確かに、ケンタウロスではあるが…
今日は、金曜日で更に25日、つまり給料日だ。しかし、親しい友人は旅行に、同僚との飲み会は先週やったばっかり、予定もあるようだ。彼女はいない。せっかく金が入ったし、奮発してデリへルでも頼んでみるか…
いくつか、ポストに入っていたチラシを見比べてみる。ハニービーは、汗までも芳醇な蜂蜜の香りがするが、今回は気分じゃない。ホルスタウロスは、包容力の高い嬢が揃っているが、たまには違うテイストもいいかな。
ワードッグやワーキャットとかの、獣人系は色んな種類が選り取りみどりだが、呼ぶと毛の処理が大変だし。マーメイドは、風呂が狭いから無理か、それはそれで乙かもしれないが。そんなことを考え、あーでもないこーでもないと比較する。
その時、一つのチラシが目に入った。「ケンタウロス種専門店」だった。ケンタウロス種は、多分ハーピー種に次いでバリエーション豊かだと思われる魔物達だ。普段と違うプレイをやるなら確かに一考の余地があるな。あと、アソコの位置が違う魔物とヤッたことなかったし。全体的に筋肉質、アスリート系の体格の娘がいるようだ。たまにはいいかも。
早速、チラシの番号に電話をかけた。直ぐに繋がった。説明も分かりやすいし、料金もまあ給料日ならケチケチすることないしと、ほぼ即決した。30分位で来るらしい。年甲斐もなく、かなりワクワクする。ある意味この瞬間が一番楽しいかもしれない。
一番一般的なケンタウロスであっても、ワードッグ、クーシー、ワーキャット、ケットシー等がそれぞれ犬種、猫種で毛並みやプレイが変わるように、馬種が違うとかなり差があるみたいだ。デストリエとかの大柄な娘からポニーの合法ロリまで結構揃ってるらしい。もしかしたら、運良く神秘的なユニコーン、奔放なバイコーン、シャイなナイトメア、今流行りの清純なケルピー、そんな特殊な嬢が来るかもしれない。
そんなことを考えていたら、ピンポーン。あっという間だった。インターホンに足早に向かう。「はーい。どちら様ですか？」一応、確認してみる。「コンバンハ。コチラ、阿蘭隅司サンノイエデスカ？」阿蘭…確かに自分の名前だ。「はい、間違いありません！」興奮に声が上ずってしまった。「デハ！本日ハワタクシドモノサービスヲゴ利用イタダキアリガトウゴザイマス！」どうやら、嬢が来たらしい。早速、開けなければ！
ガチャ。徐々に扉が開くにつれ、声の主の姿が見えてきた。下半身は真っ黒な毛皮であった。蹄は、接客業の常か、よく磨かれペディキュア、いや松脂が塗られていた。初夏にふさわしい、エメラルドグリーンの涼やかな色合いだ。太ももはケンタウロス種のあのがっしりした肉付きで、見るだけですでに股間が熱くなってくる。
そのまま上に目線を写すと、馬としての肩や胸筋の部分が見えてきた。よく考えると、彼女らは常に下半身(馬部分は上半身も含むけど)丸出しなのだ。そう思うだけで鼓動が更に早まった。いよいよ、馬の首と人間の腰辺りに来た。だが、ここで違和感に気づいた。
彼女の人間の肌がどす黒いのだ。というか保健の教科書とか解剖断面図とかの、筋繊維(実際に見たことないけど)のそれみたいだった。手先も見えるが、コチラも爪以外が剥ぎ取られたようで、脈打つ血管が赤黒く輝いていた。チェンジするという考えが脳裏に浮かんだ。「ン？イカガナサイマシタ？」彼女の声にハッとした。カタコトだが、声はよく通るハスキーボイスで嫌いじゃない。顔を見てから考えるか…
意を決して、顔を見た。濡れ烏の黒髪が首までの長さになっている。色艶もいい。でもやっぱり皮膚がないし、唇がないから歯を食い縛ったように見える。何より目を引くのが、紅の眼球が真ん中に一つあるだけだった。はて、店を間違えたかな？「オ客様？ナニカ粗相シマシタ？」でも、声は好き。チラシを持ってきて聞いてみた。「確カニコレハウチノチラシデス」店は間違えてない…一応電話してみるか。
『彼女はナックラヴィ−と言いまして、西の大陸のさらに西の端にある島のケンタウロスの一種です…』どうやら、ケンタウロス種ではあるらしい。「ワタシ、カワイクナイデスカ…」視線を落として、もじもじと身をくねるのがまたいじらしい…まあ別に嘘つかれた訳じゃないし、声と仕草が可愛らしいからいいか。
皮膚がないのにしても、アンデッド的な感じだと思えばイケるし、単眼でもサイクロプスとかいるしな。気にしてないと伝えよう。「本当デスカ？！アリガトウ！」うん、チェンジはやめよう。せっかく知らない種族なので、色々質問してみようか。
お姉さんのお名前は？「ワタシノ名前、ニーナ・オドネルデス」ナックラヴィーの特徴は？「前足見テ…」馬部分の前足をよく見ると、水かきが付いていた。「コレ使ッテ、ドッグパドリング(犬かき)、ホースパドリング？トニカク、水ヲ泳ギマス」魔法とか使える？「魔法カハワカラナイケド、毒ノブレス吐キマス」中々やばいが、マンティコアとかその辺も毒あるしまあ…
近くで話して見て気がついたが、ニーナさんは上半身裸、服どころか肌すらないが…寒くないのだろうか？「ワタシ達、皮膚ナイカラ温度トカノ感覚ニブイ」なんだか恥ずかしそうに言った。魔物は一様に不思議だが、彼女も中々面妖だ。でも、普段接することのない種族に出会えたという意味では、今回当たりだな。かわいいし。
裸なので、勿論乳房も丸出しである。いや、肉付きはいいし、形も張りがあっていいけど、乳房というか乳腺？思わずマジマジと見てしまった。「…気ニナリマスカ？」どうやら視線に気づかれたらしい。まあ、生物学的にも性的にも気になります。「触リマスカ？」実際感触を確かめないことには…追加料金とか…まあせっかくだし気にしない。
「…ン」当たり前だが、弾力がある。というか、肌がないから直に筋肉に触らざるを得ない。なんか癖になりそう…今度は、手のひら全体で包んでみる。「…ア」跳ね返された！たまらず両手で揉む。「…ウウ…」指が沈んだかと思うと、一瞬でその形を戻そうと押し返す。ニーナさんの方はくすぐったそうに身をよじらせていた。触り心地で楽しみ、目で相手の反応に悦ぶ。これだけで元は取れたな。
せっかくなので舌で味見しようかな？流石に同意を取った方が良いよな。「胸ヲ味見デスカ？…別ニダメジャナイデスガ…」何か含みある。流石に客とはいえ、嬢が嫌がることはできない。というか、ニーナさんに嫌われたくないし…理由だけでも、確認してみようか。「…ナックラヴィーハ皮ガナイタメ、淡水ガ染ミルノデス…」そりゃ大変だ。淡水…？水かきで泳ぐのに？
「海水ハナレテルカラ平気…」なんだか釈然としないけど、まあ魔物は超常の存在だから、認識とか経験則で得手不得手が極端なんだろう…これもオプション料金取られるけど、キスは出来るのかな？「シテモ大丈夫デスガ、逆ニ阿蘭サンガ毒ヲ吸ウ可能性ガ…」さっき言ってたヤツだ。う〜ん…このまま本番にするのは何か勿体ないし…
ちなみに、毒ってどんな効果なの？「エート、アフロディジアック…日本語ダト何ト言ウ？」調べると媚薬、催淫性と出てくる…何か魔物の毒って大体そんな感じだよね。じゃあ無害じゃん。「…タダ、一気ニ吸ウト意識ガトブ…」意識がトぶ…明日休みだしいっか。「…本当ニ、ダイジョウブ？」
まっせっかくだし、首を縦に振った。そしたら、ニーナさんはいきなり肩を掴んできた。その深紅の単眼に見つめられ、顔を固定される。なんだろう、「捕食」の二字が過った。唇のないむき出しの歯槽から、灰褐色の舌が出てきた。草食動物のタンってみんなこんな色してるなと失礼なことを考えてしまった。
そして、ニーナさんの舌が口内に侵入してきた。磯の香りの後からピリッとした刺激で口中を犯された。おそらく毒だろう。彼女の舌と自分のそれが絡み合った。本人達に先んじて別の動物のようにまぐわう感覚を味わった。「…ンムム…ンン」それに続いて、唇ではなく、口蓋同士でキスをした。人生初だった。甘ったるいような、しかし咽を焼くような吐息が入り込んできた。
忠告で言われたように、段々意識が曖昧になってきた。気持ちいい…「ジュルルル…」辛うじて、必死に唾液を吸うナックラヴィーの顔が認識できた。ニーナさんの目は瞼がないので閉じてはいないが、同じような快感を感じているのは、白目を向いている様子から見てとれた。それを見たとたん、毒の効果か恍惚としてしまった。
表情だけでなく、彼女の馬部分もその欲情を雄弁に示していた。前足は腰砕け(実際は肩部分だが)にわなわなと震え、後ろ足はピンと張っていた。馬の無駄のない筋肉は、なぜこんなにも蠱惑的なのだろうか？思わず、震える前足に手を這わせてしまった。「アア…アッ」彼女の舌が口内で暴れた。思わず接吻をやめてしまった。「ハアハア…アン…」ニーナさんは身悶えした。すみません…
「…気ニシナイデ…ハア…」でも、自分ばかり楽しんでる気が…「…ジャア、今カラ言ウトコ撫デテクレマスカ？」願ってもない。ニーナさんが指定したのは、人間部分の腰と馬の首元の接合部だった。何でも、「ケンタウロス、ココ気持チヨイトコ、触レナイカラ」らしい。では、早速…
「…」馬の背筋と人間の背の窪み(えくぼ)の交わる場所。思わず息を呑んだ。たおやかな曲線美とがっしりとした筋肉の峰が絶景を作っていた。「アン…」兎に角、両手の親指と手のひらを使って撫でた。「アア…」ざらざらの筋繊維と漆黒の毛皮、あまりに美しかった…「…フフ…」今笑いました？「必死ニ優シク撫デヨウトスルノガ奉仕サレテルミタイ、オ客様ニスル側ナノニ」
それもそうか、じゃあサービスに戻ろうかと思った。ところが、ニーナさんをいじるのに夢中で更に毒が回ってきたのか、いよいよフラフラしてきた。「ダイジョウブデスカ！」彼女に抱き止められた。そこで気づいたが、股間の愚息は普段ならあり得ないくらい反り返っていた。今にも暴発しそうな位痙攣していた。「コッチノ阿蘭サンハ元気デスネ♥️」このハスキーボイスが意識を更にかき回した。
なけなしの理性は、しかしニーナさんの変化を感じ取った。後ろ足と臀部はコチラに負けず劣らず、鋭角になってきているし、尻尾は狂ったように跳ねていた。後ろ見ても良いですか？「…ドウゾ…準備ハデキテマスノデ…♥️」いよいよメインディッシュか…千鳥足でナックラヴィーの馬の後ろ側に回った。そこには、先ほどよりも更に激しいセンセーションが待ち受けていた。
筋肉質だが、ちょっとずつ脂肪が付いており、以前オカズにしたケンタウロスの尻の写真そのまま、いやもっと美しい黄金比に見とれてしまった。「アン…！ガッツキスギ…」いかん、一言いう前に手は動いていたようだ。そして、中心部の大穴、こんなにも実物は大きいとは！既に、その口をパクパク開閉して涎を垂らしていた。(後に店に聞くと、ケンタウロスの発情のサイン、ウィンキングというらしい)
今すぐ怒張を入れたい、気持ちよくなりたい。だが、ここは長年やってみたかったアレをまず…「…オ好キナヨウニ…♥️」ニーナさんもこう言ってるし…というわけで、指を入れてみた。「ハアアアア…♥️」一本は余裕だ。一気に三本「ア〜アアア！」まだまだイケそう…五本全部！「アアアアア♥️」流石に壁に阻まれてくるが、まだ動かせそうだ…間髪入れず、拳を固めた。「…！」反応が変わった。どこだ…？
「ンンン♥️」ちょっとずつ奥に拳を突き入れた。「ダメッ！」口ではそう言ってるが、まだイケる！「ン♥️」まだ違う、どこにあるんだ？そして気づけば手首もすっぽり…「オホゥ！」今の反応…小指が擦った瞬間か？ためしに、そちらに反らす。「オオゥゥウン♥️」ここだ！一回抜いて…「ハアハア…マダ抜イチャ…」そして貫く！「…ウッ…ハアアアア！」擦り付ける「オオウン♥️ダメ♥️コノママ…」次でイキそうか…ダメなら仕方ない。
名残惜しいが、拳を全て外に出した。「…アア、イケ…」ニーナさんイキたい？「…アノ…」聞こえないよ？「イキタイ…」何？「イカセテクダサイ…」これを聞いた瞬間脳の回路に電気が通った気がした。そして、濡れそぼったニーナさんのアソコに「ンンンンン！」一気に挿入した！前言撤回、この時こそ電流が走った！
「アアアアア♥️」しかし、悲しいかなあまり長く持たなそうだ…「イッ♥️イクッ♥️」もうちょっとだけ…「ダメェェエエ！」後数秒だけでいい、そう思いながら、ニーナさんの尻尾を掴んで奥に「ハアアアア♥️」もっと先に…「イグゥゥウ♥️」塞き止めていた濁流は全てが、彼女のナカに注がれた！「ッゥゥゥゥ！」そこで、一旦記憶が途切れた。
起きた時に目の前に在ったのは、瞼がないが恐らく寝ている単眼と何とも形容しがたい赤黒い筋肉、黒い血の血管だった。覚醒と同時に気絶しかけた…でも癖になりそうだ。今度は名刺を貰ったし、指名しようかな。でも、この店には、スケルトンホースやノーコーン、ゾンビ馬とかまだまだ色んな種族がいるらしい。ケンタウロス種専門店、またお金がたまったら、電話しよう。そう思いながら、ナックラヴィ−の腕の中でまどろみにまた戻っていった。
いくつか、ポストに入っていたチラシを見比べてみる。ハニービーは、汗までも芳醇な蜂蜜の香りがするが、今回は気分じゃない。ホルスタウロスは、包容力の高い嬢が揃っているが、たまには違うテイストもいいかな。
ワードッグやワーキャットとかの、獣人系は色んな種類が選り取りみどりだが、呼ぶと毛の処理が大変だし。マーメイドは、風呂が狭いから無理か、それはそれで乙かもしれないが。そんなことを考え、あーでもないこーでもないと比較する。
その時、一つのチラシが目に入った。「ケンタウロス種専門店」だった。ケンタウロス種は、多分ハーピー種に次いでバリエーション豊かだと思われる魔物達だ。普段と違うプレイをやるなら確かに一考の余地があるな。あと、アソコの位置が違う魔物とヤッたことなかったし。全体的に筋肉質、アスリート系の体格の娘がいるようだ。たまにはいいかも。
早速、チラシの番号に電話をかけた。直ぐに繋がった。説明も分かりやすいし、料金もまあ給料日ならケチケチすることないしと、ほぼ即決した。30分位で来るらしい。年甲斐もなく、かなりワクワクする。ある意味この瞬間が一番楽しいかもしれない。
一番一般的なケンタウロスであっても、ワードッグ、クーシー、ワーキャット、ケットシー等がそれぞれ犬種、猫種で毛並みやプレイが変わるように、馬種が違うとかなり差があるみたいだ。デストリエとかの大柄な娘からポニーの合法ロリまで結構揃ってるらしい。もしかしたら、運良く神秘的なユニコーン、奔放なバイコーン、シャイなナイトメア、今流行りの清純なケルピー、そんな特殊な嬢が来るかもしれない。
そんなことを考えていたら、ピンポーン。あっという間だった。インターホンに足早に向かう。「はーい。どちら様ですか？」一応、確認してみる。「コンバンハ。コチラ、阿蘭隅司サンノイエデスカ？」阿蘭…確かに自分の名前だ。「はい、間違いありません！」興奮に声が上ずってしまった。「デハ！本日ハワタクシドモノサービスヲゴ利用イタダキアリガトウゴザイマス！」どうやら、嬢が来たらしい。早速、開けなければ！
ガチャ。徐々に扉が開くにつれ、声の主の姿が見えてきた。下半身は真っ黒な毛皮であった。蹄は、接客業の常か、よく磨かれペディキュア、いや松脂が塗られていた。初夏にふさわしい、エメラルドグリーンの涼やかな色合いだ。太ももはケンタウロス種のあのがっしりした肉付きで、見るだけですでに股間が熱くなってくる。
そのまま上に目線を写すと、馬としての肩や胸筋の部分が見えてきた。よく考えると、彼女らは常に下半身(馬部分は上半身も含むけど)丸出しなのだ。そう思うだけで鼓動が更に早まった。いよいよ、馬の首と人間の腰辺りに来た。だが、ここで違和感に気づいた。
彼女の人間の肌がどす黒いのだ。というか保健の教科書とか解剖断面図とかの、筋繊維(実際に見たことないけど)のそれみたいだった。手先も見えるが、コチラも爪以外が剥ぎ取られたようで、脈打つ血管が赤黒く輝いていた。チェンジするという考えが脳裏に浮かんだ。「ン？イカガナサイマシタ？」彼女の声にハッとした。カタコトだが、声はよく通るハスキーボイスで嫌いじゃない。顔を見てから考えるか…
意を決して、顔を見た。濡れ烏の黒髪が首までの長さになっている。色艶もいい。でもやっぱり皮膚がないし、唇がないから歯を食い縛ったように見える。何より目を引くのが、紅の眼球が真ん中に一つあるだけだった。はて、店を間違えたかな？「オ客様？ナニカ粗相シマシタ？」でも、声は好き。チラシを持ってきて聞いてみた。「確カニコレハウチノチラシデス」店は間違えてない…一応電話してみるか。
『彼女はナックラヴィ−と言いまして、西の大陸のさらに西の端にある島のケンタウロスの一種です…』どうやら、ケンタウロス種ではあるらしい。「ワタシ、カワイクナイデスカ…」視線を落として、もじもじと身をくねるのがまたいじらしい…まあ別に嘘つかれた訳じゃないし、声と仕草が可愛らしいからいいか。
皮膚がないのにしても、アンデッド的な感じだと思えばイケるし、単眼でもサイクロプスとかいるしな。気にしてないと伝えよう。「本当デスカ？！アリガトウ！」うん、チェンジはやめよう。せっかく知らない種族なので、色々質問してみようか。
お姉さんのお名前は？「ワタシノ名前、ニーナ・オドネルデス」ナックラヴィーの特徴は？「前足見テ…」馬部分の前足をよく見ると、水かきが付いていた。「コレ使ッテ、ドッグパドリング(犬かき)、ホースパドリング？トニカク、水ヲ泳ギマス」魔法とか使える？「魔法カハワカラナイケド、毒ノブレス吐キマス」中々やばいが、マンティコアとかその辺も毒あるしまあ…
近くで話して見て気がついたが、ニーナさんは上半身裸、服どころか肌すらないが…寒くないのだろうか？「ワタシ達、皮膚ナイカラ温度トカノ感覚ニブイ」なんだか恥ずかしそうに言った。魔物は一様に不思議だが、彼女も中々面妖だ。でも、普段接することのない種族に出会えたという意味では、今回当たりだな。かわいいし。
裸なので、勿論乳房も丸出しである。いや、肉付きはいいし、形も張りがあっていいけど、乳房というか乳腺？思わずマジマジと見てしまった。「…気ニナリマスカ？」どうやら視線に気づかれたらしい。まあ、生物学的にも性的にも気になります。「触リマスカ？」実際感触を確かめないことには…追加料金とか…まあせっかくだし気にしない。
「…ン」当たり前だが、弾力がある。というか、肌がないから直に筋肉に触らざるを得ない。なんか癖になりそう…今度は、手のひら全体で包んでみる。「…ア」跳ね返された！たまらず両手で揉む。「…ウウ…」指が沈んだかと思うと、一瞬でその形を戻そうと押し返す。ニーナさんの方はくすぐったそうに身をよじらせていた。触り心地で楽しみ、目で相手の反応に悦ぶ。これだけで元は取れたな。
せっかくなので舌で味見しようかな？流石に同意を取った方が良いよな。「胸ヲ味見デスカ？…別ニダメジャナイデスガ…」何か含みある。流石に客とはいえ、嬢が嫌がることはできない。というか、ニーナさんに嫌われたくないし…理由だけでも、確認してみようか。「…ナックラヴィーハ皮ガナイタメ、淡水ガ染ミルノデス…」そりゃ大変だ。淡水…？水かきで泳ぐのに？
「海水ハナレテルカラ平気…」なんだか釈然としないけど、まあ魔物は超常の存在だから、認識とか経験則で得手不得手が極端なんだろう…これもオプション料金取られるけど、キスは出来るのかな？「シテモ大丈夫デスガ、逆ニ阿蘭サンガ毒ヲ吸ウ可能性ガ…」さっき言ってたヤツだ。う〜ん…このまま本番にするのは何か勿体ないし…
ちなみに、毒ってどんな効果なの？「エート、アフロディジアック…日本語ダト何ト言ウ？」調べると媚薬、催淫性と出てくる…何か魔物の毒って大体そんな感じだよね。じゃあ無害じゃん。「…タダ、一気ニ吸ウト意識ガトブ…」意識がトぶ…明日休みだしいっか。「…本当ニ、ダイジョウブ？」
まっせっかくだし、首を縦に振った。そしたら、ニーナさんはいきなり肩を掴んできた。その深紅の単眼に見つめられ、顔を固定される。なんだろう、「捕食」の二字が過った。唇のないむき出しの歯槽から、灰褐色の舌が出てきた。草食動物のタンってみんなこんな色してるなと失礼なことを考えてしまった。
そして、ニーナさんの舌が口内に侵入してきた。磯の香りの後からピリッとした刺激で口中を犯された。おそらく毒だろう。彼女の舌と自分のそれが絡み合った。本人達に先んじて別の動物のようにまぐわう感覚を味わった。「…ンムム…ンン」それに続いて、唇ではなく、口蓋同士でキスをした。人生初だった。甘ったるいような、しかし咽を焼くような吐息が入り込んできた。
忠告で言われたように、段々意識が曖昧になってきた。気持ちいい…「ジュルルル…」辛うじて、必死に唾液を吸うナックラヴィーの顔が認識できた。ニーナさんの目は瞼がないので閉じてはいないが、同じような快感を感じているのは、白目を向いている様子から見てとれた。それを見たとたん、毒の効果か恍惚としてしまった。
表情だけでなく、彼女の馬部分もその欲情を雄弁に示していた。前足は腰砕け(実際は肩部分だが)にわなわなと震え、後ろ足はピンと張っていた。馬の無駄のない筋肉は、なぜこんなにも蠱惑的なのだろうか？思わず、震える前足に手を這わせてしまった。「アア…アッ」彼女の舌が口内で暴れた。思わず接吻をやめてしまった。「ハアハア…アン…」ニーナさんは身悶えした。すみません…
「…気ニシナイデ…ハア…」でも、自分ばかり楽しんでる気が…「…ジャア、今カラ言ウトコ撫デテクレマスカ？」願ってもない。ニーナさんが指定したのは、人間部分の腰と馬の首元の接合部だった。何でも、「ケンタウロス、ココ気持チヨイトコ、触レナイカラ」らしい。では、早速…
「…」馬の背筋と人間の背の窪み(えくぼ)の交わる場所。思わず息を呑んだ。たおやかな曲線美とがっしりとした筋肉の峰が絶景を作っていた。「アン…」兎に角、両手の親指と手のひらを使って撫でた。「アア…」ざらざらの筋繊維と漆黒の毛皮、あまりに美しかった…「…フフ…」今笑いました？「必死ニ優シク撫デヨウトスルノガ奉仕サレテルミタイ、オ客様ニスル側ナノニ」
それもそうか、じゃあサービスに戻ろうかと思った。ところが、ニーナさんをいじるのに夢中で更に毒が回ってきたのか、いよいよフラフラしてきた。「ダイジョウブデスカ！」彼女に抱き止められた。そこで気づいたが、股間の愚息は普段ならあり得ないくらい反り返っていた。今にも暴発しそうな位痙攣していた。「コッチノ阿蘭サンハ元気デスネ♥️」このハスキーボイスが意識を更にかき回した。
なけなしの理性は、しかしニーナさんの変化を感じ取った。後ろ足と臀部はコチラに負けず劣らず、鋭角になってきているし、尻尾は狂ったように跳ねていた。後ろ見ても良いですか？「…ドウゾ…準備ハデキテマスノデ…♥️」いよいよメインディッシュか…千鳥足でナックラヴィーの馬の後ろ側に回った。そこには、先ほどよりも更に激しいセンセーションが待ち受けていた。
筋肉質だが、ちょっとずつ脂肪が付いており、以前オカズにしたケンタウロスの尻の写真そのまま、いやもっと美しい黄金比に見とれてしまった。「アン…！ガッツキスギ…」いかん、一言いう前に手は動いていたようだ。そして、中心部の大穴、こんなにも実物は大きいとは！既に、その口をパクパク開閉して涎を垂らしていた。(後に店に聞くと、ケンタウロスの発情のサイン、ウィンキングというらしい)
今すぐ怒張を入れたい、気持ちよくなりたい。だが、ここは長年やってみたかったアレをまず…「…オ好キナヨウニ…♥️」ニーナさんもこう言ってるし…というわけで、指を入れてみた。「ハアアアア…♥️」一本は余裕だ。一気に三本「ア〜アアア！」まだまだイケそう…五本全部！「アアアアア♥️」流石に壁に阻まれてくるが、まだ動かせそうだ…間髪入れず、拳を固めた。「…！」反応が変わった。どこだ…？
「ンンン♥️」ちょっとずつ奥に拳を突き入れた。「ダメッ！」口ではそう言ってるが、まだイケる！「ン♥️」まだ違う、どこにあるんだ？そして気づけば手首もすっぽり…「オホゥ！」今の反応…小指が擦った瞬間か？ためしに、そちらに反らす。「オオゥゥウン♥️」ここだ！一回抜いて…「ハアハア…マダ抜イチャ…」そして貫く！「…ウッ…ハアアアア！」擦り付ける「オオウン♥️ダメ♥️コノママ…」次でイキそうか…ダメなら仕方ない。
名残惜しいが、拳を全て外に出した。「…アア、イケ…」ニーナさんイキたい？「…アノ…」聞こえないよ？「イキタイ…」何？「イカセテクダサイ…」これを聞いた瞬間脳の回路に電気が通った気がした。そして、濡れそぼったニーナさんのアソコに「ンンンンン！」一気に挿入した！前言撤回、この時こそ電流が走った！
「アアアアア♥️」しかし、悲しいかなあまり長く持たなそうだ…「イッ♥️イクッ♥️」もうちょっとだけ…「ダメェェエエ！」後数秒だけでいい、そう思いながら、ニーナさんの尻尾を掴んで奥に「ハアアアア♥️」もっと先に…「イグゥゥウ♥️」塞き止めていた濁流は全てが、彼女のナカに注がれた！「ッゥゥゥゥ！」そこで、一旦記憶が途切れた。
起きた時に目の前に在ったのは、瞼がないが恐らく寝ている単眼と何とも形容しがたい赤黒い筋肉、黒い血の血管だった。覚醒と同時に気絶しかけた…でも癖になりそうだ。今度は名刺を貰ったし、指名しようかな。でも、この店には、スケルトンホースやノーコーン、ゾンビ馬とかまだまだ色んな種族がいるらしい。ケンタウロス種専門店、またお金がたまったら、電話しよう。そう思いながら、ナックラヴィ−の腕の中でまどろみにまた戻っていった。
24/06/15 00:40更新 / ズオテン