬鹿だ、暇さえあれば二人で下ネタ連発してる。
初めましてのちょうちんおばけのミサトとさえ息ぴったりのため息を出して呆れるくらい。
ミシェル先生で下ネタになれてなかったら対応出来なかったかも、ありがとうミシェル先生。
―――
新暦37年 4/13 泉の日
夜、日記を開く直前にアルから
「入学早々ちょうちんおばけに告白された、助けて」
と電話。
しらん。
―――
新暦37年 4/14 森の日
ミサトからアルの事を聞かれた。
何で?と聞き返すとちょっと焦って
「あ、あの方はすごいんですっ!すごくいい人なんですっ!好きになっちゃったんですっ!」
だって。ようするに、物をすごく大切にしてる場面を見たから一目ぼれしちゃった、と。
アルの事はなんとなく教えておいた、今後がちょっと楽しみかな。
―――
新暦37年 4/16 大地の日
朝にアルから電話。
「俺、好きな人?…みたいな居るから。これから、女の子…傷付けちまうかも」
―――
新暦37年 4/17 太陽の日
案の定、と言ったら悪いかも知れないけど、ミサトが今日1日落ち込んでた。
放課後に話を聞いたら
「あ、あぁ…アーロンさんに。ちょっと…ふられ、ちゃったんです…あ、アハハ…で、でも完全にふられた訳じゃ…グスッ、ないと思うんですっ。多分俺はあの人が好きなのかも、って。多分、って。グスッ…なのかも、って」
途中から涙を流しながら言ってた。
「やっぱり、一目ぼれして、すぐなんて駄目ですよね。グスッ。こ、これから仲良くなって、アーロンさんの好きな人よりいい人になって…見返してやるんですっ…!」
とも、嫌がるかもしれなかったけど、頭をなでておいた。
それにしてもアル、好きな人居たんだな。
15/08/10 23:28更新 / それなりにグラタン
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