読切小説
[TOP]
魔物娘と夏祭りにいってきた
ドッペルゲンガーの場合

「一緒にお祭りいくの楽しいですね…」
「あ、金魚すくいですよ!いっしょにやりましょう!」
「?なに笑ってるんですか?」

君と一緒のお祭りが楽しくて自然と笑みが浮かびました



ネコマタの場合

「こんな人ごみに来たいなんて、君も酔狂な人間だねぇ」
「まぁ、私はこんな風に猫になれるから良いんだけど…」
「君は人ごみつらくないのかい?」

つらくはないけどあなたが屋根伝いでの移動速度が速くてつらいです



サハギンの場合

「…」
「……」
「………へい、おまち」

ホント、たこ焼きから焼きそばまで君はうまいよね



サキュバスの場合

「じゃーん!浴衣にしてみました!どう?似合う?」
「あ、着物着る時って下着つけないのが常識なんだよね?」
「…これなら外で…」

悪い笑みを浮かべてますが、外ではしませんよ?



白蛇の場合

「お祭りの準備も大変ですね…」
「でも、子供たちが縁日で楽しそうなのは…いつみても癒されます」
「いつかあなたと子供と一緒に…」

そのためにも頑張って神主とかになります(使命感



刑部狸の場合

「ハズレなしのくじだよー!一回200円、3回500円だよー!」
「ん?お兄さん…これは特賞だねぇ?」
「特賞はちょっと渡すのに時間がかかるから、郵送したいんだけどいいよね?」

後日、まさかの刑部狸さんが郵送されてきました


セイレーンの場合

「〜〜〜♪…あ、来てくれたんだ!」
「えへへ…みんなに祭りの歌を歌うのもいいね!」
「この後は私たちだけのお祭り(フェスティバル)だよ…?」

最高の独り占めが私には約束されているのだよ(キリッ



ダークプリーストの場合

「うぅん…どうしたらいいでしょう?なかなか教会に人があつまりません」
「こうなったら縁日で…紅茶を振舞えばいいのでしょうか?」
「どうしたら良いと思います?」

あなたと二人きりの時間が無くなるからいりません



バフォメットの場合

「あにじゃー、かき氷がいいのじゃー!」
「いっただっきまーす!…!?」
「キーンとするのじゃ…いたいのじゃ〜…」

だからあれほどゆっくり食べるように言ったのに…



セルキーの場合

「暑いわ…なんでこんな暑い中出かけるのよ…」
「暑いなら毛皮を脱いで夏服着ればいいって?いやよ」
「あんたにひっついててもいいなら…考えてやらなくはないわよ?」

むしろその方向でおねがいします!(土下座



大百足の場合

「あぁ…今年もこの妬ましい季節がきましたね…」
「お祭りなんて…みんなワイワイ騒いでばっかりだし…」
「え?…私と行きたい…?」

そのために…仕事を終わらせてきたのさ!



リャナンシーの場合

「こう…お祭りとかはやっぱりインスピレーションがうまれそうですね!」
「この活気…絵にしたらきっと素敵な絵ができるはず!」
「さぁ!他の似顔絵絵師さんに負けれられませんよ!」

うん…お願いだから休ませて…



アポピスさんの場合

「さて…他の神を信奉するなんてどういうつもりなのかしら?」
「確かにわたしはマイナーだけど、これでも神なのよ?」
「つまり私のためのお祭りがあっても…」

黒い太陽祭、これは流行らない…



ハーピーの場合

「…」
「なんでだろう…」
「私が焼き鳥食べてたらみんなこっちみてる…」

一般的な種族的イメージのせいじゃないかな?



河童の場合

「全く…お祭りで浮かれるのはいいけど、川にごみを投げないでほしいな」
「こんなんで本当に神様のご利益がもらえると思ってるのかな?」
「…ごみ掃除、手伝ってくれてありがとう」

みなさん、河童のためにもごみはごみ箱に!



ゴーストの場合

「ん〜…このくじも駄目ね」
「あそこのくじも…って言ってるそばからやらないの!」
「もぅ〜…あたり入ってないよ?」

それでも…くじが俺を呼んでいるんだ!



ドーマウスの場合

「…すぅ、むにゃむにゃ…」
「焼きとうもろこし…」
「うまうま…」

寝ながらでも高速のとうもろこし食い…やはりネズミか!



ヴァンパイアの場合

「ふっ…お前が行きたいというから来てみたが…」
「祭りなど、たいしたことがないな!」
「…なにをしている!はやくいくぞ!」

…で、今度は綿菓子でと射的ですか(優しい微笑み



稲荷の場合

「普段の時には人が来ないですが、やはり来てくれるとうれしいですね」
「さて…恋の悩みを抱えている娘たちもたくさんいますね…」
「…いいじゃないですか、助けるの位…」

気持ちはわかるけど狐憑き量産化計画はだめです!



ドラゴンの場合

「ふむ…味付けが濃いな」
「ん?…私が楽しんでるのが意外か?」
「せっかくのお前との祭りなのだ、楽しまなければ損だろ?」

ドラゴンさんはプライドが高いだけじゃないんですね(恋人繋ぎしながら





おまけ―――あるリリムの場合

「わぁー!焼きそば、広島風お好み焼き!」
「こっちには屋台のラーメンにパスタ揚げだって!」
「どれにしようかまようなぁ〜!」

気持ちわかるけどなんで麺類だけなんだよ!
14/07/24 17:08更新 / ネームレス

■作者メッセージ
最近久々に友人(男)と行ってきました


どうも、ネームレスです
ちなみにその友人と帰りにラーメンすすって解散しました
お互い、魔物娘さんがいたらとは話したり話さなかったり…

ちなみに友人はくじを引いてましたね
私?そんなことよりから揚げとたこ焼きだ!

最近は暑い日が続いているためか、頭が動きません…
え?いつものこと?
…そんなことはないはず(震え声

さて…そろそろ新作や連載を書き上げたいですね


それでは今回はこの辺で
ここまで読んでいただきありがとうございました!

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33