読切小説
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押し掛け娘!モスマンちゃん!
 アパート暮らしを始めて一年が経とうとしていた頃。
「………でけぇ」
 一晩にして、巨大な繭が出来上がっていた。


「あぁ、これモスマンの繭だよ」
 サキュバスの大家さんはそう言った。
 直接、この窓の外にぶら下がっている繭を見てもらうために僕が部屋に呼んだのだ。
「モスマン……」
「このサイズだと……成体じゃなくて幼体のまま出て来ちゃいそうだな。多分すぐ羽化するよ」
「え?」
 確かに、あのサイズはどう考えても大人一人が入れるものではない。子供がちょうど入れるくらいだ。
 しかし、もう羽化するのか……早すぎないか?
「そういうタイプのモスマンなんでしょ───ふむ………まぁ、幸運を祈るよ」
「え?何言ってるんですか?これどうにかしてくれるんじゃないんですか?」
「どうにかって言われても……君、この子に選ばれちゃったんだから、ちゃんと可愛がってあげな」
「うそぉ!」
「大丈夫。毎日セックスさえしてあげれば魔力で成長するから」
「え?ちょっと!」
「心配しなくても周りにはちゃんと伝えとくから………そいじゃあね」
 こうして僕は。
 モスマンの面倒を見ることになったのだ。


 程なくして、繭が蠢き始めた。
「うぉぉ!やべぇ!」
 尋常じゃないくらいに蠢く。苦しみ、もがいているんじゃないかとさえ思えてしまう。
 ぶるんぶるんと揺れ動き、窓ガラスを割ってきそうな勢いで叩く。
 いや、これ割ろうとしてるんじゃね?
 繭はいっそう大きく振れ、こちらに向かってくる。
「わぁぁぁ!」
 慌てて窓を開ける。
 ブチッと繭を釣り下げていた糸が千切れ、部屋の中に繭が放り込まれる。器用に窓枠を潜り抜け、ドサリと床に着地する。
 危うく窓ガラスが粉々になるところだった。
 しかし、ほっと息をついたのもつかの間。すぐに繭が暴れ出した。
「だ、大丈夫か!?」
 つい、繭に声をかけてしまう。聞こえてるわけないとは思うのだがあまりにも暴れるので心配になった。
 シン…といきなり繭が静かになる。
 まさか、うまくいかなかったのか……いや、そんなはずはないだろう。そこまで弱い種族ではないはずだ。
 僕はちゃんと羽化するのかどうか気が気でなかった。
「………………」
 祈るように待って、五分。いきなり繭が解けた。

 中には真っ白な全裸の幼女モスマンが眠っていた。

「……………」
 生きて………るんだよな?
 試しにほっぺたをつついてみる。
 むにむにとしていて柔らかい。
「んんっ…………ふぁ〜ぁ」
 生きている。どうやら体に傷もないようだ。
 彼女は欠伸をしながら身を起こす。そしてキョロキョロと部屋を見回す。
「?………?」
 どうやら見たことのない物ばかりが置いてあってわけが分からないようだ。近寄って手にとって眺める、そんなことを繰り返していた。
 そして、ついに僕に近づいてくる。触ったり、匂いを嗅いだりして僕を調べ回る。
「…………えへへ」
 全身を調べ終わると、彼女は笑った。
 とても可愛い、抱きしめたくなるほど純粋な笑顔。

「おはよっ!ぱぱ!」

 抱きしめてしまおうと思ったが、先に抱きしめられてしまう。
 羽をパタパタと羽ばたかせ、触角をピコピコと動かしている。きっと嬉しいのだろう。
「ぱぱ!ぱぱ!だ〜いすき♥」
 顔をすりすりとこすりつけてくる。まるで小動物のようだ。
 自然と手が伸び、彼女の頭を撫でる。さらさらで、ふわふわで、とても撫で心地がいい。
「えへへ〜なでなで♥ぱぱになでなでしてもらった♥」
 身体を離し、顔を赤くしながらもじもじと身をくねらせる彼女。
 ここで思い出す。
 そうだ、この子裸じゃん。
 慌てて目を反らす。
「ぱぱのえっち〜♥はだかみられちゃった♥」
 えへへ、と笑いながら、さっきまで繭だった糸の固まりを引き寄せ、身体を隠す。
「ねぇねぇ………ぱぱ、えっちしたい?」
 無邪気、だがどことなく妖艶な笑顔で彼女は僕を誘惑してきた。
 さっきまでとのギャップに戸惑ってしまう。
 だが、身体は正直なものですぐに僕のペニスは元気になってしまった。
 いや、そうじゃないな。若干頭がぼーっとしている気がする。
 あぁそうだ。
 鱗粉か。
「わたしはねぇ……ぱぱとえっちしたいなぁ♥」
 これまた自然に手が伸びる。
「いっぱいごっくんってさせてほしーなー♥」
 手のひらに、彼女の身体を感じる。薄くて、今にも壊れてしまいそうだ。
「ね、ぱぱ♥わたしのおねがい、きいてくれる♥?」
 こうしてこうして僕は。
 羽化して間もない娘を犯すことになった。


「もうびしょびしょだよぉ……ぱぱぁ♥いれて♥」
 僕のペニスを誘うように、小さなつるつるのまんこを指で開く少女。
 さながら光に集まる虫のように、僕は惹かれ引かれてそこにペニスをあてがう。
「あっ♥さきっぽ♥ぱぱのオチンポぉ♥」
 狭くて、なかなか奥へ入らない。
「ぱぱ♥がまんできないよぉ♥」
 もたもたしていたら、足で組み付かれ無理矢理ペニスを奥へと押し込まれる。
「あぅっ♥んぅぁ♥ぱぱっ♥きもちいいよぉ♥」
 ぐいぐいと足で押され、狭くて熱い膣内を突き進んでいく。
 半分くらい入ったところで、何かに当たる。
 えぇと……エロマンガで見た知識で言うと……子宮口ってやつなのか……?
「ぱぱぁ♥とまってないでうごいてよぉ♥じゃないとへんになっちゃうぅぅ♥」
 ───ええいっ!考えるのは後だ。
 今はこの子を満足させなければ!
「ぁっ♥やぁっ♥しゅごい♥ぱぱのオチンポが♥わたしのおまんこじゅぽじゅぽしてるぅ♥」
 少女らしからぬ艶やかな声で悦ぶ。
 やっぱり子供とはいえ魔物娘なんだな……
 そう思うといくらか後ろめたさも消えてくる。腰の動きから遠慮が消えていった。
「ひぃ♥あぅ♥しきゅーのところに、オチンポあたってりゅっ♥あかちゃんうみたいってきゅんきゅんしてりゅぅぅ♥」
「そんな身体で赤ちゃん産みたいって……とんだ変態娘だな!」
 そんな子に育てた覚えはないぞ。
 育てた覚え自体ないのだが。
「ごめんなひゃいぃぃ♥わたしはわるいこですっ♥ぱぱのこどもうみたがってるわるくていんらんなこでしゅ♥だから、いっぱいおしおきしてっ♥」
「そうか、ならお望み通りに、たっぷりと!出してやる!」
「ぁぁぁぁぁ♥」

 ビュルル!ビュプッ!ドピュッ!

「ぅあああんん♥びゅくびゅくってしてりゅぅぅ♥」
 彼女の小さな子宮に、僕の子種が満たされていくのを感じた──
「ぁ♥っ♥しきゅーのなか……せーえきでたぷんたぷん♥」
「…………」
 僕は改めて決心した。この子を育てよう。
 そして。

「ぱぱのあかちゃん……できるかなぁ♥?」

 この子と暮らしていこう、と。
19/11/05 23:27更新 / 鯖の味噌煮

■作者メッセージ
Twitterで予告してたヤツがあまりにも進まないので息ヌきで書きました。
許してくださいっ!何でもしますからっ!

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