『契約しました』
僕は斜氏導(ななし どう)。
普通の高校生である。
そのはずなのだが──
「早く射精しなさいよ、このマヌケ」
──はずなのだけれども。
僕は今。
彼女の奴隷をやっています。
遡ること一週間。
「あ、導くん。このプリント名前書いてないよ?」
前の席に座っているベルゼブブの猩々ベルは、たった今僕が回したプリントを突き返す。
え?あれ?たしか書いたはずなんだけど……
訝しみながらも、僕は名前を書いた。
これがすべての悪夢の始まりだとは知らずに──
ジュゥゥゥ…
あっつ!
胸板に痛みが走る。まるで熱々の鉄板に押し当てられたような痛みだ。
恐る恐るこっそり制服を緩め、胸に目をやると……
そこには虫のような紋章が刻まれていた。
おい!なにを───
「静かにして」
彼女にそう言われた途端に、僕の口は石のように重くなる。
─────!─────!
それでも、必死にくぐもった声で叫び続けたのだが。
「〜〜♪」
彼女は正面を向いて、鼻歌交じりに勉強を始めるばかりであった。
後で聞くと、この時名前を書いたプリントはそれっぽく偽装した契約書らしい。それがすり替えられたのに気がつかず、僕はまんまと罠にはまってしまったのだった。
その契約書の内容は………
「『あたしが望んだなら、どんな時でも精液を差し出しなさい』って契約でしょ。今すぐほしいんだからさっさと出しなさいよ」
恐ろしい話だ。その他の誓約も加えられているため、僕はそれ以来自由な生活が出来ていない。
例え友達と話しているときでも、トイレに行っているときでも、ベルが僕の精液が欲しいと思えばすぐに駆けつけてそれを提供しなければならない。
提供じゃないな、献上か。
現に、放課後に残って課題を進めていたらいきなり屋上に呼び出され、こうやって搾り取られているわけだ。
僕は今、ベンチに座る彼女の前に立ち、手コキを受けている。ちなみに、僕の身長は平均的で、彼女は小学生と言っても通じるほど小さな体躯をしている。
「まだ出ないの?仕方ないなー」
と言って彼女は僕のペニスを頬張る。
「ちゅ、じゅるるる」
ぬめぬめとして温かい彼女の口内が僕のペニスを包み込む。ザラザラしている舌と、少し長めの八重歯がほどよくこすれて気持ちがいい。
こんなことされたら、我慢ができなくなってしまう。
「ん?でほぉなの?…………じゅるる、れろ、じゅぷぷ、ぷちゅ」
たまらず、彼女の口の中へ精液を注ぐ。
最近、何故か精液の量が増えてきたような気がする。そのせいで、彼女の小さな口内では収まりきらず、徐々に頬が膨らみ、口の端から白い精液が溢れてくる。
「ん、もっはいない♥」
それを手のひらで受け止めていく。やがて長い射精が終わる頃にはその手のひらも真っ白に染まっていた。
「んくっ、んへぇ………すごくいっぱい♥」
ちらりと口の中が見えた。
白濁として、ぷるぷると蠢くゼリーが小さな池を作っていた。舌が沈んで見えなくなるほど大量の精子がベルの口内を泳いでいると思うと、また僕のペニスは固くなる。
「くちゅ、ちゅ、ん、おいひぃ♥」
もぐもぐとよく噛んで、彼女はゆっくりと僕の精液を味わう。
「こくり…………こっちもいただきまぁす♥」
手のひらの上の精液を、空いている方の手で摘まむ。糸を引いているそれをうっとりとした目で見つめ、口へと運んだ。
「はむ、くちゅくちゅ、濃くてイカ臭くて……おいしい♥」
僕は、その淫猥な食事風景を、ただ黙って見ていることしかできなかった。
今すぐ押し倒して犯してしまいたい、そんな衝動が僕の中で燻ぶる。しかし、契約書の誓約の内には『レイプは無し』とあった。
ならばそれを鎮めようとするも、やはり誓約の中で『オナニー禁止』が設定されている。
悶々としている僕に気がつき、彼女はにやりと笑う。
「シたいの?」
僕は頷く。彼女はくすりと笑う。
「だぁ〜め♥」
彼女は両足を上げ、僕のペニスを挟む。
「奴隷のクセに生意気よ。導はあたしのあんよとでもセックスしてなさい」
そのまま彼女はペニスを弄くる。それも激しく。
だが、それでも僕は。
「ん?もしかして、感じてる?…………うっそ、さすがにそれは引くわ」
悔しいが、その通りだ。
だが、きっとこれも身体の変化の一部に違いない。普段の僕はこんなことで感じたりはしないはずだ。
「見苦しいよ、導。素直に認めなさいよ。自分がマゾ豚だってこと」
可笑しそうに笑う彼女。しかし、僕は何もできない。
「ほら、またチンポビクビクさせちゃって!ほんと気持ち悪い。さっさとイっちゃいなさいよ!この変態チンポ!」
足の動きの激しさが増す。
彼女はとても楽しそうだ。罵倒できればなんでもいいのだろう。
真性のサドってやつか。
「ほら!さっさとザーメン出しちゃいなさいよ!」
なら、僕は、真性のマゾなのかもしれない。
ビュルルル!ビュクビュク!
二回目、しかし大量の精液が発射される。だが、今回の受け皿は。
「────────♥!」
彼女の体だった。彼女のつま先、太股、腰、胸、顔、髪。とにかく、全身に白く濁ったシャワーが降り注ぐ。
「……………ベットベトじゃない♥制服にもかかっちゃったし………すごい匂い♥」
顔にかかった精液を舐め、恍惚の表情を浮かべる。
「………さて、帰りましょう」
そのままで帰るのかよ。
「だって、ゾクゾクするわ。この匂いに包まれて外を歩くだなんて……想像するだけでイっちゃいそう♥」
前言撤回かもしれない。サドとかじゃなくて、ただの変態だ。
「それじゃあ今夜も」
「たくさんお願いね♥」
彼女が求めているのは僕の精液のみ。
僕は玩具でしかないのだ。
普通の高校生である。
そのはずなのだが──
「早く射精しなさいよ、このマヌケ」
──はずなのだけれども。
僕は今。
彼女の奴隷をやっています。
遡ること一週間。
「あ、導くん。このプリント名前書いてないよ?」
前の席に座っているベルゼブブの猩々ベルは、たった今僕が回したプリントを突き返す。
え?あれ?たしか書いたはずなんだけど……
訝しみながらも、僕は名前を書いた。
これがすべての悪夢の始まりだとは知らずに──
ジュゥゥゥ…
あっつ!
胸板に痛みが走る。まるで熱々の鉄板に押し当てられたような痛みだ。
恐る恐るこっそり制服を緩め、胸に目をやると……
そこには虫のような紋章が刻まれていた。
おい!なにを───
「静かにして」
彼女にそう言われた途端に、僕の口は石のように重くなる。
─────!─────!
それでも、必死にくぐもった声で叫び続けたのだが。
「〜〜♪」
彼女は正面を向いて、鼻歌交じりに勉強を始めるばかりであった。
後で聞くと、この時名前を書いたプリントはそれっぽく偽装した契約書らしい。それがすり替えられたのに気がつかず、僕はまんまと罠にはまってしまったのだった。
その契約書の内容は………
「『あたしが望んだなら、どんな時でも精液を差し出しなさい』って契約でしょ。今すぐほしいんだからさっさと出しなさいよ」
恐ろしい話だ。その他の誓約も加えられているため、僕はそれ以来自由な生活が出来ていない。
例え友達と話しているときでも、トイレに行っているときでも、ベルが僕の精液が欲しいと思えばすぐに駆けつけてそれを提供しなければならない。
提供じゃないな、献上か。
現に、放課後に残って課題を進めていたらいきなり屋上に呼び出され、こうやって搾り取られているわけだ。
僕は今、ベンチに座る彼女の前に立ち、手コキを受けている。ちなみに、僕の身長は平均的で、彼女は小学生と言っても通じるほど小さな体躯をしている。
「まだ出ないの?仕方ないなー」
と言って彼女は僕のペニスを頬張る。
「ちゅ、じゅるるる」
ぬめぬめとして温かい彼女の口内が僕のペニスを包み込む。ザラザラしている舌と、少し長めの八重歯がほどよくこすれて気持ちがいい。
こんなことされたら、我慢ができなくなってしまう。
「ん?でほぉなの?…………じゅるる、れろ、じゅぷぷ、ぷちゅ」
たまらず、彼女の口の中へ精液を注ぐ。
最近、何故か精液の量が増えてきたような気がする。そのせいで、彼女の小さな口内では収まりきらず、徐々に頬が膨らみ、口の端から白い精液が溢れてくる。
「ん、もっはいない♥」
それを手のひらで受け止めていく。やがて長い射精が終わる頃にはその手のひらも真っ白に染まっていた。
「んくっ、んへぇ………すごくいっぱい♥」
ちらりと口の中が見えた。
白濁として、ぷるぷると蠢くゼリーが小さな池を作っていた。舌が沈んで見えなくなるほど大量の精子がベルの口内を泳いでいると思うと、また僕のペニスは固くなる。
「くちゅ、ちゅ、ん、おいひぃ♥」
もぐもぐとよく噛んで、彼女はゆっくりと僕の精液を味わう。
「こくり…………こっちもいただきまぁす♥」
手のひらの上の精液を、空いている方の手で摘まむ。糸を引いているそれをうっとりとした目で見つめ、口へと運んだ。
「はむ、くちゅくちゅ、濃くてイカ臭くて……おいしい♥」
僕は、その淫猥な食事風景を、ただ黙って見ていることしかできなかった。
今すぐ押し倒して犯してしまいたい、そんな衝動が僕の中で燻ぶる。しかし、契約書の誓約の内には『レイプは無し』とあった。
ならばそれを鎮めようとするも、やはり誓約の中で『オナニー禁止』が設定されている。
悶々としている僕に気がつき、彼女はにやりと笑う。
「シたいの?」
僕は頷く。彼女はくすりと笑う。
「だぁ〜め♥」
彼女は両足を上げ、僕のペニスを挟む。
「奴隷のクセに生意気よ。導はあたしのあんよとでもセックスしてなさい」
そのまま彼女はペニスを弄くる。それも激しく。
だが、それでも僕は。
「ん?もしかして、感じてる?…………うっそ、さすがにそれは引くわ」
悔しいが、その通りだ。
だが、きっとこれも身体の変化の一部に違いない。普段の僕はこんなことで感じたりはしないはずだ。
「見苦しいよ、導。素直に認めなさいよ。自分がマゾ豚だってこと」
可笑しそうに笑う彼女。しかし、僕は何もできない。
「ほら、またチンポビクビクさせちゃって!ほんと気持ち悪い。さっさとイっちゃいなさいよ!この変態チンポ!」
足の動きの激しさが増す。
彼女はとても楽しそうだ。罵倒できればなんでもいいのだろう。
真性のサドってやつか。
「ほら!さっさとザーメン出しちゃいなさいよ!」
なら、僕は、真性のマゾなのかもしれない。
ビュルルル!ビュクビュク!
二回目、しかし大量の精液が発射される。だが、今回の受け皿は。
「────────♥!」
彼女の体だった。彼女のつま先、太股、腰、胸、顔、髪。とにかく、全身に白く濁ったシャワーが降り注ぐ。
「……………ベットベトじゃない♥制服にもかかっちゃったし………すごい匂い♥」
顔にかかった精液を舐め、恍惚の表情を浮かべる。
「………さて、帰りましょう」
そのままで帰るのかよ。
「だって、ゾクゾクするわ。この匂いに包まれて外を歩くだなんて……想像するだけでイっちゃいそう♥」
前言撤回かもしれない。サドとかじゃなくて、ただの変態だ。
「それじゃあ今夜も」
「たくさんお願いね♥」
彼女が求めているのは僕の精液のみ。
僕は玩具でしかないのだ。
16/05/28 22:15更新 / 鯖の味噌煮
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