憧れの女上司に誘われて
「こんな文章じゃ読者の読みたいという気持ちを掴むことは出来ないな。やり直し。」
「マジっすか…もう5回目ですよ……」
「5回でも10回でも何度でも挑戦するが良い。私は何回でも見てやるさ」
はぁ…マジかよ……結構色々調べて文章を作ったから今回は自信あったんだけどな……
ライターへの道ってこんなにも厳しいのか…
僕は霧澤ユウ。今年この親魔社の新入社員として入社して憧れのライターへの道を歩み出したばかり。
元々高校でも新聞部にずっと所属していて、作る新聞は一定の評価を貰えていたから文章力にはかなり自信があった。そう、あったんだけど……
「うーむ……ダメだな。コレではいくら題材が良くても説明がくど過ぎて読者は途中で読むのをやめてしまうだろう。やり直しだな」
「……はい」
その自信は完膚なきまでに僕の上司であるブラックハーピーの黒嶺カエデさんに崩された。今日1日を使って何回も文章を練り直して校生し直して、自分ではより良い文章にしているつもりなのにダメ出しを貰ってしまうのだ。
書き直し回数は既に7回目でありココまで来ると嫌がらせなんじゃないかとも思えてくるが、そもそも黒嶺さんはこの会社のメインライターとして雑誌の半分以上の記事を手掛けている敏腕ライターであり、指摘にも一つ一つに重みがあって言い返せないのである。それに、駆け出しの僕からしたら憧れの存在であるし、正直容姿もかなり好みである黒嶺さんに記事を見てもらえているだけ有難いと思わねば……
自分の机でPCに向かって、頭を抱えながら文章を考えていたら突然背中に強い衝撃が走った。
「よう、新人クン。まだカエデ女史の牙城は崩せないかい?」
「宮内さんですか……ビックリした」
アオオニの宮内ミコトさんはお調子者だが社のムードメーカーとも言える存在で、僕みたいな新人にも気さくに声をかけてくれる人だ。
サボり癖があるのが玉に瑕だが、面倒見のいい頼れる姉御って感じがある。
「集中するのはいいがもう定時時間は超えたぜ?せっかくの金曜日だし一緒に呑みに行くぞ!」
「しかし、まだ任された記事が出来ないんですよね…」
「オイオイ新人クンが気張ってもしょうもないぜ?まだ〆切は先なんだから」
「しかし……」
ウチの雑誌は月刊誌なので〆切は確かに先の方だが、宮内さんみたいに〆切ギリギリまでサボって毎回デスマーチになるのは流石に遠慮したい。
しかも宮内さんと呑みとなると次の日のことも考えずに飲まされるので二日酔いは免れないのだ。僕はそもそも酒にはかなり弱いし、二日酔いの回復に休日を潰されるのもキツいし丁重にお断りしたい所だが……
「ミコト、お前に任せたコラムが終わっていないようだが……?」
「コラム?どっちにしても〆切は来週だろ?まだ余裕だって」
「そう言っていつも〆切直前に徹夜してるのはどこのどいつだ?言っておくが今回は手伝わないぞ?」
「うげっ!?おいおい勘弁してくれよカエデ女史様ぁ…」
「毎回毎回お前に付き合って残業するこっちの身にもなってくれないか?今日は金曜日だから帰ってもいいが月曜15時までにはコラムを終わらせて持ってこい」
「ちぇー…全く手をつけてないから帰ったら書かなきゃいかんなぁ……仕方ない。新人クン、呑みは今度にしよう」
どうやら黒嶺さんが助け舟を出してくれた様だ。何にせよ助かった。
安堵しながら机に戻りPCに向かおうとしたが既に黒嶺さんの手によりPCの電源が落ちていた。
「霧澤、お前は根詰め過ぎだ。宮内を見習えとは言わないが余りにもやり過ぎると体を壊すぞ」
「しかし…僕はまだ何も出来てないですが……」
「お前は頑張っているのは私が一番知っている。だが頑張り過ぎて文章が空回りしているようだな」
「ですが…」
すると黒嶺さんは少し思案顔になった後、僕の腕を羽で掴んだ。
「よし、じゃあ今日は私と夕飯を食べに行くか。そこでお前の話もしっかり聞いてやろう」
「えっ……!?」
「何か苦手なものはあるか?無いのなら私の行きつけのお店があるんだが……」
「い、いえ!特に無いです!喜んでご一緒させていただきます!」
マジかよ!成り行きとはいえ憧れの黒嶺さんと一緒にご飯食べに行けるとかラッキー過ぎる!
よし、このチャンスで色々記事を書く上での秘訣を聞きつつ少しでもお近づきになれれば…
……と、そんな変なことばかり考えていた為この時黒嶺さんが熱っぽい目でこっちを見てニヤリとした事に全く気が付かなかったのだ……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
黒嶺さんと一緒に歩いて少しの住宅街の方に来た。この辺に居酒屋や飲食店があるとは聞いたことないが……
「黒嶺さん、コッチに飲食店ってありましたっけ?」
「ああ、あるぞ?隠れ家的な店がな」
隠れ家的な店か……確かにそう言った知る人ぞ知るお店は本当に美味しいことが多いからなぁ…楽しみだ。
ワクワクしながら歩いていたら住宅街の外れにある一軒家の前で黒嶺さんが止まった。
「さあ着いた。ココだ」
「ココ……ですか?お店には見えませんが……」
見たところ普通の一軒家に見えるが…表札は……ん?KUROMINE?…………え、もしかして……
「ようこそ我が家へ。今日は私の手料理をご馳走しよう」
「……………マジっすか」
まさか過ぎる展開に頭がついていかなくて思わず後ずさりしてしまう。すると黒嶺さんの足に腕を掴まれた。
「よもやここまで来てそのまま帰るわけ無いよな?心配するな。学生時代から私は同族の仲間達の料理係をやっていたんだ。料理にはかなり自信があるぞ?」
「し、しかし……こんないきなりの訪問となると黒嶺さんの御家族に御迷惑がかかるのでは……」
「そこも心配無用だ。今は仲間達もみんな婿を取って他所で暮らしている為独り暮らしだ」
独り暮らしの女性の家にヤモメの男が入る事自体が問題なのでは……と戸惑っていたらそのまま家に引っ張りこまれてしまった。
「そんなに私の腕を疑っているのか?この翼でも料理ぐらいは余裕だぞ?」
「は、はぁ…そういう訳では……いえ、わかりました。お邪魔します」
これ以上拒絶するのは黒嶺さんに失礼だしご飯だけ頂いて少し仕事の話したらさっさと帰ることにしよう……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ふぅ………ごちそうさまでした。とっても美味しいご飯でした」
「お粗末様。やはり若い男はしっかり食べてくれて嬉しいな。作りがいがある」
……いかん、あまりにもご飯が美味しすぎたから思わず食べすぎて眠くなってきてしまった……
長居してうっかり寝落ちするまえに帰らなきゃ……
「すみません黒嶺さん。食べすぎて少し眠くなってしまいました。色々仕事の話をしたかったですがココでお暇させていただきます……」
「む?いや、かなり眠そうじゃないか。そんな状態で帰らせる理由にはいかんな?今日は家に泊まっていくといい」
いやいや……流石にそれは…………マズ……
……ダメだ…………眠…い…………
「zzz……」
「……寝てしまったか……魔物娘の巣に入り込んで眠ってしまうとはいい度胸だな……?」
「まぁ、私が食事に睡眠薬を盛ったんだがな。さて、私も食事とさせていただこうか……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-……ちゅ……ちゅ…………-
…ん……何だか下半身がムズムズする様な……
-……ちゅぷ……じゅる…………-
何の夢だろう……久しぶりに淫夢でも見てるのかな……学生時代以来の様な……
-…………じゅぷっ……くちゅ……-
ああ……気持ちいい……このままだと……射精しちゃう……
-……じゅぷっ…じゅぷっ…じゅぷっ…じゅぷっ…-
-ビュルル……ドピュッ……ドプッ……-
…………射精しちゃったよ……久しぶりに夢精だなぁ…………あれ?そういえばココって……僕の家じゃない!!!
憧れの先輩の家でとんでもない粗相を犯した事に気がついた僕は飛び起きようとしたが何かが体の上に乗っていてすごい力で押さえつけられて起き上がれなかった。
顔の上に何かが乗っていて下半身がムズムズしている……?
「んっ……起きたか。先に1発目は頂いたぞ」
「むー!むーー!!」
黒嶺さんの声が聞こえるが相変わらず顔を何か黒い布が押さえつけていて声をうまく発する事が出来ない
……この黒い布ってもしかして……パンツ!?
じゃあ今は黒嶺さんが69状態で顔面騎乗してるってのかよ!?
と言うかいつの間にか僕ハダカになってるし…じゃあこの下半身のムズムズは……!
「おっとっと……暴れられると座りにくいじゃないか」
「むーー!!」
「どいて欲しいのか?仕方ないな」
必死の訴えが届いたのか黒嶺さんは顔の上から退いてくれた。
とりあえず起き上がることに成功したが、今度は後ろから抱きつかれて拘束されてしまった。
「フフ……逃がすと思ったのか?甘いなぁ霧澤?」
「黒嶺さん…?これは一体何のつもりですか?」
「何のつもりも何も……魔物娘の巣で寝落ちする霧澤が悪いだろう?そうでなくてもお前は毎回会社で私を熱い目でずっと視姦してたんだ。仕事中だと言うのに体が火照ってきて仕方なかったよ。魔物娘としてこの据え膳を食べないでどうするんだ?」
黒嶺さんの動き方を毎回観察して参考にしてるのがバレてた…?
しかもなんか盛大に勘違いしてらっしゃる…!
「観念するんだな?コレは私をその気にさせたお仕置きだ」
黒嶺さんは後ろから抱きついたまま足で僕のアソコを掴み、ゆっくりとシゴいてきた。いわゆる足コキだ。
正直爪が怖かったが当たらないようにしっかりと調整されて痛みもなく快感しかない。
あまりの気持ちよさに思わず喘ぎ声を出してしまった。
「うぅっ……うあっ……」
「フフ……気持ちいいか?足で気持ちよくなるなんてヘンタイだな?」
「あぁっ……そんな…」
「フフ……ほら、同時に羽で乳首も虐めてやろうか」
黒嶺さんの綺麗な黒い羽が乳首を撫でる。
こそばゆいのと気持ちいいのが合わさって気が狂いそうだ……
「あぅっ……はぅ……あぁっ……黒…嶺……さん」
「ダメだ。名前で…カエデと呼んでくれ。私もお前の事はユウと呼ぶ事にしよう」
「あうぅ……カエデさん…!」
「フフフフ……そうだ。御褒美にイカせてやろう。私の足にシゴかれてイってしまえ。ほら…ほら!」
カエデさんの足の動きが激しくなってあっという間に精液が込み上げてきた…!
「ああっ…あぐっ!」
-ドピュッ……ドプッ……ビュッ……-
イカされてしまった…カエデさんの足に白濁液が大量に零れている…
「フフ……可愛いなァ……ユウのイク時の顔は何回でも見たいな」
「……男が可愛いなんて言われても嬉しくないですよ……」
「むぅ…可愛いモノは仕方ないだろう。その可愛い顔をもっと見せてもらわないとな」
そう言うと黒嶺さんは僕の正面に移動し対面座位の体制になった。
「さぁて、そろそろユウを頂こうか。別に初めてという訳では無いんだろ?もちろん今後は私以外を抱くのは許さないがな」
……カエデさんは僕が過去に経験してると思っていたのだろうか…?
中学時代から物書きばかりに精を出して色恋沙汰なんてのは一切縁が無い生活をしてきたし、そういうお店も一切興味がわかなかったから未経験なんだよなぁ……
……ココで見栄を張っても仕方ない…恥ずかしいがカミングアウトしよう。
「…………て……すよ……」
「……ん?何だ?聞こえないぞ?」
「コレが初めてなんですよ……」
……うぅ…惨めだ……学生時代にそう言った活動を一切しなかった自業自得とはいえ童貞だと告白する事がこんなにも恥ずかしく哀しいとは……
……ほら、カエデさんも呆れて……アレ?様子がおかしい?
「……」
「…カエデさん?どうしたんですか?笑ってもいいですよー?」
「…………まさか…まさかユウが童貞だったとはな…」
「そうですよ。童貞ですよ。笑いたきゃ笑えば良いじゃないですかハハハゥッ!?」
突然カエデさんは抱きついて来た。心なしか体が震えているような……?
「…………今私は嬉しくて仕方ない。魔物娘にとって愛する人と初めてを捧げ合うというのは憧れであり理想なんだ。私の様な行き遅れがそれを実現する事が出来るなんて感無量だ……」
……ん?つまりカエデさんも処女って事に…
「無論、今言った通り私も初めてだから手加減は出来ないかもしれない……だが、私はユウが今愛しくて仕方ない。我慢してくれ」
そう言うとカエデさんは僕のアソコを掴み、自分の秘所に狙いを定める。
……あぁ、まさか初体験が逆レ〇プになるとはなぁ……
「行くぞ……ん……んん……んぐぅっ!!………ほら…入ったぞ……」
何かを突き破る様な感触の後に容赦無く締め付けてくる感覚と共にとてつもない快感が股間を襲ってくる。
なんだこれ……何なんだこれ……気持ちよすぎるだろ……コレが女の人の膣内なのか…!
「うっ……く…………カエデさん、大丈夫ですか?」
「うむ、最初こそ痛かったが今は…」
「今は……?」
「嬉しさと気持ちよさと幸せで狂ってしまいそうだ…ユウ、私はもう我慢出来ない。少し乱暴になるかも知れないが耐えてくれ」
「うあっ!?カエデさっ……そんなに激しく……ああっ!?」
カエデさんの激しい上下運動と共に暴力的な快感が襲ってきて喘ぐことしか出来なくなる。
「口づけしても良いか?……いや、口づけしてやろう。お前は私のモノだと分からせてやる。んちゅ……んむ……」
「んむぅっ!?んっ……んぅ……」
そして喘ぐことも許されなくなりただ一方的にカエデさんの責めを受けることしか出来ない。
……あ、これファーストキスだった…もう何もかも奪われちゃったな……
「んっ……ぷはっ……良いぞ……もっと私を感じてくれ…!」
「ふっ……ううっ……カエデ……さんっ……もう……ヤバいです……抜いて……中は……」
我ながらハヤいが、こんなに強く責められては仕方ないだろう…これを耐えられる人はバケモノだろう。
……しかし中に出すのは流石に拙い。僕みたいな半端な未熟者にそんな甲斐性は無い…
しかしカエデさんは抜くどころかもっと責め立ててくる。
「中出し以外は許さない。お前の精液はもう私にしか出してはいけないんだ」
「そんな……赤ちゃんが……」
「私はお前の子供を身篭っても良い……いや、身篭りたい。中に出してくれ」
「ダメです……僕にそんな甲斐性は……」
必死に中に出さまいと射精を我慢するが、カエデさんが耳元で囁いてきた。
「心配するな。魔物娘と人間は子供は出来づらい。私の母も私を産んだのは父と結婚してから60年後だった」
「えっ…?」
「魔物娘は基本的に長寿なんだ。そして魔物娘と交わってインキュバスになった人間もまた長寿になる」
そう言うとカエデさんは更にピストンを早める。
「だから、何も、心配、せずに、私の、中に、出すんだ!」
……もうダメだ、気持ち良すぎて頭が回らない……限界だ……!
「あぅっ、うあっ、あっ、カエ、デさん、もう、ダメ…………うぐっ!!!」
-ビュクッ!ドクン!ズチュッ……-
「わ、私もイク……っ!ああああああああああッ♡」
…………あれ…?目の前が……暗くなってきた……
……気持ち良すぎて気絶なんて……本当にあるんだな…………
「ッ……ッ……フフフ……お前の射精で私も達してしまったよ。初体験同士がお互い同時に絶頂するなんてまるで官能小説みたいだな……」
「……ん?なんだ、気絶してしまったのか…絶頂して気をやるなんて生娘みたいだな。まだまだこれからだというのに……」
「……フフ、お前には悪いがまだ私は足りないんだ。それに意識が無い状態で搾り取るのも悪くない。続けさせてもらうぞ」
この後も引き続き滅茶苦茶セッ(ry
fin.
「マジっすか…もう5回目ですよ……」
「5回でも10回でも何度でも挑戦するが良い。私は何回でも見てやるさ」
はぁ…マジかよ……結構色々調べて文章を作ったから今回は自信あったんだけどな……
ライターへの道ってこんなにも厳しいのか…
僕は霧澤ユウ。今年この親魔社の新入社員として入社して憧れのライターへの道を歩み出したばかり。
元々高校でも新聞部にずっと所属していて、作る新聞は一定の評価を貰えていたから文章力にはかなり自信があった。そう、あったんだけど……
「うーむ……ダメだな。コレではいくら題材が良くても説明がくど過ぎて読者は途中で読むのをやめてしまうだろう。やり直しだな」
「……はい」
その自信は完膚なきまでに僕の上司であるブラックハーピーの黒嶺カエデさんに崩された。今日1日を使って何回も文章を練り直して校生し直して、自分ではより良い文章にしているつもりなのにダメ出しを貰ってしまうのだ。
書き直し回数は既に7回目でありココまで来ると嫌がらせなんじゃないかとも思えてくるが、そもそも黒嶺さんはこの会社のメインライターとして雑誌の半分以上の記事を手掛けている敏腕ライターであり、指摘にも一つ一つに重みがあって言い返せないのである。それに、駆け出しの僕からしたら憧れの存在であるし、正直容姿もかなり好みである黒嶺さんに記事を見てもらえているだけ有難いと思わねば……
自分の机でPCに向かって、頭を抱えながら文章を考えていたら突然背中に強い衝撃が走った。
「よう、新人クン。まだカエデ女史の牙城は崩せないかい?」
「宮内さんですか……ビックリした」
アオオニの宮内ミコトさんはお調子者だが社のムードメーカーとも言える存在で、僕みたいな新人にも気さくに声をかけてくれる人だ。
サボり癖があるのが玉に瑕だが、面倒見のいい頼れる姉御って感じがある。
「集中するのはいいがもう定時時間は超えたぜ?せっかくの金曜日だし一緒に呑みに行くぞ!」
「しかし、まだ任された記事が出来ないんですよね…」
「オイオイ新人クンが気張ってもしょうもないぜ?まだ〆切は先なんだから」
「しかし……」
ウチの雑誌は月刊誌なので〆切は確かに先の方だが、宮内さんみたいに〆切ギリギリまでサボって毎回デスマーチになるのは流石に遠慮したい。
しかも宮内さんと呑みとなると次の日のことも考えずに飲まされるので二日酔いは免れないのだ。僕はそもそも酒にはかなり弱いし、二日酔いの回復に休日を潰されるのもキツいし丁重にお断りしたい所だが……
「ミコト、お前に任せたコラムが終わっていないようだが……?」
「コラム?どっちにしても〆切は来週だろ?まだ余裕だって」
「そう言っていつも〆切直前に徹夜してるのはどこのどいつだ?言っておくが今回は手伝わないぞ?」
「うげっ!?おいおい勘弁してくれよカエデ女史様ぁ…」
「毎回毎回お前に付き合って残業するこっちの身にもなってくれないか?今日は金曜日だから帰ってもいいが月曜15時までにはコラムを終わらせて持ってこい」
「ちぇー…全く手をつけてないから帰ったら書かなきゃいかんなぁ……仕方ない。新人クン、呑みは今度にしよう」
どうやら黒嶺さんが助け舟を出してくれた様だ。何にせよ助かった。
安堵しながら机に戻りPCに向かおうとしたが既に黒嶺さんの手によりPCの電源が落ちていた。
「霧澤、お前は根詰め過ぎだ。宮内を見習えとは言わないが余りにもやり過ぎると体を壊すぞ」
「しかし…僕はまだ何も出来てないですが……」
「お前は頑張っているのは私が一番知っている。だが頑張り過ぎて文章が空回りしているようだな」
「ですが…」
すると黒嶺さんは少し思案顔になった後、僕の腕を羽で掴んだ。
「よし、じゃあ今日は私と夕飯を食べに行くか。そこでお前の話もしっかり聞いてやろう」
「えっ……!?」
「何か苦手なものはあるか?無いのなら私の行きつけのお店があるんだが……」
「い、いえ!特に無いです!喜んでご一緒させていただきます!」
マジかよ!成り行きとはいえ憧れの黒嶺さんと一緒にご飯食べに行けるとかラッキー過ぎる!
よし、このチャンスで色々記事を書く上での秘訣を聞きつつ少しでもお近づきになれれば…
……と、そんな変なことばかり考えていた為この時黒嶺さんが熱っぽい目でこっちを見てニヤリとした事に全く気が付かなかったのだ……
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黒嶺さんと一緒に歩いて少しの住宅街の方に来た。この辺に居酒屋や飲食店があるとは聞いたことないが……
「黒嶺さん、コッチに飲食店ってありましたっけ?」
「ああ、あるぞ?隠れ家的な店がな」
隠れ家的な店か……確かにそう言った知る人ぞ知るお店は本当に美味しいことが多いからなぁ…楽しみだ。
ワクワクしながら歩いていたら住宅街の外れにある一軒家の前で黒嶺さんが止まった。
「さあ着いた。ココだ」
「ココ……ですか?お店には見えませんが……」
見たところ普通の一軒家に見えるが…表札は……ん?KUROMINE?…………え、もしかして……
「ようこそ我が家へ。今日は私の手料理をご馳走しよう」
「……………マジっすか」
まさか過ぎる展開に頭がついていかなくて思わず後ずさりしてしまう。すると黒嶺さんの足に腕を掴まれた。
「よもやここまで来てそのまま帰るわけ無いよな?心配するな。学生時代から私は同族の仲間達の料理係をやっていたんだ。料理にはかなり自信があるぞ?」
「し、しかし……こんないきなりの訪問となると黒嶺さんの御家族に御迷惑がかかるのでは……」
「そこも心配無用だ。今は仲間達もみんな婿を取って他所で暮らしている為独り暮らしだ」
独り暮らしの女性の家にヤモメの男が入る事自体が問題なのでは……と戸惑っていたらそのまま家に引っ張りこまれてしまった。
「そんなに私の腕を疑っているのか?この翼でも料理ぐらいは余裕だぞ?」
「は、はぁ…そういう訳では……いえ、わかりました。お邪魔します」
これ以上拒絶するのは黒嶺さんに失礼だしご飯だけ頂いて少し仕事の話したらさっさと帰ることにしよう……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ふぅ………ごちそうさまでした。とっても美味しいご飯でした」
「お粗末様。やはり若い男はしっかり食べてくれて嬉しいな。作りがいがある」
……いかん、あまりにもご飯が美味しすぎたから思わず食べすぎて眠くなってきてしまった……
長居してうっかり寝落ちするまえに帰らなきゃ……
「すみません黒嶺さん。食べすぎて少し眠くなってしまいました。色々仕事の話をしたかったですがココでお暇させていただきます……」
「む?いや、かなり眠そうじゃないか。そんな状態で帰らせる理由にはいかんな?今日は家に泊まっていくといい」
いやいや……流石にそれは…………マズ……
……ダメだ…………眠…い…………
「zzz……」
「……寝てしまったか……魔物娘の巣に入り込んで眠ってしまうとはいい度胸だな……?」
「まぁ、私が食事に睡眠薬を盛ったんだがな。さて、私も食事とさせていただこうか……」
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-……ちゅ……ちゅ…………-
…ん……何だか下半身がムズムズする様な……
-……ちゅぷ……じゅる…………-
何の夢だろう……久しぶりに淫夢でも見てるのかな……学生時代以来の様な……
-…………じゅぷっ……くちゅ……-
ああ……気持ちいい……このままだと……射精しちゃう……
-……じゅぷっ…じゅぷっ…じゅぷっ…じゅぷっ…-
-ビュルル……ドピュッ……ドプッ……-
…………射精しちゃったよ……久しぶりに夢精だなぁ…………あれ?そういえばココって……僕の家じゃない!!!
憧れの先輩の家でとんでもない粗相を犯した事に気がついた僕は飛び起きようとしたが何かが体の上に乗っていてすごい力で押さえつけられて起き上がれなかった。
顔の上に何かが乗っていて下半身がムズムズしている……?
「んっ……起きたか。先に1発目は頂いたぞ」
「むー!むーー!!」
黒嶺さんの声が聞こえるが相変わらず顔を何か黒い布が押さえつけていて声をうまく発する事が出来ない
……この黒い布ってもしかして……パンツ!?
じゃあ今は黒嶺さんが69状態で顔面騎乗してるってのかよ!?
と言うかいつの間にか僕ハダカになってるし…じゃあこの下半身のムズムズは……!
「おっとっと……暴れられると座りにくいじゃないか」
「むーー!!」
「どいて欲しいのか?仕方ないな」
必死の訴えが届いたのか黒嶺さんは顔の上から退いてくれた。
とりあえず起き上がることに成功したが、今度は後ろから抱きつかれて拘束されてしまった。
「フフ……逃がすと思ったのか?甘いなぁ霧澤?」
「黒嶺さん…?これは一体何のつもりですか?」
「何のつもりも何も……魔物娘の巣で寝落ちする霧澤が悪いだろう?そうでなくてもお前は毎回会社で私を熱い目でずっと視姦してたんだ。仕事中だと言うのに体が火照ってきて仕方なかったよ。魔物娘としてこの据え膳を食べないでどうするんだ?」
黒嶺さんの動き方を毎回観察して参考にしてるのがバレてた…?
しかもなんか盛大に勘違いしてらっしゃる…!
「観念するんだな?コレは私をその気にさせたお仕置きだ」
黒嶺さんは後ろから抱きついたまま足で僕のアソコを掴み、ゆっくりとシゴいてきた。いわゆる足コキだ。
正直爪が怖かったが当たらないようにしっかりと調整されて痛みもなく快感しかない。
あまりの気持ちよさに思わず喘ぎ声を出してしまった。
「うぅっ……うあっ……」
「フフ……気持ちいいか?足で気持ちよくなるなんてヘンタイだな?」
「あぁっ……そんな…」
「フフ……ほら、同時に羽で乳首も虐めてやろうか」
黒嶺さんの綺麗な黒い羽が乳首を撫でる。
こそばゆいのと気持ちいいのが合わさって気が狂いそうだ……
「あぅっ……はぅ……あぁっ……黒…嶺……さん」
「ダメだ。名前で…カエデと呼んでくれ。私もお前の事はユウと呼ぶ事にしよう」
「あうぅ……カエデさん…!」
「フフフフ……そうだ。御褒美にイカせてやろう。私の足にシゴかれてイってしまえ。ほら…ほら!」
カエデさんの足の動きが激しくなってあっという間に精液が込み上げてきた…!
「ああっ…あぐっ!」
-ドピュッ……ドプッ……ビュッ……-
イカされてしまった…カエデさんの足に白濁液が大量に零れている…
「フフ……可愛いなァ……ユウのイク時の顔は何回でも見たいな」
「……男が可愛いなんて言われても嬉しくないですよ……」
「むぅ…可愛いモノは仕方ないだろう。その可愛い顔をもっと見せてもらわないとな」
そう言うと黒嶺さんは僕の正面に移動し対面座位の体制になった。
「さぁて、そろそろユウを頂こうか。別に初めてという訳では無いんだろ?もちろん今後は私以外を抱くのは許さないがな」
……カエデさんは僕が過去に経験してると思っていたのだろうか…?
中学時代から物書きばかりに精を出して色恋沙汰なんてのは一切縁が無い生活をしてきたし、そういうお店も一切興味がわかなかったから未経験なんだよなぁ……
……ココで見栄を張っても仕方ない…恥ずかしいがカミングアウトしよう。
「…………て……すよ……」
「……ん?何だ?聞こえないぞ?」
「コレが初めてなんですよ……」
……うぅ…惨めだ……学生時代にそう言った活動を一切しなかった自業自得とはいえ童貞だと告白する事がこんなにも恥ずかしく哀しいとは……
……ほら、カエデさんも呆れて……アレ?様子がおかしい?
「……」
「…カエデさん?どうしたんですか?笑ってもいいですよー?」
「…………まさか…まさかユウが童貞だったとはな…」
「そうですよ。童貞ですよ。笑いたきゃ笑えば良いじゃないですかハハハゥッ!?」
突然カエデさんは抱きついて来た。心なしか体が震えているような……?
「…………今私は嬉しくて仕方ない。魔物娘にとって愛する人と初めてを捧げ合うというのは憧れであり理想なんだ。私の様な行き遅れがそれを実現する事が出来るなんて感無量だ……」
……ん?つまりカエデさんも処女って事に…
「無論、今言った通り私も初めてだから手加減は出来ないかもしれない……だが、私はユウが今愛しくて仕方ない。我慢してくれ」
そう言うとカエデさんは僕のアソコを掴み、自分の秘所に狙いを定める。
……あぁ、まさか初体験が逆レ〇プになるとはなぁ……
「行くぞ……ん……んん……んぐぅっ!!………ほら…入ったぞ……」
何かを突き破る様な感触の後に容赦無く締め付けてくる感覚と共にとてつもない快感が股間を襲ってくる。
なんだこれ……何なんだこれ……気持ちよすぎるだろ……コレが女の人の膣内なのか…!
「うっ……く…………カエデさん、大丈夫ですか?」
「うむ、最初こそ痛かったが今は…」
「今は……?」
「嬉しさと気持ちよさと幸せで狂ってしまいそうだ…ユウ、私はもう我慢出来ない。少し乱暴になるかも知れないが耐えてくれ」
「うあっ!?カエデさっ……そんなに激しく……ああっ!?」
カエデさんの激しい上下運動と共に暴力的な快感が襲ってきて喘ぐことしか出来なくなる。
「口づけしても良いか?……いや、口づけしてやろう。お前は私のモノだと分からせてやる。んちゅ……んむ……」
「んむぅっ!?んっ……んぅ……」
そして喘ぐことも許されなくなりただ一方的にカエデさんの責めを受けることしか出来ない。
……あ、これファーストキスだった…もう何もかも奪われちゃったな……
「んっ……ぷはっ……良いぞ……もっと私を感じてくれ…!」
「ふっ……ううっ……カエデ……さんっ……もう……ヤバいです……抜いて……中は……」
我ながらハヤいが、こんなに強く責められては仕方ないだろう…これを耐えられる人はバケモノだろう。
……しかし中に出すのは流石に拙い。僕みたいな半端な未熟者にそんな甲斐性は無い…
しかしカエデさんは抜くどころかもっと責め立ててくる。
「中出し以外は許さない。お前の精液はもう私にしか出してはいけないんだ」
「そんな……赤ちゃんが……」
「私はお前の子供を身篭っても良い……いや、身篭りたい。中に出してくれ」
「ダメです……僕にそんな甲斐性は……」
必死に中に出さまいと射精を我慢するが、カエデさんが耳元で囁いてきた。
「心配するな。魔物娘と人間は子供は出来づらい。私の母も私を産んだのは父と結婚してから60年後だった」
「えっ…?」
「魔物娘は基本的に長寿なんだ。そして魔物娘と交わってインキュバスになった人間もまた長寿になる」
そう言うとカエデさんは更にピストンを早める。
「だから、何も、心配、せずに、私の、中に、出すんだ!」
……もうダメだ、気持ち良すぎて頭が回らない……限界だ……!
「あぅっ、うあっ、あっ、カエ、デさん、もう、ダメ…………うぐっ!!!」
-ビュクッ!ドクン!ズチュッ……-
「わ、私もイク……っ!ああああああああああッ♡」
…………あれ…?目の前が……暗くなってきた……
……気持ち良すぎて気絶なんて……本当にあるんだな…………
「ッ……ッ……フフフ……お前の射精で私も達してしまったよ。初体験同士がお互い同時に絶頂するなんてまるで官能小説みたいだな……」
「……ん?なんだ、気絶してしまったのか…絶頂して気をやるなんて生娘みたいだな。まだまだこれからだというのに……」
「……フフ、お前には悪いがまだ私は足りないんだ。それに意識が無い状態で搾り取るのも悪くない。続けさせてもらうぞ」
この後も引き続き滅茶苦茶セッ(ry
fin.
17/05/31 01:16更新 / И3PH