連載小説
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また明日、笑顔で
 人は数十年先、確実に生きれるという確信をどこか持っている。
 それは10〜20年先の未来を想像し、それに向かって生き、備え、当たり前のように訪れると思っているのではないだろうか。
 だけど、必ずしも生きられるという保障は当然ない。
 突然不治の病を患うかもしれないし、事故に遭う可能性もある。
 それでも、誰としてその可能性を考慮して生きてはいないだろう。
 人間は死を直観的に避けて生きる生き物なのだから当たり前なのかもしれない。
 だから人は、闇の様に先が見えない未来でも、死が訪れないという唯一の希望を持っているからこそ安心して眠れるのだろう。
 たぶん……。
                                                  nagisa82_s
序章10/08/03 08:10
その110/08/05 04:54

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