第2話 出会い
・・・さて、どうする?
勢い良くバスに乗ったはいいが、幸い誰も乗っていない(なんか殺風景だな)
とりあえず一番後ろの席に座ろうとしたそのとき・・、
喉元に俺の血を欲しがっているナイフが当てられた。さっきまで誰もいなっかたはずなのにッ!!(目を閉じた怖いので)
あまりに突然すぎて、恐怖のあまり腰を抜かしたいのだが、そんな事をすると
喉がパックリ逝ってしまうのでかろうじて足が震える程度で留まった。
と、かなりシリアスな場面にも関わらず誰かが俺の顔を覗いた。
・・・気がしたが、怖くて目を開けれない。
「うわぁッ!この子可愛いッ!」
(人が死の危機に瀕しているのに・・何だこいつは・・あ、良い匂い)
「フム、まぁまぁってとこだな。」
「っ!可愛いよ!っ絶対」
(頼むから俺の目の前で口論をするのは、やめて欲しいのだが・・。)
「まぁ確かに可愛いか、可愛くないかと言ったら・・、可愛いなぁ」
「でしょう!ぜぇったいっ!!可愛い!!」
(そこまで言われるとさすがに恥ずかしい)
「ん?なんかこの子、顔・・赤くなってない?」
「この状況でもそんな態度がとれるとは・・なかなかの玉だなぁ・・。」
そういえばそうだ、さっきから一向にナイフが退かない。
だけど、なんだか殺気が感じられなかった・・一片もだ、例えて言うなら中高生のふざけあい程度のものである。
・・・しかしだ。 ・・怖いのに変わりはない。(喉にナイフだぞ!)
「い・かげ・・・て・だ・い。」
「ん?なんか言った、この子?」 「さぁ?」
「いいか・・んに・・ください・・。」
「下さいっていわれても〜。」 「なにか欲しいのか?」
・・・俺、我慢の限界だわ・・・。
「・・いい加減にッッッ!シッロオーーォッ!!」
「うわぁッ!」 「くぅッ!!」 「・・ッヌ!!」
様々な感情が昂ぶって吹っ切れたのだか、プッツリといったかどっちかは
判らないが・・なんか衝撃波がでた。
「・・・アハ八ハ。」なんかヤバイ事しちゃたかな?
「おのれ!貴様ァ!!」
スッ、と首跳ね起きでカッコ良くそのまま剣を抜くのはリザードマンだろうか?緑色の髪の毛でポニーテイルで緑色の迷彩服で・・、かなりの露出度です・・かなり、お怒りである事が確認される。
「・・・。(スッ)」
そして、身軽な受身でダメージをうけずに翻って2本の短刀をこちらに向けているのは・・。
ギルタブリルでしょうか?チョコチップ迷彩色の服を着ておりますが・・。
同じくかなりの露出度です。が、目の保養にはなります。
こちらの方も口元は隠しておりますが・・相当殺気立っています。
「っつうー。イッタイなぁ〜きみ〜」
尻餅して、おしりをスリスリしているのは・・ワーシープでしょうか?
白い制服着てます。・・胸が、・・胸が、・・・大きいです。
・・・っあ、ちなみに俺今、メタリました。(おーが♀です)
12/01/30 19:37更新 / 山崎
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