魔銃幻想譚
ぴとっ 「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「うわぁ!」 逃げる,走る,俺全力ダッシュ。 嫌だ。 嫌だ嫌だ。 『ゴースト』になんか憑かれたくねぇ! てかぴとってなんだ!? 走る走る。 気がつけば,あの川まで戻ってきていた。 ばしゃばしゃとオアシスを蹴っ飛ばして、その場にへたり込む。 「はぁはぁ,なんとか・・・まいたか?」 気配は消え、振り向いてもその姿は無い。 ほっと息をついたその時━ (無駄ですよ、もう憑いちゃいましたから。) 「うぎゃぁぁぁぁ!?」 自分の中から声がした。 (第一譚より抜粋) |
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