黒き誘惑
特にするべきこともなく、散歩がてら近くの公園に寄ってみた。そこはいつも人がいない寂れたスポットで、一人でぼーっとするには最適の場所なのだ。
しかし、今日は珍しいことに先客がいた。
中学生くらいの女の子。だが人間ではない。赤く輝く単眼に目玉のついた触手───ゲイザーである。
彼女は公園の真ん中で一人、縄跳びを飛んでいた。背に大きな穴の空いた黒いドレスワンピースという明らかに縄跳びに不向きな衣装で。
一跳びすると膨らみかけの乳房が揺れ、また一跳びするとスカートがまくれ程よく太い太ももがチラリと見える。
実に目の毒だ。これでは落ち着くことなど無理な話である。
仕方がないが今日は帰ろう。そう思って踵を返すと。
「きゃっ!」
女の子の悲鳴が聞こえた。
慌てて振り向くと、どうやら引っかかってしまったのだろう、少女は尻餅をついていた。
本当は近づきたくないが放置するのはいかがなものか………そんな良心が働き、僕は彼女に駆け寄ってしまった。
「大丈夫かい?」
別に注視したわけではない、しかし、体勢のせいでほぼ丸見えだったのだ。
少女に似つかわしくないほど淫らに見える黒い下着が。
はっ、として目を上半身に移す。
時すでに遅し、その視線は彼女に感づかれてしまった。
彼女が官能的な微笑みを浮かべたかと思うと僕は意識を失った。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
気がつくと薄暗い部屋の中。
僕は荒い呼吸を続けていた。
そして。
「ん♥はぁ♥はぁ♥おにいさん♥」
目の前には────全身白濁に染まった単眼の少女。
少しクセのある黒髪も、小さくて愛らしい口元も、夜の闇のように黒いワンピースも、そして元から白い陶器のような肌も全部おぞましいほどの白で染まっていた。
「ぁ…………」
まさか、僕が彼女をこんな風にしてしまったのだろうか。
そんな、まさか、ありえない。
いくら何でもこんなことは───
ぐちゅり
しかし、僕が彼女を犯したという事実は絶対に揺らがない。何故なら現在進行形で彼女と繋がっているのだから。
「うっ」
「ぁん♥」
少し体が動かしたその刺激で僕はまた射精する──他ならぬ彼女の中で。
「うふふ……ごちそうさま♥」
被害者であるはずの彼女は、加害者であるはずの僕に熱い視線を送る。
まるでこの惨状をこの上ない至福と感じているようだ。
「ご、ごめん、なさい」
混乱した頭の中、ようやっと浮かんだ言葉はこれだけだった。
「? どうして?」
「ど、どうしてって」
「だってお互い気持ちよくなれたんだよ?どうして謝るの」
「な………」
ぞっとする。体中の体液が凍ってしまったかと錯覚した。
これが、魔物娘なのか。魔物娘の倫理なのか。
狂っている。絶対に相容れない、そう確信した。
「あ…ごめんね。あなたはこういうの苦手なんだね」
申し訳なさそうに言う少女。
得意苦手という次元の話ではない。やはりどこかズレている。埋めがたい溝が僕と彼女の間には確実にある。
「でもね、大丈夫だよ」
だがそんなズレなど彼女は気にしていない。
そんなズレを忌まわしいと感じている僕を憐れんですらいた。
「そんな邪魔な道徳なんて全部壊してあ・げ・る♥」
ぞわぞわと、触手が僕の目の前に集まってくる。一つ一つの目玉が獲物を探すように視線を動かしている。
「!」
その中の一つと目があったその瞬間、体がピクリとも動かなくなった。
「本当は催眠術で直接してもいいんだけどね………それだと面白くないでしょ?」
少女は指先でトンと僕の体を押す。すると僕は何もできないまま後ろに倒れてしまった。
「だから───心の奥底からエッチなことの気持ちよさを味わってもらうんだ♥病みつきになっちゃうくらいに」
そう言って、散々精を放ち、萎んでしまった僕の性器を口に含んだ。
「んっ♥せーしたくさんついてる………おいしい」
ちゅっちゅっと飴を舐めるように舌で性器を撫でる。体は動かないのにその快楽だけは僕の脳に届く。
「んちゅる♥れろっ♥ぇろっ♥んむっ♥はちゅっ♥んふー♥」
その快楽と、目の前の少女が淫らにも男の性器を楽しそうにしゃぶっているという事実が僕の中の何かを打ち崩し始める。
「あ、大きくなってきたね♥興奮しちゃった♥?」
やがて、性器は臨戦態勢になったのか太く固くなる。その雄々しさに目を輝かせ、少女は性器に頬を擦り付ける。
柔らかい……色も相まって餅みたいだ。
「すごいおつゆ♥もう一回私を犯したいってピクピクしてるよぉ♥」
先走りの汁で顔をテカらせながら、ついに彼女は我慢できないといった風に性器から顔を離し、僕の上に跨がった。
「いいですか♥?これから私たちはセックスをします♥私が騎乗位でおにいさんのこと滅茶苦茶に犯しちゃいます♥でもおにいさんへ抵抗できませんね♥」
これから楽しいレクリエーションを行おうとでもしているような明るい口調。どうにかして逃げ出したいがやはり身じろぎ一つできない。
「その金縛りから逃れる方法は一つです───私に対して心の奥底から『犯したい』『レイプしたい』『壊したい』『滅茶苦茶にしたい』『汚したい』『孕ませたい』『性欲をぶつけたい』と思うことです。そうすれば自然と解けます♥」
ゆっくりと腰を上げ、挿入を始める。
「それじゃあ、スタート───っ♥」
ぐじゅり
熱い、ぬるぬるとした感触が僕の性器を包む。しかもそれが吸い付き、搾り上げてくる。
たまらなく気持ちがいい。
だが、その快楽に負けてはならないのだ。
「はぁ♥はぁ♥おちんちん♥入ってるよぉ♥私のおまんこに入ってるよぉ♥」
焦らすように、ゆっくり、ゆっくりと腰を動かす。
彼女の粘膜が求めるように絶えず僕の性器をしごきあげる。脳内で、彼女の中が今どうやって動いているのか、そんな下品なイメージが浮かぶ。
「ぅあぁ♥はぁん♥好きぃ♥おにいさんのおちんちんも♥おにいさんも全部好きだよぉ♥」
少女らしからぬ色を含んだ吐息混じりの喘ぎ声。聞いていると溶けてしまいそうだ。
「ねぇ♥気持ちいい♥?気持ちいいでしょ♥?私のちっちゃいおまんこ気持ちいいでしょ♥?」
焦らすように動いているせいか、どうやら彼女は満足できていないようだ。もっと激しく動きたいのだろう、今に狂いそうなほど打ち震えている。
「うぅ………♥ねぇ♥早く♥出したくないの♥単眼JCのロリまんこにびゅ〜って種付けしたくないの♥?」
ぐりぐりと僕の性器を根元まで咥えたまま腰を円を動かすように振る。
子宮の入口が精液を求め、亀頭にキスをする。ちゅっ、ちゅっ、と奉仕するようにもどかしげに。
「早く♥早く早く早く早く早く早くぅっ♥私のアツアツおまんこ、今食べないと損だよぉ♥?早くぐちゃぐちゃのどろどろにしてよぉ♥!」
「ぅ、ぁぁぁ」
ぷつり
頑張ってくれていた理性の最後の糸。それは蜘蛛の糸のようにちぎれてしまった────それと同時に僕を縛っていたものもちぎれる。
「きゃっ」
一切の思考を放棄し、ただ本能のままに彼女を押し倒す。
「────やっと犯してくれるんだ♥いいよ、全部受け止めてあげる♥おまんこガバガバになっちゃうくらいに激しくして♥」
それでも彼女は───いや、なおさら彼女は微笑む。
僕の意志で犯されることを、ずっと望んでいたのだろう。騎乗位で僕を攻めていたときも、意識のない僕に強姦されているときも。
───その願いに応えなければならない。頭の中でそんな声が響いた、ような気がした。
ためらいがちに腰を動かす。
「んんぅ♥大丈夫だよ♥私にどんなことしても誰にも何にも言われないんだよ♥強いて言うなら────私からの『ありがとう』くらいかな♥」
そうか、ならば────
「ひゃううっ♥いい、よ♥その調子だよぉ♥奥までいっぱい突いて♥」
これが、セックスなのか。これが、快楽なのか。
─────これが『魔物』なのか。
「好きだ、好きだ好きだ好きだ好きだ!」
「私もだよ……………んちゅ♥」
ようやく交わされたキス。
下半身で行われている激しい儀式とは逆に、唇で行われるそれはとても落ち着いたものだった。しかし、その淫らさが劣っているというわけではなく、ひょっとしたら下で行われていることよりも遥かに甘く淫らなのかもしれない。
「れろっ♥ちゅぱっ♥ふみゅ♥おにいひゃん♥」
彼女はその小さな舌で僕の口内を一生懸命味わう。
「ちゅぷっ♥ちゅぴっ♥はぅ♥」
───お互いの唇から零れる水音。
激しく擦れ合う接合部から漏れる水音。
肌と肌がぶつかり合う音。
そして何よりも彼女が発する甘美な喘ぎ声。
それらが混ざり合い、淫猥な音楽を奏でていた。
それは僕らをさらに淫らにし、この行為を激しくさせていく。
しかし、音楽には終わりがある。
それは絶頂とともに訪れるのだ。
ドプンっ!
「はぁぁっ♥熱いぃぃ♥熱いのいっぱい出てるよぉぉ♥!」
たっぷりと精の詰まった白い溶岩が、痛いほどの勢いで彼女の中に流し込まれる。
「はぅぅっ♥あぁ………おにいさんにマーキングされちゃった♥」
そう言って彼女は僕に抱きついた。
ぎゅっ、と強く。僕を離さないように。
僕も、彼女を離さない抱きしめる。
「これからもいっぱい中に出していいんだよ♥いっぱいすればいつか赤ちゃんも産まれるね…………そのときはどうする?その子ともしちゃう」
それは………どうなのだろうか。
やはりさすがに……
「あ〜、まだ完全には出来上がってないか………しょうがないな」
「これからも私がおにいさんをみっちりとリードしてあげるからね♥よろしくお願いします♥」
しかし、今日は珍しいことに先客がいた。
中学生くらいの女の子。だが人間ではない。赤く輝く単眼に目玉のついた触手───ゲイザーである。
彼女は公園の真ん中で一人、縄跳びを飛んでいた。背に大きな穴の空いた黒いドレスワンピースという明らかに縄跳びに不向きな衣装で。
一跳びすると膨らみかけの乳房が揺れ、また一跳びするとスカートがまくれ程よく太い太ももがチラリと見える。
実に目の毒だ。これでは落ち着くことなど無理な話である。
仕方がないが今日は帰ろう。そう思って踵を返すと。
「きゃっ!」
女の子の悲鳴が聞こえた。
慌てて振り向くと、どうやら引っかかってしまったのだろう、少女は尻餅をついていた。
本当は近づきたくないが放置するのはいかがなものか………そんな良心が働き、僕は彼女に駆け寄ってしまった。
「大丈夫かい?」
別に注視したわけではない、しかし、体勢のせいでほぼ丸見えだったのだ。
少女に似つかわしくないほど淫らに見える黒い下着が。
はっ、として目を上半身に移す。
時すでに遅し、その視線は彼女に感づかれてしまった。
彼女が官能的な微笑みを浮かべたかと思うと僕は意識を失った。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
気がつくと薄暗い部屋の中。
僕は荒い呼吸を続けていた。
そして。
「ん♥はぁ♥はぁ♥おにいさん♥」
目の前には────全身白濁に染まった単眼の少女。
少しクセのある黒髪も、小さくて愛らしい口元も、夜の闇のように黒いワンピースも、そして元から白い陶器のような肌も全部おぞましいほどの白で染まっていた。
「ぁ…………」
まさか、僕が彼女をこんな風にしてしまったのだろうか。
そんな、まさか、ありえない。
いくら何でもこんなことは───
ぐちゅり
しかし、僕が彼女を犯したという事実は絶対に揺らがない。何故なら現在進行形で彼女と繋がっているのだから。
「うっ」
「ぁん♥」
少し体が動かしたその刺激で僕はまた射精する──他ならぬ彼女の中で。
「うふふ……ごちそうさま♥」
被害者であるはずの彼女は、加害者であるはずの僕に熱い視線を送る。
まるでこの惨状をこの上ない至福と感じているようだ。
「ご、ごめん、なさい」
混乱した頭の中、ようやっと浮かんだ言葉はこれだけだった。
「? どうして?」
「ど、どうしてって」
「だってお互い気持ちよくなれたんだよ?どうして謝るの」
「な………」
ぞっとする。体中の体液が凍ってしまったかと錯覚した。
これが、魔物娘なのか。魔物娘の倫理なのか。
狂っている。絶対に相容れない、そう確信した。
「あ…ごめんね。あなたはこういうの苦手なんだね」
申し訳なさそうに言う少女。
得意苦手という次元の話ではない。やはりどこかズレている。埋めがたい溝が僕と彼女の間には確実にある。
「でもね、大丈夫だよ」
だがそんなズレなど彼女は気にしていない。
そんなズレを忌まわしいと感じている僕を憐れんですらいた。
「そんな邪魔な道徳なんて全部壊してあ・げ・る♥」
ぞわぞわと、触手が僕の目の前に集まってくる。一つ一つの目玉が獲物を探すように視線を動かしている。
「!」
その中の一つと目があったその瞬間、体がピクリとも動かなくなった。
「本当は催眠術で直接してもいいんだけどね………それだと面白くないでしょ?」
少女は指先でトンと僕の体を押す。すると僕は何もできないまま後ろに倒れてしまった。
「だから───心の奥底からエッチなことの気持ちよさを味わってもらうんだ♥病みつきになっちゃうくらいに」
そう言って、散々精を放ち、萎んでしまった僕の性器を口に含んだ。
「んっ♥せーしたくさんついてる………おいしい」
ちゅっちゅっと飴を舐めるように舌で性器を撫でる。体は動かないのにその快楽だけは僕の脳に届く。
「んちゅる♥れろっ♥ぇろっ♥んむっ♥はちゅっ♥んふー♥」
その快楽と、目の前の少女が淫らにも男の性器を楽しそうにしゃぶっているという事実が僕の中の何かを打ち崩し始める。
「あ、大きくなってきたね♥興奮しちゃった♥?」
やがて、性器は臨戦態勢になったのか太く固くなる。その雄々しさに目を輝かせ、少女は性器に頬を擦り付ける。
柔らかい……色も相まって餅みたいだ。
「すごいおつゆ♥もう一回私を犯したいってピクピクしてるよぉ♥」
先走りの汁で顔をテカらせながら、ついに彼女は我慢できないといった風に性器から顔を離し、僕の上に跨がった。
「いいですか♥?これから私たちはセックスをします♥私が騎乗位でおにいさんのこと滅茶苦茶に犯しちゃいます♥でもおにいさんへ抵抗できませんね♥」
これから楽しいレクリエーションを行おうとでもしているような明るい口調。どうにかして逃げ出したいがやはり身じろぎ一つできない。
「その金縛りから逃れる方法は一つです───私に対して心の奥底から『犯したい』『レイプしたい』『壊したい』『滅茶苦茶にしたい』『汚したい』『孕ませたい』『性欲をぶつけたい』と思うことです。そうすれば自然と解けます♥」
ゆっくりと腰を上げ、挿入を始める。
「それじゃあ、スタート───っ♥」
ぐじゅり
熱い、ぬるぬるとした感触が僕の性器を包む。しかもそれが吸い付き、搾り上げてくる。
たまらなく気持ちがいい。
だが、その快楽に負けてはならないのだ。
「はぁ♥はぁ♥おちんちん♥入ってるよぉ♥私のおまんこに入ってるよぉ♥」
焦らすように、ゆっくり、ゆっくりと腰を動かす。
彼女の粘膜が求めるように絶えず僕の性器をしごきあげる。脳内で、彼女の中が今どうやって動いているのか、そんな下品なイメージが浮かぶ。
「ぅあぁ♥はぁん♥好きぃ♥おにいさんのおちんちんも♥おにいさんも全部好きだよぉ♥」
少女らしからぬ色を含んだ吐息混じりの喘ぎ声。聞いていると溶けてしまいそうだ。
「ねぇ♥気持ちいい♥?気持ちいいでしょ♥?私のちっちゃいおまんこ気持ちいいでしょ♥?」
焦らすように動いているせいか、どうやら彼女は満足できていないようだ。もっと激しく動きたいのだろう、今に狂いそうなほど打ち震えている。
「うぅ………♥ねぇ♥早く♥出したくないの♥単眼JCのロリまんこにびゅ〜って種付けしたくないの♥?」
ぐりぐりと僕の性器を根元まで咥えたまま腰を円を動かすように振る。
子宮の入口が精液を求め、亀頭にキスをする。ちゅっ、ちゅっ、と奉仕するようにもどかしげに。
「早く♥早く早く早く早く早く早くぅっ♥私のアツアツおまんこ、今食べないと損だよぉ♥?早くぐちゃぐちゃのどろどろにしてよぉ♥!」
「ぅ、ぁぁぁ」
ぷつり
頑張ってくれていた理性の最後の糸。それは蜘蛛の糸のようにちぎれてしまった────それと同時に僕を縛っていたものもちぎれる。
「きゃっ」
一切の思考を放棄し、ただ本能のままに彼女を押し倒す。
「────やっと犯してくれるんだ♥いいよ、全部受け止めてあげる♥おまんこガバガバになっちゃうくらいに激しくして♥」
それでも彼女は───いや、なおさら彼女は微笑む。
僕の意志で犯されることを、ずっと望んでいたのだろう。騎乗位で僕を攻めていたときも、意識のない僕に強姦されているときも。
───その願いに応えなければならない。頭の中でそんな声が響いた、ような気がした。
ためらいがちに腰を動かす。
「んんぅ♥大丈夫だよ♥私にどんなことしても誰にも何にも言われないんだよ♥強いて言うなら────私からの『ありがとう』くらいかな♥」
そうか、ならば────
「ひゃううっ♥いい、よ♥その調子だよぉ♥奥までいっぱい突いて♥」
これが、セックスなのか。これが、快楽なのか。
─────これが『魔物』なのか。
「好きだ、好きだ好きだ好きだ好きだ!」
「私もだよ……………んちゅ♥」
ようやく交わされたキス。
下半身で行われている激しい儀式とは逆に、唇で行われるそれはとても落ち着いたものだった。しかし、その淫らさが劣っているというわけではなく、ひょっとしたら下で行われていることよりも遥かに甘く淫らなのかもしれない。
「れろっ♥ちゅぱっ♥ふみゅ♥おにいひゃん♥」
彼女はその小さな舌で僕の口内を一生懸命味わう。
「ちゅぷっ♥ちゅぴっ♥はぅ♥」
───お互いの唇から零れる水音。
激しく擦れ合う接合部から漏れる水音。
肌と肌がぶつかり合う音。
そして何よりも彼女が発する甘美な喘ぎ声。
それらが混ざり合い、淫猥な音楽を奏でていた。
それは僕らをさらに淫らにし、この行為を激しくさせていく。
しかし、音楽には終わりがある。
それは絶頂とともに訪れるのだ。
ドプンっ!
「はぁぁっ♥熱いぃぃ♥熱いのいっぱい出てるよぉぉ♥!」
たっぷりと精の詰まった白い溶岩が、痛いほどの勢いで彼女の中に流し込まれる。
「はぅぅっ♥あぁ………おにいさんにマーキングされちゃった♥」
そう言って彼女は僕に抱きついた。
ぎゅっ、と強く。僕を離さないように。
僕も、彼女を離さない抱きしめる。
「これからもいっぱい中に出していいんだよ♥いっぱいすればいつか赤ちゃんも産まれるね…………そのときはどうする?その子ともしちゃう」
それは………どうなのだろうか。
やはりさすがに……
「あ〜、まだ完全には出来上がってないか………しょうがないな」
「これからも私がおにいさんをみっちりとリードしてあげるからね♥よろしくお願いします♥」
19/11/05 23:32更新 / 鯖の味噌煮