特別な日にちょっとだけ特別なことを
「ほんっっっとうにごめん!!」
ご立腹な小さな小さな魔女に必死に頭を下げる。
彼女の名前はエイミー。
魔法薬のお店を一緒に営んでいる、大切な妹でもあり妻だ。
「もぉ〜〜〜〜っ!
明日は結婚して1周年の大切な記念日だから、一緒に家でいちゃいちゃしようか、お出かけしようかとか考えていたのに〜」
ぷりぷりと頬を膨らませて怒る彼女も大変可愛いのだが、それを口にしたら余計に怒りそうなので黙っておこう。
「……お仕事だし、いつもお世話になっているエクルさんからの頼みなら仕方ないよね。
あっ、でもでも怒ってるのは本当なんだからね!」
エクルさんはラタトスク種の魔物で、情報から魔道具に食品など幅広い商品を取り扱ってる商人をしている。
この店を始める際にも、商売について色々とアドバイスをもらったり、頻繁に沢山の品を買い求めに来てくれたりと大変お世話になっていて頭の上がらない方だ。
「明日の分の埋め合わせは、出来る限りのことはするから……」
その言葉を聞くと急に蠱惑的な表情を浮かべはじめる。
その顔を見ると、改めて彼女は人間ではなく魔物なのだとゾクリとさせられるが、それと共に例えようのない興奮も感じてしまう。
「ふぅ〜ん……それじゃあ明日は実験に協力して欲しいなぁ"お兄ちゃん"」
「えっ、でも明日は――」
「大丈夫大丈夫、お仕事しながらでも出来るものだから♡」
記念日を台無しにしてしまった申し訳なさもあるが、そもそも彼女からの魅力的なお誘いを断る選択肢などあるわけがなかった。
前の実験では新しい魔法薬の試飲をしたのだが、何がどうなったのか互いの理性と一緒に仕事や研究も投げ出し、食事睡眠も忘れて4日ほど交わり続けたことが。
そんな快楽に塗れた実験をすることも楽しみになっていた。
「あっ、そうそう、実験のためにっていうのもあるけど、罰として明日までエッチは禁止だからね」
「………………えっ」
そして翌日のお昼前。
つらい。
とてつもなくつらい。
昨夜と今朝の2度お預けをされるのが、これほどまでにきついものとは。
昨日の就寝時なんて、ベッドは一つだけなために彼女の身体がすぐそばにあるのを感じてながら、一切手を出すことが出来ないだなんて酷だ、残酷だ。
とはいえ、襲い掛かってしまったら本当に怒られそうで流石にやるわけにはいかない……のだが、それでも悶々としたままで碌に寝られなかった。
そんなことを思い出しているとエイミーがコートと長短の違うベルト数本を手にしながら現れた。
「んふふ〜、お待たせ〜お兄ちゃん。
今日一日よろしくね♡」
そして今回の実験の趣旨を説明を始めていく。
なんでも、魔女やファミリア等々の魔物達と、その伴侶である『お兄ちゃん』の仲睦まじくも幼い身体に興奮し肉欲に溺れ堕落していく様を見せつける普段の黒ミサから視点を180度変えてみるのだとか。
自分達の痴態を"見せつける背徳感"から、周りの目から隠れながらこっそりと愛し合うという羞恥心をくすぐる"恥じらう背徳感"を感じる新しい境地を開くことで、夫婦や兄妹との愛し方を増やしてみたいとのこと。
「それでこのコートには魔法が掛けてあって、これに包まれていると周囲からは見えなくなる錯覚をさせるの。
本当に消えるわけじゃなくて、あくまで錯覚だから触れられると分かっちゃうから注意してね。
あとは、この魔法の効力を発揮し続けるには魔力を絶えず使わないといけないんだけど、切らさないためにも精を注ぎ続けてもらう必要があるの。
裸で抱き合う様に繋がって、そこから太ももや腰をベルトで固定して動いても大丈夫なようにしてから、コートを着て隠れながらエッチするの。
エクルさんと話したり仕事している中で、こっそりと気持ち良くなってお兄ちゃんの精をたぁっぷりと……ね♡」
彼女の淫らな説明を聞いているだけで、服の上からでもはっきりとモノが分かるほどに大きくなって自己主張をし始める。
「あはっ♡ お兄ちゃんったらそんなに期待しちゃってるの?
説明してるだけなのにこぉんなに大きくしちゃって、へ・ん・た・い・さん♡」
「ううっ……は、早く……」
早くエイミーに触れたい気持ちが強くなりすぎて、あまりに情けない声を出してしまう。
今にも爆発してしまいそうな情欲を感じ取ってか、慣れた手つきで衣服を脱がしていく。
お預けでガチガチになった男性器が彼女の目と鼻の先に突き付けられると、嬉しそうな顔をしながら早速口で愛撫を始めた。
「ちゅっ♡ れろれろっ、んっ……♡ ちゅぅぅっ……ぷはっ。
血管もバッキバキに浮き上がるほど興奮してて苦しいよね?
始める前に一回スッキリしとこうね♡」
短い舌と小さい口で舐めては咥え、的確に弱い所を容赦なく責め立てて快楽を与えてくる。
昨日ぶりの性感に身体中が悦んですぐにイってしまいそうになる。
「もうっ、出る……っ!」
「……♡ あむっ、んっ、じゅるるっ、ちゅぅぅぅぅっっ♡」
射精の瞬間に思い切り吸われてしまい、溜めこまれていた精が溢れて彼女の口の中へと流れ出す。
長い長い射精の間も、彼女は口を離すことなく吐き出されてくる精を、喉を鳴らしながら美味しそうに飲み下す姿を見て、興奮がまだまだ収まりが付きそうにない。
「んくっ、んくっ……ぷはっ、ふーっ。
えへへ、ドロッドロの濃い精液を沢山出してもまだまだ硬くておっきいままで良かったぁ♡
それじゃあ……始めよっか、お兄ちゃん♡」
にっこり微笑む彼女の太ももからは透明な蜜が伝っていた……。
――――――――――――――――――――――――――――――
ふーっ、ふーっ♡
挿入したままは想像以上の快楽が襲い掛かってくる。
お兄ちゃんの歩く振動だけでも、つい声が漏れそうになっちゃう♡
「おーい、お邪魔するで〜」
あっ、エクルさんが来ちゃった……♡
見られながらエッチするのにはサバトの黒ミサで経験してたのに、わざと姿を消しているとなんだか凄くドキドキしちゃう。
「あぁ、エクルさん、いらっしゃい……」
「今日は無理を言って開いてもらって悪いね。
サバト製の魔法薬は質が良くて評判がいいからすぐに売り切れちゃって」
「だっ、大丈夫だよ。
お店を始めた時からずっとお世話になっててたからね」
「いや〜、嬉しいねぇ。
……あれ? エイミーちゃんを見ないけど、どうしたの?
それに大きなコートなんか羽織っちゃって」
「あっ、あぁ……えーっと……そう!
ちょっと体調を崩してて部屋で寝てるんだ。
それにちょっと寒気がしちゃってさ」
「……ふ〜ん、まあええわ。
それじゃ、ちゃっちゃと商談とか終わらせよっか」
さっきまで精を飲んでいたのと、昨晩からシてなかったせいもあって、お腹がお兄ちゃんの精が欲しいって疼いて私も我慢できなくなっちゃってる……♡
ソファに腰を掛けるとっ、奥まで届い……てっ、イッ……ちゃうっ……♡♡
「〜〜〜〜〜っっ♡♡♡」
漏れ出ようとする嬌声を必死に押し殺し、絶頂でビクビクと震える身体を抑えようと、無意識にお兄ちゃんの大きな身体にしがみつく。
絶頂の波をなんとか耐えようとしていると、お腹の中から不穏な刺激が送られてくる。
硬く大きくなりながらビクッビクッと脈動をし始め、精を注ぐ準備が整っていた。
ま、待って……♡ 今はイってる最中なのに精を中に出されたらっ……♡
そんな思いが通じるはずもなく、お兄ちゃんの絶頂の証が私の膣内を満たしていく。
「はっ♡ あっ、あ゛〜〜〜〜っ♡ んぅっ♡♡」
先ほどのとは比べ物にならない快感に意思と無関係によがり声を出してしまった。
下からの快楽を落ち着かせようとゆっくりと空気を吸い込むと、今度はお兄ちゃんの匂いが頭の中を染め上げる。
いつもは落ち着くはずのお兄ちゃんの逞しい胸板も匂いも、今は興奮を更に高めて頭の中を蕩かせてしまう。
上に下にと強烈な官能を与えられて、二人の話を聞くことも思考することもままならない。
あっ♡ また中に出されてっ♡ イッ……♡
――――――――――――――――――――――――――――――
魔法薬がギッシリと詰まった箱を、倉庫からエクルの乗ってきた馬車へ積み込んでいく。
箱に押されてエイミーの身体が密着してくるために、幾度となく精を吐き出してなお性器が萎えることなく彼女の膣内を犯しては快楽を貪り続ける。
そしてまた、ビュクビュク……ッと未だに勢いが衰えることなく子宮の隙間を精で埋め尽くさんばかりに流し込む。
「っ……く、これで必要な品物は全部かな?」
「えーーっと……うん、丁度だね。
商品の積み込みまでやってもらって悪いねぇ。
今日はありがとね」
「もう帰るの?」
「うん、お陰様で必要な物は揃ったからね。
そ・れ・に、エイミーちゃんのことが気になって仕方がないのか、来てからず〜っと落ち着かない様子だったからねぇ。
お邪魔なリスは退散するとするよ。
それじゃ、お大事にね〜」
エクルさんの姿が見えなくなるまで見送ったら、足早に寝室へ向かった。
大きなベッドを前にコートを脱ぎ捨てると数時間ぶりに彼女が姿を現す。
そこには、魔女として魔術などの研究や実験を行う賢い姿や、妹として蠱惑的な姿、妻として頼りがいのあり時には甘えてくる姿とは全く違う、涙や涎でぐっちゃぐちゃに蕩けている一人の魔物がいた。
それを見て、今日だけでも繋がったままあれだけ出したというのに、また痛いほどに勃起している自分もいた。
焦る気持ちからぎこちない手つきでベルトの拘束を解き、彼女をベッドへと押し倒す。
「はっ、はーっ……、エイミー……」
名前が零れても彼女は絶頂から降りてこないまま。
それでも構わずに抱き締め、抽挿を始める。
「好きだっ、好き、好き、好きっ!」
金色に輝く髪も、この世の何よりも美しい青い瞳も、幼いままで止まったままの未成熟な身体も、全て好きだ。
「…………っ♡ あ゛っ♡」
彼女の口から微かに漏れる喘ぎ声を聞きながら、精力と体力の限界まで抱き続けていた……。
――――――――――――――――――――――――――――――
目を覚ますと、カーテンの閉められていない窓から薄明かりが差し込んでいた。
「……………………」
あ゛〜〜〜〜〜〜っ!!!
失敗した〜〜〜〜〜〜!!!
まさか途中で気をやったままになるなんて……。
その後に何があったのかは、部屋の中に立ち込めている二人の汗や匂いに精などなどが混ざり合った濃密な淫臭が行為の激しさを物語っている。
それとあまりにも中に出されたのか、お腹がぽっこりと出ていてまるで妊娠しているかのようだ。
…………そう遠くない日に、お兄ちゃんの子供が出来たりするのかな?
実験の最中に気を失ってしまい、よく分からないまま終わってしまったけれど、なんだかとても幸せな気持ちだ。
すぐ側で気持ち良さそうに寝ているお兄ちゃんに軽い口付けをして、私も隣で再び眠りに就く。
「お休みなさい、あなた♡」
ご立腹な小さな小さな魔女に必死に頭を下げる。
彼女の名前はエイミー。
魔法薬のお店を一緒に営んでいる、大切な妹でもあり妻だ。
「もぉ〜〜〜〜っ!
明日は結婚して1周年の大切な記念日だから、一緒に家でいちゃいちゃしようか、お出かけしようかとか考えていたのに〜」
ぷりぷりと頬を膨らませて怒る彼女も大変可愛いのだが、それを口にしたら余計に怒りそうなので黙っておこう。
「……お仕事だし、いつもお世話になっているエクルさんからの頼みなら仕方ないよね。
あっ、でもでも怒ってるのは本当なんだからね!」
エクルさんはラタトスク種の魔物で、情報から魔道具に食品など幅広い商品を取り扱ってる商人をしている。
この店を始める際にも、商売について色々とアドバイスをもらったり、頻繁に沢山の品を買い求めに来てくれたりと大変お世話になっていて頭の上がらない方だ。
「明日の分の埋め合わせは、出来る限りのことはするから……」
その言葉を聞くと急に蠱惑的な表情を浮かべはじめる。
その顔を見ると、改めて彼女は人間ではなく魔物なのだとゾクリとさせられるが、それと共に例えようのない興奮も感じてしまう。
「ふぅ〜ん……それじゃあ明日は実験に協力して欲しいなぁ"お兄ちゃん"」
「えっ、でも明日は――」
「大丈夫大丈夫、お仕事しながらでも出来るものだから♡」
記念日を台無しにしてしまった申し訳なさもあるが、そもそも彼女からの魅力的なお誘いを断る選択肢などあるわけがなかった。
前の実験では新しい魔法薬の試飲をしたのだが、何がどうなったのか互いの理性と一緒に仕事や研究も投げ出し、食事睡眠も忘れて4日ほど交わり続けたことが。
そんな快楽に塗れた実験をすることも楽しみになっていた。
「あっ、そうそう、実験のためにっていうのもあるけど、罰として明日までエッチは禁止だからね」
「………………えっ」
そして翌日のお昼前。
つらい。
とてつもなくつらい。
昨夜と今朝の2度お預けをされるのが、これほどまでにきついものとは。
昨日の就寝時なんて、ベッドは一つだけなために彼女の身体がすぐそばにあるのを感じてながら、一切手を出すことが出来ないだなんて酷だ、残酷だ。
とはいえ、襲い掛かってしまったら本当に怒られそうで流石にやるわけにはいかない……のだが、それでも悶々としたままで碌に寝られなかった。
そんなことを思い出しているとエイミーがコートと長短の違うベルト数本を手にしながら現れた。
「んふふ〜、お待たせ〜お兄ちゃん。
今日一日よろしくね♡」
そして今回の実験の趣旨を説明を始めていく。
なんでも、魔女やファミリア等々の魔物達と、その伴侶である『お兄ちゃん』の仲睦まじくも幼い身体に興奮し肉欲に溺れ堕落していく様を見せつける普段の黒ミサから視点を180度変えてみるのだとか。
自分達の痴態を"見せつける背徳感"から、周りの目から隠れながらこっそりと愛し合うという羞恥心をくすぐる"恥じらう背徳感"を感じる新しい境地を開くことで、夫婦や兄妹との愛し方を増やしてみたいとのこと。
「それでこのコートには魔法が掛けてあって、これに包まれていると周囲からは見えなくなる錯覚をさせるの。
本当に消えるわけじゃなくて、あくまで錯覚だから触れられると分かっちゃうから注意してね。
あとは、この魔法の効力を発揮し続けるには魔力を絶えず使わないといけないんだけど、切らさないためにも精を注ぎ続けてもらう必要があるの。
裸で抱き合う様に繋がって、そこから太ももや腰をベルトで固定して動いても大丈夫なようにしてから、コートを着て隠れながらエッチするの。
エクルさんと話したり仕事している中で、こっそりと気持ち良くなってお兄ちゃんの精をたぁっぷりと……ね♡」
彼女の淫らな説明を聞いているだけで、服の上からでもはっきりとモノが分かるほどに大きくなって自己主張をし始める。
「あはっ♡ お兄ちゃんったらそんなに期待しちゃってるの?
説明してるだけなのにこぉんなに大きくしちゃって、へ・ん・た・い・さん♡」
「ううっ……は、早く……」
早くエイミーに触れたい気持ちが強くなりすぎて、あまりに情けない声を出してしまう。
今にも爆発してしまいそうな情欲を感じ取ってか、慣れた手つきで衣服を脱がしていく。
お預けでガチガチになった男性器が彼女の目と鼻の先に突き付けられると、嬉しそうな顔をしながら早速口で愛撫を始めた。
「ちゅっ♡ れろれろっ、んっ……♡ ちゅぅぅっ……ぷはっ。
血管もバッキバキに浮き上がるほど興奮してて苦しいよね?
始める前に一回スッキリしとこうね♡」
短い舌と小さい口で舐めては咥え、的確に弱い所を容赦なく責め立てて快楽を与えてくる。
昨日ぶりの性感に身体中が悦んですぐにイってしまいそうになる。
「もうっ、出る……っ!」
「……♡ あむっ、んっ、じゅるるっ、ちゅぅぅぅぅっっ♡」
射精の瞬間に思い切り吸われてしまい、溜めこまれていた精が溢れて彼女の口の中へと流れ出す。
長い長い射精の間も、彼女は口を離すことなく吐き出されてくる精を、喉を鳴らしながら美味しそうに飲み下す姿を見て、興奮がまだまだ収まりが付きそうにない。
「んくっ、んくっ……ぷはっ、ふーっ。
えへへ、ドロッドロの濃い精液を沢山出してもまだまだ硬くておっきいままで良かったぁ♡
それじゃあ……始めよっか、お兄ちゃん♡」
にっこり微笑む彼女の太ももからは透明な蜜が伝っていた……。
――――――――――――――――――――――――――――――
ふーっ、ふーっ♡
挿入したままは想像以上の快楽が襲い掛かってくる。
お兄ちゃんの歩く振動だけでも、つい声が漏れそうになっちゃう♡
「おーい、お邪魔するで〜」
あっ、エクルさんが来ちゃった……♡
見られながらエッチするのにはサバトの黒ミサで経験してたのに、わざと姿を消しているとなんだか凄くドキドキしちゃう。
「あぁ、エクルさん、いらっしゃい……」
「今日は無理を言って開いてもらって悪いね。
サバト製の魔法薬は質が良くて評判がいいからすぐに売り切れちゃって」
「だっ、大丈夫だよ。
お店を始めた時からずっとお世話になっててたからね」
「いや〜、嬉しいねぇ。
……あれ? エイミーちゃんを見ないけど、どうしたの?
それに大きなコートなんか羽織っちゃって」
「あっ、あぁ……えーっと……そう!
ちょっと体調を崩してて部屋で寝てるんだ。
それにちょっと寒気がしちゃってさ」
「……ふ〜ん、まあええわ。
それじゃ、ちゃっちゃと商談とか終わらせよっか」
さっきまで精を飲んでいたのと、昨晩からシてなかったせいもあって、お腹がお兄ちゃんの精が欲しいって疼いて私も我慢できなくなっちゃってる……♡
ソファに腰を掛けるとっ、奥まで届い……てっ、イッ……ちゃうっ……♡♡
「〜〜〜〜〜っっ♡♡♡」
漏れ出ようとする嬌声を必死に押し殺し、絶頂でビクビクと震える身体を抑えようと、無意識にお兄ちゃんの大きな身体にしがみつく。
絶頂の波をなんとか耐えようとしていると、お腹の中から不穏な刺激が送られてくる。
硬く大きくなりながらビクッビクッと脈動をし始め、精を注ぐ準備が整っていた。
ま、待って……♡ 今はイってる最中なのに精を中に出されたらっ……♡
そんな思いが通じるはずもなく、お兄ちゃんの絶頂の証が私の膣内を満たしていく。
「はっ♡ あっ、あ゛〜〜〜〜っ♡ んぅっ♡♡」
先ほどのとは比べ物にならない快感に意思と無関係によがり声を出してしまった。
下からの快楽を落ち着かせようとゆっくりと空気を吸い込むと、今度はお兄ちゃんの匂いが頭の中を染め上げる。
いつもは落ち着くはずのお兄ちゃんの逞しい胸板も匂いも、今は興奮を更に高めて頭の中を蕩かせてしまう。
上に下にと強烈な官能を与えられて、二人の話を聞くことも思考することもままならない。
あっ♡ また中に出されてっ♡ イッ……♡
――――――――――――――――――――――――――――――
魔法薬がギッシリと詰まった箱を、倉庫からエクルの乗ってきた馬車へ積み込んでいく。
箱に押されてエイミーの身体が密着してくるために、幾度となく精を吐き出してなお性器が萎えることなく彼女の膣内を犯しては快楽を貪り続ける。
そしてまた、ビュクビュク……ッと未だに勢いが衰えることなく子宮の隙間を精で埋め尽くさんばかりに流し込む。
「っ……く、これで必要な品物は全部かな?」
「えーーっと……うん、丁度だね。
商品の積み込みまでやってもらって悪いねぇ。
今日はありがとね」
「もう帰るの?」
「うん、お陰様で必要な物は揃ったからね。
そ・れ・に、エイミーちゃんのことが気になって仕方がないのか、来てからず〜っと落ち着かない様子だったからねぇ。
お邪魔なリスは退散するとするよ。
それじゃ、お大事にね〜」
エクルさんの姿が見えなくなるまで見送ったら、足早に寝室へ向かった。
大きなベッドを前にコートを脱ぎ捨てると数時間ぶりに彼女が姿を現す。
そこには、魔女として魔術などの研究や実験を行う賢い姿や、妹として蠱惑的な姿、妻として頼りがいのあり時には甘えてくる姿とは全く違う、涙や涎でぐっちゃぐちゃに蕩けている一人の魔物がいた。
それを見て、今日だけでも繋がったままあれだけ出したというのに、また痛いほどに勃起している自分もいた。
焦る気持ちからぎこちない手つきでベルトの拘束を解き、彼女をベッドへと押し倒す。
「はっ、はーっ……、エイミー……」
名前が零れても彼女は絶頂から降りてこないまま。
それでも構わずに抱き締め、抽挿を始める。
「好きだっ、好き、好き、好きっ!」
金色に輝く髪も、この世の何よりも美しい青い瞳も、幼いままで止まったままの未成熟な身体も、全て好きだ。
「…………っ♡ あ゛っ♡」
彼女の口から微かに漏れる喘ぎ声を聞きながら、精力と体力の限界まで抱き続けていた……。
――――――――――――――――――――――――――――――
目を覚ますと、カーテンの閉められていない窓から薄明かりが差し込んでいた。
「……………………」
あ゛〜〜〜〜〜〜っ!!!
失敗した〜〜〜〜〜〜!!!
まさか途中で気をやったままになるなんて……。
その後に何があったのかは、部屋の中に立ち込めている二人の汗や匂いに精などなどが混ざり合った濃密な淫臭が行為の激しさを物語っている。
それとあまりにも中に出されたのか、お腹がぽっこりと出ていてまるで妊娠しているかのようだ。
…………そう遠くない日に、お兄ちゃんの子供が出来たりするのかな?
実験の最中に気を失ってしまい、よく分からないまま終わってしまったけれど、なんだかとても幸せな気持ちだ。
すぐ側で気持ち良さそうに寝ているお兄ちゃんに軽い口付けをして、私も隣で再び眠りに就く。
「お休みなさい、あなた♡」
18/12/24 22:01更新 / 群青