エマニエル夫人も霞む程の妖艶さ
学生時代、俺は恋をしていた。
相手もまんざらでは無い様子だったが
結局なにも言い出せないまま学校は卒業、疎遠になってしまった。
だから次に恋をしたら、逃さず行動しようと決めていたんだ。
だから俺は
「ルー、キミとは合って間もないけど・・・あまり話し合ってないけど
その・・・なんて言うか・・・
泣いてる君を見たり
笑ったキミをみて思ったんだ」
緊張のあまり、足が震えて背筋が寒くなる。
自分の鼓動の音がうるさくも感じた。
「ルー、キミが好きです。
恋人になってください。」
どストレートな告白
言っておいてなんだけど、相手が俺に好意を持ってなければドン引きなセリフだと思う。
ルーは目をまん丸に見開いて、信じられないモノを見たといった顔をしていた。
「あ、兄上・・・突然召喚されて・・・迷惑だとは思っておらぬのか?
わしに初対面で頭突きされて怒ってはおらぬのか?」
頭突きした自覚はあったようだw
「急に連れてこられたのはビックリしたけど、二度と帰れないわけじゃないし、怒るわけないよ。
それに恋の始まりが激突から始まるのはお約束だしね。」
トースト咥えて
遅刻遅刻!転校初日から遅刻なんてマジヤバイって感じよねぇ〜!
と蒼髪に赤い眼の少女が言った直後に主人公と激突してスカートの中を見せてしまう物語は有名だ。
「それよりも
俺・・・まだ返事をもらってないんだけど、さっきなんて言ったか憶えてる?」
「え?お、怒るわけないと・・・」
「その前だよ。」
「へ・・・?えっと・・・」
「恋人になってください。」
二度目となると先ほどよりは緊張せずに言葉が出た。
「あ・・・!あぁあ・・・すっ・・・わしを好きだと・・・(//∇//)」
ボッ!という音が出そうな勢いでルーの顔が真っ赤にそまった
「よかった、スルーされてたらどうしようかと思ってた。」
「もちろんなのじゃぁ!もとより兄上と呼んでおるでは無いかぁ!」
感きわまったルーは文字通り俺に飛びついてきて
「アダッ!」
今度は口に角が直撃。脳が揺すぶられる事は無かったけど痛い。
「はわわわぁ。またやってしまったのじゃぁΣ(゚д゚lll)
あ!血が・・・」
真っ赤だったルーの顔は一転して真っ青になった。
ルーの角が当たった際に、自分自身の歯で唇を少し切ってしまっていたようだ。
「あぁ、大丈夫だって。すぐ治るよ」
本当にたいした量ではないのでほおっておいても治りそうだった。
するとルーが再び真っ赤になって
「わ、わしが治すのじゃ」
そう言って今度はゆっくりと俺の顔に近づいて来た。
するとルーの唇付近に彼女が体から発していたピンクの靄が集まっていき
「ヒール・・・」
ほんのりと明るく温かい光となって、グロスを塗ったかのような艶やかな唇となり
俺たちは初めてのキスをした。
俺の唇をついばむようにされたキスは温かく、とても柔らかく
ルーの甘い体臭が感じられた。
「あのぉ、私もまだいるんですけどぉ。」
(−_−#)
キルケがジト目で睨んでいた。
Σ(゚д゚lll)
「な、なんじゃ!まだおったのか!?はよう旦那のところへいっておれ!」
俺もすっかり忘れてた。
やべぇスッゲェ恥ずかしい\(//∇//)\
「言われなくても行きますよぉ。ムラムラしてきちゃったし。
ブチ犯しに行くとしますかぁ」
そう言って流し目でペロリと舌舐めずりをする姿は、流石は魔女。
エマニエル夫人も霞む程の妖艶さだった。
キルケがいなくなってから、お互いの顔を見て爆笑しあった。
すでに続きをする雰囲気では無かった。
その後、たたんだ布団をクッション替わりに寄りかかった俺は、ルーを膝の上に乗せて後ろから抱きしめながらお互いの事を話し合った。
好きな食べ物のこと。
嫌いな食べ物のこと。
好きな天気。
お気に入りの場所。
家族のこと。
仕事について。
趣味や特技について。
お互いの文化について話した時はルーはとても驚いていた。
なぜなら、魔物のいない世界から呼ばれたはずの俺がバフォメットや他の魔物の文化や習性を熟知していたからだ。
さすがの遠見の魔法もWeb上まではみれなかったらしい。
「つまり、俺達の世界では魔王の地位をサキュバスが継承したっていう事は、ネットワーク上で読める物語の中での出来事なんだ。」
「ほぉ〜。とすると、わしらのおる世界では逆に兄上達の世界の事がどこかで物語として書かれておるかもしれんのぉ。」
「だとすると面白いねw」
俺たちはこうしているだけで幸せな気分になった。
相手もまんざらでは無い様子だったが
結局なにも言い出せないまま学校は卒業、疎遠になってしまった。
だから次に恋をしたら、逃さず行動しようと決めていたんだ。
だから俺は
「ルー、キミとは合って間もないけど・・・あまり話し合ってないけど
その・・・なんて言うか・・・
泣いてる君を見たり
笑ったキミをみて思ったんだ」
緊張のあまり、足が震えて背筋が寒くなる。
自分の鼓動の音がうるさくも感じた。
「ルー、キミが好きです。
恋人になってください。」
どストレートな告白
言っておいてなんだけど、相手が俺に好意を持ってなければドン引きなセリフだと思う。
ルーは目をまん丸に見開いて、信じられないモノを見たといった顔をしていた。
「あ、兄上・・・突然召喚されて・・・迷惑だとは思っておらぬのか?
わしに初対面で頭突きされて怒ってはおらぬのか?」
頭突きした自覚はあったようだw
「急に連れてこられたのはビックリしたけど、二度と帰れないわけじゃないし、怒るわけないよ。
それに恋の始まりが激突から始まるのはお約束だしね。」
トースト咥えて
遅刻遅刻!転校初日から遅刻なんてマジヤバイって感じよねぇ〜!
と蒼髪に赤い眼の少女が言った直後に主人公と激突してスカートの中を見せてしまう物語は有名だ。
「それよりも
俺・・・まだ返事をもらってないんだけど、さっきなんて言ったか憶えてる?」
「え?お、怒るわけないと・・・」
「その前だよ。」
「へ・・・?えっと・・・」
「恋人になってください。」
二度目となると先ほどよりは緊張せずに言葉が出た。
「あ・・・!あぁあ・・・すっ・・・わしを好きだと・・・(//∇//)」
ボッ!という音が出そうな勢いでルーの顔が真っ赤にそまった
「よかった、スルーされてたらどうしようかと思ってた。」
「もちろんなのじゃぁ!もとより兄上と呼んでおるでは無いかぁ!」
感きわまったルーは文字通り俺に飛びついてきて
「アダッ!」
今度は口に角が直撃。脳が揺すぶられる事は無かったけど痛い。
「はわわわぁ。またやってしまったのじゃぁΣ(゚д゚lll)
あ!血が・・・」
真っ赤だったルーの顔は一転して真っ青になった。
ルーの角が当たった際に、自分自身の歯で唇を少し切ってしまっていたようだ。
「あぁ、大丈夫だって。すぐ治るよ」
本当にたいした量ではないのでほおっておいても治りそうだった。
するとルーが再び真っ赤になって
「わ、わしが治すのじゃ」
そう言って今度はゆっくりと俺の顔に近づいて来た。
するとルーの唇付近に彼女が体から発していたピンクの靄が集まっていき
「ヒール・・・」
ほんのりと明るく温かい光となって、グロスを塗ったかのような艶やかな唇となり
俺たちは初めてのキスをした。
俺の唇をついばむようにされたキスは温かく、とても柔らかく
ルーの甘い体臭が感じられた。
「あのぉ、私もまだいるんですけどぉ。」
(−_−#)
キルケがジト目で睨んでいた。
Σ(゚д゚lll)
「な、なんじゃ!まだおったのか!?はよう旦那のところへいっておれ!」
俺もすっかり忘れてた。
やべぇスッゲェ恥ずかしい\(//∇//)\
「言われなくても行きますよぉ。ムラムラしてきちゃったし。
ブチ犯しに行くとしますかぁ」
そう言って流し目でペロリと舌舐めずりをする姿は、流石は魔女。
エマニエル夫人も霞む程の妖艶さだった。
キルケがいなくなってから、お互いの顔を見て爆笑しあった。
すでに続きをする雰囲気では無かった。
その後、たたんだ布団をクッション替わりに寄りかかった俺は、ルーを膝の上に乗せて後ろから抱きしめながらお互いの事を話し合った。
好きな食べ物のこと。
嫌いな食べ物のこと。
好きな天気。
お気に入りの場所。
家族のこと。
仕事について。
趣味や特技について。
お互いの文化について話した時はルーはとても驚いていた。
なぜなら、魔物のいない世界から呼ばれたはずの俺がバフォメットや他の魔物の文化や習性を熟知していたからだ。
さすがの遠見の魔法もWeb上まではみれなかったらしい。
「つまり、俺達の世界では魔王の地位をサキュバスが継承したっていう事は、ネットワーク上で読める物語の中での出来事なんだ。」
「ほぉ〜。とすると、わしらのおる世界では逆に兄上達の世界の事がどこかで物語として書かれておるかもしれんのぉ。」
「だとすると面白いねw」
俺たちはこうしているだけで幸せな気分になった。
11/01/11 16:51更新 / ミニたん
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