mommunication
ある休日の午前中のこと…
「ご主人様♪肩をお揉みしてもよろしいですか？」
「あ、ミーシェさん…どうも。」
居間の机で新聞を読んでいると背後から声が掛かった。彼女はミーシェさん…我が家のメイドさんである。しかも住み込み。
とあるお店で半ば強引に雇用契約を結ばされてしまい、そのまま家に転がり込んできたのだ。…一ヶ月程前のことである。
ちなみに魔物娘、種族はホルスタウロスであった。
「では失礼して…ちょっと重いですけど我慢して下さいね？よいっ…しょと♪」
のしっ…
彼女がそう言うと同時に、ちょっとどころではない重量が頭上にのしかかった。頭がまるごと飲み込まれそうな暴力的な柔らかさ…言うまでもなくホルスタウロス特有のその巨大な乳房である。
最近やたらと肩を揉みに来てくれるミーシェだが、最初のころは後頭部にさりげなく押し付けてくるだけだった。しかしいつからか頭の上に乗せてくることが多くなり今では完全に乳置き場と化している。
「ふぅっ……。」
首筋と肩にその真っ白な指先が触れた。撫でる様に優しく、凝った筋肉をほぐしてゆく。彼女の指が這うたびに背骨を痺れる様な快感が走った。
「あれ、首の方が凝ってますね…もしかしてわたしのせい…？」
…たぶんそう。頭の上に乗っているモノを意識しながら思った。
「ならば責任を持って揉み解して差し上げなくてはいけませんね♪」
絶妙な力加減で、時に爪や間接も使いながら首筋から肩、背中へと指圧が加えられる。その技巧は初めてこれをしてくれた時から相当に高かったのだが、最近回数を重ねた事で加速度的に上手くなっている。
「ふぁぁ……」
自然と恍惚のため息が漏れた。
「では最後に頭皮のマッサージと…」
「あー…、」
側頭部を10の指先で指圧され、思わず涎が垂れそうになる。
「仕上げのぱふぱふ〜♪」
「………。」
頭の上に乗っていた物が移動し後頭部から挟み込んできた。柔らかな塊が首から上を両側からぐにぐにと揉みしだく。優しい圧迫に心ごと癒されてゆく…。
初めて肩を揉んでもらった時には面食らったが、彼女いわく種族的にこの工程は外せないらしい。
………、
……。
「お疲れ様でした♪はい、ミルクをどうぞ♪」
何処に隠していたのか、マッサージが終わると同時にすかさずミルク入りのカップが差し出された。言うまでもなく彼女の自前のものだろう。
「あ、ありがとう…」
カップに口をつけ啜る。…おいしい。
それにしても肩を揉んでくれるのも含め此処最近やたらと世話を焼いてくれる。ついでに言えば何かの拍子に身体を密着させてくることが多くなったような気もした。何か欲しいものでもあるのだろうか。何だかんだ日頃お世話になっているので出来る限り応えたいところだが…
「…ところでご主人様、不躾ながらお願いしたいことがあるのですが……」
…などと考えていたらいきなり来た。
「な、なにかな？」
「あの…よろしければ私のも揉んでいただけないかなぁと……」
「そっちか!!」
「？」
「あ、いや、なんでもないです。」
そう、あれだけ大きなモノをぶら下げているのだ。さぞかし肩も凝るだろう。
「すみません気が利かなくて…いいですよ？」
「ほ、本当ですか⁉やったぁ♪」
両手を挙げて跳び跳ねる。…予想外の喜びよう、そんなに凝っていたのだろうか…これは悪いことをした。
「そ、それでは！早速、お願いしてもいいですか⁉」
「は…はい、じゃあ場所を交代して…」
ハァハァと吐息を荒くしながら身を乗り出してきた。その勢いにやや面食らいつつも、彼女のために椅子を譲ろうと立ち上がるが…
「いえ！このままでｯ‼」
「むぐｯ⁉」
膝を押さえつけられ止められた。そしてそのままこちらの膝の上に前向きに腰掛けて来たのだ。顔面に背中が押し付けられ、仄かにミルクの匂いが混じった甘い体臭を強制的に嗅がされる。
「この体勢で！この体勢でお願いします‼ちょっと重いかもしれないですけどごめんなさい!!」
「へもほれひゃあ…」
この状態では指圧すべき肩が見えない。なんとか腕を頭上に伸ばし、勘で親指を押し付けた。
「ひゃん⁉」
「ふぉふぉれあっへう？」
「あっ……いえその…合ってはいるのですけれど、私が揉んでいただきたいのはそちらではなくてですね…」
上に伸ばした両手が掴まれ、そのままとても柔らかいものに押し付けられた。
「こちら…なのですけれど……」
「ぶっ……⁉」
手のひらが導かれた先…目には見えないがそれは明らかに彼女の両の乳房である。
「その、ホルスタウロスは男性に定期的にこうして胸をマッサージしてもらわないと具合が悪くなってしまうのですよ？」
「ぶはっ…！いや、そんなの……」
背中の圧力が緩められ呼吸と会話が許される。
魔物の生態に詳しいわけではないが、そのような話は聞いたことが無かった。そもそも本当にそうなら自分と出会う前は誰に揉ませていたのかだとか独り身の者はどうするのかだとか、色々疑問が出てくる筈なのだが…しかし手を取られ強制的に揉まされる乳肉の感触に思考がそこまで至らない。
「そうなんですｯ！さあ！もっと力を入れて揉みしだいてください♪」
「う……」
催促するように、腰の上に乗せられた彼女の大きなお尻がぐりぐりと押し付けられた。
「わ、わかったから…」
恐る恐る指に力を込める。ずぶりと指先が柔肉に沈み込み、埋まった。揉んでいる筈が、逆に手指が乳肉に揉まれているような錯覚に襲われる。
「あふ……♪そうそう、下から持ち上げる様に…先っぽも指で触ってください♪」
「……。」
とりあえず言われた通りに…中指を伸ばし撫でるように先端を触る。その柔突起は既にやや固さを持っていたのですぐに分かった。そしてそのまま、そこをぐりぐりと押し込むように指先で刺激を送る。
「あぁ＾〜〜♪至福ですぅ〜♪」
目の前の背中の向こうからミーシェの蕩けた声が上がった。同時に顔面に押し付けられた背中から感じる彼女の匂いがむっと濃くなる。
しかしそこで手が止まった。
「うっ……⁉」
彼女が腰をくねらせた瞬間、強烈な快感が股間を襲ったのだ。
彼女の尻に敷かれたそこはいつの間にか硬く立ち上がっており、さらに気づかぬうちに射精寸前まで高められていた。今の今まで気にもしていなかったにもかかわらず、まるで感度自体が一瞬で上昇したかのような……
そしてついさっき彼女のミルクを飲んだ事を思いだした。
「ミーシェさん、これ…⁉」
「あは♪効いてきました？せっかくなのでご主人様にも気持ちよくなって頂きたいなぁと思いまして…特濃を注がせて頂きました♪」
彼女らホルスタウロスのミルクは強力な強精剤、男性にとっては媚薬にも等しい。本来は効果はもっと穏やかなものなのだが、特に『濃い』のを摂取した際には服を着ているだけで達しそうになるほど全身が敏感になる。しかも効果は即効性だ。
「たぶん我慢出来ないと思いますけど…もし胸だけで私をイかせてくれたら、ここを退いて差し上げますよ♪」
「むぐっ…⁉」
そう言って彼女は再び背中を押し付けてきた。口ではなく手を動かせとの意思表示…半ばやけくそになりながら肉双球をまさぐるしかない。
「ふあぁ……♪そうそう、いい感じです♪それじゃ…お返しです♪」
再度彼女の腰がくねり、その豊満な臀部が更に深く押し付けられた。既に限界まで高められていた所に無慈悲なだめ押しの一撃、ひとたまりも無く絶頂に向けた脈打ちが始まる。
「ふふ、もうイっちゃいますね、ご主人様♪それでは、存分に下着の中にお漏らしください…ぃひいいぃぃぃーーーｯ！？」
勝利を確信していたミーシェだが突然上半身を仰け反らせ悲鳴を上げた。絶頂に至った際の反射的行動か或いは最後の意地か、胸を揉んでいた手がその先端を力強く揉み潰したのだ。
下着の中が暖かく濡れる感触とともに指先から手のひらまで乳浸しになった布の感触が張り付く。
「あはは…♪、これは…引き分け……ですかねぇ…」
「………。」
とりあえず、お互いミルク塗れになりながら快感の余韻に浸った。もともとは肩を揉んでもらっていただけなのにどうしてこうなったのか…。
精液に濡れた股間で彼女の体重と尻肉の柔らかさを感じながらふと考える。そして次の瞬間思考を放棄した。
膝の上から降り振り返ったミーシェの瞳が、情欲に濡れた捕食者のものへと変わっていたからだ。
「ご主人様、お股が濡れたままじゃあ気持ち悪いでしょう？すぐ綺麗にいたしますね♪」
「え…ちょっと…、」
そう言うが速いか彼女は流れるような動作でズボンと下着を脱がし、精に塗れた股間へと喰らいついてくる。残った精を舐めとり、そして勿論それだけで済むはずもなく、その後口や胸で散々に搾り尽くされたのであった。
…………、
……、
…。
「ふー♪上手くいきました♪」
つやつやとした表情でミーシェは自室へと戻ってきた。そして机の引き出しを開け、奥に隠してあった雑誌を取り出す。
タイトルは『月間ホルス』。とあるホルスタウロスの集団が同族の仲間向けに発行している専門誌である。
ここにやってきた際、自分を雇用するにあたっての賃金は身体で払ってもらえば他にはいらないと伝えたのだが、それはあまりにもということで幾許かのお金を毎月貰う事になった。ついでに言えば身体だけで支払っていたら彼の身体がもたないと思われたためでもある。
そして購読することにしたのがコレだった。
その気になる中身はといえば、おいしいミルクを出す為の食生活指南や衣服のバストを強調する着こなし方、大きな胸を持つ魔物娘に興味のある独身男性の個人情報まで…ホルスタウロスが欲しがる情報が満載である。そんな中、彼女が開いたページは雑誌の中程、タイトルは『今日から出来る、旦那様調教テクニック』であった。
そしてその中のひとつ、『成分調整したミルクを飲ませた上で、特定の格好や行動を意識させながら射精させることを繰り返す』という項に付箋が貼られている。傍らにはミルクを直飲みさせながらの搾精を繰り返したことで乳首を見せただけで精を漏らすようになった男性のエピソードが掲載されていた。要は条件付けである。
「うふふ…この話が本当なら、今日みたいな事を繰り返せばそのうちおっぱいを揉むだけでお漏らししてしまうようになる筈…♪ご主人様が悪いのですよ…何度胸を押し付けてもちっとも揉んでくださらないから……。」
ミーシェは指先でページをなぞりながら淫靡な笑みを浮かべた。
「もう容赦はいたしません、女性の胸が触れただけで達してしまう素敵な身体になるまで徹底的に躾けて差し上げますから…覚悟してくださいね、ご主人様…♪」
メイドのこの恐ろしい計画が密かに進行中であることを、居間でのびている彼女の主人はまだ知らない。
「ご主人様♪肩をお揉みしてもよろしいですか？」
「あ、ミーシェさん…どうも。」
居間の机で新聞を読んでいると背後から声が掛かった。彼女はミーシェさん…我が家のメイドさんである。しかも住み込み。
とあるお店で半ば強引に雇用契約を結ばされてしまい、そのまま家に転がり込んできたのだ。…一ヶ月程前のことである。
ちなみに魔物娘、種族はホルスタウロスであった。
「では失礼して…ちょっと重いですけど我慢して下さいね？よいっ…しょと♪」
のしっ…
彼女がそう言うと同時に、ちょっとどころではない重量が頭上にのしかかった。頭がまるごと飲み込まれそうな暴力的な柔らかさ…言うまでもなくホルスタウロス特有のその巨大な乳房である。
最近やたらと肩を揉みに来てくれるミーシェだが、最初のころは後頭部にさりげなく押し付けてくるだけだった。しかしいつからか頭の上に乗せてくることが多くなり今では完全に乳置き場と化している。
「ふぅっ……。」
首筋と肩にその真っ白な指先が触れた。撫でる様に優しく、凝った筋肉をほぐしてゆく。彼女の指が這うたびに背骨を痺れる様な快感が走った。
「あれ、首の方が凝ってますね…もしかしてわたしのせい…？」
…たぶんそう。頭の上に乗っているモノを意識しながら思った。
「ならば責任を持って揉み解して差し上げなくてはいけませんね♪」
絶妙な力加減で、時に爪や間接も使いながら首筋から肩、背中へと指圧が加えられる。その技巧は初めてこれをしてくれた時から相当に高かったのだが、最近回数を重ねた事で加速度的に上手くなっている。
「ふぁぁ……」
自然と恍惚のため息が漏れた。
「では最後に頭皮のマッサージと…」
「あー…、」
側頭部を10の指先で指圧され、思わず涎が垂れそうになる。
「仕上げのぱふぱふ〜♪」
「………。」
頭の上に乗っていた物が移動し後頭部から挟み込んできた。柔らかな塊が首から上を両側からぐにぐにと揉みしだく。優しい圧迫に心ごと癒されてゆく…。
初めて肩を揉んでもらった時には面食らったが、彼女いわく種族的にこの工程は外せないらしい。
………、
……。
「お疲れ様でした♪はい、ミルクをどうぞ♪」
何処に隠していたのか、マッサージが終わると同時にすかさずミルク入りのカップが差し出された。言うまでもなく彼女の自前のものだろう。
「あ、ありがとう…」
カップに口をつけ啜る。…おいしい。
それにしても肩を揉んでくれるのも含め此処最近やたらと世話を焼いてくれる。ついでに言えば何かの拍子に身体を密着させてくることが多くなったような気もした。何か欲しいものでもあるのだろうか。何だかんだ日頃お世話になっているので出来る限り応えたいところだが…
「…ところでご主人様、不躾ながらお願いしたいことがあるのですが……」
…などと考えていたらいきなり来た。
「な、なにかな？」
「あの…よろしければ私のも揉んでいただけないかなぁと……」
「そっちか!!」
「？」
「あ、いや、なんでもないです。」
そう、あれだけ大きなモノをぶら下げているのだ。さぞかし肩も凝るだろう。
「すみません気が利かなくて…いいですよ？」
「ほ、本当ですか⁉やったぁ♪」
両手を挙げて跳び跳ねる。…予想外の喜びよう、そんなに凝っていたのだろうか…これは悪いことをした。
「そ、それでは！早速、お願いしてもいいですか⁉」
「は…はい、じゃあ場所を交代して…」
ハァハァと吐息を荒くしながら身を乗り出してきた。その勢いにやや面食らいつつも、彼女のために椅子を譲ろうと立ち上がるが…
「いえ！このままでｯ‼」
「むぐｯ⁉」
膝を押さえつけられ止められた。そしてそのままこちらの膝の上に前向きに腰掛けて来たのだ。顔面に背中が押し付けられ、仄かにミルクの匂いが混じった甘い体臭を強制的に嗅がされる。
「この体勢で！この体勢でお願いします‼ちょっと重いかもしれないですけどごめんなさい!!」
「へもほれひゃあ…」
この状態では指圧すべき肩が見えない。なんとか腕を頭上に伸ばし、勘で親指を押し付けた。
「ひゃん⁉」
「ふぉふぉれあっへう？」
「あっ……いえその…合ってはいるのですけれど、私が揉んでいただきたいのはそちらではなくてですね…」
上に伸ばした両手が掴まれ、そのままとても柔らかいものに押し付けられた。
「こちら…なのですけれど……」
「ぶっ……⁉」
手のひらが導かれた先…目には見えないがそれは明らかに彼女の両の乳房である。
「その、ホルスタウロスは男性に定期的にこうして胸をマッサージしてもらわないと具合が悪くなってしまうのですよ？」
「ぶはっ…！いや、そんなの……」
背中の圧力が緩められ呼吸と会話が許される。
魔物の生態に詳しいわけではないが、そのような話は聞いたことが無かった。そもそも本当にそうなら自分と出会う前は誰に揉ませていたのかだとか独り身の者はどうするのかだとか、色々疑問が出てくる筈なのだが…しかし手を取られ強制的に揉まされる乳肉の感触に思考がそこまで至らない。
「そうなんですｯ！さあ！もっと力を入れて揉みしだいてください♪」
「う……」
催促するように、腰の上に乗せられた彼女の大きなお尻がぐりぐりと押し付けられた。
「わ、わかったから…」
恐る恐る指に力を込める。ずぶりと指先が柔肉に沈み込み、埋まった。揉んでいる筈が、逆に手指が乳肉に揉まれているような錯覚に襲われる。
「あふ……♪そうそう、下から持ち上げる様に…先っぽも指で触ってください♪」
「……。」
とりあえず言われた通りに…中指を伸ばし撫でるように先端を触る。その柔突起は既にやや固さを持っていたのですぐに分かった。そしてそのまま、そこをぐりぐりと押し込むように指先で刺激を送る。
「あぁ＾〜〜♪至福ですぅ〜♪」
目の前の背中の向こうからミーシェの蕩けた声が上がった。同時に顔面に押し付けられた背中から感じる彼女の匂いがむっと濃くなる。
しかしそこで手が止まった。
「うっ……⁉」
彼女が腰をくねらせた瞬間、強烈な快感が股間を襲ったのだ。
彼女の尻に敷かれたそこはいつの間にか硬く立ち上がっており、さらに気づかぬうちに射精寸前まで高められていた。今の今まで気にもしていなかったにもかかわらず、まるで感度自体が一瞬で上昇したかのような……
そしてついさっき彼女のミルクを飲んだ事を思いだした。
「ミーシェさん、これ…⁉」
「あは♪効いてきました？せっかくなのでご主人様にも気持ちよくなって頂きたいなぁと思いまして…特濃を注がせて頂きました♪」
彼女らホルスタウロスのミルクは強力な強精剤、男性にとっては媚薬にも等しい。本来は効果はもっと穏やかなものなのだが、特に『濃い』のを摂取した際には服を着ているだけで達しそうになるほど全身が敏感になる。しかも効果は即効性だ。
「たぶん我慢出来ないと思いますけど…もし胸だけで私をイかせてくれたら、ここを退いて差し上げますよ♪」
「むぐっ…⁉」
そう言って彼女は再び背中を押し付けてきた。口ではなく手を動かせとの意思表示…半ばやけくそになりながら肉双球をまさぐるしかない。
「ふあぁ……♪そうそう、いい感じです♪それじゃ…お返しです♪」
再度彼女の腰がくねり、その豊満な臀部が更に深く押し付けられた。既に限界まで高められていた所に無慈悲なだめ押しの一撃、ひとたまりも無く絶頂に向けた脈打ちが始まる。
「ふふ、もうイっちゃいますね、ご主人様♪それでは、存分に下着の中にお漏らしください…ぃひいいぃぃぃーーーｯ！？」
勝利を確信していたミーシェだが突然上半身を仰け反らせ悲鳴を上げた。絶頂に至った際の反射的行動か或いは最後の意地か、胸を揉んでいた手がその先端を力強く揉み潰したのだ。
下着の中が暖かく濡れる感触とともに指先から手のひらまで乳浸しになった布の感触が張り付く。
「あはは…♪、これは…引き分け……ですかねぇ…」
「………。」
とりあえず、お互いミルク塗れになりながら快感の余韻に浸った。もともとは肩を揉んでもらっていただけなのにどうしてこうなったのか…。
精液に濡れた股間で彼女の体重と尻肉の柔らかさを感じながらふと考える。そして次の瞬間思考を放棄した。
膝の上から降り振り返ったミーシェの瞳が、情欲に濡れた捕食者のものへと変わっていたからだ。
「ご主人様、お股が濡れたままじゃあ気持ち悪いでしょう？すぐ綺麗にいたしますね♪」
「え…ちょっと…、」
そう言うが速いか彼女は流れるような動作でズボンと下着を脱がし、精に塗れた股間へと喰らいついてくる。残った精を舐めとり、そして勿論それだけで済むはずもなく、その後口や胸で散々に搾り尽くされたのであった。
…………、
……、
…。
「ふー♪上手くいきました♪」
つやつやとした表情でミーシェは自室へと戻ってきた。そして机の引き出しを開け、奥に隠してあった雑誌を取り出す。
タイトルは『月間ホルス』。とあるホルスタウロスの集団が同族の仲間向けに発行している専門誌である。
ここにやってきた際、自分を雇用するにあたっての賃金は身体で払ってもらえば他にはいらないと伝えたのだが、それはあまりにもということで幾許かのお金を毎月貰う事になった。ついでに言えば身体だけで支払っていたら彼の身体がもたないと思われたためでもある。
そして購読することにしたのがコレだった。
その気になる中身はといえば、おいしいミルクを出す為の食生活指南や衣服のバストを強調する着こなし方、大きな胸を持つ魔物娘に興味のある独身男性の個人情報まで…ホルスタウロスが欲しがる情報が満載である。そんな中、彼女が開いたページは雑誌の中程、タイトルは『今日から出来る、旦那様調教テクニック』であった。
そしてその中のひとつ、『成分調整したミルクを飲ませた上で、特定の格好や行動を意識させながら射精させることを繰り返す』という項に付箋が貼られている。傍らにはミルクを直飲みさせながらの搾精を繰り返したことで乳首を見せただけで精を漏らすようになった男性のエピソードが掲載されていた。要は条件付けである。
「うふふ…この話が本当なら、今日みたいな事を繰り返せばそのうちおっぱいを揉むだけでお漏らししてしまうようになる筈…♪ご主人様が悪いのですよ…何度胸を押し付けてもちっとも揉んでくださらないから……。」
ミーシェは指先でページをなぞりながら淫靡な笑みを浮かべた。
「もう容赦はいたしません、女性の胸が触れただけで達してしまう素敵な身体になるまで徹底的に躾けて差し上げますから…覚悟してくださいね、ご主人様…♪」
メイドのこの恐ろしい計画が密かに進行中であることを、居間でのびている彼女の主人はまだ知らない。
17/10/02 23:06更新 / ラッペル