前編
「はあぁ……」
考える。
果たして、性欲は三大欲求に含まれるのだろうか。
他の食欲や睡眠欲と違って、人間にとって性欲は死ぬことに直結しない。
もちろん種の保存的な意味で見たら重要だってわかるけど、個人として生きる場合ならちょっと違う。
ただ寝て起きて飯を食ってまた寝る。それが現代社会において生きてると言えるかはさておき、生物的に一応生存してる。
だから三つのうち性欲だけが生命が生きていくうえで必要不可欠ではない。
つまり。
人間は禁欲しても生きていける。
「セックスしたいぃ……」
だけど私達、魔物娘は駄目。無理。
生きてくためにはセックスが必要不可欠なのだ。
理屈的には消費する魔力を補う一番効率的な方法として。
感情論で言えば、素敵な旦那様が欲しいから。
超欲しい。いや真面目にそれさえ手に入れば何も要らないぐらい渇望している。もう後輩が寿退社する度に心の中で血涙を流したくないし私も早くお局様ポジションから脱出して一日最低五発の爛れた性活を送って中出しアへ顔幸せダブルピース記念写真とか撮ってそれをスマホの待ち受けにしてみたい。
しかしむべなるかな、現実は非情である。
なんせ必死な私達と違って、向こうはセックスしなくてもいいのだからスタート地点からして違うし。
そもそも魔物娘が侵出する前ならいざ知らず、フリーの男が不用意に出歩こうものなら暗がりに連れ込まれ即逆レ、幸せな結婚ルートまっしぐらになるほど深刻な人間男性不足に陥ったこの国で、お婿さんを探すのは並大抵のことでない。
しかも最近ショタ保護法なんてものも出来たもんだから、競争率は更に上がった。いいじゃんショタ。素敵じゃんショタ。ユニコーン率いるおねショタ一派に法案撤回を期待したい。
閑話休題。
とにもかくにも、男。男が足りない。
男が足りないから仕事にのめり込むしかなくなって、それで仕事もかなり出来るようになるから昇進して余計男性社員から遠い存在になる。
まさに負の連鎖。アンチスパイラル。
一体どうなってるんだ私の人生。
神…はいないけど全知全能の魔王様なら一人ぐらいお婿さんを宛がってくれてもいいんじゃない？
自分で言うのもなんだけど、私結構ギリギリよ？
迷える小悪魔ここにいますけど、ちょっと優先順位間違えてませんか？早く助けてやくめでしょ。
「ねぇねぇ、おねーさん」
ーーーぁえ？
え、誰？ 私？ 私のこと？
いけないいけない。魔王様に怨嗟吐いてたせいで変な声でた。
魔物娘にしては珍しく定時退社(大抵はお婿さんと一緒に早引き)する途中の私に声を変える人なんていないから。
いないはずなんだけど、でも振り替えると、知らない男の子がこっちを見ていた。
歳はかなり若めで、身長は高め。
ピアスとかはしてないけど、茶髪な見た目は結構遊んでそう。
ピチピチの精と制服から見えるうなじが眩しい。
…ん？制服？
コスプレの安っぽさはないんですけど本物？
しかも匂いからして誰かのお手つきじゃないとか？詐欺？私の身体目当てなら喜んであげるけど？
「実はちょっとお金無くてさー…ちょっと貸してくんない？」
足を止めた私に制服男子が近づいてくる。
茶髪の軽そうな態度にふさわしい、遠慮のない距離の詰め方に私の心臓と子宮はバクバクジュンジュン。
えーっと……。
これってもしかしてママ活ってやつ？
金銭を見返りに色んなことをする、いわゆる援助交際の一種。
前時代に流行ってたパパ活（なんて素敵な響きなの？）の男女逆バージョン。
でももれなく独身魔物娘にお持ち帰りされるので今はショタ保護法で禁止されてるはず。
いやその前に魔物娘にそんなことする意味わかっているのだろうか？もしかして行き遅れの年増サキュバスってナメられてる？だとしたら色々と許せそうにないんですけど？
「おねーさん、暇なんでしょ？……ならちょっと遊んでくんないかな？」
スケベ大好き魔物娘として物申す前に、肩と肩がくっつくほど近づいてこられた。
若いのに何をやってるのあわわわわ。
婿前の男の子がはしたなはわわわわ。
あー…だめねこれ。初めての男性の至近距離で理性がショートしてる。
いや魔物娘の理性なんて所詮こんなものだけど。
プライド？なにそれ美味しいの？
でも頑張って私の理性。
魔物娘としてはあれだけど、ここはガツンと毅然な態度で大人の余裕ってやつを見せつけてあげるのよ。
「……どうかな…？」
ーーーひぅ♥️
ふぅ、って！ふぅ、って！
公衆の面前なのに耳に息をかけましたよこの子！
ちょっとえっち過ぎない！？それが若者の性の乱れってやつ！？魔王様ありがとうございますこれでご飯三杯はいけます！！
「くす……じゃあこっち行こうか♪」
にやにやといやらしく笑う男の子に引かれて、吐息ショックから立ち直れない私はされるがまま。
頭の中ではラブロマンス派の私(乙女)と肉欲全開派の私(雌)が大論争してるけど、結局ヤることは同じだし。ゴツゴツした男の子の手とかキュンとくる匂いとかで全部吹き飛んだ。
ていうか指めっちゃ絡み合ってない？これが噂の恋人繋がり？あーだめだめ、えっちすぎます。歩幅もちゃんと私に合わせてくれてるし。
こういういけない子が将来どうなるか、お姉さん心配です。だからここは世の中の厳しさってやつを教えなきゃいけないわね。大人として。
暗い裏通りからお洒落な休憩所に入っても平然としてる子にはお仕置きよお仕置き。
親切なお姉さんが社会の厳しさってやつを教えてやらないとね。
パン、パン、パン、パン、パン、パン
「おっ♥️ほっ♥️おっ♥️おっ♥️おぅっっ♥️♥️」
音、ぼやーっとした中で音がしてる。
なんていうか、柔らかいお肉を叩いてるような小気味のいい音。
その合間に、なんだかかわいい声も。
「まっ♥️まっで♥️おねえざっ、まぁっでぇっ♥️♥️」
だれかが、さけんでる。
泣いてるような、でもすごくかわいくて、もっともっと声を聞きたくなっちゃう。
「あっ♥️あっ♥️ぃっ♥️そこ♥️だめ♥️ぐりぐりこすりつけなあああああ！！♥️♥️♥️」
「ぃひいっ♥️」
びくびく、びくびく。
私の下にいる誰かがふるえるたび、強烈な電気が私の子宮をはしる。
「はぁ…♥️はぁ…♥️はぁ…♥️」
それで私も目が覚めた。覚めたみたい。
腰が抜けそうな快楽に耐えながら、気づけば私は知らない部屋にいた。
知らない間取り、知らない家具。
何もかも知らないことだらけだけど、もっと大変なことがある。
男。
人間の、しかもまだ若い男が、私の下でビクビク震えてる。
しかも裸のまま。
え？なにこれ？夢？
いや、待って。ちょっ、ちょっと待って勝負はこれからよ張った張った。
なんでこうなったの？
確か…会社帰りに男の子に声かけられて…。
そうだ。結局なんだかんだ言って、一緒にホテルはいったんだった。
それで部屋に入って早々、男の子がキスしてきて、それで、
「っ…♥️……おっ、…ぉ♥️」
気づいたらこうなってましたとね。
いやだってしょうがないじゃない？最初は男らしくリードしたかったようだけど、私も腐っても魔物娘ですし。
頑張って気持ちよくしてくれようとしたんだけど、私がトランクスの中のおちんぽをナデナデしたらもうダメだったみたい。もう自分がされてるのに一杯一杯になっちゃって、いつの間にか攻守逆転して。今も逆種付けプレスのまま子宮口にぐりぐりおちんぽを押し付けて射精させちゃってるし。
「はぁ…はぁ…ほら、まだ休んじゃ駄目♥️」
「ぉひっ♥️」
いやーホントは止めようと思ったんですよ？明らか過剰快楽でメロメロだったし。
でもさ、なんていうか。まるで押し倒したように、私の下で真っ赤になりながら蕩けた男の子の顔を見てると、何やら私の中のダークサイドがキュンキュンしてきて、思わず指で男の子の乳首をつまんでしまった。
おまけに片耳も甘噛みかみかみ。
我ながら不思議なんだけど、今まで彼氏のかの字もいない人生だったけど、もうこの男の子の弱点は手に取るようにわかる。
すごいね、魔物娘って。
「ひっ…♥️ひっ…♥️ま、まって…待ってお姉さん…もう無理、もう無理だってぇ！？♥️」
こりこり、こりこり。
人差し指で乳首を転がす。んふふぅ、君はこれが好きなこと、もうばれちゃってるからね？
その証拠に、んっ♥️ほら♥️腰が動いてきたでしょ？♥️
ほら、もっと気持ちよくなれるよう、合わせてあげるから♥️
「おっ♥️おっ♥️おっ♥️だめっ♥️パンパン♥️しないでっ♥️もういじめないでぇ♥️♥️」
私は男の身体を抑えながら、また男の子を責め立てる。
魔物娘はこういうときに便利がいいとつくづく思う。腕力と魔力で優しく抑えながら、腰だけの動きでおちんぽをおまんこの中に出し入れする。私もピュアな乙女だし、最初は正直不安だったけど、生まれて初めて男の子を迎え入れた下半身は十分男の子を気持ちよくさせてあげられているみたい。挿れるときは先っぽに膣ひだがまとわりつくよう。抜くときはわざとキツくしてカリ首までちゅーちゅー吸いしゃぶるよう。
「んひぃぃっ♥️♥️」
かふっ♥️き、きた♥️しきゅうに、ちょくせつ♥️
もう何回も連続して出してるのに、まだ勢いよく射精してくれる。
初めは耐えようと頑張ってたみたいだけど、さっきからずっと女の子みたいに叫んでばかり。まあ、でもしょうがないわよね？魔物娘の精鋭おまんこに、ただの男の子が勝てるわけないもの。
それで見下ろすと、必死に雄ぶろうとしてた目からいつの間にか許しを請う目になってて、ムラムラしたのでべろちゅーの刑。
「んっ！？…ふっ……むじゅる♥️……んちゅ、んへぇ♥️」
ダメ押しのそれで、膣奥に押し付けられた知らない男の子おちんぽから、ぴゅ♥️ぴゅ♥️と最後の一滴まで搾り取る。魔物娘の常識よね。
男の子を見ると、かわいく舌をだらんとさせながら心ここにあらずって感じだった。
えっちの最中、思いっきり魔力を注入したから感度爆上げのまま連続射精させたのが原因かもしれない。ていうかそれに違いない。
男の子の表情にまたムラっとしたけど、ひとまず人心地ついた私は、優しいのでおちんぽを抜いてあげることにした。
「んしょ…」
上手く力の入らない手足に四苦八苦してるのに、肝心のおまんこは初めてのおちんぽを離さないようまとわりついてる。気持ちはわかるけど、今は落ち着いてほしい。私も気持ちよくなっちゃうから。
それで苦労しながら、ようやくおちんぽが抜けた。
カリ首が抜ける際、信じられないほどの喪失感。
あとゴポォってすごい音をしながら、精液もこぼしちゃった。もったいないからできる限り指ですくって回収したけど。
「……………くふふ、もしもーし、聞こえてるー？♥️」
それで、寝転がったままの男の子の耳に手を当てて、内緒話のように話しかける。
男の子から返事は無かったけど、吐息が耳にかかって、小さな喘ぎ声があがった。
うん、聞こえてるみたい。
「はせがわ しょうご くん。都内の高校三年生。趣味はギターで、新しいやつが欲しくて気楽にママ活しちゃったんでしょ？」
「……な、なんで……」
おびえたような、でも多分に甘いものが入った声。
「なんでって、しょうご君が教えてくれたんでしょー？おちんちんじゅぽじゅぽ吸われながら♥️♥️」
けらけら笑いながら、悪戯に私の指をおちんぽに見立てて、舌を這わせる仕草をする。
さんざん私の口淫テクで気持ちよくさせられたしょうご君は、それだけであそこが甘く痺れるようになったみたい。
それがもう楽しくて、なんだか変なテンションに転がっていくのを私自身が感じていた。
「でもさぁ、人間の未成年者は、こういうのしちゃだめって知ってるでしょ？」
指先でさわさわとお腹を触るだけなのに、大げさに身体をそらすしょうご君。
多分だけど、人生初めてのセックスで全身が性感帯状態なんだと思う。
そしてそんな人間を見逃す魔物娘ではない。
「私は魔物娘だからいいんだけど…学校に知られたら、わかるよね？」
とどめに、ねっとり耳打ち。
「しょうご君も、もっと、これより気持ちよくなりたいでしょ…？♥️」
人間の許容範囲外の快楽でメロメロになった状態に加えて、自分より上位者と刻み込まれた相手からの要求。これに抗えるオスはいない。
その証拠にほら、想像しちゃって、はぁはぁしちゃってる。
「連絡先教えるから……また会おうね？♥️♥️」
最後に、もう出し尽くしたおちんぽを空イキさせながら。
私はこの男の子がもう逃げられないところまで堕ちたことを確信した。
考える。
果たして、性欲は三大欲求に含まれるのだろうか。
他の食欲や睡眠欲と違って、人間にとって性欲は死ぬことに直結しない。
もちろん種の保存的な意味で見たら重要だってわかるけど、個人として生きる場合ならちょっと違う。
ただ寝て起きて飯を食ってまた寝る。それが現代社会において生きてると言えるかはさておき、生物的に一応生存してる。
だから三つのうち性欲だけが生命が生きていくうえで必要不可欠ではない。
つまり。
人間は禁欲しても生きていける。
「セックスしたいぃ……」
だけど私達、魔物娘は駄目。無理。
生きてくためにはセックスが必要不可欠なのだ。
理屈的には消費する魔力を補う一番効率的な方法として。
感情論で言えば、素敵な旦那様が欲しいから。
超欲しい。いや真面目にそれさえ手に入れば何も要らないぐらい渇望している。もう後輩が寿退社する度に心の中で血涙を流したくないし私も早くお局様ポジションから脱出して一日最低五発の爛れた性活を送って中出しアへ顔幸せダブルピース記念写真とか撮ってそれをスマホの待ち受けにしてみたい。
しかしむべなるかな、現実は非情である。
なんせ必死な私達と違って、向こうはセックスしなくてもいいのだからスタート地点からして違うし。
そもそも魔物娘が侵出する前ならいざ知らず、フリーの男が不用意に出歩こうものなら暗がりに連れ込まれ即逆レ、幸せな結婚ルートまっしぐらになるほど深刻な人間男性不足に陥ったこの国で、お婿さんを探すのは並大抵のことでない。
しかも最近ショタ保護法なんてものも出来たもんだから、競争率は更に上がった。いいじゃんショタ。素敵じゃんショタ。ユニコーン率いるおねショタ一派に法案撤回を期待したい。
閑話休題。
とにもかくにも、男。男が足りない。
男が足りないから仕事にのめり込むしかなくなって、それで仕事もかなり出来るようになるから昇進して余計男性社員から遠い存在になる。
まさに負の連鎖。アンチスパイラル。
一体どうなってるんだ私の人生。
神…はいないけど全知全能の魔王様なら一人ぐらいお婿さんを宛がってくれてもいいんじゃない？
自分で言うのもなんだけど、私結構ギリギリよ？
迷える小悪魔ここにいますけど、ちょっと優先順位間違えてませんか？早く助けてやくめでしょ。
「ねぇねぇ、おねーさん」
ーーーぁえ？
え、誰？ 私？ 私のこと？
いけないいけない。魔王様に怨嗟吐いてたせいで変な声でた。
魔物娘にしては珍しく定時退社(大抵はお婿さんと一緒に早引き)する途中の私に声を変える人なんていないから。
いないはずなんだけど、でも振り替えると、知らない男の子がこっちを見ていた。
歳はかなり若めで、身長は高め。
ピアスとかはしてないけど、茶髪な見た目は結構遊んでそう。
ピチピチの精と制服から見えるうなじが眩しい。
…ん？制服？
コスプレの安っぽさはないんですけど本物？
しかも匂いからして誰かのお手つきじゃないとか？詐欺？私の身体目当てなら喜んであげるけど？
「実はちょっとお金無くてさー…ちょっと貸してくんない？」
足を止めた私に制服男子が近づいてくる。
茶髪の軽そうな態度にふさわしい、遠慮のない距離の詰め方に私の心臓と子宮はバクバクジュンジュン。
えーっと……。
これってもしかしてママ活ってやつ？
金銭を見返りに色んなことをする、いわゆる援助交際の一種。
前時代に流行ってたパパ活（なんて素敵な響きなの？）の男女逆バージョン。
でももれなく独身魔物娘にお持ち帰りされるので今はショタ保護法で禁止されてるはず。
いやその前に魔物娘にそんなことする意味わかっているのだろうか？もしかして行き遅れの年増サキュバスってナメられてる？だとしたら色々と許せそうにないんですけど？
「おねーさん、暇なんでしょ？……ならちょっと遊んでくんないかな？」
スケベ大好き魔物娘として物申す前に、肩と肩がくっつくほど近づいてこられた。
若いのに何をやってるのあわわわわ。
婿前の男の子がはしたなはわわわわ。
あー…だめねこれ。初めての男性の至近距離で理性がショートしてる。
いや魔物娘の理性なんて所詮こんなものだけど。
プライド？なにそれ美味しいの？
でも頑張って私の理性。
魔物娘としてはあれだけど、ここはガツンと毅然な態度で大人の余裕ってやつを見せつけてあげるのよ。
「……どうかな…？」
ーーーひぅ♥️
ふぅ、って！ふぅ、って！
公衆の面前なのに耳に息をかけましたよこの子！
ちょっとえっち過ぎない！？それが若者の性の乱れってやつ！？魔王様ありがとうございますこれでご飯三杯はいけます！！
「くす……じゃあこっち行こうか♪」
にやにやといやらしく笑う男の子に引かれて、吐息ショックから立ち直れない私はされるがまま。
頭の中ではラブロマンス派の私(乙女)と肉欲全開派の私(雌)が大論争してるけど、結局ヤることは同じだし。ゴツゴツした男の子の手とかキュンとくる匂いとかで全部吹き飛んだ。
ていうか指めっちゃ絡み合ってない？これが噂の恋人繋がり？あーだめだめ、えっちすぎます。歩幅もちゃんと私に合わせてくれてるし。
こういういけない子が将来どうなるか、お姉さん心配です。だからここは世の中の厳しさってやつを教えなきゃいけないわね。大人として。
暗い裏通りからお洒落な休憩所に入っても平然としてる子にはお仕置きよお仕置き。
親切なお姉さんが社会の厳しさってやつを教えてやらないとね。
パン、パン、パン、パン、パン、パン
「おっ♥️ほっ♥️おっ♥️おっ♥️おぅっっ♥️♥️」
音、ぼやーっとした中で音がしてる。
なんていうか、柔らかいお肉を叩いてるような小気味のいい音。
その合間に、なんだかかわいい声も。
「まっ♥️まっで♥️おねえざっ、まぁっでぇっ♥️♥️」
だれかが、さけんでる。
泣いてるような、でもすごくかわいくて、もっともっと声を聞きたくなっちゃう。
「あっ♥️あっ♥️ぃっ♥️そこ♥️だめ♥️ぐりぐりこすりつけなあああああ！！♥️♥️♥️」
「ぃひいっ♥️」
びくびく、びくびく。
私の下にいる誰かがふるえるたび、強烈な電気が私の子宮をはしる。
「はぁ…♥️はぁ…♥️はぁ…♥️」
それで私も目が覚めた。覚めたみたい。
腰が抜けそうな快楽に耐えながら、気づけば私は知らない部屋にいた。
知らない間取り、知らない家具。
何もかも知らないことだらけだけど、もっと大変なことがある。
男。
人間の、しかもまだ若い男が、私の下でビクビク震えてる。
しかも裸のまま。
え？なにこれ？夢？
いや、待って。ちょっ、ちょっと待って勝負はこれからよ張った張った。
なんでこうなったの？
確か…会社帰りに男の子に声かけられて…。
そうだ。結局なんだかんだ言って、一緒にホテルはいったんだった。
それで部屋に入って早々、男の子がキスしてきて、それで、
「っ…♥️……おっ、…ぉ♥️」
気づいたらこうなってましたとね。
いやだってしょうがないじゃない？最初は男らしくリードしたかったようだけど、私も腐っても魔物娘ですし。
頑張って気持ちよくしてくれようとしたんだけど、私がトランクスの中のおちんぽをナデナデしたらもうダメだったみたい。もう自分がされてるのに一杯一杯になっちゃって、いつの間にか攻守逆転して。今も逆種付けプレスのまま子宮口にぐりぐりおちんぽを押し付けて射精させちゃってるし。
「はぁ…はぁ…ほら、まだ休んじゃ駄目♥️」
「ぉひっ♥️」
いやーホントは止めようと思ったんですよ？明らか過剰快楽でメロメロだったし。
でもさ、なんていうか。まるで押し倒したように、私の下で真っ赤になりながら蕩けた男の子の顔を見てると、何やら私の中のダークサイドがキュンキュンしてきて、思わず指で男の子の乳首をつまんでしまった。
おまけに片耳も甘噛みかみかみ。
我ながら不思議なんだけど、今まで彼氏のかの字もいない人生だったけど、もうこの男の子の弱点は手に取るようにわかる。
すごいね、魔物娘って。
「ひっ…♥️ひっ…♥️ま、まって…待ってお姉さん…もう無理、もう無理だってぇ！？♥️」
こりこり、こりこり。
人差し指で乳首を転がす。んふふぅ、君はこれが好きなこと、もうばれちゃってるからね？
その証拠に、んっ♥️ほら♥️腰が動いてきたでしょ？♥️
ほら、もっと気持ちよくなれるよう、合わせてあげるから♥️
「おっ♥️おっ♥️おっ♥️だめっ♥️パンパン♥️しないでっ♥️もういじめないでぇ♥️♥️」
私は男の身体を抑えながら、また男の子を責め立てる。
魔物娘はこういうときに便利がいいとつくづく思う。腕力と魔力で優しく抑えながら、腰だけの動きでおちんぽをおまんこの中に出し入れする。私もピュアな乙女だし、最初は正直不安だったけど、生まれて初めて男の子を迎え入れた下半身は十分男の子を気持ちよくさせてあげられているみたい。挿れるときは先っぽに膣ひだがまとわりつくよう。抜くときはわざとキツくしてカリ首までちゅーちゅー吸いしゃぶるよう。
「んひぃぃっ♥️♥️」
かふっ♥️き、きた♥️しきゅうに、ちょくせつ♥️
もう何回も連続して出してるのに、まだ勢いよく射精してくれる。
初めは耐えようと頑張ってたみたいだけど、さっきからずっと女の子みたいに叫んでばかり。まあ、でもしょうがないわよね？魔物娘の精鋭おまんこに、ただの男の子が勝てるわけないもの。
それで見下ろすと、必死に雄ぶろうとしてた目からいつの間にか許しを請う目になってて、ムラムラしたのでべろちゅーの刑。
「んっ！？…ふっ……むじゅる♥️……んちゅ、んへぇ♥️」
ダメ押しのそれで、膣奥に押し付けられた知らない男の子おちんぽから、ぴゅ♥️ぴゅ♥️と最後の一滴まで搾り取る。魔物娘の常識よね。
男の子を見ると、かわいく舌をだらんとさせながら心ここにあらずって感じだった。
えっちの最中、思いっきり魔力を注入したから感度爆上げのまま連続射精させたのが原因かもしれない。ていうかそれに違いない。
男の子の表情にまたムラっとしたけど、ひとまず人心地ついた私は、優しいのでおちんぽを抜いてあげることにした。
「んしょ…」
上手く力の入らない手足に四苦八苦してるのに、肝心のおまんこは初めてのおちんぽを離さないようまとわりついてる。気持ちはわかるけど、今は落ち着いてほしい。私も気持ちよくなっちゃうから。
それで苦労しながら、ようやくおちんぽが抜けた。
カリ首が抜ける際、信じられないほどの喪失感。
あとゴポォってすごい音をしながら、精液もこぼしちゃった。もったいないからできる限り指ですくって回収したけど。
「……………くふふ、もしもーし、聞こえてるー？♥️」
それで、寝転がったままの男の子の耳に手を当てて、内緒話のように話しかける。
男の子から返事は無かったけど、吐息が耳にかかって、小さな喘ぎ声があがった。
うん、聞こえてるみたい。
「はせがわ しょうご くん。都内の高校三年生。趣味はギターで、新しいやつが欲しくて気楽にママ活しちゃったんでしょ？」
「……な、なんで……」
おびえたような、でも多分に甘いものが入った声。
「なんでって、しょうご君が教えてくれたんでしょー？おちんちんじゅぽじゅぽ吸われながら♥️♥️」
けらけら笑いながら、悪戯に私の指をおちんぽに見立てて、舌を這わせる仕草をする。
さんざん私の口淫テクで気持ちよくさせられたしょうご君は、それだけであそこが甘く痺れるようになったみたい。
それがもう楽しくて、なんだか変なテンションに転がっていくのを私自身が感じていた。
「でもさぁ、人間の未成年者は、こういうのしちゃだめって知ってるでしょ？」
指先でさわさわとお腹を触るだけなのに、大げさに身体をそらすしょうご君。
多分だけど、人生初めてのセックスで全身が性感帯状態なんだと思う。
そしてそんな人間を見逃す魔物娘ではない。
「私は魔物娘だからいいんだけど…学校に知られたら、わかるよね？」
とどめに、ねっとり耳打ち。
「しょうご君も、もっと、これより気持ちよくなりたいでしょ…？♥️」
人間の許容範囲外の快楽でメロメロになった状態に加えて、自分より上位者と刻み込まれた相手からの要求。これに抗えるオスはいない。
その証拠にほら、想像しちゃって、はぁはぁしちゃってる。
「連絡先教えるから……また会おうね？♥️♥️」
最後に、もう出し尽くしたおちんぽを空イキさせながら。
私はこの男の子がもう逃げられないところまで堕ちたことを確信した。
22/08/01 20:48更新 / 迷える哺乳類
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