ジグザグ
カッカッカッカッ───
誰かが保健室にやってくる。
それも大急ぎで。
「はぁ……」
それを聞いて私は一本の縫い針を用意する。
ガラリ
と、扉が開いた。
「こんにちは、先生!」
笑顔のゾンビ少女、石榴が。
千切れた腕を手に期待のまなざしを私に向けてくる。
「…………ほら、こっちおいで」
私は、ため息混じりにその期待に応えてやる。
それが私の日々の役目なのだ───
「さて、今日は何が起きたんだ?」
私は、魔力が籠もった糸で彼女の腕を縫い合わせていく。
「ん♥今日は、階段から転げ落ちてしまいまして…………んっ♥」
針が彼女の身体を通る度に、彼女は嬌声を口の端から漏らす。
「はぁ………昨日は何だったかな。ドアに挟めたとかだっけ?」
「そうでしたね……ゃっ♥」
「一昨日は……体育中に思いっきり走ったら千切れた、と」
「は、い♥」
「…………ザクロ君、わざとやってないかい?」
「い、いいえ。んくっ♥やってません。全部偶然です」
「血管とか、神経とか、細かいところまでを糸で縫い合わせてるわけじゃないんだけどもさ……それでもきっちりちゃんと接合するように魔法を使っているんだけれども」
糸で繋いだ箇所は基本的に千切れないはずなのだが………
「その糸を切らない限りは、の話だけれども」
「糸が弱いんじゃありません?」
「魔法糸だ。象が引っ張っても千切れんぞ」
ただ、意図的に刃物で糸を切れば話は別である。
「ザクロ君………ハサミを使うならうまく使え。ちょっとだけ肌が抉れてるぞ」
「え?どこ?─────あっ」
もちろん、彼女の接合部に綻びなど無い。
ちゃんと綺麗に整っている。
「………………次ここに来たら、本格的な縫合を行うからな?」
血管も、神経も、ガッチガチにしてやる。
加えて防刃加工もだ。前はスッパリと切られたしな。
「えぇ〜あれ時間かかるじゃないですか〜」
「文句を言うな。千切らなければいい話だろうが」
あれは私も大変な労力を使うので出来ればやりたくない。
「どうしてそんなことをするんだ、まったく」
「…………好きだから」
「ん?」
「先生の針が、先生の糸が、先生の魔力が………あっ♥わたしの中に入ってくる感覚が好きだから、です……っ♥」
「…………」
まぁ……悪くはない、かな。
毎日切られるのは迷惑だが。
「それに、憧れてるんです」
「何に?」
「ヒソカとマチみたいな関係に♥」
「………………」
なら金を請求したいところなんだが………
「ほら、繋いだぞ。ちゃんと定着するまで激しく動くなよ」
「ん…………はい」
「?」
何やら様子がおかしい。さっきからもじもじと身体を捩らせている。
「あの…………先生?」
「どうしたんだ?」
「ここで──シちゃ駄目ですか♥?」
「……………今言ったばかりだろうが、あんまり激しい運動はするな、と」
「でも、今じゃなきゃ駄目なんです!じゃ、じゃないと───んっ♥」
彼女の身体がピクつく。下着から滲み出した淫液が椅子に小さな水たまりを作る。
「と、止まらないんです………うぅっ♥きゅぅ♥」
完全にスイッチが入ってしまったか………
無駄だとは思うが、聞いてみる。
「はぁ─────キスだけとかは」
彼女はフルフルと首を横に振る。
「─────指だけとかは」
彼女はフルフルと首を横に振る。
「ぅ、ぁ♥駄目です♥っ♥先生のっ♥チンポじゃないと駄目ですっ♥」
止めどなく淫液が溢れ止まらない。ついには椅子の上から零れ、床を濡らしていく。
「ひっ♥助けてくださいぃっ♥!せんせぇっ♥!」
息を荒くし、彼女は身体を仰け反らせイき続ける。
本当は我慢することも憶えて欲しいが………
やはり、そこは欠落してしまったのだろうか?
「わかった………ザクロ」
私は彼女を抱きかかえ、ベッドまで運ぶ。
「せ、せんせぇー………♥あ゙ぁぁ゙っ♥はーっ♥はーっ♥せん、ぜ、ぇー♥」
必死にザクロは私にしがみつく。
「大丈夫。今、楽にして上げるから」
そっとザクロをベッドの上に仰向けに転がす。そして、彼女の制服を脱がしていく。
───生命を感じさせない、青白い肌。
───その身体は決して腐ってなどいない。
───そう、彼女は熟しているのだ。
僕は指先で少し柔らかい彼女の身体を上から下へとなぞってやる。
「はーっ♥せん♥せぇ♥」
すると彼女は強くその手を握りしめてくる。そこに人間の理性は見えなかった。
「大丈夫、大丈夫だから」
一回、イかせてやろう。そうすればちょっとは自分を取り戻すだろう。
私は濡れた彼女の秘部に指を当てる。
「あ゙っ♥」
それだけで、彼女は強く痙攣する。
くちゅり
指が割れ目に沈み込む。
冷たい粘液に包まれる。
「っっ♥ぁぅっ♥ゔ♥」
同時に私は、年相応に膨らんだ乳房へと顔を近づけ、舌をのばす。
舌に可愛らしい乳首の感触。でも、やはり体温は感じない。
「ひぃぃぃっ♥あぁっん♥」
彼女の気持ちいいところは知り尽くしている。
指で膣内の『気持ちいいところ』を念入りにこすってやり、彼女の一番好きな力加減で乳首に刺激を与えてやる。
「あっ♥あ゙っ♥あっ♥くっ♥」
「気持ちいいか?ザクロ」
「き、きもち♥いいっ♥!」
そろそろ────来るっ!
「い、イっちゃうぅぅぅ♥♥!」
腰を浮かせ、潮を吹き、彼女はイった。
「あぅ♥ふーっ♥ふーっ♥あっ♥」
「ザクロ………少しは落ち着いたか?」
「は、はい……っ♥」
「……………この続きはどうする」
「そんなの………言わなくてもわかりますよね?せんせえ♥」
「…………わかったよ」
これがバレて免職なんてのは勘弁して欲しいところだが………
「大丈夫です♥その時は結婚してあげますから♥」
「私が養ってもらう側の立場なのか………」
なんとも情けない話だ。
「せんせぇ♥はやく来てください♥」
自ら足と割れ目を開き私の肉棒を歓迎しようとしている石榴が、艶っぽい声で囁く。
「据え膳食わぬはなんとやら、か」
私は肉棒をソコにあてがう。
「あ♥せんせぇのチンポ♥」
彼女は、歓喜する。
理性はあるのだが、愛欲に濡れた瞳がギラギラと輝く。
「くっ……あぁ」
ゆっくりと、肉棒を奥へと挿入していく。
「いぃぃぃっ♥せんせぇ♥せんせぇ♥せんせぇ♥♥」
「ザクロ………っ」
「あぁ♥あぁぁ♥ぁぁぁっ♥奥まで、ぜんぶっ、熱いの♥きてますぅっ♥」
私の肉棒は全て割れ目に呑み込まれた。ひんやりとした粘膜で包まれ、びくびくと震えている。
その震えが彼女に伝わる。
すると、彼女の膣内も快楽の余り小刻みに震え始める。
「あ゙ぅっ♥せんせぇのチンポ♥ブルブル震えちゃってます♥」
腰を小刻みに動かし、膣内を掻き乱してやる。
「ひいっ♥ぐちゅぐちゅって♥腐りかけのおまんこかきまぜられてますぅぅっ♥もっと、もっと強くしてください♥ぐちゃぐちゃになるまで♥全部ドロドロになるまでかきまぜてくださいぃぃぃ♥」
言われなくても、腰の動きは強くなっていく。
気持ちが良すぎるのだ。冷たくて、柔らかい粘膜が絶えず私の肉棒を攻め立ててくるのだから──
「せんっ♥せぇっ♥死んじゃいます♥!また死んじゃいますっ♥せんせぇのチンポで死んじゃいますぅっ♥いぎぃぅっ♥」
よだれを垂らしながらも、なんとか理性を保ち、彼女は悦ぶ。
しかし、歯止めが利かないのか止めどなく湧いてくる愛液がシーツを濡らし、卑猥なシミを作っていく。
「せんせぇ♥いつものやってくださいぃ♥いつもの♥」
「………あんまり激しく動くなよ」
私は、彼女の腹を横断する縫い跡に指をつっこむ。
「っっっっっっ♥♥♥!!!」
力を入れ、少しだけ穴を広げ、彼女の内臓に触れる。
「ぁぁぁぁぁっっ♥!ぁぁぁっ♥せんせぇ♥せんせぇ♥せんせぇ♥すきです♥だいすきですっ♥!」
何が気持ちいいのかわからないが、彼女にとってはこの上ない至福なのだろう。
それもさっき言っていた『中に入ってくる感覚』なのだろうか?
彼女は何度も絶頂に達する。
痛いくらいに肉棒を押しつぶしてくる。
「そんなに搾り上げたら………出るっ!」
「はいぃっ♥出してくださいっ♥!せんせぇのアツアツのオチンポミルクっ♥!おまんこにごくごくって飲ませてくださいぃっ♥!!」
ビュクッビュクッビュクッ!ビュルルッ!ドプッ!
「────────っ♥─────っ♥」
彼女は白目を向きながら失神する。
「あ゙っ♥ぁ゙っ♥」
だが、それでも電気が流れているようにびくんと身体が跳ねる。
「はーっ、はーっ、はーっ、ザクロっ、ザクロ」
私は彼女の中から肉棒と手を抜く。
ねとり、液体が指に付着する。
それは防腐剤だ。彼女の身体を保つための。
「……………」
引き戻される。
彼女が死んでいるという現実に。
さっきまでは、そんなことも忘れて交わっていたのに。
顔を整え、布団を掛けてやる。
こうして見ると可憐な少女なのだが───だがその血の気の無さはやはり死体にしか見えないのだろう。
「………………またお前は明日も来るのか?」
また千切れた腕や足を持って、ここに来るのだろうか………
私は意識のない彼女に話しかけた。
すると。
「………ふふ、もちろんですよ………」
彼女は答えた。寝言でだが。
あぁ、また見せつけられるのか。
もう見たくないのに。
お前の傷跡なんて、もう───
記憶が甦る。
────笑顔で手を振りながらこちらに走ってくるザクロ。
────轟音とともにトラックがやってくる。
────ザクロが砕け散る。まるで赤い花火のようだった。
────血の中でバラバラになった彼女を集める。
────抱き抱えている彼女の頭が声を放つ。
────『先生───駄目ですよ、泣いちゃ』
────彼女は笑った。
「────」
思えばあの時。私は呪われたのだ。
彼女から離れられない、呪い。
「────」
だから彼女はここに来る。
私を自身に縛り付けるために。
私を自身に縫いつけるために。
「────」
人間の彼女が最後に放った言葉が。
また、鼓膜を震わせたような気がした。
『このまま私を離さないでくださいね』
誰かが保健室にやってくる。
それも大急ぎで。
「はぁ……」
それを聞いて私は一本の縫い針を用意する。
ガラリ
と、扉が開いた。
「こんにちは、先生!」
笑顔のゾンビ少女、石榴が。
千切れた腕を手に期待のまなざしを私に向けてくる。
「…………ほら、こっちおいで」
私は、ため息混じりにその期待に応えてやる。
それが私の日々の役目なのだ───
「さて、今日は何が起きたんだ?」
私は、魔力が籠もった糸で彼女の腕を縫い合わせていく。
「ん♥今日は、階段から転げ落ちてしまいまして…………んっ♥」
針が彼女の身体を通る度に、彼女は嬌声を口の端から漏らす。
「はぁ………昨日は何だったかな。ドアに挟めたとかだっけ?」
「そうでしたね……ゃっ♥」
「一昨日は……体育中に思いっきり走ったら千切れた、と」
「は、い♥」
「…………ザクロ君、わざとやってないかい?」
「い、いいえ。んくっ♥やってません。全部偶然です」
「血管とか、神経とか、細かいところまでを糸で縫い合わせてるわけじゃないんだけどもさ……それでもきっちりちゃんと接合するように魔法を使っているんだけれども」
糸で繋いだ箇所は基本的に千切れないはずなのだが………
「その糸を切らない限りは、の話だけれども」
「糸が弱いんじゃありません?」
「魔法糸だ。象が引っ張っても千切れんぞ」
ただ、意図的に刃物で糸を切れば話は別である。
「ザクロ君………ハサミを使うならうまく使え。ちょっとだけ肌が抉れてるぞ」
「え?どこ?─────あっ」
もちろん、彼女の接合部に綻びなど無い。
ちゃんと綺麗に整っている。
「………………次ここに来たら、本格的な縫合を行うからな?」
血管も、神経も、ガッチガチにしてやる。
加えて防刃加工もだ。前はスッパリと切られたしな。
「えぇ〜あれ時間かかるじゃないですか〜」
「文句を言うな。千切らなければいい話だろうが」
あれは私も大変な労力を使うので出来ればやりたくない。
「どうしてそんなことをするんだ、まったく」
「…………好きだから」
「ん?」
「先生の針が、先生の糸が、先生の魔力が………あっ♥わたしの中に入ってくる感覚が好きだから、です……っ♥」
「…………」
まぁ……悪くはない、かな。
毎日切られるのは迷惑だが。
「それに、憧れてるんです」
「何に?」
「ヒソカとマチみたいな関係に♥」
「………………」
なら金を請求したいところなんだが………
「ほら、繋いだぞ。ちゃんと定着するまで激しく動くなよ」
「ん…………はい」
「?」
何やら様子がおかしい。さっきからもじもじと身体を捩らせている。
「あの…………先生?」
「どうしたんだ?」
「ここで──シちゃ駄目ですか♥?」
「……………今言ったばかりだろうが、あんまり激しい運動はするな、と」
「でも、今じゃなきゃ駄目なんです!じゃ、じゃないと───んっ♥」
彼女の身体がピクつく。下着から滲み出した淫液が椅子に小さな水たまりを作る。
「と、止まらないんです………うぅっ♥きゅぅ♥」
完全にスイッチが入ってしまったか………
無駄だとは思うが、聞いてみる。
「はぁ─────キスだけとかは」
彼女はフルフルと首を横に振る。
「─────指だけとかは」
彼女はフルフルと首を横に振る。
「ぅ、ぁ♥駄目です♥っ♥先生のっ♥チンポじゃないと駄目ですっ♥」
止めどなく淫液が溢れ止まらない。ついには椅子の上から零れ、床を濡らしていく。
「ひっ♥助けてくださいぃっ♥!せんせぇっ♥!」
息を荒くし、彼女は身体を仰け反らせイき続ける。
本当は我慢することも憶えて欲しいが………
やはり、そこは欠落してしまったのだろうか?
「わかった………ザクロ」
私は彼女を抱きかかえ、ベッドまで運ぶ。
「せ、せんせぇー………♥あ゙ぁぁ゙っ♥はーっ♥はーっ♥せん、ぜ、ぇー♥」
必死にザクロは私にしがみつく。
「大丈夫。今、楽にして上げるから」
そっとザクロをベッドの上に仰向けに転がす。そして、彼女の制服を脱がしていく。
───生命を感じさせない、青白い肌。
───その身体は決して腐ってなどいない。
───そう、彼女は熟しているのだ。
僕は指先で少し柔らかい彼女の身体を上から下へとなぞってやる。
「はーっ♥せん♥せぇ♥」
すると彼女は強くその手を握りしめてくる。そこに人間の理性は見えなかった。
「大丈夫、大丈夫だから」
一回、イかせてやろう。そうすればちょっとは自分を取り戻すだろう。
私は濡れた彼女の秘部に指を当てる。
「あ゙っ♥」
それだけで、彼女は強く痙攣する。
くちゅり
指が割れ目に沈み込む。
冷たい粘液に包まれる。
「っっ♥ぁぅっ♥ゔ♥」
同時に私は、年相応に膨らんだ乳房へと顔を近づけ、舌をのばす。
舌に可愛らしい乳首の感触。でも、やはり体温は感じない。
「ひぃぃぃっ♥あぁっん♥」
彼女の気持ちいいところは知り尽くしている。
指で膣内の『気持ちいいところ』を念入りにこすってやり、彼女の一番好きな力加減で乳首に刺激を与えてやる。
「あっ♥あ゙っ♥あっ♥くっ♥」
「気持ちいいか?ザクロ」
「き、きもち♥いいっ♥!」
そろそろ────来るっ!
「い、イっちゃうぅぅぅ♥♥!」
腰を浮かせ、潮を吹き、彼女はイった。
「あぅ♥ふーっ♥ふーっ♥あっ♥」
「ザクロ………少しは落ち着いたか?」
「は、はい……っ♥」
「……………この続きはどうする」
「そんなの………言わなくてもわかりますよね?せんせえ♥」
「…………わかったよ」
これがバレて免職なんてのは勘弁して欲しいところだが………
「大丈夫です♥その時は結婚してあげますから♥」
「私が養ってもらう側の立場なのか………」
なんとも情けない話だ。
「せんせぇ♥はやく来てください♥」
自ら足と割れ目を開き私の肉棒を歓迎しようとしている石榴が、艶っぽい声で囁く。
「据え膳食わぬはなんとやら、か」
私は肉棒をソコにあてがう。
「あ♥せんせぇのチンポ♥」
彼女は、歓喜する。
理性はあるのだが、愛欲に濡れた瞳がギラギラと輝く。
「くっ……あぁ」
ゆっくりと、肉棒を奥へと挿入していく。
「いぃぃぃっ♥せんせぇ♥せんせぇ♥せんせぇ♥♥」
「ザクロ………っ」
「あぁ♥あぁぁ♥ぁぁぁっ♥奥まで、ぜんぶっ、熱いの♥きてますぅっ♥」
私の肉棒は全て割れ目に呑み込まれた。ひんやりとした粘膜で包まれ、びくびくと震えている。
その震えが彼女に伝わる。
すると、彼女の膣内も快楽の余り小刻みに震え始める。
「あ゙ぅっ♥せんせぇのチンポ♥ブルブル震えちゃってます♥」
腰を小刻みに動かし、膣内を掻き乱してやる。
「ひいっ♥ぐちゅぐちゅって♥腐りかけのおまんこかきまぜられてますぅぅっ♥もっと、もっと強くしてください♥ぐちゃぐちゃになるまで♥全部ドロドロになるまでかきまぜてくださいぃぃぃ♥」
言われなくても、腰の動きは強くなっていく。
気持ちが良すぎるのだ。冷たくて、柔らかい粘膜が絶えず私の肉棒を攻め立ててくるのだから──
「せんっ♥せぇっ♥死んじゃいます♥!また死んじゃいますっ♥せんせぇのチンポで死んじゃいますぅっ♥いぎぃぅっ♥」
よだれを垂らしながらも、なんとか理性を保ち、彼女は悦ぶ。
しかし、歯止めが利かないのか止めどなく湧いてくる愛液がシーツを濡らし、卑猥なシミを作っていく。
「せんせぇ♥いつものやってくださいぃ♥いつもの♥」
「………あんまり激しく動くなよ」
私は、彼女の腹を横断する縫い跡に指をつっこむ。
「っっっっっっ♥♥♥!!!」
力を入れ、少しだけ穴を広げ、彼女の内臓に触れる。
「ぁぁぁぁぁっっ♥!ぁぁぁっ♥せんせぇ♥せんせぇ♥せんせぇ♥すきです♥だいすきですっ♥!」
何が気持ちいいのかわからないが、彼女にとってはこの上ない至福なのだろう。
それもさっき言っていた『中に入ってくる感覚』なのだろうか?
彼女は何度も絶頂に達する。
痛いくらいに肉棒を押しつぶしてくる。
「そんなに搾り上げたら………出るっ!」
「はいぃっ♥出してくださいっ♥!せんせぇのアツアツのオチンポミルクっ♥!おまんこにごくごくって飲ませてくださいぃっ♥!!」
ビュクッビュクッビュクッ!ビュルルッ!ドプッ!
「────────っ♥─────っ♥」
彼女は白目を向きながら失神する。
「あ゙っ♥ぁ゙っ♥」
だが、それでも電気が流れているようにびくんと身体が跳ねる。
「はーっ、はーっ、はーっ、ザクロっ、ザクロ」
私は彼女の中から肉棒と手を抜く。
ねとり、液体が指に付着する。
それは防腐剤だ。彼女の身体を保つための。
「……………」
引き戻される。
彼女が死んでいるという現実に。
さっきまでは、そんなことも忘れて交わっていたのに。
顔を整え、布団を掛けてやる。
こうして見ると可憐な少女なのだが───だがその血の気の無さはやはり死体にしか見えないのだろう。
「………………またお前は明日も来るのか?」
また千切れた腕や足を持って、ここに来るのだろうか………
私は意識のない彼女に話しかけた。
すると。
「………ふふ、もちろんですよ………」
彼女は答えた。寝言でだが。
あぁ、また見せつけられるのか。
もう見たくないのに。
お前の傷跡なんて、もう───
記憶が甦る。
────笑顔で手を振りながらこちらに走ってくるザクロ。
────轟音とともにトラックがやってくる。
────ザクロが砕け散る。まるで赤い花火のようだった。
────血の中でバラバラになった彼女を集める。
────抱き抱えている彼女の頭が声を放つ。
────『先生───駄目ですよ、泣いちゃ』
────彼女は笑った。
「────」
思えばあの時。私は呪われたのだ。
彼女から離れられない、呪い。
「────」
だから彼女はここに来る。
私を自身に縛り付けるために。
私を自身に縫いつけるために。
「────」
人間の彼女が最後に放った言葉が。
また、鼓膜を震わせたような気がした。
『このまま私を離さないでくださいね』
19/11/05 23:28更新 / 鯖の味噌煮