絡まれて絡まれて
若き冒険者ラスティは絡まっていた。
深い森の中だがそのあたりは魔物の目撃例も少なく、安全な地帯だった。そこで完全に警戒を解いて歩いていたのがまずかった。冒険者としては不用意なことに、彼は木の根に足を取られ転んでしまったのだ。転んだ先は蔦の密集地。見事に絡まってしまい、もがけばもがくほどに絡まりは複雑怪奇になっていき、気がつけば彼の体は操り人形の如く無様に宙に浮かんでしまっていた。
「はぁ……どうしようなぁ……」
装備しているナイフにすら手が届かない。八方塞がり。一瞬、このまま死ぬのを待つしかないのか、という絶望的な考えがちらつく。
慌てて体を揺らし、なんとか蔦から出ようとするがどんどん締まってくるのを感じる。圧迫感と焦燥で息が苦しくなってくる。
「誰か〜!助けて〜!」
情けないことに、彼は大声で助けを呼ぶことにした。人気のない森の中で、その声が誰かに届く確率は低い、それどころか野生動物を誘き寄せる可能性があることになど思い至らなかった。
しかしながら幸運なことに、その声が届いたのは理性ある存在だった。
「——なっさけなぁい声が聞こえると思ったら、男の子発見」
「!」
現れたのは手のひらに乗りそうなくらいに小さな少女——妖精だった。
苺と同じくらいの頭にはとても小さくて端正な顔のパーツと緑の頭髪がくっ付いていて、まるで人形のようだった。あまり人の目を気にしていないような露出度の高い服に、肘までの長い手袋をしていた。
「いいところに来た! 助けて!」
「んー、タダ働きはちょっとなぁー」
妖精は背中の羽根でラスティの周りを飛び回り、その残状を確認していく。
「ていうか何をどうしたらこうなるの? 見たところ冒険者っぽいけども、こうなる前に対応できなかったの?」
「うっ……ついうっかり転んでこうなって……」
「えー? お兄さんざっこー♥本当に冒険者なの?」
(なんだろうこの子は。やたらと煽ってくるな……)
そうは思うが、これから助けてもらうことを考えると指摘することはできなかった。
「と、とにかく、太もものあたりのポケットにナイフがあるからそれで蔦を切ってくれないか?」
「お安い御用だけども高くつくよー」
「お礼はするから……」
そんなに懐事情はよろしくない。後のことが少し憂鬱になるラスティであった。
「んしょ……これかな? んー、もっと良いナイフはないの?」
「ない。それで蔦を……」
一瞬、強い風に包まれる感覚があった。次の瞬間には彼の装備は下着も含めてはらりと散ってしまった。鍛え上げられた肉体が晒される。
「ふぅん……冒険者なのに、ナイフ一本……お兄さんこれで丸腰だね♥」
何が起こったかわからなかった。自分を全裸にしたのが魔法、なのはわかったが何故そんなことをするのかわからなかった。彼女はナイフを遠くの方へ投げ捨てた。ここにきてようやく、自分の武装は完全に解除されたのだと気がついた。
「お礼は先払いが良いかなぁって思って。ふふふ、お兄さん良いカラダしてるね♥」
「……まさか、お前、フェアリーじゃないのか?」
「ん? あ、そーだよ。わたしピクシー」
ラスティの背筋にひんやりとした絶望が走る。確か聞いたことがある、妖精は魔物ではないらしいが、ピクシーに関しては魔物に分類されるのだと。
「お、おい! ま、待ってくれ! 金ならやる! 金ならやるから!」
ピクシーは耳元にやってきて囁き始めた。彼女の甘い声が耳孔に染み渡る。
「んー、お兄さん甘いなぁ。あまあま♥魔物娘に襲われたら道は二つ。抵抗しながらもトロトロにされちゃうか、受け入れて溶け合うようにエッチするかだけ」
そして彼女はその中に息を吹きかけ、そして穴の壁面に小さな舌を這わせる。
「あっ」
「ぺちゃ♥くちゅ♥んふーっ♥れろれろ♥こぽっ♥くぷっ♥」
鼻息混じりのいやらしい水音が、直に響いてくる。濡れた小さな舌がくすぐるその快楽に背筋がびくびくと痙攣する。
「あっ、あっ、やめ、ろぉ!」
「んふっ♥んれろっ♥でもお兄さんのおちんちん、すっごく大きくなってるよぉ♥」
悲しいことに、真実であった。これが別の場所なら鍛えられた忍耐力で我慢が利いたかもしれないが、どう足掻いても弱点にしかならない耳を責められては男としてはどうしようもなかったのである。
背筋の痙攣と共に、彼の陰茎もビクンビクンと時折跳ねていた。
「そろそろ食べ頃かなぁ……」
ピクシーは舌を耳から離した。唾液が糸を引いていたが、手の甲で拭い、メインディッシュへと狙いをつける。情けなくも勃起した陰茎に彼女は飛びついた。
「あっは♥すっごいバッキバキ♥わたしと同じくらいの大きさになってる♥かっこいーい♥」
すりすりと手袋のまま、血管の浮いた幹を撫でる。絹のようなその感触が滑らかに快楽を生む。
「大きさはいいけども、耐久力はどうかなぁ?」
そのまま陰茎に抱きつき、彼女は思いっきり——速く羽ばたいた。
「えーい、イっちゃえ〜♥」
「っっ〜〜〜!!」
おそらくは遠い未来で用いられるバイブレーションを、ラスティはその身で受けてしまった。微細な振動が、感じたこともない強い快楽を脳にもたらす。
「くっ! あっ! んはぁっ!」
「えっ? ちょっと! 待って!?」
数秒とかからず、ラスティの陰茎は精を吐き出した。白い粘性は空中にブリッジを描きながら森の大地へと着地していく。
「お兄さん早すぎ! わたし全然ザーメン飲めなかったじゃん!」
恨めしそうに地面にできた精液だまりを睨むピクシー。
「あ、でも先っぽにまだ残ってる……れろっ♥じゅるるるっ♥」
飛びながら先端に残るわずかな白濁を舐め取っていく。その様はハチドリが花の蜜を吸う様子に酷似していた。
「えへへ〜じゃあ次の一発は溢さずに貰っちゃおっかなぁ♥」
そう言うと彼女は指を鳴らした。するとみるみるうちに彼女の背丈が伸びていく。見た目通りの14歳ほどの女の子の平均的な身長にまで成長した。
「ちょっと小さめだけどこれくらいが気持ちいいよね? じゃあいただきまーす♥」
そうして飛びながら衣服を脱ぎ、彼女は大きくなった自分の性器を広げ、その中にラスティのまだ萎えない陰茎を迎え入れた。
「んんっ♥おちんちん♥あっついの挿入ってる♥」
ゆっくりと前後に浮遊し、出し入れを繰り返す。明らかにサイズが合っていないのか、少し膨らみ気味のお腹が陰茎の形に膨らんでいる。
「んっ♥しゅごっ♥ごりごりって♥おちんちん♥これっ♥とまんないっ♥」
濡れた接合部同士が擦れる音が、あたりに響き渡る。
「あっ♥あっ♥ふといっ♥しゅきっ♥これっ♥たのしくて♥しゅきぃ♥」
ラスティはもはや抵抗をやめていた。代わりに彼も快楽を求め、腰を彼女に合わせて動かしていた。
「お兄さんもっ♥きもちいいでしょ♥? はやくっ♥はやくらひてぇ♥」
その言葉に答えるように、ラスティは彼女の最奥に陰茎を打ち込み、そのまま射精した。
びゅるるっ♥どくっ♥どくっ♥どぷっ♥
「んんんん〜〜〜〜っっっっ♥♥♥!!!」
涎を垂らしながら、大量の精子を受け止め、彼女はしばらくの間肩を上下させたいた。
「——えっへへ♥もっと、もっとしよぉ♥」
⬛︎⬛︎⬛︎
そうして絡み合うただの如く結ばれた二人は、名冒険者コンビとして名を馳せたのであった。
めでたし、めでたし。
深い森の中だがそのあたりは魔物の目撃例も少なく、安全な地帯だった。そこで完全に警戒を解いて歩いていたのがまずかった。冒険者としては不用意なことに、彼は木の根に足を取られ転んでしまったのだ。転んだ先は蔦の密集地。見事に絡まってしまい、もがけばもがくほどに絡まりは複雑怪奇になっていき、気がつけば彼の体は操り人形の如く無様に宙に浮かんでしまっていた。
「はぁ……どうしようなぁ……」
装備しているナイフにすら手が届かない。八方塞がり。一瞬、このまま死ぬのを待つしかないのか、という絶望的な考えがちらつく。
慌てて体を揺らし、なんとか蔦から出ようとするがどんどん締まってくるのを感じる。圧迫感と焦燥で息が苦しくなってくる。
「誰か〜!助けて〜!」
情けないことに、彼は大声で助けを呼ぶことにした。人気のない森の中で、その声が誰かに届く確率は低い、それどころか野生動物を誘き寄せる可能性があることになど思い至らなかった。
しかしながら幸運なことに、その声が届いたのは理性ある存在だった。
「——なっさけなぁい声が聞こえると思ったら、男の子発見」
「!」
現れたのは手のひらに乗りそうなくらいに小さな少女——妖精だった。
苺と同じくらいの頭にはとても小さくて端正な顔のパーツと緑の頭髪がくっ付いていて、まるで人形のようだった。あまり人の目を気にしていないような露出度の高い服に、肘までの長い手袋をしていた。
「いいところに来た! 助けて!」
「んー、タダ働きはちょっとなぁー」
妖精は背中の羽根でラスティの周りを飛び回り、その残状を確認していく。
「ていうか何をどうしたらこうなるの? 見たところ冒険者っぽいけども、こうなる前に対応できなかったの?」
「うっ……ついうっかり転んでこうなって……」
「えー? お兄さんざっこー♥本当に冒険者なの?」
(なんだろうこの子は。やたらと煽ってくるな……)
そうは思うが、これから助けてもらうことを考えると指摘することはできなかった。
「と、とにかく、太もものあたりのポケットにナイフがあるからそれで蔦を切ってくれないか?」
「お安い御用だけども高くつくよー」
「お礼はするから……」
そんなに懐事情はよろしくない。後のことが少し憂鬱になるラスティであった。
「んしょ……これかな? んー、もっと良いナイフはないの?」
「ない。それで蔦を……」
一瞬、強い風に包まれる感覚があった。次の瞬間には彼の装備は下着も含めてはらりと散ってしまった。鍛え上げられた肉体が晒される。
「ふぅん……冒険者なのに、ナイフ一本……お兄さんこれで丸腰だね♥」
何が起こったかわからなかった。自分を全裸にしたのが魔法、なのはわかったが何故そんなことをするのかわからなかった。彼女はナイフを遠くの方へ投げ捨てた。ここにきてようやく、自分の武装は完全に解除されたのだと気がついた。
「お礼は先払いが良いかなぁって思って。ふふふ、お兄さん良いカラダしてるね♥」
「……まさか、お前、フェアリーじゃないのか?」
「ん? あ、そーだよ。わたしピクシー」
ラスティの背筋にひんやりとした絶望が走る。確か聞いたことがある、妖精は魔物ではないらしいが、ピクシーに関しては魔物に分類されるのだと。
「お、おい! ま、待ってくれ! 金ならやる! 金ならやるから!」
ピクシーは耳元にやってきて囁き始めた。彼女の甘い声が耳孔に染み渡る。
「んー、お兄さん甘いなぁ。あまあま♥魔物娘に襲われたら道は二つ。抵抗しながらもトロトロにされちゃうか、受け入れて溶け合うようにエッチするかだけ」
そして彼女はその中に息を吹きかけ、そして穴の壁面に小さな舌を這わせる。
「あっ」
「ぺちゃ♥くちゅ♥んふーっ♥れろれろ♥こぽっ♥くぷっ♥」
鼻息混じりのいやらしい水音が、直に響いてくる。濡れた小さな舌がくすぐるその快楽に背筋がびくびくと痙攣する。
「あっ、あっ、やめ、ろぉ!」
「んふっ♥んれろっ♥でもお兄さんのおちんちん、すっごく大きくなってるよぉ♥」
悲しいことに、真実であった。これが別の場所なら鍛えられた忍耐力で我慢が利いたかもしれないが、どう足掻いても弱点にしかならない耳を責められては男としてはどうしようもなかったのである。
背筋の痙攣と共に、彼の陰茎もビクンビクンと時折跳ねていた。
「そろそろ食べ頃かなぁ……」
ピクシーは舌を耳から離した。唾液が糸を引いていたが、手の甲で拭い、メインディッシュへと狙いをつける。情けなくも勃起した陰茎に彼女は飛びついた。
「あっは♥すっごいバッキバキ♥わたしと同じくらいの大きさになってる♥かっこいーい♥」
すりすりと手袋のまま、血管の浮いた幹を撫でる。絹のようなその感触が滑らかに快楽を生む。
「大きさはいいけども、耐久力はどうかなぁ?」
そのまま陰茎に抱きつき、彼女は思いっきり——速く羽ばたいた。
「えーい、イっちゃえ〜♥」
「っっ〜〜〜!!」
おそらくは遠い未来で用いられるバイブレーションを、ラスティはその身で受けてしまった。微細な振動が、感じたこともない強い快楽を脳にもたらす。
「くっ! あっ! んはぁっ!」
「えっ? ちょっと! 待って!?」
数秒とかからず、ラスティの陰茎は精を吐き出した。白い粘性は空中にブリッジを描きながら森の大地へと着地していく。
「お兄さん早すぎ! わたし全然ザーメン飲めなかったじゃん!」
恨めしそうに地面にできた精液だまりを睨むピクシー。
「あ、でも先っぽにまだ残ってる……れろっ♥じゅるるるっ♥」
飛びながら先端に残るわずかな白濁を舐め取っていく。その様はハチドリが花の蜜を吸う様子に酷似していた。
「えへへ〜じゃあ次の一発は溢さずに貰っちゃおっかなぁ♥」
そう言うと彼女は指を鳴らした。するとみるみるうちに彼女の背丈が伸びていく。見た目通りの14歳ほどの女の子の平均的な身長にまで成長した。
「ちょっと小さめだけどこれくらいが気持ちいいよね? じゃあいただきまーす♥」
そうして飛びながら衣服を脱ぎ、彼女は大きくなった自分の性器を広げ、その中にラスティのまだ萎えない陰茎を迎え入れた。
「んんっ♥おちんちん♥あっついの挿入ってる♥」
ゆっくりと前後に浮遊し、出し入れを繰り返す。明らかにサイズが合っていないのか、少し膨らみ気味のお腹が陰茎の形に膨らんでいる。
「んっ♥しゅごっ♥ごりごりって♥おちんちん♥これっ♥とまんないっ♥」
濡れた接合部同士が擦れる音が、あたりに響き渡る。
「あっ♥あっ♥ふといっ♥しゅきっ♥これっ♥たのしくて♥しゅきぃ♥」
ラスティはもはや抵抗をやめていた。代わりに彼も快楽を求め、腰を彼女に合わせて動かしていた。
「お兄さんもっ♥きもちいいでしょ♥? はやくっ♥はやくらひてぇ♥」
その言葉に答えるように、ラスティは彼女の最奥に陰茎を打ち込み、そのまま射精した。
びゅるるっ♥どくっ♥どくっ♥どぷっ♥
「んんんん〜〜〜〜っっっっ♥♥♥!!!」
涎を垂らしながら、大量の精子を受け止め、彼女はしばらくの間肩を上下させたいた。
「——えっへへ♥もっと、もっとしよぉ♥」
⬛︎⬛︎⬛︎
そうして絡み合うただの如く結ばれた二人は、名冒険者コンビとして名を馳せたのであった。
めでたし、めでたし。
25/02/01 17:16更新 / 鯖の味噌煮