気持ちは言葉で…
「レイル……これ、お弁当だから…食べてね……」
幼馴染にお弁当を作ってもらう男なんて世界にどれだけいるだろうか？
俺ことレイルはそんな事を思いながら幼馴染のサラから弁当を貰う。
俺には家族がいない…兄弟はいないし両親も死んだ。
だから俺は１８歳というこの村では働ける年齢じゃないにも関わらず働いている。
仕事内容は…様々な人の頼みを聞いて化物退治をしたり遺跡の探索を行う……言わば便利屋だ。
サラは村一番の容姿端麗な女の子で小さい頃から一緒に遊んでいた。
家族がいなくなった俺を励ましてくれた…
「サンキュ♪……卵焼き入ってるよな？」
そしていつも仕事で遠出する俺に弁当を作ってくれる。村の料理店の娘だからとても料理がウマイ…その評判は近くとはいえ町にも届くほどの腕前らしい。
…まあ、俺は仕事で町に行く事はあれど今の生活で十分だから噂とか興味ないな。
「入ってるよ……だってレイルの大好物だもん……それに私、レイルの事大好きだから入れたくなっちゃうんだよ」
「お前は本当に恥ずかしい言葉を平然と言えるな…」
「え？だって本当の事だもん」
幼馴染としての好きでもハタからみれば告白なんだよ…まぁ……素直な所がコイツの良い所なんだけどな。
「ね、ねぇ……今日帰ったら…ウチでご飯食べない？…が、がんばって作るから…」
こうしていつも作ってくれるのはありがたいけど…迷惑じゃないかなぁ〜。
でも…今日は、
「あ〜…悪ぃな。今日はちと長い仕事するから多分、町で泊まるよ。だから明日でいいか？」
本当に悪いと思ってるけど…俺だって生活がある。いつまでも幼馴染にご飯を作ってもらう訳にはいかない。
男としても……恥ずかしいしな。
「そう…なんだ。しょ、仕様が無いよね………レイルだって生活があるもんね。……仕様が無いね…」
俺だって残念だ……サラの手料理は本当にウマイ。アレを食いたいという欲求は並大抵の物じゃない…溜息がでそうになる……
「じゃ、そゆことで行って来るわぁ」
「うん…待ってるから……」
溜息を言葉に変えて手を振りながら村を出る……
弁当が楽しみだよ…ホントに。
昼…昼食の時間♪
俺は待ってましたと言わんばかりに町への道の脇にある切り株に腰を掛け、弁当の蓋を開ける。
カッ！！
「うお、眩しっ！！？」
瞬間！…太陽がその中に入っているかのように中身が輝く！！
その正体は……卵焼き…サラの得意料理であり俺の大大×３０好物である物だ。
その黄金の輝きは見るものを桃源郷へと誘い込む……
他の料理もあるが俺にとってはオプションに過ぎない。それを彼女もわかっているのかこの弁当は卵焼きが大部分を占めている…
「あむ！ムグムグ…ウマ過ぎ！！」
俺は獣の様にその黄金の輝きにカブリ付き…上の太陽に吼えた！！
その声は…遠くの山から反射して聞こえてきた…
私は家の…自分の部屋でベッドに寝転がっていた…枕に顔をうずめながら考える。
どうしてだろうな……
私はレイルの事が大好き……でもレイルは多分私の事を幼馴染としか見てないと思う。
私の言った大好きも…幼馴染として好きって勘違いしてると思う。
レイルと一緒にいる時に感じるドキドキも…
苦しさも…
暖かさも…
もどかしさも…
レイルは感じてない…よね。
どうしてそんなに鈍感なのかなぁ……私はこんなに好きって言ってるのに…
「レイルのバカ…バカバカァ……」
どうしようもない怒りを枕を殴って散らす……
ボフッ…ボフッ…ガタッ……
「ッ！？……だ…誰…？」
殴ってる途中に足音がした……
声が聞こえる……
ニャーオ…
「いやぁ報酬たんまり貰ったぁ！！これでしばらくは隣のオッチャンの畑仕事を手伝えるぜ！」
次の日、俺は朝になんとか村に帰ってきた。なんとかというのは少し前に俺の荷物から食料を食い漁ろうとしたワーキャットがいたからだ。
魚の煮干やったら満足してどっか行った…魔物って単純だよな。
そういえば今日はサラがご馳走してくれるんだっけか。こりゃ楽しみだな♪
「お帰り……」
「オウ、ただいま！」
サラだな。いつも入り口で待ってくれてるんだ。
俺は依頼が成功した事を表すように元気に言ったが……
………あれ？
サラ…だよな？
耳が頭についてて……
尻尾もあって…
「ふーん…帰ってきたんだ」
なんか冷たい声音だけど…この声はサラだ。
「さ……サラ？…だよな…？」
恐る恐る聞いてみる…目の前にいる彼女は鋭い目つきでまるで獲物を見定めるかのように俺を睨んでくる。
「何？アタシがサラ以外の何に見えるわけ？アンタってそういうところでホンットに鈍感なんだから」
「いやだって…お前、その姿…」
明らかにワーキャットだ……
「姿なんてどうでもいいでしょ！ホラ、アタシに何か言う事無いの？」
「そういうお前は、依頼で森に行ってた俺に何か言う事あるだろ…？」
今の状況が飲み込めずとりあえずサラ？…言葉を返す。
「そ、そりゃあ…心配したにきまっｔ…ってあるわけ無いじゃない！…アタシがアンタを心配するわけ…な…ないじゃない」
クッソ…口調は違うけど体も声もサラだ……どうなってんだこりゃ？
「もうなによ！？乙女がイメチェンしたのよ！…か、カワイイぐらい………い、言いなさいよ…」
言われてみると今のサラ？…はとても可愛い…耳も尻尾もピコピコ動いて目もさっきの獲物の品定めのような目ではなく何かを期待しているような目だった。
「あ、ああ……すごい可愛いよ」
「ほ、ほんと！？………ふ、フン！もっとマシな言葉をかけられるようにしたら？……それだからアンタはモテないのよ……わ、私にしか…」
後半は聞こえなかったがとりあえずムカツク………
「お前、ホントにサラかぁ！？オラ、証拠を見せてみろ！！」
俺は村の少し外れに位置する林に彼女を連れて行き………
「な！？さ……最ッ低！！」
ドグシャ！
結論…彼女はサラだ。
彼女は胸元に昔少しやらかした火傷の痕がある。それをちょい服を捲って確かめるぐらいの気持ちで覗いたが、予想以上に激しい反撃を受けた。
そして確かめた結果…あったのだ。
つまりサラと認めざるおえないわけで………
「ほら、弁当。…か、勘違いしないでよね！アンタには家族がいないから可哀想だなぁって思って家の余り物を使ってるだけなんだから。別にアンタの事が好きでやってるんじゃないんだから！…」
それにしては添えているレタスが瑞々しいのだが……
「今日のお客さんの余り物よ…多くてアタシじゃ食べきれないから一緒に食べるわよ。………な、なによその目は…。アンタはただの…そう、ただの残飯処理係なの！何勘違いしてるのよ…」
それにしてはなんかできたてっぽいしホカホカだし味も全く落ちてないのだけど……
「弁当マズかったでしょ？いきなりマズイ味に変わって慌てふためくアンタの姿を想像して楽しませてもらったわ…。えっ、おいしかった？ば、バッカじゃないの！あんなマズイ味付けの弁当を美味しく食べる人間なんてアンタしかいないわよ。味覚がおかしいんじゃないの？」
いや…本当にウマかったよ……お前はやっぱ天才だな……
そんなこんなで一ヶ月が過ぎた。
俺はいつもの弁当を食べる……ウマイ。
最近は何度も味を変えてくれるから飽きることも無いしその味付けのどれもが俺の好みだ…唯一変わったといえば彼女の対応だな。
いつも褒めればエヘヘって恥ずかしがるようなヤツだったのに今じゃあ…
「ふ、フン！私の気を引こうとしてるんでしょ？もっとうまくやれば…？」
とか言ってくるし…一体どうしちまったんだよ。
確かに魔王の魔力や魔物の魔力を流し込まれて魔物化するって事は知ってるけどあそこまで変わるモンなのか？
弁当を食っていつもの依頼も終わって家で寝ていた。
昔のアイツは素直で優しくて……時たま悪戯してきて…そんなやつだった。
最近は魔物化したのが原因なのか言ってる事とやってる事が逆だったりおかしな行動をしたりする。……村の人達は何一つ差別しないのが救いだな…
寝ると時々………夢に見る……
両親が死んだ夢。
………病で二人が死んだ…俺は何も出来なかった…
最後に笑えって一言言って…少し遠くに逝ってしまった二人の夢。
「……ハハ、何泣い」
「何泣いてんのよ…バカレイル」
ッ！？この声は…
「なんかアンタがいつもみたいに夢見てるんじゃないかって思って来て見たら案の定ね」
俺の部屋は二階だっつーのに…跳んできたのかよ。さすがワーキャットだな。
「俺はバカだけど…そんな名前じゃねぇーぞ」
「バカレイルって呼んで何が悪いのよ。人の気も知らないで依頼依頼って…少しは私の気持ｔ…じゃなくて周りの人の事考えなさいよ」
周りの人って……確かにこの村の近所付き合いは…隣のオッチャンとぐらいしかしてないな。
そういえばサラ……調子悪そうだな。
「確かにそうだな……ってかお前、顔赤いぞ…熱でもあんのか？」
顔赤いし…なんか息が荒いし…
「ハァ…ハァ……ば、バカレイルには関係ないでしょ…んん…」
なんか涎も垂れそうだし…あれ？
ガタン！
何で俺…押し倒されてるわけ？
「勘違いしないでよね……アンタは今からアタシの道具なの…アタシの性欲処理の道具なの…」
「いやでもな……こういうのはもっといろいろと前座ってもんがあると思うんだけどな」
「うるさい！…この村で一番マシな男がアンタだから使ってあげるのよ…ありがたく思いなさい！」
服を脱いだ彼女はとても美しく…扇情的で……尻尾も耳もピコピコ動いてて可愛いかった。
「アタシの…こんなに濡れてるんだよ……ほら、どんどん涎みたいに垂れてるでしょ。…こんなに濡れてるから前座なんていらないよね…」
サラは俺のズボンを脱がせて…
「ちょ、待てサラ！！」
「待たない……やっとできるんだ……やっとレイルと……」
恍惚に浸った顔で俺を見ながら……
ズニュ…グニュ…ニュルルルルル！
「がぁ！？…オマエ…いきなり…」
「アアン！来た！！レイルのが…私の中にぃ！」
扇情的な幼馴染の姿を見せられて勃起した俺のをいきなり蜜壷に入れてきた！
「ン、ンアア！！アン、…ダメ！腰……止まんにゃい！……ニャフ！」
なんかネコみたいな言葉にって俺もそんな考えてる余裕無ぇ！
「サラ！俺も……腰が勝手に…！」
グッチュ、ニッチュ…ジュプ、
「らめえ…気持ち良過ぎて…チカラ…入んにゃいにゃ…」
…ピコーン！
「オマエ……この一ヶ月色々やってくれたなぁ♪」
「フ、フニャ！？」
俺は持てる力だしきり無理矢理体勢を変え、彼女を四つん這いにさせた。
「ちょ、こんにゃ体勢…いやなのにゃ、にゃふん！！」
四つん這いにしてる彼女の中に思いっ切り腰を突き出す。
さっきよりも深く入り…って俺…サラが馬乗りしてたのによくこんな体勢にできたなぁ〜…
「ニャ！ふにゃあ！…アタシ、レイルに犯されてるにゃ！！アン！！クゥ…ニャン！！！」
「サラの中…ヤバ過ぎ………すげぇ気持ち良いよ…」
パチュン、グチュ、パンパンパン！
俺等は激しく肉がぶつかり合う音を聞きながら互いに腰を動かす…。
彼女の中は入れればスルリと入って…抜こうとすればキツくなる…
「サラって結構淫乱だな…俺が抜こうとしたらキツくなって離そうとしないぞ」
「ウッサイ…ニャン！あふん！調子に…ふあ、乗るんじゃ…にゃい…」
「ホントのこと言ってくれよ…昔のお前みたいにさ」
俺は彼女の上に覆いかぶさり…胸やサラの豆を愛撫する…
「ふにゃぁぁぁん……やめて…このままじゃあ…あらひ…」
快感に緩んだ彼女の顔は俺のモノをさらに堅くさせていく…
「ニャ！？」
ソコで俺は腰を動かすのをやめる。
「にゃ、にゃんで……動かすのをやめるにゃ？」
サラの蜜壷はヒクヒクと動いて動かしてない俺のモノに微弱な刺激を送る…正直言うけど…長く持たない…
「ホラ…言わないと動かねぇぞ」
「にゃあ…いぢわる……しにゃいで…」
潤んだ瞳で俺に振り返る…クソ、カワイイ！…だが我慢だ…
「……きだから」
「？」
「好きだから！！レイルの事が好きで好きでたまらにゃいから！！大好きなレイルのオチンチン…はにゃしたくにゃいのぉ！」
後一秒遅かったら動いてたぜ……
「よく言えましたっと」
「にゃあぁぁぁ！？いきなり激しく…フニャァァァァァ！！」
クッ…もう…
ドピュ…ドクドク…ゴピュ！
「にゃぁぁぁぁぁぁぁん！！……れいるの…あらひの…にゃかで………あついよぉ…」
俺達は…そのままベッドで眠った………
「ほら、弁当……今日は…新鮮な物だから…」
翌日、そう言って顔を背けながら弁当を渡してきた……。
昨日の出来事があったというのに…不思議とお互いに意識してない。
もっと三日ぐらい会話できないかと思ったのに…できてるな……
「サンキュ！…じゃあ行って来るよ！」
「さて、今日の弁当はっと♪」
パカ………
「なっ！？」
『昨日の事……アンタ…アタシを犯したわよね？１０の３４乗年早いのよ！！そんなケダモノにはご飯抜きがお似合いだわ。
今度は一緒に………と、とにかく今日はご飯抜きだからね！』
…………
「サラァァァァァァァァァ！！！！！」
あんな風になった幼馴染…だけど根っこは変わってない。
昔みたいに付き合えるかわからないが……
まあ………うまくやってけると思う
多分………
〜fin〜
幼馴染にお弁当を作ってもらう男なんて世界にどれだけいるだろうか？
俺ことレイルはそんな事を思いながら幼馴染のサラから弁当を貰う。
俺には家族がいない…兄弟はいないし両親も死んだ。
だから俺は１８歳というこの村では働ける年齢じゃないにも関わらず働いている。
仕事内容は…様々な人の頼みを聞いて化物退治をしたり遺跡の探索を行う……言わば便利屋だ。
サラは村一番の容姿端麗な女の子で小さい頃から一緒に遊んでいた。
家族がいなくなった俺を励ましてくれた…
「サンキュ♪……卵焼き入ってるよな？」
そしていつも仕事で遠出する俺に弁当を作ってくれる。村の料理店の娘だからとても料理がウマイ…その評判は近くとはいえ町にも届くほどの腕前らしい。
…まあ、俺は仕事で町に行く事はあれど今の生活で十分だから噂とか興味ないな。
「入ってるよ……だってレイルの大好物だもん……それに私、レイルの事大好きだから入れたくなっちゃうんだよ」
「お前は本当に恥ずかしい言葉を平然と言えるな…」
「え？だって本当の事だもん」
幼馴染としての好きでもハタからみれば告白なんだよ…まぁ……素直な所がコイツの良い所なんだけどな。
「ね、ねぇ……今日帰ったら…ウチでご飯食べない？…が、がんばって作るから…」
こうしていつも作ってくれるのはありがたいけど…迷惑じゃないかなぁ〜。
でも…今日は、
「あ〜…悪ぃな。今日はちと長い仕事するから多分、町で泊まるよ。だから明日でいいか？」
本当に悪いと思ってるけど…俺だって生活がある。いつまでも幼馴染にご飯を作ってもらう訳にはいかない。
男としても……恥ずかしいしな。
「そう…なんだ。しょ、仕様が無いよね………レイルだって生活があるもんね。……仕様が無いね…」
俺だって残念だ……サラの手料理は本当にウマイ。アレを食いたいという欲求は並大抵の物じゃない…溜息がでそうになる……
「じゃ、そゆことで行って来るわぁ」
「うん…待ってるから……」
溜息を言葉に変えて手を振りながら村を出る……
弁当が楽しみだよ…ホントに。
昼…昼食の時間♪
俺は待ってましたと言わんばかりに町への道の脇にある切り株に腰を掛け、弁当の蓋を開ける。
カッ！！
「うお、眩しっ！！？」
瞬間！…太陽がその中に入っているかのように中身が輝く！！
その正体は……卵焼き…サラの得意料理であり俺の大大×３０好物である物だ。
その黄金の輝きは見るものを桃源郷へと誘い込む……
他の料理もあるが俺にとってはオプションに過ぎない。それを彼女もわかっているのかこの弁当は卵焼きが大部分を占めている…
「あむ！ムグムグ…ウマ過ぎ！！」
俺は獣の様にその黄金の輝きにカブリ付き…上の太陽に吼えた！！
その声は…遠くの山から反射して聞こえてきた…
私は家の…自分の部屋でベッドに寝転がっていた…枕に顔をうずめながら考える。
どうしてだろうな……
私はレイルの事が大好き……でもレイルは多分私の事を幼馴染としか見てないと思う。
私の言った大好きも…幼馴染として好きって勘違いしてると思う。
レイルと一緒にいる時に感じるドキドキも…
苦しさも…
暖かさも…
もどかしさも…
レイルは感じてない…よね。
どうしてそんなに鈍感なのかなぁ……私はこんなに好きって言ってるのに…
「レイルのバカ…バカバカァ……」
どうしようもない怒りを枕を殴って散らす……
ボフッ…ボフッ…ガタッ……
「ッ！？……だ…誰…？」
殴ってる途中に足音がした……
声が聞こえる……
ニャーオ…
「いやぁ報酬たんまり貰ったぁ！！これでしばらくは隣のオッチャンの畑仕事を手伝えるぜ！」
次の日、俺は朝になんとか村に帰ってきた。なんとかというのは少し前に俺の荷物から食料を食い漁ろうとしたワーキャットがいたからだ。
魚の煮干やったら満足してどっか行った…魔物って単純だよな。
そういえば今日はサラがご馳走してくれるんだっけか。こりゃ楽しみだな♪
「お帰り……」
「オウ、ただいま！」
サラだな。いつも入り口で待ってくれてるんだ。
俺は依頼が成功した事を表すように元気に言ったが……
………あれ？
サラ…だよな？
耳が頭についてて……
尻尾もあって…
「ふーん…帰ってきたんだ」
なんか冷たい声音だけど…この声はサラだ。
「さ……サラ？…だよな…？」
恐る恐る聞いてみる…目の前にいる彼女は鋭い目つきでまるで獲物を見定めるかのように俺を睨んでくる。
「何？アタシがサラ以外の何に見えるわけ？アンタってそういうところでホンットに鈍感なんだから」
「いやだって…お前、その姿…」
明らかにワーキャットだ……
「姿なんてどうでもいいでしょ！ホラ、アタシに何か言う事無いの？」
「そういうお前は、依頼で森に行ってた俺に何か言う事あるだろ…？」
今の状況が飲み込めずとりあえずサラ？…言葉を返す。
「そ、そりゃあ…心配したにきまっｔ…ってあるわけ無いじゃない！…アタシがアンタを心配するわけ…な…ないじゃない」
クッソ…口調は違うけど体も声もサラだ……どうなってんだこりゃ？
「もうなによ！？乙女がイメチェンしたのよ！…か、カワイイぐらい………い、言いなさいよ…」
言われてみると今のサラ？…はとても可愛い…耳も尻尾もピコピコ動いて目もさっきの獲物の品定めのような目ではなく何かを期待しているような目だった。
「あ、ああ……すごい可愛いよ」
「ほ、ほんと！？………ふ、フン！もっとマシな言葉をかけられるようにしたら？……それだからアンタはモテないのよ……わ、私にしか…」
後半は聞こえなかったがとりあえずムカツク………
「お前、ホントにサラかぁ！？オラ、証拠を見せてみろ！！」
俺は村の少し外れに位置する林に彼女を連れて行き………
「な！？さ……最ッ低！！」
ドグシャ！
結論…彼女はサラだ。
彼女は胸元に昔少しやらかした火傷の痕がある。それをちょい服を捲って確かめるぐらいの気持ちで覗いたが、予想以上に激しい反撃を受けた。
そして確かめた結果…あったのだ。
つまりサラと認めざるおえないわけで………
「ほら、弁当。…か、勘違いしないでよね！アンタには家族がいないから可哀想だなぁって思って家の余り物を使ってるだけなんだから。別にアンタの事が好きでやってるんじゃないんだから！…」
それにしては添えているレタスが瑞々しいのだが……
「今日のお客さんの余り物よ…多くてアタシじゃ食べきれないから一緒に食べるわよ。………な、なによその目は…。アンタはただの…そう、ただの残飯処理係なの！何勘違いしてるのよ…」
それにしてはなんかできたてっぽいしホカホカだし味も全く落ちてないのだけど……
「弁当マズかったでしょ？いきなりマズイ味に変わって慌てふためくアンタの姿を想像して楽しませてもらったわ…。えっ、おいしかった？ば、バッカじゃないの！あんなマズイ味付けの弁当を美味しく食べる人間なんてアンタしかいないわよ。味覚がおかしいんじゃないの？」
いや…本当にウマかったよ……お前はやっぱ天才だな……
そんなこんなで一ヶ月が過ぎた。
俺はいつもの弁当を食べる……ウマイ。
最近は何度も味を変えてくれるから飽きることも無いしその味付けのどれもが俺の好みだ…唯一変わったといえば彼女の対応だな。
いつも褒めればエヘヘって恥ずかしがるようなヤツだったのに今じゃあ…
「ふ、フン！私の気を引こうとしてるんでしょ？もっとうまくやれば…？」
とか言ってくるし…一体どうしちまったんだよ。
確かに魔王の魔力や魔物の魔力を流し込まれて魔物化するって事は知ってるけどあそこまで変わるモンなのか？
弁当を食っていつもの依頼も終わって家で寝ていた。
昔のアイツは素直で優しくて……時たま悪戯してきて…そんなやつだった。
最近は魔物化したのが原因なのか言ってる事とやってる事が逆だったりおかしな行動をしたりする。……村の人達は何一つ差別しないのが救いだな…
寝ると時々………夢に見る……
両親が死んだ夢。
………病で二人が死んだ…俺は何も出来なかった…
最後に笑えって一言言って…少し遠くに逝ってしまった二人の夢。
「……ハハ、何泣い」
「何泣いてんのよ…バカレイル」
ッ！？この声は…
「なんかアンタがいつもみたいに夢見てるんじゃないかって思って来て見たら案の定ね」
俺の部屋は二階だっつーのに…跳んできたのかよ。さすがワーキャットだな。
「俺はバカだけど…そんな名前じゃねぇーぞ」
「バカレイルって呼んで何が悪いのよ。人の気も知らないで依頼依頼って…少しは私の気持ｔ…じゃなくて周りの人の事考えなさいよ」
周りの人って……確かにこの村の近所付き合いは…隣のオッチャンとぐらいしかしてないな。
そういえばサラ……調子悪そうだな。
「確かにそうだな……ってかお前、顔赤いぞ…熱でもあんのか？」
顔赤いし…なんか息が荒いし…
「ハァ…ハァ……ば、バカレイルには関係ないでしょ…んん…」
なんか涎も垂れそうだし…あれ？
ガタン！
何で俺…押し倒されてるわけ？
「勘違いしないでよね……アンタは今からアタシの道具なの…アタシの性欲処理の道具なの…」
「いやでもな……こういうのはもっといろいろと前座ってもんがあると思うんだけどな」
「うるさい！…この村で一番マシな男がアンタだから使ってあげるのよ…ありがたく思いなさい！」
服を脱いだ彼女はとても美しく…扇情的で……尻尾も耳もピコピコ動いてて可愛いかった。
「アタシの…こんなに濡れてるんだよ……ほら、どんどん涎みたいに垂れてるでしょ。…こんなに濡れてるから前座なんていらないよね…」
サラは俺のズボンを脱がせて…
「ちょ、待てサラ！！」
「待たない……やっとできるんだ……やっとレイルと……」
恍惚に浸った顔で俺を見ながら……
ズニュ…グニュ…ニュルルルルル！
「がぁ！？…オマエ…いきなり…」
「アアン！来た！！レイルのが…私の中にぃ！」
扇情的な幼馴染の姿を見せられて勃起した俺のをいきなり蜜壷に入れてきた！
「ン、ンアア！！アン、…ダメ！腰……止まんにゃい！……ニャフ！」
なんかネコみたいな言葉にって俺もそんな考えてる余裕無ぇ！
「サラ！俺も……腰が勝手に…！」
グッチュ、ニッチュ…ジュプ、
「らめえ…気持ち良過ぎて…チカラ…入んにゃいにゃ…」
…ピコーン！
「オマエ……この一ヶ月色々やってくれたなぁ♪」
「フ、フニャ！？」
俺は持てる力だしきり無理矢理体勢を変え、彼女を四つん這いにさせた。
「ちょ、こんにゃ体勢…いやなのにゃ、にゃふん！！」
四つん這いにしてる彼女の中に思いっ切り腰を突き出す。
さっきよりも深く入り…って俺…サラが馬乗りしてたのによくこんな体勢にできたなぁ〜…
「ニャ！ふにゃあ！…アタシ、レイルに犯されてるにゃ！！アン！！クゥ…ニャン！！！」
「サラの中…ヤバ過ぎ………すげぇ気持ち良いよ…」
パチュン、グチュ、パンパンパン！
俺等は激しく肉がぶつかり合う音を聞きながら互いに腰を動かす…。
彼女の中は入れればスルリと入って…抜こうとすればキツくなる…
「サラって結構淫乱だな…俺が抜こうとしたらキツくなって離そうとしないぞ」
「ウッサイ…ニャン！あふん！調子に…ふあ、乗るんじゃ…にゃい…」
「ホントのこと言ってくれよ…昔のお前みたいにさ」
俺は彼女の上に覆いかぶさり…胸やサラの豆を愛撫する…
「ふにゃぁぁぁん……やめて…このままじゃあ…あらひ…」
快感に緩んだ彼女の顔は俺のモノをさらに堅くさせていく…
「ニャ！？」
ソコで俺は腰を動かすのをやめる。
「にゃ、にゃんで……動かすのをやめるにゃ？」
サラの蜜壷はヒクヒクと動いて動かしてない俺のモノに微弱な刺激を送る…正直言うけど…長く持たない…
「ホラ…言わないと動かねぇぞ」
「にゃあ…いぢわる……しにゃいで…」
潤んだ瞳で俺に振り返る…クソ、カワイイ！…だが我慢だ…
「……きだから」
「？」
「好きだから！！レイルの事が好きで好きでたまらにゃいから！！大好きなレイルのオチンチン…はにゃしたくにゃいのぉ！」
後一秒遅かったら動いてたぜ……
「よく言えましたっと」
「にゃあぁぁぁ！？いきなり激しく…フニャァァァァァ！！」
クッ…もう…
ドピュ…ドクドク…ゴピュ！
「にゃぁぁぁぁぁぁぁん！！……れいるの…あらひの…にゃかで………あついよぉ…」
俺達は…そのままベッドで眠った………
「ほら、弁当……今日は…新鮮な物だから…」
翌日、そう言って顔を背けながら弁当を渡してきた……。
昨日の出来事があったというのに…不思議とお互いに意識してない。
もっと三日ぐらい会話できないかと思ったのに…できてるな……
「サンキュ！…じゃあ行って来るよ！」
「さて、今日の弁当はっと♪」
パカ………
「なっ！？」
『昨日の事……アンタ…アタシを犯したわよね？１０の３４乗年早いのよ！！そんなケダモノにはご飯抜きがお似合いだわ。
今度は一緒に………と、とにかく今日はご飯抜きだからね！』
…………
「サラァァァァァァァァァ！！！！！」
あんな風になった幼馴染…だけど根っこは変わってない。
昔みたいに付き合えるかわからないが……
まあ………うまくやってけると思う
多分………
〜fin〜
10/01/03 21:44更新 / zeno